【幽遊白書】飛影の生い立ちを徹底解説!複雑な過去とは?能力や強さも
『幽遊白書』に登場する飛影の生い立ちや強さについて調査しました。飛影は、『幽遊白書』の主要キャラの1人で、主人公である浦飯幽助の戦友です。本記事では、飛影の能力や壮絶な過去、ファンに愛される魅力について徹底解説していきます。
目次
【幽遊白書】飛影とは?
『幽遊白書』に登場する飛影は、逆立てた黒髪が特徴的な魔界の元盗賊です。スピードを活かした剣術が得意で、主人公の浦飯幽助との戦いの末に実力を認めて仲間になりました。飛影の生い立ちや強さを紹介する前に、まずは飛影のプロフィールや魅力、そして『幽遊白書』という作品について紹介します。
飛影のプロフィール
- 名前:飛影(ひえい)
- 性別:男
- 年齢:16歳
- 種族:妖怪(氷女の一族)
- 肩書き:元盗賊
『幽遊白書』に登場する飛影は、幼い頃から魔界で暴れ回っていた元盗賊です。「氷女(こおりめ)」というの妖怪から生まれましたが、炎の妖術を身に付けています。また、額には「邪眼(じゃがん)」と呼ばれる第3の目を持っていて、普段は白い布をはちまきのように巻いて能力を隠しています。盗んだ秘宝を巡って浦飯幽助と戦ったことで、彼の強さと人柄を気に入り盗賊をやめて戦友として仲間になります。
飛影の性格
飛影は『幽遊白書』に登場するキャラの中でも、特に目付きが鋭く、ぶっきらぼうな態度が目立つキャラです。一族から捨てられ、盗賊として長い間過ごしていたことから、尊大で他者を寄せ付けない一匹狼のような性格をしています。浦飯幽助と出会い仲間となってからは、クールで乱暴な口調ではありますが、仲間想いな一面も見せています。
飛影のギャップが魅力的
飛影は、基本的にクールで他人と必要以上に関りを持たない冷酷なキャラとして活躍しています。当初は自分を捨てた氷河の国に復讐する為に生きていましたが、次第に生き別れた双子の妹・雪菜を守ることを目的に生きていくことになります。普段は冷たい飛影ですが、雪菜をはじめとする仲間の前では優しい一面を見せることがあり、そのギャップが飛影最大の魅力となっています。この魅力は、特に女性ファンから非常に人気があり、ツンデレキャラの先駆け的存在です。
幽遊白書の概要
飛影が活躍する『幽遊白書』は、1990年12月から1994年7月まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた少年漫画です。原作者は『ハンターハンター』の作者としても有名な冨樫義博先生で、アニメ化や舞台化もされた人気作品となっています。ファンからは『幽白』の愛称で親しまれていて、30年以上前の作品にもかかわらず、フィギュアなどのグッズ展開が今なお続いています。
幽遊白書のあらすじ
主人公の浦飯幽助は、喧嘩っ早い不良少年ですが、正義感の強い中学生でした。ある日、車から身を挺して子供を守ったことで交通事故により死亡してしまいます。しかし、霊界では浦飯幽助の死が予想外のことであった為、生き返る試練として霊界探偵となります。
【幽遊白書】飛影の生い立ちや過去・強さ
浦飯幽助の仲間として、数々の強敵と死闘を繰り広げる強さを持つ飛影ですが、その生い立ちや過去は作中屈指の壮絶エピソードとしても有名です。邪眼や剣術といった強い能力を身に付けた背景には、飛影の生い立ちと過去が強く関係しています。ここからは、飛影の壮絶な生い立ちや過去、強さや能力について解説していきます。
飛影の生い立ちや過去
飛影は、氷女の氷菜(ひな)という女性から生まれた男児です。『幽遊白書』には、魔界という世界が存在し、その中の1つに氷女が暮らす国があります。氷女は、分裂期になると自身の体から女児を誕生させて種の保存を行いますが、異種族の男性と関係を持って子を宿すと、生まれてくる子供は父親側の能力を持った男児であるとされていました。飛影は、まさに氷菜が炎の能力を持つ異種族の男性と関係を持ち生まれた子供だったのです。
生まれながらにして圧倒的な霊力の強さと炎の能力を宿していた飛影は、出産直後に呪符で包まれ、氷菜の形見である氷泪石だけを持たせた状態で魔界の森へと投げ落とされました。氷女の国では、飛影は忌み子であり、育てることはおろか触れることさえできない存在だったのです。その後、盗賊によって育てられ、5歳でA級妖怪へと成長します。
飛影と雪菜の関係
『幽遊白書』に登場する雪菜(ゆきな)は、人間界で生活する氷女です。実は、飛影の母である氷菜が分裂期に産んだ子供で、飛影の双子の妹なのですが、雪菜はその事実を知りませんでした。生まれてすぐに国を追放された過去を持つ飛影は、氷女一族に恨みを持っていましたが、生き別れた双子の妹のことだけは心配していました。そして、人間界へ行き雪菜と再会すると、影ながら妹を守るようになります。兄であることは雪菜に伝えていませんが、雪菜は飛影を信頼しています。
飛影の能力や強さ
飛影は、額に第3の目である邪眼を宿していて、解放すると自身の戦闘能力を高め、周囲の様子をよりよく見えるようになります。普段は白いはちまきをして隠していますが、邪眼の能力を使わなくても、飛影は小柄な体を活かした素早い動きで敵を翻弄します。体術にも優れていますが、特に得意なのが剣術です。邪眼を解放して剣術と組み合わせた必殺技「邪王炎殺拳」は対戦相手を一瞬で倒してしまう程凄まじい強さを誇っています。
【幽遊白書】飛影の活躍
魔界の黒炎を操り、剣術にも体術にも長けた飛影は、作中の要所要所で強さを発揮して活躍しています。ここからは、『幽遊白書』の本編で飛影の強さや能力がよく判る活躍シーンをそれぞれ紹介していきます。
飛影の活躍①四聖獣編
飛影は、浦飯幽助との戦いに敗れて逮捕されましたが、犯罪組織「四聖獣」を壊滅させる為に魔界にやって来た浦飯幽助の前に再び現れます。強敵揃いの四聖獣幹部を相手に、飛影は素早い動きから繰り出す剣術で一気に蹴散らすという強さを披露しました。司法取引の為に一時的に浦飯幽助の仲間として戦っていた飛影ですが、その過程で浦飯幽助の強さや人柄の魅力に惹かれ、戦友となるのでした。
飛影の活躍②暗黒武術会編
『幽遊白書』の本編で1番の盛り上がりを見せたのが、暗黒武術会編です。飛影は浦飯チームの一員として暗黒武術会に参加しています。様々な能力を持った強敵チームとの連戦が続くこの暗黒武術会では、飛影の必殺技である邪王炎殺黒龍波や邪王炎殺拳などが連発し、大活躍となります。能力の使い過ぎで途中冬眠状態に入りますが、出場した全ての試合で勝利しました。
飛影の活躍③魔界統一トーナメント編
魔界の三大妖怪の1人である躯(むくろ)にスカウトされる形で、飛影は躯配下の戦士となります。そして、作中屈指の名勝負とも言われる飛影と時雨(しぐれ)の一騎打ちが始まりました。邪眼を手に入れた見返りに霊力が著しく低下した飛影に、剣術を教えたのが時雨でした。
2人の戦いは、互いの能力を使わず純粋な剣での斬り合いというシンプルなものでした。飛影が死に場所を求めて挑んだこの戦いは、見開き2ページでセリフが一切ないという描写で、読者に強い印象を与えました。勝負は相討ちとなりましたが、飛影の強さに可能性を見出した躯は、飛影を治療して躯直下の部下としました。
【幽遊白書】飛影の声優
『幽遊白書』に登場する飛影は、口数が少なくクールな印象の主要キャラです。口調は荒く、毒舌家とも言われる飛影の声を担当した声優は、一体誰なのでしょうか。ここからは、『幽遊白書』のアニメ版で飛影の声を演じた声優について紹介していきます。
飛影の声優は「檜山修之」
『幽遊白書』のアニメ版で、飛影の声を演じた声優は、檜山修之さんです。低く力強い声が魅力の檜山修之さんは、熱血漢から冷酷な悪役までこなすベテランの男性声優です。しかし、飛影の役を演じていた頃は、まだ声優としてデビューしたばかりであり、生活費を稼ぐ為に土木工事のアルバイトも同時に行っていたそうです。他者を寄せ付けない強さとクールさを併せ持つ飛影を、落ち着いた口調で演じていました。
檜山修之のプロフィール
- 名前:檜山 修之(ひやま のぶゆき)
- 生年月日:1967年8月25日
- 血液型:A型
- 職業:声優
- 所属事務所:アーツビジョン
檜山修之さんは、高校生の頃に放送部に入っていました。「自分の好きなことを仕事にしたい」という思いから、声だけで表現をする声優に憧れ、高校卒業と共に出身地である広島から上京します。声優の専門学校で演技の指導を受け、その後OVAで声優デビューし、『幽遊白書』の飛影役を演じたことで知名度を上げました。
檜山修之の主な出演作品
- 『勇者王ガオガイガー』獅子王凱
- 『天元突破グレンラガン』ヴィラル
- 『テイルズ オブ リバース』ヴェイグ・リュングベル
- 『戦国無双』伊達政宗
檜山修之さんの声は、重厚感のある魅力的な低音ボイスです。その為、演じるキャラはかっこいい実力者や血気盛んな青年役を多く演じています。あらゆるタイプのキャラを演じ分ける檜山修之さんは、特徴的な声色で男性からも女性からも非常に人気があります。
【幽遊白書】飛影に対する世間での評判や人気
『幽遊白書』は、漫画の連載もアニメの放送も30年程前に終了していますが、ファンからは根強い人気があり、文庫版の発行やアニメの再放送が何度もされています。中でも、クールでかっこいい魅力のある飛影は特に人気キャラとして扱われ、多くの女性視聴者の初恋相手となっていました。
飛影の生い立ちや過去は、『幽遊白書』の作中で特に壮絶であり、多くの読者が衝撃を受けました。しかし、飛影本人は作中で忌み子である自分の生い立ちを呪う訳でも悲観する訳でもなく、純粋に強さを求めて双子の妹を守る為に戦っています。こうした飛影の姿勢が非常に魅力的であり、飛影を推す読者は男女共に多いようです。
『幽遊白書』には、様々な人間関係がありますが、特に人気なのが、飛影と雪菜の兄妹関係です。飛影は雪菜を妹と知っていて、守るべき存在として大事にしていますが、雪菜は飛影を兄とは認識していませんが信頼しています。2人の関係性を知っている『幽遊白書』の読者は、影ながら妹を大事にする飛影の男らしさに魅力を感じていました。
【幽遊白書】飛影の生い立ちは悲惨だった
『幽遊白書』に登場する飛影は、生まれた直後に国を追放されるという壮絶な生い立ちと過去を持つ妖怪であることが判りました。自分を捨てた氷女一族を恨みながらも、双子の妹である雪菜を心配する優しい一面があるというギャップは飛影最大の魅力であり、多くの女性ファンを虜にした要因となっています。連載から30年以上経っている『幽遊白書』ですが、飛影の人気が衰えないのは、飛影のこうした強さや魅力が関係しているのです。
この記事のライター
ルキナ
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