妖怪アニメの人気ランキング！有名な登場キャラや気になるストーリーも

ありとあらゆる題材を扱うと言ってもよい日本アニメですが、中でもとりわけ人気が高いのが「妖怪もの」です。本記事では古今さまざまな作品が作られてきた中で特におすすめのものを50本選び、ランキング形式でお伝えしていきます。まずは50～41位までを見てみましょう。

妖怪アニメ人気ランキング、50位は『えとたま』です。本作のあらすじは、主人公の男子高校生が神の使いで動物を模した少女姿の「えと娘」にゃ～たんと出会い、えと娘のトップ12人を選抜するイベント「ETM12」に巻き込まれる、というものになります。可愛いキャラに目がない層におすすめの萌え妖怪アニメです。

49位の『ゆらぎ荘の幽奈さん』は、妖怪や霊を退治できる力を持つ主人公の少年が、除霊に赴いた心霊スポット「ゆらぎ荘」で地縛霊の少女幽奈と出会い、そこから数々の騒動に巻き込まれるというあらすじになります。こちらも可愛い女性キャラが大挙登場するコメディ作品で、お色気だけでなくハートフルなストーリーも魅力となっています。

48位に入った妖怪アニメは、2000-01年に放送された『学校の怪談』です。あらすじは、母の死をきっかけにかつて父が通った学校へ転校してきた小学生の姉弟が、解放されてしまった妖怪たちを母の遺した日記に従い退治していくというものになります。トイレの花子さんやテケテケなど、学校怪談でおなじみの面々がもれなく登場します。

手塚治虫の人気漫画を基にした『どろろ』が47位にランクインしました。本作は3回アニメ化されていますが、紹介するのは2019年版です。孤児のどろろが、奪われた自らの体を取り戻すため妖怪と戦う百鬼丸と出会い、互いに心を開いていくという基本的なあらすじは原作と変わりません。一方設定やキャラクターデザインには手を加えられた部分が多く、新たなテイストを味わえる点でおすすめとなっています。

おすすめ妖怪アニメランキング46位は、『ロザリオとバンパイア』です。池田晃久の漫画を基とする本作は、妖怪が通う学校に入学した人間の少年が、バンパイアの美少女と出会い心を惹かれていくというあらすじになります。ヒロインのほかにもサキュバスや魔女など可愛い女性キャラが多く登場する、ハーレム系の妖怪ラブコメアニメです。

45位『奇異太郎少年の妖怪絵日記』は、実家の離れへ追放されてしまった自称「霊感美少年」の主人公が、妖怪たちと遭遇したことから起こるさまざまな騒動を描くコメディ妖怪アニメです。出てくる妖怪キャラがことごとく可愛いので、怪奇ものが苦手な層にもおすすめの一作となっています。

妖怪アニメ人気ランキングの44位は、浜田よしかづの漫画を基とする『つぐもも』です。本作は幼い頃に母をなくした主人公の少年が、危機に出くわした際母の形見の袋帯から美少女姿の付喪神が出現、そこから彼の周囲でさまざまな怪異が発生するようになる、というあらすじになります。頻出するお色気シーンと激しい戦闘描写が本作の一番の見どころです。

『かくりよの宿飯』は、友麻碧の小説が原作の妖怪アニメです。主人公はあやかしを見る力を持った大学生の葵で、本作は彼女が祖父の借金のカタに隠世（かくりよ：あやかしの住む世界）の鬼神に嫁入りを迫られるも、その回避のために老舗宿「天神屋」で働くことになるというあらすじです。心和む雰囲気にあふれた一作で、余計なストレスを感じたくない方におすすめです。

42位の妖怪アニメは、落合さよりの人気漫画を基とする『ぎんぎつね』です。ある町の小さな稲荷神社を舞台に繰り広げられる、神社の跡取・まことと神使のきつね・銀太郎の日常のあれこれや、それらを通じた彼女らの成長を描きます。心温まるハートフルな話が中心で、癒しを求める層におすすめできる内容となっています。

妖怪アニメランキング41位は『怪物事変』です。藍本松の漫画が原作の本作は、地元で鬼の子扱いされ疎まれていた半妖の少年が怪異現象を扱う探偵の誘いで東京へ移り、探偵事務所で暮らす同じくわけありの面々と共に怪異事件の解決に取り組む、というものになります。主人公の出生の謎を縦糸とするストーリーや迫力のバトルシーンなどが見どころです。

妖怪アニメのおすすめ作品のあらすじなどをお届けしていますが、続いてはランキング40～31位までの紹介に移ります。不思議で刺激的な作品や心温まる作品など、さまざまな魅力にあふれたラインナップは以下のようなものになります。

よしだもろへの漫画が原作の『いなり、こんこん、恋いろは。』がおすすめ妖怪アニメランキングの40位となりました。本作のあらすじは、京都伏見に暮らす主人公の少女が近所の神社の主祭神から変身能力を授かり、そこからさまざまな出来事に遭遇していくというものです。恋や友情、冒険をコメディタッチで描く青春ストーリーで、ほのぼのとした雰囲気や美麗な作画に癒される一作です。

39位となったおすすめ妖怪アニメは、『半妖の夜叉姫』です。本作は『犬夜叉』のオリジナル続編で、殺生丸の2人の娘と犬夜叉の一人娘の「夜叉姫」たちを中心とした物語が展開されます。前作を丁寧に引き継いだストーリーや、物語が進むにつれ謎が明かされていく構成など、『犬夜叉』ファンにも評価の高い魅力的な一作となっています。 

『朝霧の巫女』は、宇河弘樹の漫画を基とする妖怪アニメです。主人公の少年忠尋は、引っ越し先の広島県三次市に到着した早々怪人らに襲われ、そこを彼のいとこである稗田三姉妹に救われます。その日から忠尋は、国の存亡にまで関わる争いに巻き込まれていくことになる、というのが本作のあらすじです。アニメ版は原作とは異なる要素が多く投入されている点が特徴となります。

妖怪アニメのおすすめ作品ランキング、37位は『地縛少年花子くん』です。こちらの原作はあいだいろの漫画で、オカルト少女のヒロインがトイレの花子さんを呼び出そうとしたところ、現れたのは「花子くん」という怪異の少年だった…というあらすじになります。ヒロインと主人公である花子くんの甘酸っぱい恋愛模様を描く可愛い作品です。

36位に入ったのは、異色の作品『妖怪人間ベム』です。本作のあらすじは、人間でも動物でもない、いつどこでどうやって生まれたかも分からない「ベム」「ベラ」「ベロ」の3人の妖怪人間が、人間になることを夢見てさまざまな事件に対峙していくというものになります。1968年に第1作が放送されて以来多くの人の心をつかんで離さない、オールタイムで絶大なインパクトを放つ妖怪アニメになります。

『夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜』は、ヤスダスズヒトの漫画『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』を原作とする妖怪アニメです。桜新町という人間と妖怪が共存する町を舞台に、3人の少女と1人の少年が奇怪な事件に立ち向かっていくというのが、主なあらすじになります。本作は2度目のアニメ化作品で、原作に忠実なストーリーや可愛い女の子キャラが堪能できます。

おすすめ34位に入った『虚構推理』は、城平京の小説シリーズを基とする作品です。第1期は怪異に絡んだトラブル解決に携わる主人公とその恋人が、「鋼人七瀬」という怪異に立ち向かうというあらすじになります。虚構を絡めて推理を成立させるという設定が特徴で、ミステリー好きの層にもハマれる妖怪アニメです。また、高品質な作画や主人公の可愛い魅力もアピールポイントとなっています。

おすすめ妖怪アニメの33位作品は、『tactics』です。木下さくら・東山和子の合作漫画を原作とする本作は、明治後期の日本を舞台に、民俗学者兼妖怪退治屋として活動する勘太郎、彼を世話する妖狐のヨーコ、鬼喰い天狗の春華を3人を中心とした物語を描きます。基本的に1話完結型のストーリーで、万人が楽しみやすい内容となっています。

妖怪アニメランキング、32位のおすすめ作品は『THE八犬伝』です。こちらは曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』を原作とするOVA作品で、怨霊から里見家を救うため我が身を犠牲にした伏姫が八人の剣士を生み、やがて彼らが運命に導かれて集まっていく…という内容になります。制作上の問題があった本作ですが、作画のクオリティでは伝説的な一本となっています。

31位も八犬伝関連の作品で、あべ美幸の人気漫画を原作とする『八犬伝-東方八犬異聞-』です。疫病の拡大を防ぐため焼かれた村の生き残りである3人の若者には、特殊な能力が備わっていました。ある日3人のもとに帝国教会本部から召喚状が届き、そこから彼らの運命が動きだす、というのがあらすじになります。魅力的な美形キャラや丁寧な作画などがおすすめポイントです。

ランキングはさらに続きます。ここからは30～21位の紹介に移りますが、これまでに増して可愛いキャラや魅力的なストーリーの作品ばかりとなっています。それではラインナップを紹介しましょう。

30位のおすすめ作品は、『京極夏彦 巷説百物語』です。タイトルに冠されているように、京極夏彦の小説を基とする作品になります。人びとの晴らせぬ恨みや困難を、金銭と引き換えに妖怪絡みの仕掛けで解決していく一味の活躍を描く作品です。妖怪そのものは登場しませんが、それにまつわる話を仕組んでターゲットを破滅させていく工夫ぶりが面白いポイントとなっています。

おすすめの妖怪アニメについて、あらすじや魅力などを紹介しています。29位の『あまつき』は、あやかしに襲われ「雨夜之月“あまつき”」という奇妙な場所に飛ばされた高校生の主人公・鴇時が、先に飛ばされていた紺とともに元の世界への脱出法を探るというストーリーになります。ミステリアスな展開や作りこまれた物語世界が興味深い一作です。

おすすめ妖怪アニメの28位には、『幻想魔伝 最遊記』が入りました。本作は峰倉かずやの原作を基に制作されたTVアニメ版です。大妖怪牛魔王の蘇生実験で崩れた世界のバランスを戻すため、天界から牛魔王の復活阻止を命じられた玄奘三蔵が、3人の供を連れて天竺国を目指すというあらすじになります。従来のイメージを覆す破天荒な三蔵法師像など、独自の魅力に満ちた作品となっています。

27位に入ったのは、劇場版アニメ『蛍火の杜へ』です。主人公の少女は、6歳の時に妖怪の棲む「山神の森」に迷い込みます。そこで「ギン」と名乗る人間の姿をした不思議な存在に助けられた彼女は、その後彼の元を毎年訪れるようになるのでした。『夏目友人帳』の緑川ゆきの原作漫画を同作の監督が手がけた本作は、人間に触れられると消えてしまう少年と人間の少女の恋物語を繊細に描く感動作となっています。

26位の『おとめ妖怪ざくろ』は、星野リリィの漫画を基とする妖怪アニメです。舞台は明治ごろの日本ですが、人間と妖怪が共存する世の中という設定となっています。改暦をきっかけに問題を起こすようになった妖怪に対処するため、陸軍と妖怪が立ち上げた「妖人省」の面々の活躍を追うあらすじとなっています。バトルに笑い、可愛い恋愛模様ありと満足度の高い娯楽作です。

おすすめ妖怪アニメの25位には、『妖狐×僕SS』（いぬぼくシークレットサービス）が入りました。主人公で旧家の令嬢である凜々蝶は、思うところあって1人暮らしを決意するも、その条件として指定されたマンションは実は「妖怪の先祖返り」が住む場所で…というあらすじになります。人付き合いが苦手な可愛い主人公と、彼女の「犬」を自称する御狐神のラブコメ展開が見どころです。

24位の『このはな綺譚』は、天乃咲哉の漫画が原作の妖怪アニメです。物語は社会勉強のために高級温泉旅館・此花亭の仲居として働くことになった狐っ娘の柚が、先輩仲居や旅館を訪れる神様との交流を通じて体験するさまざまな出来事を描く内容となっています。可愛いキャラと平和な空気感が全体にあふれる、魅力的な癒しアニメです。

おすすめ妖怪アニメの23位にランクインしたのは、『墓場鬼太郎』になります。『ゲゲゲの鬼太郎』の原型である作品をアニメ化したのが本作で、のちの対妖怪バトル路線とは全く異なる怪奇物語がつむがれます。「正義の妖怪キャラ」のイメージとはまた違った、ダークな鬼太郎のたたずまいも面白いポイントとなります。

22位の『喰霊-零-』は、瀬川はじめの漫画を基に制作された妖怪アニメです。「ノンストップ妖怪退魔アクション」と銘打たれた本作は、退魔術や格闘技を駆使する少年少女が妖怪や悪霊と対峙するストーリーとなっています。衝撃的な出だしや爽快感あふれるバトルシーンなど、見ごたえ満点の作品となっています。

『フルーツバスケット』は、高屋奈月のファンタジー漫画を原作としています。身寄りもなく住むところも失った主人公の女子高生が同級生の一族の家に居候することになるも、彼らが異性に抱きつかれると獣に変身してしまう「十二支の物の怪憑き」であることを知って…というのが本作のあらすじです。本作も2度のアニメ化を経ており、2019年版は独自の終わり方となった前作と異なり、原作に準拠してラストまで描かれました。

あらすじや魅力、可愛いポイントなどを紹介している「妖怪アニメランキング」ですが、続いては20位からの10作品です。さらにおすすめ度が上がったタイトルのラインナップについて見ていきましょう。近年盛り上がりを見せている話題の作品も続々登場します。

『呪術廻戦』は、芥見下々の漫画のアニメ化作品です。主人公の虎杖悠仁は成り行きから「両面宿儺」という呪物を飲み込み、危険人物として死刑宣告を受けるも、紆余曲折を経て呪術師として活動することになる、というあらすじになります。本作で扱うのは「呪霊」や「呪術」といったものですが、妖怪好きにもアピールする奇怪な要素がたっぷり詰まっています。

19位の『蟲師』は、漆原友紀の原作漫画のアニメ化作品です。現実には存在しない時代の日本を舞台に、主人公の「蟲師」ギンコが「蟲」にまつわる怪異現象に関わっていくというあらすじになります。本作でいう「蟲」とは、精霊や妖怪などの根源的イメージといった存在で、他の作品とは一線を画する独特の静謐さがおすすめポイントです。

18位の『鬼滅の刃』も、魅力的な妖怪アニメの1作です。鬼によって家族を失った主人公の少年が、「鬼殺隊」の剣士となって惨劇の元凶を追うというあらすじの本作は、絶大な人気を得て社会現象を巻き起こしました。白熱のバトルシーンはもちろん、主人公のひたむきさや鬼となった妹・禰豆子の可愛い魅力も必見のポイントです。

『幽☆遊☆白書』がおすすめ妖怪アニメの17位です。本作のあらすじは、不良中学生の幽助が不慮の死を遂げ、その後「霊界探偵」としてよみがえり妖怪関連のさまざまな事件に遭遇していくというものになります。主人公らと強力な妖怪たちとの死闘がメインの物語ですが、脇を固める美形キャラの人気も絶大なものがあります。

16位に入った『妖怪アパートの幽雅な日常』は、香月日輪のヤングアダルト小説を基とする妖怪アニメです。入居予定の寮が火事で焼け行き場を失った主人公が見つけた格安アパートは、妖怪や幽霊たちが暮らす訳あり物件だった、というのが本作のあらすじになります。個性的なキャラが織り成すドラマや、女性向けサービスシーンが盛り込まれた演出などが見どころです。

15位の『ノラガミ』は、あだちとかの人気ファンタジー漫画が原作の妖怪アニメです。主人公は祀る社がなく水道管修理などの依頼をこなして日々を送る無名の武神「夜ト（やと）」で、「野良神」の彼が周囲の人間や神をめぐって戦いを繰り広げる様子を描きます。王道のバトルもので、丁寧な作画や可愛いヒロイン像などが好評となっています。

リムコロ原作の漫画を基とする『世話やきキツネの仙狐さん』が、おすすめ妖怪アニメの14位となりました。ブラック企業勤務の主人公・中野がある日帰宅すると、そこには神使の狐「仙狐さん」がいて彼のために料理を作っていました。彼を世話するために来たという仙狐さんとの暮らしの中で、次第に中野は癒しを得ていく、というのがあらすじです。ひたすら可愛いキャラで癒されたいには必見の一作となっています。

『神様はじめました』は、 鈴木ジュリエッタの少女漫画を原作とする妖怪アニメです。父の借金のために家を追い出された主人公の少女が、土地神のミカゲと出会って神社を相続し、神様としてそこに住む神使らと共にさまざまな困難に立ち向かっていくというストーリーになります。主人公と彼女に仕える神使の恋愛を軸とした物語で、幅広い層が気軽に楽しめる佳作です。

続いて魅力を紹介する妖怪アニメは、『繰繰れ（くぐれ）！コックリさん』です。主人公兼ヒロインは小学生の電波少女こひなで、彼女は「1人コックリさん」によって狐の物の怪コックリさんを呼び出します。面倒見の良いコックリさんは、独りぼっちの少女を心配し献身的に世話を焼き始める、というのが本作のあらすじです。ヒロインを始めとする可愛いキャラたちが織り成すゆるふわなコメディに癒される一本となっています。

ジャンプに連載され人気を博した『地獄先生ぬ～べ～』のアニメ版が11位となりました。小学校教師で左手が鬼の手の「ぬ～べ～」を主人公に、彼が児童を妖怪や悪霊から守るため戦う姿を描きます。王道のジャンプ作品らしい明快さとともに、都市伝説や怪談、教養からはたまたラブコメ、お色気など多彩な要素が楽しめます。

いよいよ残すは10作品です。数ある妖怪アニメの中でトップ10となった作品の中には、血沸き肉躍るバトルものや一風変わった作風のものまで多彩な顔触れがそろっています。では、まずは10～4位までのタイトルをチェックしていきましょう。

10位の妖怪アニメは、『ぬらりひょんの孫』です。椎橋寛の怪奇ファンタジー漫画が原作の本作は、ぬらりひょんの血を引く少年を主人公に、彼が妖怪組織「奴良組」の総大将として妖怪の世界に関わっていく様子を描きます。バトルシーンの迫力や丹念な心理描写など、見どころの多い作品となっています。

『モノノ怪』は、2007年に「ノイタミナ」枠で放送された妖怪アニメです。舞台となるのは江戸時代の日本を彷彿させる世界で、主人公の謎の薬売りが人に災いする「モノノ怪」絡みの事件を解明していくという物語になります。本格的なホラーストーリーである本作には謎めいた要素も多く、スタイリッシュなビジュアルも相まって、現在でもカルト的に根強い人気を得ています。

8位の『うしおととら』は、藤田和日郎の人気漫画のアニメ化作品です。主人公の少年・潮が、自宅の蔵で槍に貫かれていた妖怪「とら」の封印を解いたことからやがて壮絶な戦いに巻き込まれていく、というあらすじになります。少年向けアニメの王道を突っ切る熱い展開や各キャラの背景にある重厚なドラマ、主人公ととらの絆など魅力しかない作品です。

『化物語』は、西尾維新のファンタジー小説を基に制作されたアニメです。日本の田舎町を舞台に、主人公の男子高校生がさまざまな少女たちと出会い、彼女らが関わった怪事件の解決を手掛けるというあらすじになります。「怪異」を題材としたミステリーものですが、多くの場面が登場キャラのとりとめない会話に費やされるという変わった作品で、その独特の空気感にハマる人が続出しました。

6位には『不機嫌なモノノケ庵』がランクインしました。こちらの作品はワザワキリの漫画が原作で、突如妖怪に取り憑かれた青年が妖怪祓い屋で「物怪庵」の主・安倍晴齋と出会い、そこから妖怪の世界との交流を深めていくというあらすじになります。個性豊かな妖怪たちやキャラ同士のコミカルなやりとり、時にほろりとさせる展開など、見どころが盛りだくさんです。

『犬夜叉』は、高橋留美子の大人気漫画を基とする妖怪アニメです。戦国時代を舞台に、現代からタイムスリップしてきた少女かごめと半妖の犬夜叉が宝玉・四魂の玉のかけらを求めて冒険を繰り広げる、というのが本作のあらすじになります。アクションメインの作品ですが、シリアスとコミカルのほどよい塩梅や人間の心の機微をしっかりと描いたドラマなど、引き込まれるポイントが多々あります。

4位の妖怪アニメは『ゲゲゲの鬼太郎（第6期）』です。「妖怪の生みの親」といっても過言ではない水木しげるの有名漫画のアニメ化第6弾で、おなじみ鬼太郎とその仲間たちが妖怪が起こす事件を解決していくというストーリーになります。本作ではねこ娘が8等身美女化して話題となりましたが、よりダークさや風刺色が増した作風も特徴となっています。

それではトップ3の発表です。数多ある妖怪アニメの中で頂点に立った3作品は、以下のタイトルとなります。妖怪や怪異にまつわるさまざまな側面を描いて多大な人気を博している3作の、あらすじや魅力を紹介しましょう。

『鬼灯の冷徹』は、江口夏実の漫画を基とするコメディ妖怪アニメです。混乱を極める地獄で閻魔に代わり実質的なトップを務める鬼神・鬼灯と、彼の周囲の面々が繰り広げるあれやこれやを描く内容となっています。有能で冷徹な一方でジブリマニアの一面も持つ主人公の鬼灯や、彼の幼馴染で衆合地獄主任補佐のお香、鬼灯への対抗心に満ちた白澤など個性的なキャラのやり取りが男女双方のファンから愛されています。

ゲーム発の『妖怪ウォッチ』がおすすめ第2位となりました。主人公で小学5年生のケータは、ある日妖怪のウィスパーから「妖怪ウォッチ」を渡されたことで、街にいる妖怪たちが見えるようになります。ケータは困りごとを起こす妖怪たちを説得し、時には戦って問題を解決する、というのがあらすじです。ギャグありシリアスありのストーリーや、登場する可愛い妖怪キャラは大人が見ても楽しめるクオリティとなっています。

1位は緑川ゆきの漫画を原作とする『夏目友人帳』です。あやかしの存在を感知できる少年貴志は、祖母レイコの形見から「友人帳」を発見します。それは彼女が妖怪から集めた契約書の束で、多くの妖怪を使役できる品でした。この「友人帳」をめぐり、貴志とその用心棒の「ニャンコ先生」がさまざまな妖怪たちと関わっていくというのがあらすじです。人と妖怪の織り成すドラマを情感豊かに描いた本作は、世代を超えて多くの人に支持されています。

ランキングを終えた後は、「妖怪アニメに対する世間の印象」に話題を移しましょう。Xに投稿された意見から、一般の人が妖怪アニメにどういったイメージを抱いているかを探ってみました。このジャンルに対する人気や評価は、以下のようなものとなります。

まずは妖怪アニメが「大好物」だという意見を紹介しましょう。理由は明らかにされていませんが、短いつぶやきの中にこのジャンルへの熱い想いを見て取ることができます。「妖怪」には人を惹きつける特別なロマンがあるのかもしれません。

続いては「2000年代の妖怪アニメが好きだった」という意見です。すでに20年近い月日が経ってしまいましたが、『犬夜叉』『結界師』『妖逆門』などこの時代ならではの名作も多数あり、今でも忘れられないという人も多いもようです。

最後に紹介するのは、「のんびり不気味ほのぼの」な妖怪アニメが好きという意見です。人が妖怪アニメに求めるものはさまざまでしょうが、あまり闇深い路線は好まない層も多いとみられます。幸い世の中には、そうした人に向く作品も事欠きません。

妖怪アニメのおすすめランキングを紹介しました。さまざまなタイプの作品が出そろいましたが、いかに「妖怪」という存在の間口が広いのかが改めて浮き彫りになった形です。ハードなバトルものもある一方で、可愛いキャラが心温まるやり取りを繰り広げる作品も少なくありません。妖怪アニメに興味ありという方は、ぜひ本記事を参考に好みに合う作品を探してみてください