【SAO】ユージオはアリシゼーション編のもう一人の主人公!魅力や能力まとめ
『SAO』アリシゼーション編に登場するメインキャラのユージオは、キリトとは別のもう一人の主人公です。キリトと異なる魅力や、この2人の関係性ゆえに根強い人気があります。本記事では『SAO』のユージオの魅力や能力、強さ、そして最期に至るまでの活躍などを紹介します。
目次
【SAO】ユージオはアリシゼーション編のもう一人の主人公?
ユージオは、『SAO』アリシゼーション編においてキリトと並ぶもう一人の主人公です。まずはユージオのプロフィールを紹介します。併せて、『SAO』アリシゼーション編の概要とあらすじも解説していきましょう。
ユージオのプロフィール
ユージオは、『SAO』アリシゼーション編前半において、キリトと共に物語を牽引するもう一人の主人公です。キリト、ユージオ、アリスは幼なじみであり、この3人がメインとして物語が展開していくわけです。ユージオはキリトと一緒に成長していくにつれ、アンダーワールドの秩序を保つ公理教会に反逆していくこととなります。またユージオは、アンダーワールドの他の住人と同様に、人口フラクトライト、すなわち人工知能ですが、物語の途中でその限界を超え、「A.L.I.C.E」という存在になります。
アリシゼーション編の概要
通称『SAO』、『ソードアート・オンライン』アリシゼーション編は、『SAO』シリーズの第4部に当たる長編です。2018年には『SAO』テレビアニメ第3期として、アリシゼーション編の前半部である「人界編」が放送され、2019年には第2クールとして『War of Underworld』が放送され、アリシゼーション編後半の「大戦編」が描かれました。『SAO』シリーズの中でもアリシゼーション編は特に長く、ファンの間でも人気の物語となっています。
アリシゼーション編のあらすじ
『SAO』アリシゼーション編は、仮想世界「アンダーワールド」という人工フラクトライト(人工知能)の世界が舞台の物語です。メインとなるのが、キリト、ユージオ、アリスという3人の幼なじみです。前半の「人界編」では、ユージオがもう一人の主人公となり、アンダーワールドを支配する公理教会とその頂点であるアドミニストレータとの戦いが描かれました。後半の「大戦編」ではアリスがもう一人の主人公となり、人界軍と闇の軍勢の戦争がメインとして描かれ、さらに現実世界サイドと交差していきます。
【SAO】ユージオはヒロイン?魅力も紹介
ユージオは、アリシゼーション編におけるもう一人の主人公とされる一方で、ある種のヒロインだとも評されています。ここでは、ユージオがなぜヒロインと言われるようになったのか、その理由となる彼の魅力を紹介していきます。
ユージオはヒロインだと言われる理由
ユージオがヒロインであると言われる最大の理由は、主人公キリトとの関係性が強いからです。キリトの恋人であるアスナと並ぶほど、キリトと絆を強くしていく過程が詳細に描かれました。さらに、ユージオはキリトとの仲が進展していくにつれて、相棒としてキリトとともに戦い、またその性格ゆえにどちらかと言えばキリトをサポートすることが多くありました。ユージオが死亡した時には、キリトがかつてないほど傷つき、精神的影響はその後も残るほどでした。
ユージオのかっこいい魅力
ユージオはそのルックスや性格ゆえに、ファンの間でも人気が高いだけでなく、作中でもモテる男キャラとしてキリトと肩を並べています。では、そんなユージオのかっこいい魅力を紹介していきましょう。
かっこいい魅力①見た目
ユージオの見た目は、金色に近い茶髪に、緑色の瞳が特徴的で、また青い服が印象的です。このユージオのイメージカラーとも言える青色は、彼の武器や能力とも符合しています。また。ユージオは穏やかな人柄にふさわしく細身の身体つきをしていますが、実は筋肉もしっかりついています。天職として大樹を斬るために斧を振り続けていたことが、その土台となっています。
かっこいい魅力②優しい性格
ユージオは基本的に温厚かつ誠実で、優しい性格をしています。そこに見た目の良さも合わせて、ユージオは女性に人気です。一方で、相棒であるキリトに対してはツッコみ役のような態度をとることもあります。そして友情に関する事柄など、自分の信念に反するようなことに対しては激情を抱くこともあります。このように、真面目であり義に厚いところが、ユージオの魅力の一つです。
【SAO】ユージオの能力や強さ
ユージオは、キリトの幼なじみ兼親友というポジションですが、その枠に収まりません。相棒と呼ぶのにふさわしいほどに、作中でキリトと並ぶ強さを持っています。神器から引きだす能力についても、経験を重ねるごとに覚醒していきました。では、ユージオの能力や強さを紹介していきましょう。
ユージオの神器「青薔薇の剣」
ユージオの武器は、青薔薇の剣という竜騎士専用の神器です。これはユージオたちの故郷ルーリッド村の伝承に残る剣でもあり、アリスと見つけて持ち帰ってきたものです。この神器は、北の守護竜に認められたものだけが与えられるものと言われています。ユージオは当初、そこまでの強さを持っておらず、この青薔薇の剣の能力を十分に引き出すことができませんでした。しかしその後キリトのおかげで成長していき、彼に並ぶほどの強さを得た上で、青薔薇の剣も使いこなせるようになりました。
ユージオの武装完全支配術
ユージオの武装完全支配術の能力は、氷の鎖と青薔薇の蔓によって対象を凍結・拘束した上で、その天命を放出させるというものです。武装完全支配術とは、神器の記憶から引き出した能力によって「強化」されることです。ユージオが用いる青薔薇の剣の場合、「永久氷塊」の記憶からは「凍結」能力が、「青薔薇」の記憶からは「天命の放出」という能力が得られます。
ユージオの記憶解放術
ユージオの記憶解放術は、「永久氷塊」によって周囲の対象を凍結させたうえで、対象から咲かせた「青薔薇」を通じて、その命が尽きるまで天命を吸収することができます。記憶解放術は、武装完全支配術の「強化」に次ぐ第二段階の「解放」の段階であり、より完全に神器の力を引き出せます。
【SAO】ユージオの活躍や名言
ユージオは、大長編である『SAO』アリシゼーション編の、前半のメインとして活躍しています。もう一人の主人公として、その活躍はキリトに引けを取りません。ユージオの活躍と、その中で見せた名言について紹介していきましょう。
ユージオの活躍
ユージオの活躍は、幼少期の頃から、キリトと共に成長していく姿、アンダーワールドの秩序に歯向かうようになる転機、そして支配者であるアドミニストレータとの戦いまで、克明に描かれています。
活躍①キリトとアリスとは幼馴染
ユージオとキリト、アリスの3人は、ルーリッド村で暮らす幼なじみでした。しかしある日アリスがダークテリトリーに侵入し禁忌目録を犯してしまったことで、彼女が整合騎士に連れていかれ、3人の平和な生活が終わりを告げました。結果、ユージオとアリスはこの当時の記憶を失うことになりました。そのため、キリトがアンダーワールドで最初に出会ったのがユージオでしたが、この時は互いに幼なじみであることを覚えていませんでした。また、もう一人の幼なじみであるアリスの存在も最初は忘却していたのです。
活躍②与えられた天職は「刻み手」
ユージオの天職は刻み手です。アンダーワールドでは、定められた天職以外の仕事をすることは基本的にできません。刻み手という天職は、悪魔の樹ギガスシダーを斧で切り倒すことが仕事です。この天職は何百年も引き継がれてきたもので、問題の大樹は約300年もの間切り刻まれてきましたが、まだ倒れていませんでした。この天職ゆえに剣士の道を諦めかけていたユージオは、キリトと出会い青薔薇の剣を使いこなせるようになったことで、ついに大樹を切り倒すことに成功しました。
活躍③進級して上級剣士になる
剣士の道を選んだユージオは、キリトと共に、整合騎士になることを目指して村を出ました。キリトがユージオにアインクラッド流の剣術を教えると、みるみるその技術を習得していき、結果ザッカリアの剣術大会で2人は優勝し、ザッカリア衛士隊に入隊しました。その後、北セントリア修剣学院への推薦を得て入学することになりました。入学後も経験と実績を重ね、1年後には学年で12人しか選ばれない上級剣士に、キリトと一緒に進級したのです。
活躍④右目の封印を破ることに成功
上級剣士となったユージオとキリトには傍付き剣士として、ロニエとティーゼという後輩の少女がつくことになりました。しかし、ユージオとキリトを気に食わない貴族のウンベールとライオスが、法を悪用してロニエとティーゼに暴行しようとします。そこで2人を守るためにユージオは禁忌を破りました。通常、人工フラクトライトは禁忌を破れないよう右目に封印がありますが、ユージオは自らの意志で右目の封印を破ったのです。結果彼は人工フラクトライトの限界を超えた「A.L.I.C.E」と呼ばれる存在に達しました。
活躍⑤アリスと再会する
禁忌を破った大罪人としてセントラル・カセドラルに連行されることになったユージオたちが出会ったのは、連行人として来た整合騎士のアリスでした。ユージオは、アリスと再会するという目的を思わぬ形で果たしたわけです。しかし、アリスはユージオのことを覚えていませんでした。なぜならアリスは、アドミニストレータの手で「シンセサイズ」という秘儀を受けたことで、過去の記憶の一切を失い、公理教会に忠誠を誓う騎士になり果てていたからです。
活躍⑥キリトと共闘し整合騎士たちを倒す
ユージオとキリトは、アリスと再会したことで公理教会およびその最高司祭であるアドミニストレータの正体を知りました。この結果2人は、公理教会に反逆し、アリスの記憶を取り戻すことを新たな目標としました。そしてユージオはキリトと共に整合騎士たちとの戦いに挑むことになり、共闘によって整合騎士エルドリエ、デュバルソート、ファナティオを倒すことに成功しました。さらにはユージオは単独で整合騎士最強の団長であるベルクーリさえも倒すことができたのです。
活躍⑦アドミニストレータの手に落ちる
キリトとはぐれたユージオは、最高司祭アドミニストレータのもとに一人で向かいました。しかしアドミニストレータに囚われたユージオは、心の隙間をうまく突かれて精神的に追い詰められた上で惑わされてしまいます。結果、記憶を改竄され、整合騎士とされてしまいました。そして整合騎士ユージオ・シンセシス・サーティツーとなった彼は、とうとうキリトと戦うことになってしまいました。もはや別人となったユージオはキリトと本気で戦うことを通じて、最終的には正気を取り戻すことには成功しました。
活躍⑧キリトに「赤薔薇の剣」を託し死亡
正気に戻ったユージオは、キリトと共に再びアドミニストレータに挑みます。苦戦の中ユージオは、カーディナルの協力で自分を剣に変え、アドミニストレータの切り札であるソードゴーレムを撃破しました。さらにアドミニストレータのレイピアを破壊し右腕を斬り飛ばすことも成功しました。しかし剣が真っ二つに折れ、これが致命傷となりました。ユージオは最後、自分の剣と自らの命を込めた「赤薔薇の剣」をキリトに託し死亡し、キリトは赤薔薇の剣と共にアドミニストレータを撃破したのです。
活躍⑨心身を喪失したキリトを立ち上がらせる
ユージオが命を落とした自責の念で、精神的に多大なダメージを負ったキリトは、さらにその後の事故によって、心神喪失状態に陥ってしまいます。キリトの面倒はアリスが看続けていたものの、その後アンダーワールド全体を巻き込むダークテリトリーと人界との戦争が発生してしまいます。アリスも戦争に参加する中、キリトは心神喪失状態のままでした。するとある時、キリトがずっと手放さなかった青薔薇の剣に宿っていたユージオの残留思念が呼びかけたことで、キリトは再び心を取り戻し、立ち直ることができたのです。
ユージオの名言
ユージオには、いくつか重要な場面で見せた名言があります。ここでは2つほど紹介します。
ユージオの名言①「ベルクーリ…」
ベルクーリって言う名前を与えられた僕と同じ人間なんだ!!
このセリフは、ユージオが整合騎士長ベルク―リと戦う中で言い放ったものです。この言葉の重さは、整合騎士が自分たちのことを人間ではなく、神の騎士という全く別の存在と自覚していることを否定しているところにあります。ユージオは、ベルク―リが自分たちと同じ人間であること、また故郷のルーリッド村では伝説の英雄として知られる存在だったことを伝えたのです。
ユージオの名言②「さあ立って…」
さあ立って。キリト、僕の親友。僕の英雄
この名言は、ユージオとキリトが最高司祭アドミニストレータと戦っているときのセリフです。瀕死の状態になったユージオが、自らの死期を悟りつつ、キリトにアドミニストレータとの戦いに向けて奮い立たせた言葉です。この名言には、最後までキリトを支えようとするユージオの優しい性格と、ユージオにとってキリトがどのような存在だったかという想いが表れています。
【SAO】ユージオの声優
テレビアニメ版『SAO』アリシゼーション編における、ユージオの声を担当した声優について紹介します。
ユージオの声優は「島﨑信長」
『SAO』アリシゼーション編において、ユージオの声を担当した声優は、島﨑信長(しまざきのぶなが)さんです。ちなみに、キリトの声を担当している松岡禎丞(まつおかよしつぐ)さんと島﨑信長さんの2人は、声優デビューの頃から大の親友として有名です。
島﨑信長のプロフィール
島﨑信長さんは、1988年12月6日生まれ、宮城県出身の男性声優です。所属事務所は青二プロダクション、声優デビューは2009年です。2013年には「第7回声優アワード新人男優賞」を、2021年には「第15回声優アワード助演男優賞」を受賞しています。2023年には一般の女性と結婚したことを報告しています。声優としては、優しく穏やかな声音が特徴で、無口でクールな役や、温厚な性格のキャラを演じることが多いようです。
島﨑信長の主な出演作品
島﨑信長さんの代表作として挙げられるのは、『ダイヤのA』の降谷暁、『デート・ア・ライブ』の五河士道、『Free!』の七瀬遥、『ワールドトリガー』のヒュース、『Fate/Grand Order』の藤丸立香、『ブルーロック』の凪誠士郎などです。メインの主人公だけでなく、サブでも主人公並みの活躍をするようなキャラも数多く担当しています。
【SAO】ユージオに対する世間での評判や人気
ユージオがアリシゼーション編のもう一人の主人公であることには、ファンの間ではほぼ異論がないようです。そのうえで、キリトとは別のタイプの主人公であることを評価されています。既に最強クラスの強さを持つキリトが、無双するタイプの主人公であるのに対し、ユージオは成長と共に少しずつ強くなっていき、ついにはキリトと並ぶほどの強さを得る、成長型の主人公と見なされているようです。強さだけでなく、弱さとその克服なども描かれることが主人公らしいようです。
ユージオがヒロインだという声も、ネタも含めて数多く見つかりました。その理由としてはメディアミックスなどにおけるユージオの扱われ方や、キリトとのやり取りなどが挙げられています。ただそれだけではなく、キリトにとってどれほど重要な存在だったか、という点から彼をヒロイン枠と考える方も多いようです。事実、キリトにとってユージオがどれほど大きな存在だったのかという描写が作中には多く見受けられます。
ユージオは『SAO』でも屈指の人気キャラであり、その魅力についてよく議論されていました。彼の魅力として、キリトと対等な立場の相棒でありながら、一般人のような価値観を持ち続けたところが挙げられていました。また、ユージオの他の魅力として、過去アリスを助けられなかった悔しさなどをバネに徐々に成長していくところだと主張するファンもいます。
【SAO】ユージオはアリシゼーション編のもう一人の主人公だった
本記事では、『SAO』アリシゼーション編でキリトと並ぶもう一人の主人公であるユージオについて紹介しました。ユージオは、キリトの幼なじみであり、相棒であり、ライバルであり、そしてヒロインでもありました。キリトとは異なりユージオは、自分の弱さや悔しさを踏まえて少しずつ強さを獲得していくという成長が描かれる主人公でした。同時に、キリトと互いに助け合う女房役として活躍し続け、その死の影響からも明らかなように、キリトにとって極めて重要な存在でした。
この記事のライター
Otokita Toma
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