【シャーマンキング】五大精霊の強さや能力まとめ!持ち主や名前も一覧で紹介
『シャーマンキング』の五大精霊はデザイン性や強大な能力を持つことから作中に登場する霊の中でも高い人気を誇っています。この記事ではそんな『シャーマンキング』の五大精霊についてそれぞれの強さや能力、「五人の戦士」の持霊となった際の技などをまとめていきます。
目次
【シャーマンキング】五大精霊とは
『シャーマンキング』において五大元素を元にした最高クラスの霊である五大精霊は作中の活躍やデザイン性から人気の高い持霊となっています。そんな五大精霊について1体ずつ掘り下げていく前にまずは五大精霊の大まかな内容と『シャーマンキング』の作品自体について見ていきます。
五大精霊とは
五大精霊とは『シャーマンキング』内でシャーマンファイトを取り仕切るパッチ族が保有していた最高クラスの霊であり、それぞれが火・水・雷・風・土の五大元素を具現化したものになっています。『シャーマンキング』の作中では序盤からハオの持霊としてスピリット・オブ・ファイアが登場しており、その後は麻倉葉達が五人の戦士となってから残り4体が登場しています。
シャーマンキングの作品概要
『シャーマンキング』は武井宏之が作者の『週刊少年ジャンプ』にて1998年から2004年まで連載された漫画です。現在の単行本の権利が講談社へ移っており、『SHAMAN KING』のタイトルに変更されて完結版が刊行されています。
漫画『シャーマンキング』のあらすじ
霊能者(シャーマン)の主人公・麻倉葉は500年に一度、シャーマンを統べる「シャーマンキング」を決めるための「シャーマンファイト」へ参加するため東京へやって来ます。そこで初めてできた友達のまん太や様々なライバル達と出会いながら、麻倉葉を始めとするメインキャラクター達の戦いや成長を描いていきます。
続編『シャーマンキングFLOWERS』も話題に
『シャーマンキング』の連載終了の8年後となる2012年から2014年には葉達の子供世代の物語を描いた『シャーマンキングFLOWERS』が『ジャンプ改』で連載されました。作者は変わらず武井宏之で、続編にファンは喜んでいました。『ジャンプ改』が2014年に休刊したタイミングで『シャーマンキングFLOWERS』の連載は終了してしまいます。ただ、設定は新シリーズとなる『SHAMAN KING THE SUPER STAR』に受け継がれます。
五大精霊の強さや能力を一覧で紹介
『シャーマンキング』の五大精霊は最高クラスの霊ということもあって、作中の他の霊よりも能力の幅が広く、その威力は膨大なものになっています。ここではそんな『シャーマンキング』の五大精霊の能力や強さについて見ていきます。
スピリット・オブ・アース(S.O.E)
スピリット・オブ・アース(S.O.E)は五大元素の土を司り、世界各地の大地への崇拝や恐怖を象徴する神々から具現化した五大精霊の一体です。巫力は33万。能力は大地の力を操るというもので、自然現象である土砂崩れ・地震の発生から大地に含まれる鉱石の特性を発揮させる、土壌に生命を与える、質量や引力の操作など大地に付随した様々な部分をコントロールできます。
スピリット・オブ・サンダー(S.O.T)
スピリット・オブ・サンダー(S.O.T)は五大元素の雷を司り、世界各地の雷への崇拝や恐怖を象徴する神々から具現化した具現化した五大精霊の一体です。巫力は33万。能力は雷の力を操るというもので、自然現象である落雷や放電を発生させながらそれらの電流・電圧・電力をコントロールできます。また、電気がかかわる磁力についても電力などを使って発生させることが可能です。
スピリット・オブ・レイン(S.O.R)
スピリット・オブ・レイン(S.O.R)は五大元素の水を司り、世界各地の水への崇拝や恐怖を象徴する神々から具現化した五大精霊の一体です。巫力は33万。能力は水の力を操るというもので、自然現象である雨・津波・洪水を発生させながらそれらの水流や水量をコントロールできます。また、水の温度が関わる冷却や熱交換、浸透などもコントロールでき、技によって氷を作り出すことも可能です。
スピリット・オブ・ウィンド(S.O.W)
スピリット・オブ・ウィンド(S.O.W)は五大元素の風を司り、世界各地の雷への崇拝や恐怖を象徴する神々から具現化した五大精霊の一体です。巫力は33万。能力は風の力を操るというもので、自然現象である嵐・竜巻・台風を発生させたり、気流・気圧・気体を自在にコントロールできます。また、この風が影響を与える風化作用や冷却も操れる部分です。
スピリット・オブ・ファイア(S.O.F)
スピリット・オブ・ファイア(S.O.F)は五大元素の火を司り、世界各地の炎への崇拝や恐怖を象徴する神々から具現化した五大精霊の一体です。巫力は33万。能力は火の力を操るというもので、熱の調整や火に付随する燃焼・発光現象を引き起せます。炎の威力は魂さえも燃やし尽くすことが可能です。また、ハオの持霊だった時は陰陽術によって水・雷・風・土の属性を付与されており、火の弱点を別の属性で補えるようになっていました。
【シャーマンキング】五大精霊の持ち主一覧
『シャーマンキング』の五大精霊は作中の終盤において、グレート・スピリット(G.S)を手に入れたハオに対抗すべく、主人公の麻倉葉を含む五人の戦士たちに託されることになります。ここではそんな『シャーマンキング』内での麻倉葉と五大精霊の組み合わせを見ていきます。
麻倉葉(スピリット・オブ・アース)
五大精霊のスピリット・オブ・アース(S.O.E)を持霊としたのは『シャーマンキング』の主人公・麻倉葉です。ハオとの最終決戦前までは阿弥陀丸を持霊としていましたが、S.O.Eが預けられていた冥府の支配者である閻魔大王をガンダーラのサティが倒したことで、麻倉葉の手に渡りました。その力は温もりの力と称されており、麻倉葉の性格と噛み合ったものになっています。
道蓮(スピリット・オブ・サンダー)
五大精霊のスピリット・オブ・サンダー(S.O.T)を持霊としたのは『シャーマンキング』では麻倉葉のライバル的ポジションの道蓮です。ハオとの最終決戦前までは馬孫を持霊としていましたが、S.O.Tが預けられていた黄泉の女王であるイザナミをガンダーラの寂尊が倒したことで、道蓮の手に渡りました。それまでもオーバーソウルで雷を纏う技を使っており、五大元素の雷を司るS.O.Tを持霊として更に強力な技を使います。
ホロホロ(スピリット・オブ・レイン)
五大精霊のスピリット・オブ・レイン(S.O.R)を持霊としたのはホロホロ(碓氷ホロケウ)です。ハオとの最終決戦前まではコロロを持霊としていましたが、S.O.Rが預けられていたエジプトの冥界神であるアヌビスをガンダーラのヤイナゲが倒したことで、ホロホロの手に渡りました。五大元素としては水の力ですが、ホロホロは普段の戦闘では雪や氷を操ることからS.O.Rでも氷の能力を発揮しています。
チョコラブ(スピリット・オブ・ウィンド)
五大精霊のスピリット・オブ・ウィンド(S.O.W)を持霊としたのはチョコラブ・マクダネルです。ハオとの最終決戦前まではパスカル・アバフを持霊としていましたが、S.O.Wが預けられていた西洋地獄の大公・メフィストフェレスをガンダーラのカドゥが倒したことで、チョコラブの手に渡りました。S.O.Wは烈しくも優しい力と称されており、過酷な過去を持ちながらもそれと向き合うチョコラブの生き方と一致しています。
リゼルグ(スピリット・オブ・ファイア)
五大精霊のスピリット・オブ・ファイア(S.O.F)を持霊としたのはリゼルグ・ダイゼルです。ハオがシャーマンキングになるまでは彼の持霊でしたが、グレート・スピリット(G.S)を手に入れて捨てられた後にリゼルグの持霊となしました。リゼルグにとっては幼い頃にハオのS.O.Fによって両親を殺された因縁の関係ですが、その前には炎を操るオーバーソウルを会得しており、五大元素の火の性質は合致しています。
【シャーマンキング】五大精霊の技一覧
『シャーマンキング』の五大精霊を持霊とした麻倉葉達、五人の戦士は五大元素に基づいた新たな技をハオとの戦いで披露しています。ここではそんな五人の戦士が使った五大精霊の技を見ていきます。
スピリット・オブ・アース(麻倉葉)
麻倉葉が五人の戦士としてスピリット・オブ・アース(S.O.E)で放った技は「引力(アトラクション)」です。これはシャーマンキングとなりグレート・スピリット(G.S)と一体化したハオが宇宙の力までも操って隕石を降らせた際に、重力操作でその軌道を逸らせました。しかし、『シャーマンキング』の作中でS.O.Eの技として出したのはこれだけになっています。
スピリット・オブ・サンダー(道蓮)
道蓮が五人の戦士としてスピリット・オブ・サンダー(S.O.T)で放った技は「磁場(マグネッティック・フィールド)」と「九龍爆雷(クーロンバオレイ)」です。「磁場」は磁気を発生させてハオの放射能攻撃を防いだ技、「九龍爆雷」は15億KW1億Vの落雷で攻撃する技であり、五大元素の雷の力を大いに活用したものになっています。
スピリット・オブ・レイン(ホロホロ)
ホロホロが五人の戦士としてスピリット・オブ・レイン(S.O.R)で放った技は「ポロワオケレルプシヌプリ(アイヌ語で「大きい大きい凍る山」の意)」と「氷河期(アイスエイジ)」です。「ポロワオケレルプシヌプリ」は豪雨を降らせながらそれを凍らせて氷の塊として相手を押しつぶす技、「氷河期(アイスエイジ)」はスピリット・オブ・ウィンドと合わせてハオの火柱を防いだ技であり、ホロホロの氷の特性が強く出ています。
スピリット・オブ・ウィンド(チョコラブ)
チョコラブが五人の戦士としてスピリット・オブ・ウィンド(S.O.W)で放った技は「ゴッドブレスハリケーン(インディオの「風の神」の意)」と先ほどの「氷河期(アイスエイジ)」です。「ゴッドブレスハリケーン」は最大瞬間風速120m/s900ヘクトパスカルという暴風を相手にぶつけるという技、「氷河期」は水と風の冷却で氷を発生させる技になっています。
スピリット・オブ・ファイア(リゼルグ)
リゼルグが五人の戦士としてスピリット・オブ・ファイア(S.O.F)で放った技は「マグマアッパー」と「火山(ボルケーノ)」です。「マグマアッパー」は1200度の炎を纏ったS.O.Fの腕でアッパーを繰り出す技、「火山(ボルケーノ)」は高温の炎を射出してハオの攻撃を防いだ技であり、ハオがS.O.Fを持霊としていた時とは別の技になっています。
【シャーマンキング】五人の戦士や五大元素とは
『シャーマンキング』で五大精霊を持霊とした麻倉葉達は五人の戦士と呼ばれていますが、この呼び方は途中まで正式なものではありませんでした。ここではそんな『シャーマンキング』の五人の戦士と五大元素について見ていきます。
五人の戦士とは
『シャーマンキング』の五人の戦士とはハオ打倒のためにチーム・ガンダーラが凄腕のシャーマンとして集めようと考えていた五人のことであり、それぞれが五大精霊を持霊にしてグレート・スピリット(G.S)に対抗する役割を担うことになります。ただ、『シャーマンキング』の作中ではこの呼び方は使われておらず、ジャンプ連載時に麻倉葉達五人の呼び方が一般募集されて、決められたものでした。
五大元素とは
『シャーマンキング』の作中では五大精霊を持霊とするシャーマン五人を「五大元素」と呼んでいました。先の通り五人の戦士は募集されたものの実際に作中で使われる前に『シャーマンキング』の連載が終了してしまい、作中での正式名称は五大元素のままでした。しかし、『シャーマンキング』のスピンオフ作品では五人の戦士の方が使用されており、ファンの間でも基本的には五人の戦士の方が使われています。
五大精霊とハオやパッチ族の関係とは
『シャーマンキング』の五大元素の中でもハオの持霊とした登場したスピリット・オブ・ファイア(S.O.F)ですが、なぜS.O.Fが選ばれたのかという疑問が出てきます。ここではそんな五大精霊とハオ、パッチ族の関係を見ていきます。
ハオがS.O.Fを選んだ理由
『シャーマンキング』の五大精霊はそれぞれが異なる能力を持つ中で、なぜハオがS.O.Fを選んだのかというと、そこにはS.O.Fの性格が起因している可能性があります。五大精霊もそれぞれに感情があり、S.O.Fは短気な性格であることが作中で明かされています。ハオはその攻撃的な部分を見込んで持霊としたのではないかと考えられているのです。
五大精霊はパッチ族が保有していた?
五大精霊はシャーマンファイトを取り仕切るパッチ族が保有していましたが、『シャーマンキング』の作中の500年前にパッチ族へ転身したハオによってS.O.Fを奪われてしまいました。それからは残り4体を閻魔大王などの冥府の主達と契約して預けることによってそれ以上奪われないようにしていたのです。
【シャーマンキング】五大精霊の世間での評判や人気
ここでは『シャーマンキング』の五大精霊について世間での評判や人気を見ていきます。2001年版のアニメではハオのスピリット・オブ・ファイア(S.O.F)のみ登場していましたが、五大精霊全体で見るとどのように思われているのでしょうか。
『シャーマンキング』の五大精霊は作中の霊の中でも一番好きな霊であるという意見が多く見られました。特にハオと共に序盤から登場していたS.O.Fはその活躍やデザイン性から多くの人が推しの霊にしていました。それ以外の4体も他の霊にはない強力な能力や麻倉葉達、五人の戦士と合わせて好きだという意見があり、それぞれに好きな五大精霊があるようです。
『シャーマンキング』の五大精霊はその見た目やデザイン性から立体物での登場を望む声も多く見られました。S.O.Fについてはハオと共に立体化される機会はありますが、その場合は人魂モードであり、五大精霊の本来の姿としてフィギュアやプラモデルが欲しいようです。
『シャーマンキング』の五大精霊は2021年版のアニメだと原作漫画の最後まで描くことから登場が確定しており、2つ目のオープニング映像で五人の戦士と共に描かれた際は喜ぶファンの声が多数ありました。
五大精霊は最高クラスの大精霊だった
『シャーマンキング』の五大精霊は五大元素の力を持つ最高クラスの霊であり、ハオのスピリット・オブ・ファイア以外にも作中の終盤で麻倉葉達「五人の戦士」の持霊として激しい戦いを見せています。そんな活躍が見たい人は原作漫画や2021年版のアニメをチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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