【シャドーハウス】バービーの性格や過去まとめ!顔の傷やアニメ声優も紹介
「シャドーハウス」のキャラの一人であるバービーは、棟のリーダーであるバーバラの生き人形です。そして彼女自身も、生き人形達を統率するリーダー的存在となっています。本記事ではバービーのプロフィールや性格、「シャドーハウス」作中で明かされた過去などを紹介します。
目次
【シャドーハウス】バービーとは?
バービーは、漫画「シャドーハウス」に登場する生き人形の一人です。棟を統率するリーダー・バーバラの生き人形として活躍しており、他の生き人形をまとめ上げています。バービーのプロフィールや、「シャドーハウス」の作品概要について見ていきます。
バービーのプロフィール
バービーは非常に暴力的な性格で、口調も荒く、気に入らないことがあると平気で他人を蹴飛ばすなど、その横柄な態度が生き人形達からも恐れられています。乱暴な一面が目立ちますが、一方でいざという時の指揮能力は高く、生き人形達のリーダーとして振る舞っています。また、主人であるバーバラに対しては非常に従順な姿勢を見せます。
シャドーハウスの概要
「シャドーハウス」は「週刊ヤングジャンプ」で2018年より連載されているソウマトウさんの漫画作品です。風変わりな館で暮らす少年・少女達の奮闘を描いたファンタジー作品で、2023年4月の時点で累計部数が240万部を突破するなど、高い人気を博しています。2021年にはアニメ化され、現在は第2期まで放映されています。
シャドーハウスのあらすじ
訪問者のない不思議な館「シャドーハウス」では、顔を持たない一族「シャドー」と、その顔役として活動する「生き人形」達が、貴族のまねごとをしながら暮らしていました。生き人形であるエミリコは、主人であるシャドーの少女・ケイトの役に立とうと奮闘し、「お披露目」の試練を乗り越えることで周囲から認められていきます。しかし、同時にエミリコ達はこの館の「異質さ」にも気づいていくのです。
【シャドーハウス】バービーの性格やギザギザ歯
バービーは「シャドーハウス」に暮らす生き人形達のリーダーとして活躍する重要なポジションのキャラクターです。ここからはバービーの性格や、彼女の容姿についてより詳しく深掘りしていきます。
バービーの性格
「シャドーハウス」に登場するバービーはとにかく凶暴な性格で、気に入らないことがあると所かまわず手が出ることから、周囲からも非常に恐れられています。言葉遣いも非常に荒々しく、なにかと他者を罵る場面も多い人物です。このため人望はありませんが、リーダーとしての手腕は確かでここぞという時に的確な指揮を行う冷静さも兼ね備えています。
バービーのギザギザ歯がかわいい?
バービーは浅葱色のウェーブがかかった長髪と、随所に結わえられたリボンが特徴的な少女ですが、口元に見えるギザギザの歯も彼女の大きな特徴の一つです。この歯とじっとりとした目付きのせいでより凶暴な印象を与えますが、本作のファンにとってはかわいいポイントとして愛されています。
バービーはリーダーとして優秀?
バービーは乱暴な態度こそ目立ちますが、「シャドーハウス」で暮らす生き人形達をまとめ上げるリーダーとしては非常に優秀な一面を見せています。彼女は常にハンドベルを携帯しており、これを用いて生き人形達に的確な指示を与えていきます。作中では度々「亡霊騒ぎ」などのトラブルが巻き起こりましたが、そのたびにバービーは生き人形達を指揮し、ピンチを乗り切って見せました。
【シャドーハウス】バービーの過去や顔の傷の理由
「シャドーハウス」で生き人形達のリーダーとして活躍するバービーですが、劇中では彼女の過去が語られています。バービーが過去にどのような性格だったのか、そして彼女が過去に負ったある「傷」についてのエピソードについても、詳しく見ていきます。
解説①バービーとマリーローズたちは同期
実はバービーは、「シャドーハウス」に登場する古株のシャドーであるマリーローズとは同期に当たる人物です。過去のバービーは今のように他者に暴言や暴力を振るうことはなく、天真爛漫な性格の明るい子供でした。少女としてのかわいい姿を振りまいていたバービーですが、過去に起こったある事件によって、その性格は一変してしまったのです。
解説②バービーはクリストファーを尊敬していた
「シャドーハウス」では棟の統率を取る者を「星つき」と呼んでいますが、現在のバーバラが星つきのリーダーになる前は、男性のシャドーであるクリストファーがその役目を担っていました。当時、バービーはクリストファーのことを非常に尊敬しており、彼に強いあこがれを抱いていたのです。
解説③バービーはスポーツを教えていた
当時、クリストファーは「シャドーハウス」に教育改革を起こすため、様々な人物に教師を任せていました。なかでもバービーは身体能力が非常に高かったこともあり、クリストファーから「スポーツ」の教師を任せられます。これを非常に喜んだバービーは、周囲の子供達にスポーツを教えるようになっていきます。
解説④クリストファーのお呼ばれですべてが変わる
クリストファーをリーダーとし、「シャドーハウス」で仲睦まじく暮らしていたバービー達でしたが、クリストファーが「お呼ばれ」を受けたことでその関係性は一変してしまいます。クリストファーがいなくなってしまったことを受け、教師の集いには誰も来なくなっただけでなく、バービーの同期であるマリーローズ達も大人になることを拒否するようになりました。
解説⑤バービーの顔の傷の理由
クリストファーがいなくなったことを受け、バービーが使える主・バーバラも悲しみに打ちひしがれてしまいます。自分にできることなどないと悲嘆するバーバラをバービーは否定しますが、バーバラの感情の昂りにより「煤」が大爆発を引き起こし、近くにいたバービーは巻き込まれます。この際、バービーは額に大きな傷を負ってしまいました。以降、彼女は額の傷を隠すため、前髪で額を覆うようになります。
解説⑥バービーが大人になれない理由
バーバラの力の暴走によって傷を負ってしまったバービーですが、この傷によって彼女は「大人」になるという道を断たれてしまいます。生き人形は本来、大きな傷を負った場合は処分の対象となってしまうため、大人になるための「お呼ばれ」の権利を失ってしまいました。
解説⑦バービーが星つきになった経緯
傷によって「大人」になることができなくなったバーバラとバービーですが、「シャドーハウス」の棟管理者であるトマスから、処分を免れる条件を出されます。それは「子供達に秩序を守らせること」と、「一体化するために顔の傷をなおすこと」の二点で、以降、主であるバーバラはこの誓いを守るため、徹底的に子供達を管理する「星つき」になり、バービーも苛烈な性格へと変貌していきました。
解説⑧バービーが星つきの勲章をつけない理由
本来、「星つき」になった者はそれを示すための勲章をつけるのですが、バービーはこれをつけようとしません。実はバービーはいまだにクリストファーへの強い憧れを捨てておらず、「彼のようになれるまでは、勲章は付けない」というルールを決めていました。この時点でクリストファーは自害してしまっているのですが、その事実を知らないバーバラとバービーは傷を負ってもなお、いつか彼に再会できる日を夢見て「星つき」として活動を続けていきます。
【シャドーハウス】バービーのアニメ声優
「シャドーハウス」はその高い人気からアニメ化もされており、数々の個性的なシャドーや生き人形を、声優達が演じました。ここからはアニメ版「シャドーハウス」でバービーを演じた声優について、詳しく見ていきます。
バーバラの声優は「釘宮理恵」
アニメ「シャドーハウス」ではシャドーであるバーバラと、生き人形のバービーをどちらも声優の釘宮理恵さんが演じています。釘宮理恵さんはいまなお多くのアニメやゲーム、映画に出演する実力派声優で、「シャドーハウス」でもバーバラとバービーという二人のキャラクターを見事に演じ分けました。
釘宮理恵のプロフィール
- 生年月日:1979年5月30日
- 血液型:B型
- 身長:159cm
- 出身地:大阪府生まれ、熊本県熊本市育ち
- 所属事務所:アイムエンタープライズ
- デビュー:1998年(声優)、2012年(歌手)
釘宮理恵さんが声優として活躍するようになったきっかけは、1997年に日本ナレーション演技研究所が主催する第1回「声優サマースクール」にて、「アイムエンタープライズ&私たち、翔びます賞」を受賞したことです。受賞後、新人養成を目的とした附属劇団・ヴォアレーヴに入団します。やがてアイムエンタープライズに所属し、声優としてだけでなく歌手としても最前線で活躍していくようになります。
釘宮理恵の主な出演作品
釘宮理恵さんといえば、いわゆる「ツンデレ」のかわいい女性キャラを演じることで有名です。「灼眼のシャナ」のシャナや、「ゼロの使い魔」のルイズ、「とらドラ!」の逢坂大河といったかわいい有名ツンデレキャラクターはもちろん、「鋼の錬金術師」のアルフォンス・エルリックといった青年役や、「銀魂」の神楽といったギャグテイストの強いキャラクターも演じています。
【シャドーハウス】バービーに対する世間での評判や人気
「シャドーハウス」を見た読者や視聴者は、やはりまずバービーのそのかわいい立ち振る舞いに魅了されているようです。どこか乱暴な姿が目立つバービーですが、可憐な容姿やジト目、ぎざぎざの歯といった数々の魅力的な要素を兼ね備えたキャラクターで、そのかわいい姿に心を奪われるファンは少なくありません。
バービーは一見すると生き人形達を無理矢理まとめ上げる乱暴な存在ですが、彼女と主であるバーバラに起こった過去の出来事や、彼女達が苛烈に振る舞うその背景や理由を知ると、一気に見え方が変わってきます。ひたむきに自分達の目標に向かって頑張る彼女らを見て、その裏に潜む悲痛な現実に心を痛めるファンも多いようです。
バーバラとバービーはつらい過去を乗り越え、再び「大人」になるために、そしてかつてのクリストファーのような「星つき」になれるように、劇中でも成長を続けていきます。作品の主役ではないものの、彼女達の成長劇を見守り、進んでいくその姿に感動を覚えるファンも少なくはありません。
【シャドーハウス】バービーは元々明るい性格だった
「シャドーハウス」に登場するバービーは今でこそ乱暴な一面が目立ちますが、かつては非常に明るく天真爛漫な性格の少女でした。かわいい見た目だけでなく、その重く暗い過去も彼女の魅力の一つとなっています。クリストファーという憧れの喪失や、過去に負った傷がバービーの運命を大きく変えてしまいましたが、彼女は新たな目標のために物語の中で歩み続けていきます。
この記事のライター
創也慎介
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