【斉木楠雄のψ難】燃堂力(ねんどうりき)はいいやつでアホキャラ?人物像まとめ
「燃堂力(ねんどうりき)」は『斉木楠雄のψ難』に登場するキャラクターです。この記事では燃堂力の人物像について解説します。また、作中では彼の家族も登場し、話題となりました。燃堂力の家族や、アニメ版『斉木楠雄のψ難』で彼を演じた声優についても紹介します。
目次
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力とは?
ギャグ漫画である『斉木楠雄のψ難』には数々の個性的なキャラクターが登場します。燃堂力は主人公で超能力者でもある斉木楠雄のクラスメイトです。燃堂とは一体どのようなキャラクターなのでしょうか。ここではまず、燃堂力のプロフィールや作品の概要について紹介します。
燃堂力のプロフィール
『斉木楠雄のψ難』に登場する燃堂力は斉木楠雄のクラスメイトであり、本作のレギュラーキャラクターです。身長191cmで体重79kgの大柄な少年で、誕生日は5月9日です。モヒカン頭に口ひげ、強大なケツ顎に尖った耳という個性的な外見をしており、周囲からは不良として扱われていました。その老けた顔立ちが理由で高校生にも関わらず大人と勘違いされたこともあります。
斉木楠雄のψ難の概要
燃堂力が登場する『斉木楠雄のψ難』は週刊少年ジャンプで2012年から2018年まで連載されていました。超能力者である斉木楠雄の日常をコミカルに描いたギャグ漫画であり、アニメや実写映画といったメディア展開も行われ幅広い人気を得ました。楠雄をはじめとして『斉木楠雄のψ難』に登場するキャラクターの名前は、超能力に関係する言葉が由来となっています。
斉木楠雄のψ難のあらすじ
生まれつき強い超能力を持った斉木楠雄は、その事実を周囲に隠し高校生活を送っています。強力な力を持ちながらも平穏な生活を望んでいた楠雄でしたが、家族をはじめやたらと癖の強い周囲の人物に振り回され騒動に巻き込まれていく…といったストーリーです。作品内では季節の変化など時間の経過が描かれますが、楠雄たちが高校2年に進学した後はずっとそのままの設定で物語が展開されました。
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力はいいやつ?人物像を解説
先に紹介したように、燃堂力は『斉木楠雄のψ難』の主人公である斉木楠雄のクラスメイトです。凶悪な外見により周囲から距離を取られている燃堂ですが『斉木楠雄のψ難』の中で実際はどういった人物なのでしょうか。ここでは燃堂の詳しい人物像や家族構成などを解説します。
燃堂力はいいやつ?
いかつい外見だけでなく言葉遣いも乱暴な燃堂ですが、その本質は情に厚く純粋な性格の少年です。作中では不良に絡まれた楠雄を体を張って守ったり、海で溺れた女性を助けるなど自分が傷ついても他人のために行動する姿も描かれていました。「いいやつ」という言葉が似合うフレンドリーな性格で、楠雄のことを相棒と呼び友情を感じています。
燃堂力はアホキャラ?
そんな燃堂ですが『斉木楠雄のψ難』の中で、屈指のアホキャラとしての役割も持っています。一例として、燃堂は「仮病」を「ケ病」という病気と思い込んでいました。他にも作中でのアホなエピソードは数知れず、燃堂の心は超能力を持つ楠雄でも読み取ることはできません。空気を読めない発言も多く、さらに音痴でもありその歌声は「死神が具現化した」とまでいわれていました。
燃堂力の身体能力
アホな頭脳とは対照的に燃堂は極めて高い身体能力を持っています。『斉木楠雄のψ難』の作中において、草野球の試合に助っ人で出場した際にはその運動神経を活かして逆転ホームランを放つなどの活躍を見せました。クラスメイトで運動神経抜群の灰呂杵志とも渡り合える人物であり、彼からライバル視されています。その一方で燃堂は、スポーツは得意でも喧嘩には弱いという姿も描かれていました。
燃堂力と超能力者の斉木楠雄の関係
燃堂は『斉木楠雄のψ難』の最初期から登場し、楠雄と最も付き合いの長い登場人物です。超能力で心の読めない燃堂に対して楠雄は一定の距離を置いていました。しかし一緒にラーメンを食べに行こうと誘ってくる燃堂に同行するなど、二人の仲は良好です。その性格が災いして『斉木楠雄のψ難』の中では良くも悪くも周囲を引っ掻き回すことの多い燃堂ですが、そのいいやつの一面を知る楠雄からは友人として憎からず思われていました。
燃堂力がクラスから一目置かれる理由
燃堂力がクラスメイトから一目を置かれているのは強烈な見た目もありますが、その裏表のない性格も大きな理由です。『斉木楠雄のψ難』の連載が進む中で次第に燃堂のいいやつという人柄も知られていったのか、後に燃堂よりクラスメイトからの扱いが酷いキャラクターも登場しました。クラスのマドンナである照橋とも普通に会話することができ、自慢の運動神経も相成って良くも悪くも目を離すことのできない存在となっています。
燃堂力の家族
『斉木楠雄のψ難』の作中では燃堂の家族も登場しました。父親の名前は『竹内力』ですが、燃堂が生まれる前に他界しています。死因は子どもを庇って交通事故に合ったことで、燃堂の優しい性格は父親から受け継がれています。母親の名前は『燃堂緑』で、母親と二人暮しの燃堂は緑のことを大切に思っています。両親とも燃堂に瓜二つの顔立ちをしており、アニメ版では両親の声も燃堂と同じ声優が担当しました。
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力の声優
『斉木楠雄のΨ難』は2016年にアニメ化もされました。数多くの実力派声優が作品に参加しましたが、燃堂力を演じた声優はどんな人でしょうか。ここではアニメの『斉木楠雄のΨ難』で燃堂を演じた声優について紹介します。
燃堂力の声優は「小野大輔」
アニメ『斉木楠雄のΨ難』で燃堂力を演じたのは小野大輔(おのだいすけ)さんです。多数のアニメやゲームに出演経験のある人気声優で、主役脇役問わず演じ分ける高い演技力を持っており、歌手活動も積極的に行っています。ギャグ作品のキャラクターも多く演じており、その実力でアホさと優しさを兼ね備えた燃堂に命を吹き込みました。
小野大輔のプロフィール
- 名前:小野大輔(おのだいすけ)
- 出身地:高知県
- 生年月日:1978年5月4日
- 血液型:O型
- 所属事務所:フリー
小野大輔さんは大学時代にラジオドラマの制作過程で出演を経験し、それが声優を目指すきっかけとなりました。マウスプロモーション付属養成所を卒業後、キャリアを積み重ね着実に演技力に磨きをかけます。2008年には第2回声優アワードサブキャラクター男優賞を受賞しました。その後もいくつもの賞を受賞し、人気声優としての地位を確立していきました。
小野大輔の主な出演作品
- 『ジョジョの奇妙な冒険』空条承太郎
- 『おそ松さん』松野十四松
- 『ウルトラマンタイガ』ナレーション
- 『進撃の巨人』エルヴィン・スミス
小野大輔さんは2002年のデビュー以降、多数のアニメや吹き替えに携わりキャラクターの声を担当してきました。屈強な男らしい役から『斉木楠雄のψ難』で演じた燃堂のように参加した作品の幅は広く、特撮番組のナレーションを担当したこともあります。さらに俳優としてテレビドラマへの出演経験もあり、その際にはSNS上で大きな話題となるなど注目を集める存在です。
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力の実写キャスト
『斉木楠雄のΨ難』は2017年に実写映画化されました。原作のエピソードに映画オリジナルの要素を加えながら展開された本作には豪華俳優陣が参加しています。ここでは実写映画の『斉木楠雄のΨ難』で燃堂力を演じたキャストについて紹介します。
燃堂力の実写キャストは「新井浩文」
実写映画『斉木楠雄のΨ難』で燃堂力を演じたのは、俳優の新井浩文(あらいひろふみ)さんです。俳優として数々の作品に出演した新井さんは、斉木楠雄以外にも複数の漫画実写化作品に出演していました。映画『斉木楠雄のψ難』においては、当時38歳で高校生という設定の燃堂役に挑戦しています。SNS上では「新井さんの燃堂感がすごい」「新井さんの燃堂が見たかった」といった声も挙がっていました。
新井浩文のプロフィール
- 名前:新井浩文
- 出身地:青森県
- 生年月日:1979年1月18日
- 血液型:A型
新井浩文さんは2001年に俳優デビューした後、2002年には早くも映画で初主演を飾っています。北野武監督の作品に出演した際には、第22回東京スポーツ映画大賞を受賞しました。『斉木楠雄のψ難』の掲載誌である週刊少年ジャンプのファンでもあり、声優としてジャンプアニメへの参加経験もありました。刑事役をはじめ多数の役柄を演じ、テレビドラマにも多数出演し一般的な知名度も高い俳優として活動していました。
新井浩文の主な出演作品
- 『バクマン。』平丸一也
- 『ど根性ガエル』ゴリライモ
- 『青い春』青木
強面な役柄も演じていた新井さんですが、SNS上ではファンと積極的に交流するなど気さくな一面を見せていました。大人向け作品から『斉木楠雄のψ難』のような大衆作品まで広く活躍し、俳優として順風満帆に見えた新井さんですが2019年に事件を起こし逮捕されています。それにより、現在は俳優を引退状態にあります。
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力に対する世間での評判や人気
燃堂力は『斉木楠雄のΨ難』に登場するキャラクターの中では出番の多いキャラクターです。SNS上では燃堂のアホさだけでなく、家族や友人への愛情などいいやつとしての一面に魅力を感じるという声も挙がっていました。
燃堂については、アニメ版『斉木楠雄のψ難』における小野大輔さんの演技を称賛する投稿も多く見られました。「燃堂が小野さんと知り驚いた」といった意見だけでなく、「燃堂のような役をやっている時の小野さんの声が好き」といった声もあります。いずれにしても、小野大輔さんのキャスティングが燃堂の魅力を引き立たせたことが確認できました。
小野大輔さんだけでなく、実写映画『斉木楠雄のψ難』で新井浩文さんが演じた燃堂もはまり役との声が挙がっていました。漫画の実写化の際はキャスティングに賛否両論がつきものですが、燃堂はアニメと実写の両方でャスティングに恵まれた稀有なキャラクターです。それ故に新井さんの不祥事を惜しむ声も多く見られました。
【斉木楠雄のΨ難】燃堂力はいいやつでアホキャラだった
燃堂力は度を越えたアホさによりクラスの問題児でしたが、超能力者という特異な背景を持つ楠雄にとっては紛れもなく友人の一人でした。トラブルメーカーでもありますが、情に厚く家族や友だち想いの燃堂の姿は登場人物の中でも大きな魅力を放っています。作品は既に終了していますが、燃堂のことが気になった方は『斉木楠雄のψ難』アニメや漫画を見て彼の活躍をチェックしてみてください。
この記事のライター
侑芽
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