【王様ランキング】ボッスの目的とは？クズキャラの復活や最後を解説

『王様ランキング』に登場するボッスは、ボッス王国の初代国王で、ボスという意味でボッスという名前になっています。巨人族なため体が非常に大きいのが特徴的で、巨人族の戦士だったこともあり強くなることに固執しています。前王妃シーナとの間に第1子のボッジ、現王妃との間に第2子のダイダを授かっています。世界一強くなることを目的としており、そのために武者修行をしていました。

十日草輔さんが描く『王様ランキング』は、冒険・ファンタジーをテーマにしており、2017年から漫画投稿サービス「マンガハック」にて毎週土曜日に更新されている漫画です。2021年からテレビアニメ『王様ランキング』が放送され、2023年には『王様ランキング 勇気の宝箱』が放送されました。単行本は現在17巻まで刊行され、2023年6月時点で累計発行部数が220万部を突破するなど、注目度の高い作品です。

ボッス王国の第1王子ボッジは、巨人族の両親から生まれましたが身体が小さく耳が聞こえず、言葉を話すことが出来ませんでした。亡き母シーナと王になることを約束しており、ボッジ自身も強さと王への憧れを抱いていましたが、非力なため周囲から王としての素質がないと非難されていました。しかし、カゲという不思議な友人が出来たことで、ボッジを取り巻く環境が少しずつ変化していくのです。

『王様ランキング』に登場しクズと言われているボッスですが、その目的は世界一強い男になることでした。強い男になるために、武者修行に出るほどだったので、よっぽど強くなりたいと思っていたのだと考察されます。世界一強くなるために、修行していましたが他力本願な方法で力を手に入れ、多くのものを犠牲にしています。一度はランキング1位を取ったものの、利己的な考えの持ち主だったこともあり強さだけでは王様ランキング首位を維持することはできなかったようです。

『王様ランキング』に登場するボッスは、ボッス王国初代国王ですがファンの間ではクズと言われているキャラクターです。ここからは、『王様ランキング』に登場するキャラクラーとボッス王の関係について詳しく解説していきます。

『王様ランキング』に登場するボッスとミランジョは、ボッスが王になる以前からの知り合いでした。ボッスの目的は世界一強い男になることだったため、王になる前に武者修行に出ており、その際にミランジョと出会っています。ホウマ王国でボッスはミランジョの父を殺害してしまいます。さらに、ギャグザによってミランジョの母やホウマの国民の多くが死亡しました。ミランジョも酷い状態で晒されていましたがボッスが紹介した治癒魔法で復活し、天涯孤独になったミランジョと共に旅をすることになります。

『王様ランキング』作中でボッスのお陰で復活したミランジョは、ボッスの「世界一強い男になる」という目的を何とかして叶えたいと考えます。ミランジョがボッスに幼馴染の魔神を紹介すると、ボッスは世界一強い男になる対価として自身の寿命を差し出しました。王様ランキング7位のボッスが「強さだけなら1位」の力を手に入れることが出来たのは、魔神と契約を交わしていたためだったのです。

『王様ランキング』作中にてボッスは、魔神と契約し「自身の寿命」という対価を支払ったことで、「強さだけなら1位」と言われるほどの強さを手に入れました。強さを手に入れたボッスは、次に強い女性を妻にしたいと考え、同じ巨人族であるシーナと出会い結婚します。そしてボッスとシーナの間に第1子であるボッジが誕生したのです。巨人族は一生のうちの1人しか子供が産めませんが、ボッジは巨人族同士の子でありながら体が小さく、耳も聞こえない状態でした。

『王様ランキング』作中で、ボッスの寿命が短いことを把握していたミランジョは、ボッスと一緒に居たいと考え密かにシーナ殺害を企てます。そして、陰謀通りミランジョは、ボッス不在時に妻シーナを暗殺してしまいます。シーナ亡き後、ボッスはヒリングと結婚しダイダが誕生しました。しかしダイダ誕生後まもなくして、魔神と契約したことでボッスは病気になってしまいました。そして最後に、ボッス王国の次期国王にシーナとの間に誕生した、第1子であるボッジを指名し死亡しています。

『王様ランキング』作中で、魔神との契約の対価として寿命を捧げ、最後は病気になって死亡してしまったボッスはミランジョによって復活を遂げています。ボッス自身が復活を望んでいたかはハッキリと明かされていませんが、ミランジョは第2子であるダイダの体を使って、ボッスを復活させています。復活したボッスはミランジョの望むように振舞っていました。

『王様ランキング』作中で死亡したボッスは、ミランジョによってダイダの体を借りて一度は復活しました。復活したボッスはミランジョの望み通りに振舞っており、ボッジとも敵対することになります。しかし、最後は強くなったボッジに負けて、ボッスは完全に死亡してしまいました。

『王様ランキング』作中でボッスがひどいクズキャラだと言われる理由の1つは、子供を犠牲にしていることです。ボッスは世界一強い男になるために魔神と契約した際、自身の寿命だけでなく子供の能力、つまりボッジの能力を対価として引き渡しているのです。そのため、ボッジは巨人族の子供ですが非力で小さく、耳も聞こえず、話すことが出来ないのです。自分の目的のためには、子供さえ犠牲にしてしまう身勝手さがクズと言われる理由でしょう。

『王様ランキング』作中でボッスがひどいクズキャラだと言われる理由2つ目は、ミランジョを優先することです。ボッスは世界一強い男になるための武者修行でミランジョと出会ってからミランジョを優先してきました。ミランジョの言う通りシーナと結婚し、シーナの死後はミランジョの言う通りヒリングと結婚しました。その上、ボッスは結婚後ヒリングを殺害することも反対しておらず、クズと言われても仕方のない酷さです。

『王様ランキング』作中でボッスがひどいクズキャラと言われる理由3つ目は、自分の行いを謝罪しないことです。王だったボッスは、家族だけでなく非常に多くの周囲の人間に迷惑をかけてきましたが、死亡しても謝罪することはありませんでした。それは、自身の行いが悪いことであったということすら認識していなかったのでしょう。善悪の分別がついておらず、明らかにひどい行いをしても悪いと考えられなかったのは利己的な考え方をしていたことも原因だと考察されます。

『王様ランキング』のテレビアニメ版でボッスの声を演じているのは、1999年に『ゾイド-ZOIDS-』でデビューした声優の三宅健太さんです。ここでは、みやけんの愛称で親しまれている三宅さんの詳しいプロフィールと出演作品について紹介していきます。

バリトンボイスが特徴的な三宅健太さんは、クリス・ヘムズワースさんの吹替を担当していることでも有名な人物です。アミューズメントメディア総合学院声優学科を卒業した経歴を持ち、2011年に第1子が誕生しています。2019年には第13回声優アワードで助演男優賞を受賞した実力のあるベテラン声優です。

SNS上では、『王様ランキング』に登場するキャラは基本的に最後は憎めないキャラというのが多いけれど、ボッスは唯一許せないキャラだと憤慨するファンもいました。ボッスのクズっぷりを受け入れられないファンは少なくないようです。

SNS上では、ボッスがボッジから聞く能力を奪った理由が自身の戦いのためではなく、国民の声を聞くためだとしたらボッスは憎めない存在だと言うファンもいました。違った視点での解釈で自分なりの考察をするファンもおり、『王様ランキング』の深さに感服していました。

『王様ランキング』を一気見しているファンは、初めは嫌な奴だと思っていたキャラの好感度が上がっていく中で、ボッスの自己中心的なクズっぷりが際立つとつぶやいていました。ボッス王に対して好感を持つファンはなかなかいないようです。

『王様ランキング』に登場するボッスの目的は、世界一強い男になることだったことが明らかになりました。世界一の強さを手に入れるため、世界各地で武者修行に励む程強さを欲していたボッスは、自分の寿命を対価にしました。さらに、自分の目的のために子供を犠牲にしたり、家族や臣下よりミランジョを優先するなどクズっぷりがひどい人物でした。一度は復活したボッスですが、最後は完全に死亡しています。今後の『王様ランキング』の展開にもぜひ注目してみてください。