【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーはヒーローなのに囚人?強さを徹底考察!
『ワンパンマン』に登場するぷりぷりプリズナーは、ヒーローでありながら囚人でもある特殊な設定のキャラクターです。この記事では、『ワンパンマン』作中での活躍から彼の強さを考察します。ぷりぷりプリズナーが囚人になった理由や、由来となった作品についても紹介します。
目次
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーとは?
ぷりぷりプリズナーは『ワンパンマン』に登場するS級ヒーローです。ヒーローであるにもかかわらず、刑務所に囚人として収監されています。ぷりぷりプリズナーの能力や強さ、囚人になった理由について見ていく前に、彼のプロフィールや『ワンパンマン』の概要・あらすじを押さえておきましょう。
ぷりぷりプリズナーのプロフィール
- 身長:220cm
- 年齢:33歳
- ランキング:S級16位→17位(ジェノスの昇格によりランクダウン)
ぷりぷりプリズナーは、小さめのアフロヘアーに青髭が残ったケツアゴ、筋骨隆々な肉体が特徴のキャラクターです。普段は刑務所に収監されていますが、事件が起こると脱獄しヒーロー活動にあたっています。そのため、囚人服姿で、右足に足枷を付けた状態で現れます。恋愛対象は男性で、作中ではかわいい男子をチェックしたり、彼氏がいるような発言もしていました。
ワンパンマンの概要
『ワンパンマン』は、2009年からONE氏によって連載されているウェブコミックです。2012年からは村田雄介氏によるリメイク版が「となりのヤングジャンプ」にて連載されています。コミックス累計発行部数は2800万部(2022年11月時点)を突破する大人気漫画です。2015年からはアニメ放送も開始され、現在第2期まで放送されています。2022年8月にはアニメ第3期の制作も発表されました。
ワンパンマンのあらすじ
『ワンパンマン』の主人公・サイタマは、趣味でヒーローとして活動する青年です。地道なトレーニングによって、どんな強敵も一撃で倒せるようになっていたサイタマですが、その状況にどこか虚しさを感じていました。ある日、サイタマは、とある事件がきっかけで、全身サイボーグの青年・ジェノスに弟子入りを懇願されます。ジェノスの師匠となったサイタマは、彼とともにヒーロー協会に入り、正式なヒーローとして活動を始めました。
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーはヒーローで囚人?元ネタは?
ぷりぷりプリズナーは、ヒーローと囚人という相反する顔を持つキャラクターです。ここからは、彼が囚人になった理由を見ていきましょう。また、ぷりぷりプリズナーには由来となった作品も存在しているそうです。ぷりぷりプリズナーの元ネタや由来についても併せて解説していきます。
ぷりぷりプリズナーが囚人になった理由
ぷりぷりプリズナーが、囚人になった理由は、好みの男子を見つけると我慢できずに襲ってしまっていたためです。過去に捕まえたA級賞金首の男が大変好みだったという理由で、本人の希望によりその男と同じ「臭蓋獄(しゅうがいごく)」と呼ばれる凶悪犯専用の刑務所に収監されています。その時から彼は、「犯罪者であれば成敗にもなるから襲って良い」という持論を展開するようになり、現在は犯罪者の男子にターゲットを絞っています。
ぷりぷりプリズナーの名セリフ「あなたに会いに脱獄成功」
あなたに会いに脱獄成功!
出典: phoenix-wind.com
上述のA級賞金首を捕まえて以降、彼はテレビで好みの犯罪者男子をチェックしては、脱獄して捕まえ、刑務所に戻ることを繰り返すようになります。また、世の中の男子たちを守るという理由で、怪人のもとに駆けつけることもあります。上記は、深海王に傷つけられていたA級ヒーローのスティンガーとイナズマックスを助けに行った際の名セリフです。男子のためには臭蓋獄の厳重な警備すら突破するぷりぷりプリズナーですが、脱獄を繰り返しているという理由により刑期がなかなか終わらずにいます。
ぷりぷりプリズナーの元ネタや由来
ぷりぷりプリズナーには由来となったキャラクターが存在します。それは『仮面ライダープリズナー』という作品の主人公です。ぷりぷりプリズナーの由来だと言われる理由は、『仮面ライダープリズナー』の主人公も、刑務所に収監されている囚人ヒーローであるからです。『ワンパンマン』の原作者であるONE氏が、この作品のファンであったことから、それに由来するキャラクターが生まれたと言われています。
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーの強さや実力・能力
ぷりぷりプリズナーは、『ワンパンマン』作中でヒーロー協会の最高戦力であるS級ヒーローの一人に数えられるほどの実力者です。その強さはどれほどのものなのでしょうか。ここからは、ぷりぷりプリズナーの強さや実力・能力について、『ワンパンマン』作中での活躍とともに紹介します。
ぷりぷりプリズナーはS級最弱のヒーロー?
ぷりぷりプリズナーのヒーローランクはS級17人中17位と最下位です。本人も他のS級ヒーローとの実力差を自覚しており、彼らと比べると自分は平均的成人男性だと述べています。しかし、『ワンパンマン』作中で彼は成長していくのです。ストーリー序盤こそ今ひとつな戦績でしたが、戦闘の中で能力を覚醒させ、最も危険度が高いとされる災害レベル「竜」の怪人を圧倒するほどになります。読者からは「実力的にはS級最弱ではないのでは?」との声も上がるようになりました。
ぷりぷりプリズナーの深海王戦での活躍
ぷりぷりプリズナーは深海王戦で『ワンパンマン』に初登場しました。A級ヒーローのスティンガーとイナズマックスが災害レベル「鬼」の深海王に重傷を負わされていたところに現れます。ぷりぷりプリズナーはスティンガーが一撃で倒されてしまった深海王の打撃も耐え、わずかながらダメージを与えることにも成功します。しかしながら、深海王を倒すには至らず、連打対決で敗北してしまいました。
ぷりぷりプリズナーの怪人協会編での活躍
怪人協会編で、ぷりぷりプリズナーは、災害レベル「鬼」の怪人を2体倒した後に、怪人協会によって連れ去られ怪人化された臭蓋獄の囚人たちと対峙します。囚人たちのことを自分の彼氏だと思い込んでいたぷりぷりプリズナーは、彼らを元に戻そうとするも上手くいきません。しかし、囚人たちとの戦いの中でぷりぷりプリズナーの能力が覚醒していきます。そこに現れた災害レベル「竜」のニャーンの攻撃を受けた際には、さらに能力が覚醒し新技で防御します。それを見て恐ろしさを感じたニャーンは逃亡してしまいました。
ぷりぷりプリズナーの戦闘モードや技
ぷりぷりプリズナーは『ワンパンマン』作中で数々の戦闘モードや技を披露しています。それぞれの技の強さや特徴について詳しく解説していきます。
技①エンジェル☆スタイル
「エンジェル☆スタイル」は全身の筋肉を膨張させて戦闘能力を向上させるというもので、ぷりぷりプリズナーが本気になったときの戦闘スタイルです。戦闘能力の向上と引き換えに、全身の衣服が破れて全裸になってしまうというデメリットがあります。
技②エンジェル☆ラッシュ
「エンジェル☆ラッシュ」は「エンジェル☆スタイル」の状態で繰り出される連続パンチです。この「エンジェル☆ラッシュ」で深海王に挑んだものの、パンチについて深海王からダメ出しを受けた挙句に敗北してしまいました。
技③ダーク☆エンジェル☆ラッシュ
「ダーク☆エンジェル☆ラッシュ」は深海王からのダメ出しを受けて「エンジェル☆ラッシュ」を強化した技となっています。一発一発に殺意が込められたことで、打撃の威力が増していることが特徴です。
技④エンジェルダッシュ
「エンジェルダッシュ」は、「エンジェル☆スタイル」での全力ダッシュです。巨大な敵から逃亡する際に使用されていましたが、『ワンパンマン』作中の描写を見る限り、そこまでのスピードは出ていないと推測されています。
技⑤バイブレーション☆エンジェル
「バイブレーション☆エンジェル」は、怪人からの電気・冷凍・毒・熱といった攻撃によって生じた震えを利用する技です。その振動は、コンクリートをも粉砕するほど強力なもので、自分の意思でON・OFFもできます。
技⑥バイブレーション☆ダーク☆エンジェル☆ラッシュ
「バイブレーション☆エンジェル」状態で繰り出されるパンチ技です。「バイブレーション☆エンジェル」の振動と「ダーク☆エンジェル☆ラッシュ」の相乗効果で、その威力は凄まじいものとなっています。『ワンパンマン』作中では、災害レベル「鬼」の怪人の体を粉砕していました。
技⑦エンジェル☆ハグ
災害レベル「鬼」のハリネズミ怪人・フリーハガーとの戦闘で登場した技です。全身トゲだらけのフリーハガーに苦戦していたぷりぷりプリズナーでしたが、痛みを恐れず愛情を持って抱きしめればよいという考えに行きつき、この「エンジェル☆ハグ」でフリーハガーを抱き潰しました。これ以降、彼の耐久力は飛躍的に向上しています。
技⑧エンジェル☆パタパタ
「エンジェル☆パタパタ」手で落下してくる大量の瓦礫を払いのける技です。平泳ぎのような華麗な手の動きが特徴的な技となっています。
技⑨エンジェル☆クロール
「エンジェル☆クロール」は降り積もった瓦礫の中を強引に泳ぐ力技です。「バイブレーション☆エンジェル」の威力と後述する「エンジェル☆剛毛アーマー」によるガード、さらに幼少期にぷりぷりプリズナーが通っていた水泳教室での経験が生かされた技となっています。
技⑩エンジェル☆剛毛アーマー
体に生えた剛毛によって防御力アップを図る技で、ニャーンとの戦いで能力が覚醒したことで発動されました。『ワンパンマン』作中では、災害レベル「竜」のニャーンの攻撃を防ぐほどの防御力を見せつけています。
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーの声優
かわいい男子を愛してやまないぷりぷりプリズナーですが、「俺」という一人称を使うなど、意外にも男らしい口調が特徴です。ここからは、アニメ『ワンパンマン』でぷりぷりプリズナーを演じた声優のプロフィールや出演作品を紹介します。
ぷりぷりプリズナーの声優は「小野坂昌也」
アニメ『ワンパンマン』にてぷりぷりプリズナーの声を担当したのは、小野坂昌也(おのさか まさや)さんです。『ワンパンマン』では男色家であるぷりぷりプリズナーを見事に演じ切っている小野坂さんですが、実は、男性に対して恋ができないという理由から、ボーイズラブに出演しない声優として知られています。
小野坂昌也のプロフィール
小野坂昌也さんは、大阪府出身の声優です。元々はお笑い芸人志望だったものの、当時は芸人になるにはベテラン芸人への弟子入りが主流だったため、ハードルが高く断念したそうです。その後、俳優の道を志しますが、青二塾大阪校を俳優養成所と間違えて入塾したことがきっかけとなり、声優の道に進んでいます。現在は声優業に加え、ナレーターやラジオパーソナリティなど幅広く活動しています。
小野坂昌也の主な出演作品
- ツヨシしっかりしなさい(井川ツヨシ)
- テニスの王子様(桃城武)
- ボボボーボ・ボーボボ(首領パッチ)
- よんでますよ、アザゼルさん。(アザゼル)
明るい声色が特徴の小野坂さんは、青年役を中心に担当しています。演じるキャラのタイプは様々ですが、特に、三枚目キャラやオネエキャラ、関西弁のキャラを演じることが多いようです。
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーに対する世間での評判や人気
『ワンパンマン』に登場するヒーローの中でも、桁違いの実力者が揃うS級ですが、彼らの多くはどこか自分の強さに慢心しているような面もあります。しかし、ぷりぷりプリズナーだけは自分の実力を過大評価することはありません。その謙虚な姿勢に多くのファンが好感を持っています。
新人のジェノスに追い抜かれ、S級最下位となったぷりぷりプリズナーですが、卑屈になることなく「ジェノスと仲良くなりたい」とすら考えています。また、数々の危機的状況さえも自身の成長の糧とする姿に、「実力はS級最下位でもメンタルは強靭」と評価するファンもいました。
ぷりぷりプリズナーは男色家ですが、口調は男らしく、いわゆるオネエキャラではありません。アニメ『ワンパンマン』で、その難しい役どころを見事に演じ切った小野坂昌也さんに対して視聴者からは称賛の声が上がっていました。
【ワンパンマン】ぷりぷりプリズナーはヒーローなのに囚人だった
ぷりぷりプリズナーはS級ヒーローでありながら、気に入った男子を襲ってしまうという悪癖から刑務所に収監されてしまった囚人です。その特殊な設定は『仮面ライダープリズナー』というウェブコミックに由来するものでした。ぷりぷりプリズナーは、犯罪者という立場でありながら、謙虚な性格や作中での成長から多くのファンを獲得しています。ぷりぷりプリズナーの活躍に注目して『ワンパンマン』を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
まつこ
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