【ワンパンマン】金属バットはかっこいいヤンキーヒーロー！強さや声優を紹介

『ワンパンマン』に登場する金属バットは、リーゼントと学ランが特徴的なヒーローです。ファンの間でかっこいいと評判の金属バットは、どのようなキャラなのでしょうか。金属バットのプロフィールと『ワンパンマン』という作品について紹介します。

金属バットの年齢は17歳、身長は168cm、体重は67.3kg、その名の通り金属バットを使用する戦闘スタイルです。本名は「バッド」で、ヒーロー協会から「金属バット」というヒーロー名を付けられ活動しています。ヒーローのランクはS級16位（初登場時は15位）とかなり高い順位にいる人物です。リーゼントヘアに金属バットという不良少年のような見た目が特徴です。ゼンコという妹がいます。

『ワンパンマン』は、ONE著による漫画作品です。2009年7月よりウエブサイトにて連載開始されています。リメイク版は「となりのヤングジャンプ」にて2012年6月～連載開始され、2015年10月～はテレビアニメ版『ワンパンマン』の放送が開始となりました。『ワンパンマン』単行本の累計発行部数は2022年11月時点で2800万部を突破しています。ヒーローものでありながら、ギャグ要素の強い作品である『ワンパンマン』は数多くのファンに愛されています。

『ワンパンマン』の物語の舞台は日本です。主人公のサイタマは、就職活動に行き詰っている青年でした。ある日、町で少年を探している怪人と遭遇します。一度は見逃されたサイタマでしたが、少年を殺そうとしている怪人を見過ごせず、少年を守るために怪人と戦い、勝利します。そして、幼い頃の夢であったヒーローになることを決意します。その後、トレーニングを行った結果、頭髪を全て失うことになりますが、一撃で敵を倒すことのできる強さを手に入れたのです。

金属バットは、『ワンパンマン』作中に登場する組織の「ヒーロー協会」の中でも最高戦力と呼ばれるS級ヒーローの中の一人です。個性的な技を持ったキャラが多くいるヒーロー協会の中でも、強いとされる金属バットの強さや技について紹介します。

金属バットの強さは、持前の戦闘能力の高さと優れた洞察力です。金属バットを使用して戦うというシンプルな戦闘スタイルです。敵の弱点を突いて戦うこともできます。素手での戦闘力も高く、金属バットを使わず、蹴りでクレーン車を突き飛ばすほどの強さを持ち合わせています。

金属バットは、ヒーロー協会のスポンサーである親子の護衛を担当することになります。食事中に親子を襲ってきたムカデ怪人をまずは一掃します。しかしその後、さらに強い鬼レベルのムカデ先輩と同じく鬼レベルのラフレシドンが金属バットの前に立ちふさがります。ラフレシドンの「催眠香」の攻撃で意識が遠退きピンチになった金属バットですが、自分の頭をバットで叩いて気合いを入れ覚醒します。そして鬼レベルの怪人2体を同時に倒しました。

金属バットは、ダメージを負うほどに身体能力が向上するという特殊な能力を持っています。鬼レベルの怪人を相手にした後、竜レベルの怪人との戦闘が開始します。その時点で満身創痍だった金属バットに、追い打ちをかけるようにガロウが戦いを挑みます。血だらけで複数骨折しているにも関わらず、ダメージを負うごとに身体能力が上がり、鋭い攻撃を繰り出していました。

ガロウと金属バットの戦闘は、一見ガロウが有利に見える戦いでした。しかし、金属バットは攻撃を受けるごとに強さが増していたため、渾身の一撃がガロウに届こうとしていました。寸前のところで金属バットの妹のゼンコが止めに入り、ガロウと金属バットの戦闘は中止となりました。作画の村田先生は、「ゼンコが止めに入らなければ金属バットが勝っていたかも」という内容の説明をしていることから、金属バットは、状況によってはガロウより強い可能性が十分にあります。

ムカデ先輩とラフレシドンを倒した後、金属バットは災害レベル竜のムカデ長老と戦います。ムカデ長老はとにかく大きく、全てをなぎ倒していきます。金属バットはムカデ長老との戦いの中で、ムカデ長老が顔を避けて戦っていることに気付き、顔が弱点だと判断し、顔への攻撃を開始します。結果、弱点は当たっており、ムカデ長老へダメージを与えることに成功しますが、その反動で振り落とされてしまいます。

金属バットは、武器である金属バットを使った必殺技をいくつか持っています。どの必殺技もヒーローらしい必殺技名ではありませんが、『ワンパンマン』らしい必殺技ばかりです。金属バットの必殺技を順番に紹介します。

必殺技一つ目は、「怒羅巌（ドラゴン）シバき」です。この技は、ひたすら相手に金属バットを叩きつけるという技です。シンプルな技ですが、金属バットの高い身体能力が加わることで、攻撃力が高く、相手に与えるダメージも大きい必殺技です。ヤンキーらしい戦い方と必殺技名と言える技です。

必殺技二つ目は、「野蛮トルネード」です。この技は、高速回転しながら金属バットを振り回すという技です。相手に連続して打撃を与えることができる技で、攻撃力もかなり高い技です。ガロウ戦にて登場した必殺技で、対峙したガロウが「まともにくらったらヤバかった」と恐れるほどの強さを持っています。

必殺技の三つ目は、「仏恥義理（ぶっちぎり）スパイラル」です。この技は、縦回転しながら前方向に突き進み、相手に打撃を与える技です。この技は村田版の『ワンパンマン』でのムカデ仙人との戦闘時に登場した技です。通常攻撃では歯が立たないムカデ仙人の触覚を切り落とす威力を持っています。

必殺技の四つ目は、「気合野蛮ハリ拳（ケーン）」です。この技は、神を殺そうとしているガロウの前に、神によって遣わされた怪人のムカデ仙人と対峙した際に登場した技です。「野蛮トルネード」の進化版と言える技です。敵であるガロウと金属バットは共闘することになり、力を増した金属バットは、ムカデ仙人の外骨格を砕くことに成功しました。

アニメ版『ワンパンマン』には、豪華な声優陣がたくさん登場しています。個性的で魅力溢れるキャラがたくさん登場する『ワンパンマン』でもイケメンと言われている金属バットの声優を担当した声優について紹介します。

金属バット一本で戦う漢気溢れるキャラの金属バットを担当したのは、声優の羽多野渉さんです。「わっちゃ」や「わちゃ」などの愛称で親しまれています。2022年11月には、NHK・Eテレで30年もの間愛された「ニャンちゅう」の声優を、津久井教生さんから引き継ぐことでも話題となった人物です。

羽多野渉さんは1982年生まれ、長野県出身の声優です。現在の所属は81プロデュースです。特待生としてアミューズメントメディア総合学院に通っていた経歴を持ち、2001年に声優デビューを果たします。2008年には「第二回声優アワード新人男優賞」を受賞した功績を残しています。歌唱力にも定評があり、2011年より音楽活動を開始しています。キャラクターソングなども数多く担当しています。

羽多野渉さんの主な出演作品は、『FAIRY TAIL』のガジル・レッドフォックスです。『FAIRY TAIL』は『週刊少年マガジン』にて2006年～2017年まで連載されていた漫画作品です。2020年時点の累計発行部数は7200万部を突破しています。羽多野渉さん演じるガジル・レッドフォックスは「鉄竜のガジル」の異名を持つ「鉄の滅竜魔導士」で、無愛想で口の悪いキャラです。

『ワンパンマン』の金属バットは魅力溢れ、作中でも人気の高いキャラです。『ワンパンマン』の作中でもグッとくる名言を残しています。そんな金属バットの魅力や名言についていくつか紹介します。

金属バットの魅力とは一体どこなのでしょうか。強いという点でも十分魅力的ではありますが、実は金属バットが人気を集める理由はいくつかあります。金属バットの魅力や人気の理由について紹介します。

金属バットが人気の理由一つ目は、髪を下ろした姿がイケメンであることです。ヒーローとして活動する際には、リーゼントヘアでバッチリと決めている金属バットですが、オフの際には髪の毛を下ろしています。センター分けで肩ぐらいまでの髪を下した姿は、とてもイケメンだと言われています。

金属バットが人気の理由二つ目は、礼儀正しい性格です。昔のヤンキーのような姿をしている金属バットですが、実は礼儀正しい性格をしています。回転ずし屋では、マナーの悪い護衛対象を注意し、怪人が寿司屋に現れた際には、お会計のことを気にかけています。筋の通った人間である部分が人気を集める理由の一つとされています。

金属バットが人気の理由三つ目は、妹を大切にしているところです。金属バットにはゼンコという少し歳の離れた妹がいます。ゼンコの前では暴力は決して見せないという約束し、妹と買い物や妹にまつわる行事を大切にしています。妹のピアノの発表会には、大きな花束を持って駆けつけています。また、妹と同じように愛も大切にしている点も人気の一つとされています。

金属バットのこの名言は、ガロウとの戦闘時に登場した名言です。ムカデ長老との戦闘で既に体力を消耗していた金属バットは、そのままガロウとの戦闘に入ります。ガロウに追い詰められながらも、金属バットはパワーとスピードがどんどん上がります。そんな金属バットに対しガロウが「どういう原理なんだ？」と問いかけた際に金属バットが発した名言です。特殊な能力ではなく気合いでカバーするという驚きの回答には、ガロウも困惑します。金属バットらしい気合いの入った名言です。

金属バットは超巨大な敵に対しても全くビビらず、果敢に戦いを挑むところが良いという声があがっていました。どんな敵に対しても気合いと根性で勝ちにいく精神が人気のようです。そのまま戦闘を続けていたらムカデ長老にも勝てたのではという意見も多くあがっていました。

『ワンパンマン』の登場人物の中でも、金属バットが一番かっこいいという声がたくさんあがっていました。魅力的で強いキャラがたくさん登場する『ワンパンマン』ですが、その中でも金属バットは人気上位に入るキャラです。男性からも女性からも支持を集めていました。

金属バットの好きなところに、妹思いであるという点をあげているファンが多くいました。敵に対しては容赦ない金属バットですが、妹をとても大切にしています。妹のゼンコ自身も気が強く、金属バットですら頭が上がらりません。そんな兄妹の関係性も金属バットが『ワンパンマン』ファンから愛される要素のようです。

『ワンパンマン』に登場するリーゼント頭のヒーローである金属バットは、気合いの入った強くてかっこいいヒーローです。強さだけでなく、かっこいい姿も人気を集める要因であり、今後もヒーローとしての活躍が期待されています。アニメ版三期の制作も決定した『ワンパンマン』にこれからも注目していきましょう。