【ワンピース】ヨミヨミの実の能力や技まとめ!覚醒したら最強?
アニメ・漫画ともに人気の作品『ワンピース』に登場する悪魔の実の一つ、ヨミヨミの実。様々な特殊能力者が登場する『ワンピース』の中でも、ヨミヨミの実の能力は一際特徴的です。本記事では能力者であるブルックの強さと共に、ヨミヨミの実の能力や技について解説していきます。
目次
【ワンピース】ヨミヨミの実とは?
原作漫画・アニメほか多数のメディアミックスで大人気の作品『ONE PIECE(以下、ワンピース)』。ヨミヨミの実は、『ワンピース』の作中に登場する架空の果実「悪魔の実」の一つです。「悪魔の実」は一つ口にすることで、泳げなくなるデメリットと引き換えにその実に応じた特殊能力を一つ身に着けることができます。
様々な特殊能力者が登場する『ワンピース』の中でも、ヨミヨミの実の能力は一際ピーキーでユニークなものです。ヨミヨミの実の能力の解説や、今後の覚醒の可能性の考察などについて、本記事にまとめていきます。
ヨミヨミの実とは?果実の色や形を紹介
ヨミヨミの実は黄色みの強い赤系統の色をしており、四つの丸く小さな突起がある球形の果実です。この形状は読者から「ドクロがモチーフなのでは」とも言われています。茎の部分は曲線的ですがトゲもあります。これは「魂」という強いエネルギーをイメージした形状なのかもしれません。
ヨミヨミの実の能力者はブルック
ヨミヨミの実の能力者は音楽家のブルックで、彼は『ワンピース』の主人公ルフィが船長を務める麦わら海賊団に所属しています。ブルックは元々ルンバー海賊団の一員でしたが、作中時間の約50年前にルンバー海賊団は壊滅。その際にブルック自身も死亡し、ヨミヨミの能力によって蘇生しました。その後長い時間を経てルフィたちと出会い、麦わら海賊団に加わったのです。
ワンピースの漫画やアニメの概要
今や世界的大ヒットコンテンツである『ワンピース』。アニメやゲーム、テーマパークでのショー、歌舞伎、そして実写映画など様々なメディアミックス展開を見せています。原作は尾田栄一郎(おだ・えいいちろう)先生によって描かれた漫画であり、1997年から現在まで『週刊少年ジャンプ』誌上で連載されています。
2022年6月27日から7月25日まで、『ワンピース』は休載となることが既に発表されていますが、原作者の尾田先生からは今後『ワンピース』の物語が最終章に突入するという発表があり、2022年8月6日にはアニメ映画最新作の『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルム レッド)』が公開予定です。
ワンピースのあらすじ
かつての大海賊ゴールド・ロジャーが遺したというひとつなぎの大秘宝、ワンピース。世界中の海賊がワンピースを求めて航海に出た大海賊時代に生まれた少年ルフィは、故郷の東の海(イーストブルー)を離れ、信頼できる仲間と共に偉大なる航路(グランドライン)でワンピースを探す旅に出ました。ルフィたちはグランドラインの入口で、何十年も前に別れた海賊団との再会を待ち続けているクジラ、ラブーンと出会いました。
そしてルフィたちは旅を続ける中で、一人の男と出会います。その男こそ、ラブーンの友である海賊団の一員、ブルックでした。ヨミヨミの実の能力者であるブルックは、所属していた海賊団が壊滅し自身が死んでしまった後も、ラブーンと再会するために一人海を彷徨っていたのです。ブルックを仲間に迎えたルフィたちはより強くなり、グランドライン後半の海である新世界を目指し、新たな旅路へと一歩足を進めるのでした。
【ワンピース】ヨミヨミの実の能力の特徴
前の項目で軽くヨミヨミの能力について触れましたが、この項目で能力や特徴についてより詳しく解説していきます。『ワンピース』作中では、悪魔の実はユニークな特殊能力を発揮できる「超人系(パラミシアけい)」、自然現象を操ることができる「自然系(ロギアけい)」、そしてモデルとなった動物の力を得て、その姿に変身できる「動物系(ゾオンけい)」の三つの種類があるとされ、ヨミヨミの実は超人系の能力系統のものです。
ヨミヨミの実は、自身の死後に魂を操り黄泉の国と通じることができるようになるというもので、死を超越するという自然の摂理に反した行いを可能にするものです。
能力の特徴①死後に蘇ることができる
ヨミヨミの実の能力の最大の特徴は、自身が死んだ後に復活することができるというものです。能力者であるブルックは、自身がかつて所属していた海賊団が壊滅した際に死亡しており、作中時間ではブルックが一度死んでから52年が経過していることが明かされています。
能力の特徴②生きている間は能力を使えない
ヨミヨミの実の能力が真価を発揮するのは、能力者が死んだ後。能力者が死んで魂が肉体から離れ黄泉の国へ行った後に、再び現世へ戻り能力者の肉体に魂を入れ直し復活することができるのです。つまり、能力者は生きている間、ヨミヨミの実の能力を使うことはできません。
能力の特徴③寿命はない?
ヨミヨミの実の能力は、死亡した後に離れた魂が肉体へ戻ることができれば蘇生することができるというものです。ブルックの場合、肉体の元へ戻ることができたのは肉体が完全に白骨化した後でしたが、彼はその状態で蘇生し現在まで生き続けています。魂さえ無事であれば、肉体がどのような状態であっても「生きている」ことになるようです。
血液や内臓がない状態で生きているブルックは病気や老化による衰えとは無縁であり、寿命による死というものが今後彼に訪れるのかは不明です。怪我をしても治ることは作中でも描かれていますし、頭蓋骨が身体から離れても魂の力で戻すというシーンもありました。皮肉にも、白骨死体の状態で蘇生したことで寿命もなく死を完全に超越した存在となったということもあるのかもしれません。
【ワンピース】ヨミヨミの実の技
ヨミヨミの実の能力がどのようなものなのか、ここまで解説してきました。この項目では、ヨミヨミの実の能力を使って繰り出される技についても解説したいと思います。能力者であるブルックの卓越した剣技と音楽技術、そしてヨミヨミの実の能力が組み合わせられた結果、ブルックが使う技は剣を使う作中キャラクターの中でも非常にユニークなものとなっています。
原作でもユニークな演出で描かれることの多いブルックの技は、アニメではよりコミカルかつ華麗な見た目で放たれることもあります。そんなブルックの技の中から、ヨミヨミの実の能力の特徴が現れている技をいくつかご紹介します。
技①鼻唄三丁矢筈斬り
鼻唄三丁矢筈斬り(はなうたさんちょうやはずぎり)は、相手を「自分が斬られたことにも気付かない」ほどの超スピードで斬り伏せるという、ブルックの剣技が光る必殺技です。元々は「鎮魂曲(レクイエム)ラバンドゥロル」という名前の技でしたが、「ルンバー海賊団」のメンバーによって「鼻唄三丁矢筈斬り」という愛称が付けられ、ブルックもこの愛称を非常に気に入ったために以後はそちらの技名が使われています。
また、ヨミヨミの実の能力を使って、何らかの黄泉の力(魂の力)を込めて放つ鼻唄三丁魂の矢筈斬り(はなうたさんちょうテャマスィーのやはずぎり)という派生技もあります。見た目は通常の鼻唄三丁矢筈斬りと変わりませんが、物理的な攻撃に対して異様に高い耐性を持つと思われた敵を一太刀で斬り伏せるという威力を見せていました。
技②革命舞曲(ガボット)ボンナバン
革命舞曲(ガボット)ボンナバンは相手の方向へ飛び上がるように踏み込み、急接近した勢いのまま鋭い突きを放つ技です。「ボンナバン」とはフェンシング用語で「前方へジャンプする動き」のこと。ブルックが、ヨミヨミの実の力で骸骨となって復活したからこその身軽さが活きている技だとも言えるかもしれません。
技③掠り唄吹雪斬り
掠り唄吹雪斬り(かすりうたふぶきぎり)は、鼻唄三丁矢筈斬りの強化版とも言える技です。ヨミヨミの実の能力を込めた斬撃によって付けられた傷口は、強力な冷気によって瞬時に凍り付きそのまま砕けてしまうという、斬撃・冷気・衝撃の三段階のダメージを与える技です。
技④絵描き唄 一節斬り
絵描き唄 一節斬り(えかきうた ひとよぎり)は、掠り唄吹雪斬りと同じくヨミヨミの実の能力を込めた斬撃を放つ技ですが、こちらはどちらかというと峰打ちに近い、「致命傷を与えない」技でした。ドレスローザ編で敵の能力者によって力を奪われかけていた状態から機転を利かせて放ったシーンが印象的です。
技⑤魂の(ソウル)パラード
魂の(ソウル)パラードは、上記に挙げてきた技以上にヨミヨミの実の能力を主軸に置いた技で、剣を媒介にして相手へ冷気を送り凍らせる技です。「パラード」はフェンシング用語で「防御」を意味する言葉。敵からの攻撃を剣で受けてそのまま冷気によって攻撃するという攻防一体の技であると言えます。
技⑥魂の(ソウル)パラード アイスバーン
魂の(ソウル)パラード アイスバーンは前述した魂のパラードの派生技で、通常の魂のパラードが相手に対して冷気を送るという技であるのに対して、こちらは地面へ冷気を送って凍らせることで相手をスリップさせるという攻撃補助的な技です。
技⑦飛燕曲(スワロー)バンドゥロル
飛燕曲(スワロー)バンドゥロルは革命舞曲ボンナバンと同じく、前方へ跳躍した勢いでそのまま攻撃するという技で、革命舞曲ボンナバンが刺突での攻撃技なのに対してこちらは斬撃での攻撃技です。鼻唄三丁矢筈斬りに代表される、「素早い剣技」というブルックの持ち味を活かした技でもありますが、この技は斬撃のヒットと同時にダメージが与えられ、傷口も即座に凍ります。
技⑧夜明歌(オーバード)クー・ドロア
夜明歌(オーバード)クー・ドロアは非常に鋭く威力のある刺突技です。「クードロア」はフェンシング用語で「真っ直ぐな突き」を意味する言葉です。前方に向かって勢いよく刺突を繰り出すことで衝撃波を放ち、離れた場所にいる相手をも攻撃することが可能な技です。
技⑨パーティーミュージック 幻想曲(ファンタジア)
パーティーミュージック 幻想曲(ファンタジア)はブルックの音楽家としての特性が活かされている技で、音楽を奏でて聴いた相手に幻覚を見せるという催眠術のような技です。幻覚に囚われて隙のできた相手をそのまま斬り伏せるという催眠から攻撃への転化も可能な技です。
【ワンピース】ヨミヨミの実は覚醒したら最強?
悪魔の実の能力は「覚醒する」ということ明かされ、覚醒した能力者も作中に数多く登場するようになりました。ヨミヨミの実の能力は未だ覚醒してはいませんが、新世界に入り数多の強敵との戦いが見込まれる状況では、麦わら海賊団の能力者全員が覚醒する日も近いでしょう。
ヨミヨミの実の能力が覚醒する可能性や、覚醒した場合の新たな能力がどのようなものなのかについて、この項目で考察していきたいと思います。
ヨミヨミの実が覚醒する可能性はある?
ヨミヨミの実の能力が覚醒する可能性に関してですが、結論としては非常に高いと言えます。多数の能力者が覚醒し、戦闘はより高次元の域に入ることが見込まれる新世界の冒険において、麦わら海賊団のメンバーが覚醒しない可能性の方が低いと思われます。
ヨミヨミの実が覚醒したらどうなる?
ブルックが登場した当初は、一度きりの蘇生こそがヨミヨミの実の力であるかのようにも思われましたが、その後の展開により、魂というエネルギーの塊を自在に操り、黄泉の国から力(冷気)を引き出し現世に送り込むことも可能な力こそがヨミヨミの実の能力だと判明しました。ブルックが覚醒するならば、新たなヨミヨミの実の力はどのようなものなのでしょうか。
考察①誰かを生き返らせる?
超人系の能力が覚醒すると、覚醒以前と比べて飛躍的な身体能力の向上や、自身の身体のみならず物や場所の変形などが可能になることが既に明らかになっています。魂というエネルギーを操り黄泉の国の力を行使することができるヨミヨミの実の能力が覚醒すると、既に作中で死亡した人物が復活するということも起こるかもしれません。
考察②死者の魂を呼び出せる?
既に死後長い時間が経っている場合、復活するために魂が戻るべき肉体は既に朽ち果て、骨すら残っていないということもあるでしょう。ブルックが作中で見せているヨミヨミの実の能力には、魂のみで動くというものもあります。ヨミヨミの実の能力が覚醒した際に他者の魂にも干渉できるのであれば、死者の魂のみを現世に呼び戻すこともできるかもしれません。
【ワンピース】ヨミヨミの実に対する世間での評判や人気
初登場時から非常に印象的だったヨミヨミの実の能力は、物語が「新世界編」へ移行してからより強力なものとなり、覚醒した際の展開の予想もとても盛り上がっています。この項目では、実際にSNS上で目にした『ワンピース』読者の「ヨミヨミの実に対する生の声」を一部ご紹介したいと思います。
悪魔の実の能力は多くの場合、口にすれば即座に発現します。しかしヨミヨミの実の能力はその特性上、能力者が生きている間に発現することは決してありません。そして死後の蘇生は皮膚・筋肉・内臓が腐敗し骨になっても有効です。肉体が朽ちた後に復活し、生前の約束のために孤独な時間を過ごし続けたブルックの過去エピソードは「泣ける」と評判です。
ブルックは新世界編でミュージシャンとして大成し「ソウルキング」という名で活動していました。魂を操るヨミヨミの実の能力は、聴覚から訴えかける情緒的なアプローチの「音楽」との相性が良く、ブルックはヨミヨミの実の能力者として非常に適した存在であるのかもしれません。
仲間の死を見届け、自身が死亡し肉体が朽ちて白骨となった後も長い時間を生きているブルック。ヨミヨミの実の能力は死後に再びのチャンスと力を与えるものであると同時に、長く苦しい孤独をもたらすものでもありました。過酷な人生を歩んできたブルックの台詞には、彼がヨミヨミの実の能力者として生き、苦しんできた時間の重みが感じられます。
【ワンピース】ヨミヨミの実の能力はある意味最強だった
死後の復活や魂の操作という特徴的な能力を持つヨミヨミの実。尖った力ではありますが、使いこなすことさえできれば非常に強力で、ある意味では作中最強の能力であると言えるかもしれません。アニメやゲームにはメディアミックス独自の悪魔の実の能力者が登場することもありますが、ヨミヨミの実ほど尖った力はなかなかありません。
物語が最終章に突入することが発表された『ワンピース』ですが、ヨミヨミの実をはじめとした、麦わら海賊団メンバーの覚醒などのパワーアップや、未だ明かされていない秘密など、今後描かれるであろうエピソードは多岐にわたると予想できます。原作漫画だけでなく、アニメやゲームオリジナルのエピソードや劇場版、実写映画版など、『ワンピース』というコンテンツの展開からは目が離せません。
この記事のライター
浦谷街乃
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