【ワンピース】白ひげの声優が死去？有本欽隆の代表作や後任を紹介

白ひげの声優について解説していく前に、まずは白ひげというキャラクターがどのような人物なのかについてまとめていきます。また、白ひげが登場している作品『ワンピース』についても概要とあらすじをまとめ、内容をおさらいしていきます。

白ひげは四皇に名を連ねていた海賊であり、白ひげ海賊団の船長だったキャラクターです。三日月状に伸びた白い口ひげと身長666cmという常人の数倍大きい体格が特徴的で、船員たちからは「親父」と呼ばれるほど慕われています。ですが、マリンフォードにて捕らえられたエースを助けようとした時に、黒ひげの手によって殺害されてしまい作品から退場してしまいました。

白ひげはグラグラの実の能力を持っており振動を自由に操れます。白ひげの強さは海賊王ゴールド・ロジャーと対等に渡り合ったという伝説が残されるほどであり、周囲からは最もひとつなぎの大秘宝に近い男とも称されていました。かけられていた懸賞金も大海賊時代幕開け以降の最高懸賞金額です。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。夢への冒険と仲間たちとの友情をテーマに描かれた本作は、壮大な世界観と魅力的なキャラ、緻密なストーリー設定などが評判を呼び少年ジャンプの金字塔と呼ばれるまでの人気を博しました。国内では累計4億部を発行し、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも多数展開されています。

かつてこの世のすべてを手にし、海賊王と呼ばれた男ゴールド・ロジャー。彼が死に際にひとつなぎの大秘宝『ワンピース』の存在を明かすと、世の海賊たちは海へ漕ぎだし大海賊時代が訪れました。その時代に海へ出た青年モンキー・D・ルフィもワンピースを狙う海賊の1人でした。自分が新たな海賊王になるために、その日からルフィは様々な島国を渡っていくことになります。

ここからは白ひげの声優についてまとめていきます。アニメ版ワンピースは原作に負けないほどの人気を集めていましたが、そこに出演した白ひげ役の声優さんは残念ながら死去しています。その人が過去にどんな作品に出演していたのか、プロフィールと共に確認していきましょう。

アニメ版ワンピースにて白ひげを演じた声優は有本欽隆（ありもときんりゅう）さんです。渋いバリトンボイスが魅力的で、出演作品や演じるキャラクターも70を超えた白ひげのように老人や組織のボス系を担当することが多いです。

有本欽隆は2019年2月1日に食道癌によって死去しました。没年は78歳。死去する1年前から癌を患っていたという話が出ていましたが、具体的な病名はファンには明かされませんでした。それまで出演していた作品は代役や後任の声優があてられ、白ひげの担当もその時変更になりました。

ここからは白ひげの後任声優についてまとめていきます。有本欽隆さんが死去したことをきっかけに白ひげの担当声優が変更されましたが、その人の経歴や出演作品、担当キャラはどのようなものなのでしょうか？具体的な内容をここで見ていきます。

有本欽隆さんの後任になった白ひげ声優大友龍三郎（おおともりゅうざぶろう）さんです。有本さんに負けず劣らずの低い声質をしており、悪役キャラにあてられることが多いです。また、ワンピースに元々出演しており『サー・クロコダイル』を演じていた声優でもあります。

1952年5月18日の東京都生まれ。血液型はA型で身長は186cm、現在所属している事務所はなくフリーで活動しています。高校生の時にある講師から「演劇部を作るからやらないか」と誘われたことをきっかけに役者の道に入り、俳優として活動しながら声優活動を兼業するようになりました。

ここからは白ひげの名言についてまとめていきます。四皇の1人に数えられ世界最強クラスの強さを持っていた白ひげはワンピースの中で屈指の人気を誇っています。作中ではその人気を証明するような、白ひげの渋くカッコイイキャラを表すような名言が数多く残されています。

ある日白ひげの元に赤髪海賊団のロックスターが赴き、急ぎの用だと手紙を渡しに来ました。赤髪海賊団は四皇の一角でありロックスターは9400万ベリーの懸賞金をかけられている大物海賊。そんな人物たちを相手に白ひげは、堂々と上記のセリフを発し手紙を破り捨てました。50億の懸賞金をかけられた男の『でかさ』が表現された名シーンです。

頂上戦争編にて、海軍に捕まってしまったエースを助けに海軍本部に現れた白ひげ海賊団。マリンフォードの地に降り立った白ひげはまず第一声に上記のセリフを発しました。原作漫画の描写も見開きでデカデカと登場シーンが描かれており、迫力のある1コマでカッコよさが際立っています。

白ひげ海賊団の船員の1人スクアードは、センゴクの言葉によって白ひげが自分を海軍に売ったと騙されます。それに怒りを感じたスクアードは白ひげに向けて剣を突き立て、挙句その身体を突き刺してしまいました。しかし、白ひげはスクアードのことを責めず、むしろ彼を抱きしめて上記のように息子への愛を言葉にしました。自分の仲間に対してはどこまでも人情深い性格なのがにじみ出た場面です。

頂上戦争にて瀕死状態まで追い詰められた白ひげ。彼は最後の言葉として上記のセリフを叫びました。このセリフはデンデンムシの中継を通じて世界中に響き渡り、まさに世界を震撼させた瞬間でもありました。

頂上戦争の中心地にいた白ひげは、海軍たちから標的にされ一斉攻撃を仕掛けられます。それに反逆しようとして叫んだセリフが上記のものでした。激しい戦場におかれても白ひげはたった1人で戦況を覆すほどの強さがあり、その実力をその場で存分に披露してみせました。

白ひげの海賊船に単独で乗り込んできたシャンクスは、黒ひげティーチの首を狙うエースを止めるよう白ひげに話しました。しかし、白ひげはその要求を拒否します。この瞬間は四皇の話し合いが決裂した場面であり、その後2人の刃が激しくぶつかる展開になりました。大物2人が織りなす重たい空気感が絶妙に表現されています。

これまで白ひげの声優に関する情報をまとめてきましたが、これを受けてワンピースのアニメファンはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは白ひげの声優に対する世間での評判や人気を明かすため、ネット上に寄せられているリアルな声を参照にしてまとめていきます。

白ひげの声優だった有本欽隆さんの死には多くの人が悲しんでいる様子でした。有本さんの演技による白ひげはベストマッチだったと感じる人がとても多かったようで、今後その演技が見られないことを惜しむ声が多数寄せられていました。

大友龍三郎はクロコダイルの声も担当している声優ですが、白ひげも兼任するようになったということに気付いていない人が比較的多くいました。気付けない理由としては大友さんの演技力が高く、アニメ上の演技を見ているだけでは同じ人が担当しているとは思えないそうです。

有本欽隆が亡くなったことを受けて、有本さんが出演していた作品を見返しているという人もいました。近年では出演している声優からアニメを探すということがトレンド化していますが、有本欽隆が出演しているアニメ作品はどれも名作だと語られています。

白ひげの声優についてまとめてきました。前任者の有本欽隆さんの演技がこれから見られないのは非常に残念ですが、大友龍三郎による演技も魅力的なものと言えるでしょう。もしもアニメ版ワンピースはまだ視聴していないという人がいましたら、キャラクターの活躍以外に、声優さんの演技に着目しながら見てみると面白いかもしれません。