【ワンピース】ペロペロの実は最強？能力者は誰？強さや技について解説

『ワンピース』に登場するペロペロの実は、食べた者に特殊な能力を与える悪魔の実の1つです。超人系（パラミシア）に属するペロペロの実の能力者は、ビッグ・マム海賊団の幹部であるシャーロット・ペロスペローとなっています。ペロペロの実の強さや能力について解説する前に、まずはペロスペローのプロフィールと『ワンピース』の概要、あらすじを簡単まとめていきます。

『ワンピース』に登場するシャーロット・ペロスペローは、ビッグ・マム海賊団の幹部を務める海賊です。シャーロット家の長男で、万国（トットランド）の1つ「キャンディ島」にあるペロリタウンでキャンディ大臣として島を治めています。ペロペロの実の能力を使って様々な飴細工を作り出すことができる器用な人物で、何事にも妥協しない完璧主義者です。冷酷で猟奇的な性格ではありますが、弟や妹達の心配をしたり、万国に住む子供達に飴を配るなど、優しい一面もあります。

ペロスペローが登場する『ワンピース』は、『週刊少年ジャンプ』で25年以上連載を続ける長編漫画作品です。海賊達による冒険や戦いを描いている『ワンピース』は、ダイナミックな戦闘シーンやコミカルなギャグシーンなどが満載で子供から大人まで幅広い層に人気があります。また、熱い人間ドラマも見どころの1つで、海外にも大勢のファンがいます。登場キャラは1000人を超えており、映画化やグッズ展開も盛んです。

主人公の少年・ルフィは、偉大なる航路（グランドライン）を制覇した伝説の海賊王「ゴールド･ロジャー」に強い憧れを抱いていました。ある日、ルフィは悪魔の実「ゴムゴムの実」を誤って食べてしまったことで、全身がゴムのように伸び縮みさせることができる能力を手に入れてしまいます。ゴム人間となったルフィは、ゴールド・ロジャーが隠したという「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を探す為に、信頼できる仲間を集めてグランドラインを目指す旅に出ました。

ペロスペローが使うペロペロの実の能力は、『ワンピース』の作中に登場する悪魔の実の中でも最強と噂される程の強さを誇ります。ペロペロの実の能力が最強とされる理由とは一体なんなのでしょうか。ここからは、ペロペロの実の強さや技について徹底解説していきます。

ペロペロの実は、『ワンピース』に登場する超人系（パラミシア）の悪魔の実の1つです。食べた者は、飴を自在に操ることができる能力を手に入れ、自らの体から飴を生み出すこともできます。ペロペロの実で出した飴は、能力者であるペロスペローの思い通りの形に形成することができる為、攻守ともに優れた最強の能力とされています。しかし、自身の体を水飴状にできるアメアメの実とは違い、自分の体に変化を起こすことはできません。

飴を自由に扱うだけという一見弱そうに思えるペロペロの実ですが、使い方次第では、どのようなことでも可能にする最強の能力を発揮します。無限に生み出すことのできる飴で武器や防具を作り、臨機応変な戦い方ができるのがペロペロの実最大の強さです。また、飴は冷やし固めれば強度が増す為、並大抵の攻撃ではあびくともしない強さとなります。さらに、相手の体を飴でコーティングさせれば、拘束させたり窒息させることもできます。

悪魔の実の能力者は、水に嫌われるという呪いのせいで泳げない体となります。しかし、ペロペロの実の能力で水を飴で固めてしまえば、水の上を移動するのも可能であり、泳げなくても海を渡ることができるのです。素材が飴である為、熱せられると溶けて形が保てなくなったり、強度が落ちてしまうという弱点がありますが、鉄を飴に混ぜて加工すれば光熱にも耐えられる強さを体現することができます。

悪魔の実には、能力者の心身が極限に達した時に稀に覚醒することがあります。ペロペロの実が属する超人系の悪魔の実は、覚醒すると能力者以外のものにも影響を与えるとされています。『ワンピース』の作中でペロスペローが使った技の数々は、巨大なものが多いですが、全て自身の体から発生させた飴を使っています。周囲のものから飴を発生させることはできない為、ペロペロの実はまだ覚醒していないようです。

臨機応変な戦い方と大掛かりな技で圧倒的な強さを見せたペロスペローですが、スーロン化したネコマムシによって倒されて『ワンピース』の本編からは退場してしまいました。その為、『ワンピース』本編でペロペロの実が覚醒することはないとされています。

ペロペロの実の技は、実に多種多様で臨機応変な戦い方ができるのが最大の特徴です。能力者であるペロスペローのセンスも加わり、独創的な形状をしていますが、どの技も非常に強力な力を持っています。ここからは、ペロスペローが『ワンピース』の作中で披露したペロペロの実の能力を使った技を紹介していきます。

キャンディウォールは、その名の通り、飴を使って巨大な壁を築き上げる技です。質量の多い飴で建てた壁は、どんな打撃技を受けても壊れない程の強さを誇ります。防御の他、目隠しにも使える技です。しかし、素材が飴である為、火や熱には弱く、火をまとった攻撃を受けると溶けてしまいます。

キャンディマンは、相手の体をじわじわと飴でコーティングさせていく技です。技を受けた者は、徐々に身動きがとれなくなり、最終的には鼻や口をも飴で覆いつくし確実に窒息死させてしまいます。ペロスペローは、拷問の際にもこの技を使っていて、「お前をキャンディマンにしてナメちゃうぜ」と相手を脅します。

キャンディメイデンは、拷問器具「鉄の処女（アイアンメイデン）」を模した巨大な飴細工を形成する技です。胴体部分に鋭いトゲがあり、それを相手にぶつけて攻撃します。何mもある巨大なキャンディメイデンがもの凄いスピードで迫ってくるという恐ろしい技ですが、火に弱いという弱点がある為、ルフィは「ゴムゴムの火拳銃」で突破しました。

キャンディメイデン・デコラシオンは、キャンディメイデンの強化版となる技で、アニメにのみ登場したオリジナル技です。キャンディメイデンよりもトゲの数が増え、さらに攻撃力と攻撃範囲が増した強力な技となっています。色もキャンディメイデンがオレンジ色に対し、アイアンメイデン・デコラシオンは紫色となりより凶悪な見た目になりました。アイアンメイデンを突破したルフィ達に形を再構築して追撃しますが、弱点は変わらなかった為、ルフィの「ゴムゴムの火拳銃」により突破されます。

キャンディウェイブは、持っているステッキから大量の飴を作りだし、海に注ぎ込むことで海の中から船などを覆いつくす拘束技です。船の自由を奪い、逃走を防ぐことができます。海の上にいたルフィ達の船を丸ごと拘束する際に使用しました。

キャンディアーマーは、自身の体に飴をまとわせて相手の攻撃を受け止める防御技です。飴の強度は非常に高く、目の前で大爆発を起こされても片腕を失うだけのダメージに留めることができます。原作漫画では技名だけの登場の為、形などは不明ですが、アニメ版ではキャンディメイデンに似た形の鎧として描かれています。

アメウミウシは、名前の通り飴で巨大なウミウシの形を作り、人を乗せて水上を移動させる技です。ビッグ・マムの巨体が乗ってもビクともしない程の強さがあり、後にビッグ・マムからソウルを入れられ、喋ることも可能になります。移動速度は非常に速く、全速力で移動する船を追尾することができます。

アメナメクジは、アメウミウシと同様に人を乗せて移動する技です。ペロスペローは、アメウミウシを水上用、アメナメクジを陸上用の移動手段として使い分けています。移動速度もアメウミウシと同じく非常に速く、ビッグ・マムを乗せてもフルパワーを発揮できる程の強度があります。

終末の雨（キャンディシャワー）は、飴で作られた無数の矢を雨のように降らせて広範囲に攻撃する技です。ペロスペローは、飴で作った弓矢を使い、上空に矢を放つことで攻撃します。降らせる矢は非常に鋭く、一撃でもあたれば致命傷となってしまう程の殺傷能力を持った最強の技です。

攻守ともに優れた最強の悪魔の実「ペロペロの実」の能力者は、ビッグ・マム海賊団に所属するペロスペローです。『ワンピース』に登場するキャラの中でも、ペロスペローは道化師のような姿と大きな舌が印象的で非常に目立つキャラとなっています。そんなペロスペローは、作中でどのような活躍をしたのでしょうか。ここからは、ペロペロの実の能力者・ペロスペローの活躍やかけられている懸賞金について紹介します。

ペロスペローは、シャーロット家の長男にして、ビッグ・マム海賊団の幹部です。残忍な性格で頭の切れる策略家である為、非常に危険な人物とされています。その為、ペロスペローには7億ベリーという高額な懸賞金がかけられています。これは、シャーロット家の中の懸賞金ランキングで5位に入る程の高値です。

ペロスペローは、『ワンピース』の作中でも懸賞金が億越えの猛者として登場します。ビッグ・マムの命令に従って麦わらの一味と激しい戦いを繰り広げることになるペロスペローは、作中でどのような活躍をしたのでしょうか。ここからは、『ワンピース』の本編でペロスペローがどのように活躍したのか解説していきます。

ペロスペローは、科学者であるシーザー・クラウンに巨人薬を作る為の研究所を建て、期限内に薬を完成させるように強要します。その後、妹であるプリンと麦わらの一味の1人であるサンジの結婚式でヴィンスモーク家の暗殺を計画しますが、ルフィ達に邪魔され失敗に終わります。麦わらの一味との戦いでは、ペロペロの実の能力を駆使してチョッパーとブルックの動きを封じたり、ペドロの不意打ちを見破るなどの活躍を見せました。しかし、この戦いで片腕をペロスペローは片腕を失う重傷を負っています。

ルフィへの復讐に燃えるビッグ・マムと共にワノ国に入国したペロスペローは、百獣海賊団と共闘して再び麦わらの一味と交戦します。序盤はスーロン化したキャロットとワンダの攻撃に防戦一方となりますが、2人のスーロン化が解けたところで形勢逆転して体制を整えます。その後、百獣海賊団に加勢して戦うも、スーロン化したネコマムシの圧倒的強さに押されて敗北してしまいました。

『ワンピース』に登場するペロペロの実の能力者であるペロスペローは、残忍な性格をした海賊です。不気味な雰囲気があり、低めの声で強敵感を演出した演技が特長となっています。ここからは、『ワンピース』のアニメ版でペロスペローの声を演じた声優について紹介していきます。

『ワンピース』のアニメ版で、ペロスペローの声を演じた声優は、内田夕夜さんです。内田夕夜さんは、落ち着いた低めの声が特長の男性声優です。『ワンピース』では、コミカルな動きと口癖を持つ少々不気味な印象があるペロスペローを演じています。完璧主義者でキレると怖いペロスペローを迫力満点に演じました。

内田夕夜さんは、中学時代は演劇部に入部して大道具などの製作に携わっていました。その後、美術系の短期大学に進学し、舞台美術を学ぶ内に役者として舞台に立ちたいと思うようになり舞台俳優を目指します。役者として舞台に立つようになると、声だけで演じる声優という職業にも興味を持ち、吹き替え声優として洋画などに出演するようになります。

低く落ち着いた声である内田夕夜さんは、元々洋画や海外ドラマの吹き替えで活躍していた声優です。アニメ声優になったのは2006年頃からで、演じるのは渋みのある大人の男性役が多い傾向にあります。青年役を演じる時は、少し高めの声で演じています。

ペロスペローが食べたペロペロの実は、飴を生み出して自由自在に操る能力です。武器や防具を作ったりできる技がいくつもあり、非常に使い勝手の良い能力だと読者も感心しています。しかし、過去に登場したMr.3（ギャルディーノ）が持つドルドルの実と似た能力で、素材が飴か蝋かの違いだけだと指摘もしていました。火や熱が弱点である点も酷似しています。

また、ペロペロの実は素材が飴ということで、劇場版に登場したガスパーデの持つアメアメの実とも酷似しています。大きな違いは、アメアメの実は自身の体を水飴状にすることができるのに対して、ペロペロの実は飴を生み出して自在に操れるところです。アメアメの実は、原作には登場しない劇場版アニメのオリジナルの悪魔の実ですが、混同されないように名前を変えたとされています。

ペロペロの実の能力自体は、飴を生み出し形を自在に操るだけのものです。一見強そうには思えない能力ですが、能力者の工夫次第でどんなことでも可能にしてしまう応用力のある素晴らしい力となっています。『ワンピース』の作中でも、能力者であるペロスペローが想像力を働かせて作り上げた技を披露しました。能力は単純でも、使用者が工夫すればするほど最強に近づくとされていました。

ビッグ・マム海賊団の幹部・ペロスペローが使うペロペロの実は、飴であらゆることを可能にするバリエーションに富んだ最強の能力だと判明しました。攻撃や防御だけでなく、移動や拘束にも活用できる点がペロペロの実の強さの秘密です。個性豊かな技の数々を、是非『ワンピース』の原作漫画、アニメの両方で堪能してみてください。