【ワンピース】コウシロウはゾロの師匠！ワノ国や霜月家との関係を調査

「ワンピース」に登場するコウシロウとは、どのような人物なのでしょうか。「ワンピース」の作中では、ゾロの回想シーンで登場しました。いつもニコニコしていて、優しそうな印象のコウシロウ。「ワンピース」の麦わらの一味の副船長であるゾロと関係があるようです。気になるコウシロウの正体は何者なのでしょうか。この記事では、コウシロウの正体、ゾロとの関係、ワノ国や霜月家との関係などについても詳しく解説していきます。

「ワンピース」の原作でコウシロウが初登場したのは、1巻の第5話「海賊王と大剣豪」でした。ゾロの回想シーンで登場します。わりと早めの登場でした。「ワンピース」のアニメでは第19話「三刀流の過去！ゾロとくいなの誓い！」でした。コウシロウはシモツキ村で道場を開き、剣道を教えています。丸眼鏡をしていて、道場の縁側で食べるスイカが好きという、穏やかな人物です。

「ワンピース」に登場するコウシロウは、麦わらの一味であるロロノア・ゾロの師匠です。ゾロは「ワンピース」の主人公ルフィが絶大な信頼を寄せている剣士です。ゾロは三刀流の使い手で、世界一の剣豪を目指しています。そのゾロに剣の基礎、心構えを教えたのがコウシロウです。コウシロウにはくいなという娘がいました。ゾロとは幼なじみ。このくいなは優れた技量の持ち主で、ゾロはくいなには勝てませんでした。しかしくいなは事故で亡くなっています。

「ワンピース」とは、『週刊少年ジャンプ』にて1997年より連載が始まりました。現在も連載が続いている大人気漫画です。「週刊少年ジャンプ」歴代作品の中では、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の次に長い作品です。作者は尾田栄一郎。 海賊王になることを夢見る少年、モンキー・D・ルフィが主人公の作品です。 1999年には「ワンピース」のアニメも始まりました。「ワンピース」はアニメだけではなく、映画化、舞台化もされ世界中で愛されている作品です。

この世の全てを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャー。海賊達は、彼が残した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を手に入れようと探していました。ルフィは海賊王に憧れている「ワンピース」の主人公。海賊のシャンクスと親しくなり、シャンクス達の戦利品であるゴムゴムの実を食べて、ルフィはゴム人間になります。そしてルフィも「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を探すため、海に出ます。旅の途中でどんどん増えていく仲間。仲間と協力して、ルフィは旅を続けます。

「ワンピース」に登場するコウシロウはゾロの師匠ですが、一体何者なのでしょうか。「ワンピース」には個性的な登場人物が多いのですが、コウシロウはどちらかというと地味。いつもニコニコしていて、穏やかで優しそうです。ここからはコウシロウの人物像やコウシロウの父についても解説していきます。

「ワンピース」に登場するコウシロウの正体は「白舞地方の侍」です。何十年か前の話になりますが、ワノ国の船が東の海に到達しました。白舞地方の侍と、コウシロウの胸にある印は同じものでした。そのため、コウシロウの正体は白舞地方の侍ということになります。「ワンピース」に登場するワノ国は、モデルが日本列島です。白舞（はくまい）地方は現在の新潟県になります。

コウシロウの正体は、白舞地方の侍ということが分かりました。ではコウシロウの父はどうでしょうか。コウシロウの父は、ワノ国に住んでいました。50年以上前にワノ国を違法で出国した「霜月コウ三朗」という人物です。そして刀鍛冶でした。現在ゾロが所有している2本の刀「和道一文字」と「閻魔」を作ったのもコウシロウの父である霜月コウ三朗です。

「ワンピース」は謎が多い人物がとても多いですが、コウシロウもその一人。ここからは霜月家について掘り下げていきます。霜月家は、ワノ国の大名家の一つ。霜月家とワノ国の関係、霜月家とシモツキ村との関係、そしてワノ国との関係。またシモツキ村が作られた理由についても解説していきます。

「霜月家」と「シモツキ村」は、読み方がどちらも「しもつき」。これは何か関係がありそうです。シモツキ村は、建物が和風など、ワノ国と共通するものがあります。そのため、シモツキ村はワノ国の者が作ったのではないかと考察されていました。実はシモツキ村を作ったのはコウシロウの父、霜月コウ三朗なのです。この事実は「ワンピース」96巻のSBSで尾田先生が明らかにしています。

ではなぜ霜月コウ三朗は、シモツキ村を作ろうと思ったのでしょうか。ワノ国を出て、東の海のとある土地に上陸した霜月コウ三朗。山賊に襲われた人々を救い、自分たちで身をまもれるように村人に剣を教えていました。そこで霜月コウ三朗は一人の女性と恋に落ちました。そして自分が住む村を作ることにしたのです。それがシモツキ村です。そこで息子のコウシロウも生まれました。

「ワンピース」の世界で描かれるワノ国とは、偉大なる航路の新世界にある世界政府未加盟国です。君主は「将軍」と呼ばれています。よそ者を受け入れない鎖国国家で、世界政府すら立ち入れない強い侍がいます。しかし将軍が四皇カイドウと手を組んだため、カイドウが率いている百獣海賊団の支配下になっています。 

霜月家はワノ国の大名一家です。霜月コウ三朗は、ワノ国の侍達と違法出国をします。そしてたどり着いたのが東の海のとある土地です。ワノ国の出身である霜月コウ三朗は、辿り着いた東の海の土地に、ワノ国のように和風な建物を建てたり、ワノ国の古い方言「すなっち」を使ったりと、ワノ国の文化を取り入れています。

「ワンピース」に登場するコウシロウは、特に特徴があるわけでもなく、一見普通の人間に見えます。ですがあのゾロの師匠です。当然、剣の腕前は相当なものなのでしょう。事故で亡くなってしまった娘のくいなも相当な剣の腕前でした。ゾロが一度も勝てなかった相手です。そんなコウシロウの世間での評判や人気はどうなのでしょうか。

コウシロウは何者なのか、ワノ国と関係があるのか、霜月家なのか･･･。ではゾロはワノ国の出身？など、疑問のツイートがとても多かったです。そしてコウシロウは実は重要キャラだった。伏線を張りまくっているのが凄いという声もありました。

コウシロウはシモツキ村で剣道場を開いて、子供に剣道を教えています。娘のくいなは自宅の階段で転落し、亡くなっています。くいなが持っていた刀「和道一文字」は、ゾロの頼みでゾロに譲りました。ゾロのこともとても大切に思っているのでしょう。ゾロもこの刀を大切にしています。

コウシロウを演じた声優は石塚運昇さんです。石塚さんは「ワンピース」の世界政府全軍の総帥であるコングも演じています。「ワンピース」は登場人物が多いのもあり、同じ声優が違う役を演じることも多いです。コウシロウもコングも「ワンピース」での出番はあまりありませんが、印象に残る人物です。石塚さんは病気のため、2018年に亡くなっています。

「ワンピース」に登場するコウシロウは、優しいゾロの師匠というだけではなく、多くの秘密がありました。実は白舞地方の侍だったり、ワノ国と関係があったり。また父はシモツキ村を作った刀鍛冶でした。どんどん明かされていく事実に驚いた人も多かったことでしょう。

ここからは「ワンピース」の物語からは、はずれます。「ワンピース」に登場するコウシロウについて、もしもコウシロウが○○だったら･･･どうなるかを考えてみました。お題は、コウシロウがもしも「旦那」、「会社の上司」、「父親」です。

見た目通り、温和で笑顔を絶やさない優しいコウシロウ。コウシロウが旦那さんだったら、きっと温かい家庭になるでしょう。家事も率先してやってくれるのではないでしょうか。奥さんの尻に敷かれても、それで家庭がうまくいくのならば、良しとします。奥さんの愚痴も「うんうん」と優しく聞いてくれそうです。コウシロウが旦那さんだったら、平凡でも穏やかで幸せな家庭が築けそうです。

コウシロウが会社の上司だったらどうでしょうか。威厳はないかもしれませんが、話しやすく親しみやすい上司になりそうです。部下からも親しみを込めていじられたりしそうですが、そんなことは気にしません。しかしいざという時はたよりになる、理想の上司になりそうです。

コウシロウが父親だったらどうでしょうか。子供と接する時間を大切にしてくれそうです。休日は必ず子供と遊ぶ優しい父親。「ワンピース」の作品では娘がいましたが、娘には甘い父親になりそうです。母親には「甘やかしすぎ」などと怒られそうですが。しかし厳しくしなければならない場面では、ちゃんと厳しくします。考えが古風なところがあり、一度決めたら譲らない頑固な一面もありそうです。

「ワンピース」に登場するコウシロウの正体や、ワノ国・霜月家との関係について解説しました。「ワンピース」の作品での登場回数はあまり多くはありませんが、存在感のある人物です。丸眼鏡が特徴で温和で優しいゾロの師匠。謎が多かった人物ですが、その謎も徐々に明らかにされてきました。またコウシロウの父である霜月コウ三朗も、とんでもない過去を持つ人物でした。