【ワンピース】カイドウとモリアの関係は？二人の強さは互角だった？

まずはカイドウとモリア、2人のプロフィールをそれぞれ見ていき彼らの人物像をまとめていきます。また、カイドウとモリアが登場し、活躍が描かれている作品『ワンピース』についても概要とあらすじをまとめていきます。

カイドウは百獣海賊団の総督であり新世界を支配する四皇の1人に数えられていた大海賊です。身長710cmとかなりの巨漢で見た目も筋骨隆々で荒々しい雰囲気を纏っています。ワンピース世界においては現役最強の海賊とまで称されるほどの強者であり、ワノ国でルフィと対峙した時も史上最大の巨悪として登場していました。

モリアはスリラーバーク海賊団の船長であり島を改造して作ったスリラーバークの支配者です。真っ白な肌にラッキョウのように見える太った体型、そしてドラキュラやコウモリを彷彿とさせる衣装を着ています。かつてはカイドウと渡り合えるほどの強者だったそうですが、新世界ですべての仲間を失う『本物の悪夢』に見舞われて以来、他力本願な性格になってしまい実力が落ちたとされています。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。夢と冒険をテーマに描かれた本作は、魅力的なキャラクターが織りなす熱いバトルとコミカルなギャグ、そして感動的なストーリーが揃った王道な作品として人気を集めていきました。現在では100巻を超える単行本を販売しており、国内累計発行部数も4億部を突破しています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、ゴールド・ロジャー。彼は死に際にひとつなぎの大秘宝（ワンピース）の存在を語ると、世の海賊たちは全員海へ漕ぎだし大海賊時代が訪れました。その時代にモンキー・D・ルフィも海へ飛び出していると、彼は自分が新たな海賊王になると豪語し、その夢に向かって果てしない海を仲間たちと共に渡っていきます。

ここからはカイドウとモリアの関係についてまとめていきます。ワンピースにおいてカイドウとモリアの2人は因縁の関係として描かれていました。ここでは2人の過去やワノ国で起きた戦いの理由など、具体的な内容を解説していきます。

2人の関係についてネット上ではよく兄弟なのでは？と噂になっていますが、その可能性は低いと考えられます。身長や角という共通点は確かにありますが、根本的にこの2人を見比べた時、肌や髪色が違ったり、そもそも顔も似ていません。また、ワンピース作中で2人が兄弟であることを示唆する描写や伏線も見つかっていない状態です。

ワンピースのスリラーバーク編にて、モリアはルフィに向かってカイドウに敗れた過去を語ったことがあります。その時モリアは、カイドウに敗れたのは新世界での出来事であることと、敗れた理由は部下にあったということを話し、自分には絶対服従してくれる部下、つまりゾンビが必要であることを熱心に語っていました。

新世界でカイドウに敗れたと語っていたモリアでしたが、この新世界とはワノ国のことを言っていると考えられます。カイドウがワノ国を支配し始めたのが20年ほど前のことで、2人が戦った時間や場所を考えるとワノ国であることが自然です。また、モリアの部下で登場したリューマも、ワノ国で作られた刀を持っていたという関連性があります。

カイドウとモリアの戦いは、ワノ国においては逸話のように語られていました。ほぼ全国民がその話を知っていたことから、2人の戦いはかなり規模が大きかったことが予想できます。20年前にカイドウがワノ国を支配し始めたとされていますが、もしかしたらこの2人は、そのワノ国の支配権をかけて争っていたのかもしれません。

ここからはカイドウとモリアの強さと、モリアが負けた理由についてまとめていきます。カイドウとモリアが新世界で戦ったことはワンピース作中でも語られていましたが、具体的な戦闘描写は一切描かれておらず、モリアの敗北したという結果だけが情報として残されています。

ワンピース世界においてカイドウとモリアが戦った過去はおとぎ話のように語られており、2人の実力はほぼ互角だと思われているようでしたが、実際のところはどうだったのでしょうか？具体的な強さをそれぞれ分析していきます。

カイドウは最強の生物と謳われるほど戦闘能力が桁違いに高いです。過去に1000を超える拷問と40回の死刑宣告で斬首や串刺しを経験しましたが、どれも屈強な肉体には通じませんでした。そんな耐久力に加え、ウオウオの実を発動すると巨大な龍に変身し、島を宙に浮かせて運搬できるほどの力も持ち合わせています。

モリアのカゲカゲの実は自分の影を操ることができますが、それより恐ろしいのは他人の影を奪い死体や物に入れてゾンビを生み出せることです。ゾンビの強さは奪った影の持ち主の強さが反映されるのが特徴的で、仮に一流の剣士の影を死体に入れれば、そのゾンビは剣才がなくとも立派な剣士になれます。このようにモリアは優秀な人の影を奪えば優秀な部下を何人も生み出せる能力を持っているのです。

カイドウとモリアは対等に渡り合ったとされていますが、実際にそれぞれの個人能力を見比べてみるとモリアの方がかなり劣っているように見えます。ではなぜ2人は対等に渡り合えたのか考えてみると、それはモリアの元にカイドウと渡り合えるほどの部下がいたからだと考えられます。

スリラーバーク編にてモリアはルフィに向かって、理想的な部下がいればカイドウに負けなかったと話しています。このセリフから、モリアはカイドウとの戦いで部下を主体にした組織力で戦っていたことが推察でき、もしも本当にそうだとしたら、モリアにもっと優秀な部下がいたら戦いの結果は逆になっていたことでしょう。

ここからはモリアの現在や今後についてまとめていきます。ワンピースのスリラーバーク編にて登場したモリアでしたが、ルフィとの激闘の末、最後は敗北してしまいました。それ以降本編から退場していたモリアでしたが、実は物語の随所にモリアが裏で動いているような描写がされています。

ルフィと敗れてしまったモリアでしたが、頂上戦争編の直後に政府が差し向けたドフラミンゴによって殺害されそうになりました。しかし、そこで部下のアブサロムが助けに入り一命を取り留めます。その後、ワノ国編にて新聞を読んでいたペローナがモリアの生存を知るシーンが描かれましたが、具体的な所在は不明です。

モリアはアブサロムと行動を共にしていましたが、海賊島ハチノスにいた黒ひげによってアブサロムが殺害されてしまいます。その知らせを聞いてモリアもハチノスに乗り込みましたが、結局捕縛されてしまいます。そこで黒ひげが「おれの船に乗れ」とモリアを恐喝するシーンが描かれましたが、その返答やその後の動向は描かれず、実際にどうなったのかは分かりません。

黒ひげに捕まってしまったモリアですが、恐らくそのまま黒ひげの仲間になったと考えられます。黒ひげの実力に単身のモリアが敵うのはあまり現実的ではないからです。そうなると黒ひげの部下に成り下がるわけですが、海賊王を目指す黒ひげの狙いは名だたる海賊を倒していき、その死体を利用して新たな戦力を生み出していくのではないでしょうか。

これまでカイドウとモリアの関係や過去、それぞれの強さについてまとめていきましたが、この2人に対してワンピースファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではカイドウとモリアに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

初めてモリアが登場し四皇の1人と渡り合ったという話に驚いたものの、最終的にルフィに敗れてしまいその強さに疑問を抱いたファンはとても多くいました。倒された直後はルフィたちがそれだけ強くなったのかとも言われていましたが、その後の展開が進むにつれ段々とその疑念が大きなものになっています。

強さでは敵わなかったモリアでしたが、部下への面倒見の良さでは勝っているというコメントが幾つかありました。このコメントは、カイドウとヤマトの険悪な関係と、モリアとペローナ、アブサロムとの良好な関係を比較しているようです。

モリアの現在について考えている人もいました。黒ひげとの一件以来姿を見せていませんが、あのまま黒ひげに殺害されてしまったのか、もしくは黒ひげの仲間となって生きているのか。早く詳細が知りたいと次号を待ちわびている声もありました。

過去に新世界で壮大な戦いを繰り広げたとされているカイドウとモリアでしたが、その2人の関係性について語られている部分はまだ少なく、今もなお多くの謎が残されていました。今後のワンピースでこの謎が明かされる時が来てくれることを期待しておきましょう。