【ワンピース】ガープの強さや能力を調査!海軍の英雄と呼ばれる理由とは?
『ワンピース』に登場するガープは海軍本部中将であり、その風格からも強さが感じられるキャラです。海軍の英雄とも呼ばれているガープですが、その理由は何でしょう?この記事では、ガープの強さや能力、そして海軍の英雄と呼ばれる理由について調査してお伝えしていきます。
目次
ガープとは?
『ワンピース』に登場するガープとは、海軍本部中将であり、主人公・ルフィの祖父でもあります。年齢の割にとても体格が良く、海軍中将を務めるだけあってその強さも絶大です。まずは、そんなガープのプロフィールからご紹介していきます。
ガープのプロフィール
- 名前:モンキー・D・ガープ
- 肩書き:海軍本部中将
- 通り名:ゲンコツのガープ、海軍の英雄
- 誕生日:5月2日
- 年齢:78歳
- 身長:287cm
- 好きな食べ物:せんべい、カレー
白髪の短髪で口ひげを生やしていて、左目の下にルフィと同じような傷跡があります。豪快に笑うのが印象的で、年齢にそぐわない筋骨隆々な体つきをしているのが特徴的です。ゲンコツのガープという通り名があるように、ガープのゲンコツはどんな強さを持った人物でも黙らせることができるくらいに強烈です。
ワンピースの概要
世界中に多くのファンがいる『ワンピース』は、海を舞台にした海賊達の物語です。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1997年から連載されていて、アニメ・映画・舞台・ゲームと、幅広く親しまれている作品でもあります。
ワンピースのあらすじ
海賊王ゴールド・ロジャーが処刑され、大海賊時代が幕を開けた世界。海賊になることを夢見ながら成長した主人公・ルフィは、海賊王となって憧れのシャンクスとの約束を果たすため、広大な海の冒険へと飛び出しました。そして、集めた仲間達とともに様々な困難に挑みながら、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースを探し続けます。
ガープの強さや能力
ここからは、海軍本部中将のガープの強さや能力について、ガープが使う技や腕力などの強さ、人望などからみた強さなどを踏まえて解説していきます。
ガープの強さ
ガープの強さには、腕っぷしだけではなくその人柄なども関係しているようです。ガープの強さについて、実力と腕力と人望にわけて解説していきます。
強さ①四皇二人分の実力
ガープの強さには、四皇二人分の実力があると言われています。その理由として、過去にガープがゴッドバレーで戦ったロックス海賊団のメンバーには、後に四皇と呼ばれる白ひげ、ビッグ・マム、カイドウがいました。他にも名が知れ渡った海賊も多くいました。ロジャー海賊団や海軍とともに戦ったにせよ、そんなロックス海賊団を壊滅させたガープだったので、四皇二人分の強さがあると考えられています。
強さ②腕力がすごい
ガープの腕力については後述する技でもご説明しますが、並みの人間の腕力ではありません。ガープは大砲の砲弾を、大砲で放つよりも速いスピードで投げつける技を使います。そして、ゲンコツのガープという通り名があるように、ガープが戦いの中で使うのは、ほとんどが強烈なゲンコツです。そのことからも、ガープの腕力の凄さがわかると思います。そんなガープのゲンコツをくらいながら育ってきた血縁者のルフィは、とても頑丈だと思います。
強さ③人望の厚さ
ガープの強さは戦闘力のみからくるものではありません。部下からもとても慕われていて、海軍本部内での人望も厚いようです。のちにセンゴクが、天竜人に対する嫌悪感を表に出していても消されないのは、人望が厚いからだと語っています。血縁者であるルフィが海賊だとわかってからも海軍本部中将としていられるのも、ガープの人望の厚さによるものなのでしょう。
ガープは覇気がある?
ガープは「武装色」「見聞色」の覇気を習得しています。海軍では、中将に昇格する条件として覇気の習得があるので、ガープも必然的に習得していました。30年前にはすでに習得していたようです。また、ガープは六式も修得しているようですが、詳細は不明となっています。
ガープは悪魔の実の能力者ではない?
ガープは悪魔の実の能力者ではありません。ガープのゲンコツの威力が凄まじいのは、純粋に腕力が凄いだけです。その腕力に鍛え上げられた覇気をまとえば、ガープのゲンコツは悪魔の実の能力者をも上回る威力となります。
ガープの技の強さ一覧
ガープが『ワンピース』の物語の中で見せた技は「拳骨隕石(ゲンコツメテオ)」と「拳骨流星群(ゲンコツリュウセイグン)」の2つです。それぞれどのような技なのかをご紹介します。
技の強さ①拳骨隕石
「拳骨隕石」とは、ガープが素手で大砲の砲弾を投げつける技です。ガープは砲弾を、まるで野球のボールでも投げるように相手に向かって投げます。その威力は大砲を遥かに上回る威力のようです。現在では、年のために全盛期よりも威力が衰えたようですが、それでもかなりの破壊力を持っている技です。
技の強さ②拳骨流星群
「拳骨流星群」は、先述した「拳骨隕石」を連発させた技です。砲弾がまるで流星群のように降り注いでくるため、これを回避するのはかなり困難と思われる強烈な技です。ガープは、現在でも1000発は砲弾を投げられるそうなので、海賊にとっては脅威の技と言えます。
ガープが海軍の英雄と呼ばれる理由や伝説
ガープが海軍の英雄と呼ばれる理由
ガープが海軍の英雄と呼ばれるようになった理由は、ロックス海賊団を壊滅させたことです。ロックス海賊団とは、ゴールド・ロジャーが名前を広める前の時代に、世界の覇権を握っていた海賊団でした。誰も止めることができなかったロックス海賊団を壊滅させたこの戦いは、ゴッドバレー事件と呼ばれていますが、海軍でもほとんど知れ渡っていない事件でした。
「ゴッドバレー事件」とは?
ゴッドバレー事件とは、38年前にゴッドバレーという島で起きたロックス海賊団とガープ達の戦いのことです。ロックス海賊団の船長の名前はロックス・D・ジーベック。天竜人にとって神の天敵と言われている「Dの一族」で、その能力は不明ですが、後の四皇や名高い海賊となる人物を仲間としていたので、かなりの実力だと言われています。ただし、仲間とはいえその関係は険悪で、仲間殺しの絶えない海賊団だったようです。
ゴッドバレーでのロックス海賊団との戦いでは、ガープは偶然にもゴッドバレーに居合わせたロジャーと手を組んで戦いました。そしてこの戦いは、天竜人と奴隷を守った戦いでもありました。ロックス海賊団は、世界の禁忌に触れすぎたとしてかなり危険視されていて、この戦いの後にゴッドバレーも地図から消されています。
ガープとロジャーの関係
ゴッドバレー事件では、ガープはロジャーと協力して戦いましたが、その後海賊として名前を広めたロジャーとは、幾度となく戦ってきたガープです。そんなガープにロジャーは信頼を寄せていたようです。海賊王となった後に自首をしてきたロジャーは、ガープに自分の息子のことを託しました。その願いを否定していたガープでしたが、結果的には受け入れています。共闘と殺し合いの中で、ガープとロジャーの間には親友とも言える絆が芽生えていたと考えられます。
ガープとチンジャオの伝説の戦い
30年前、八宝水軍第12代棟梁だったチンジャオの頭は、錐のように尖っていました。そして、宝玉氷床というチンジャオにしか開けられない宝物庫を持っていました。そんなチンジャオを倒すため、ガープはサンドバッグ代わりに山を8つ粉砕して鍛え、チンジャオと対峙しました。そしてガープは、渾身のゲンコツをチンジャオの頭に喰らわせて、チンジャオの頭の形を変えてしまいました。
そのため、宝物庫を開けられなくなってしまったチンジャオ。この時にガープの孫の代まで許さないと誓ったそうです。
ガープの血縁関係
ガープの孫はルフィ
『ワンピース』ではかなり有名な血縁者でもある、主人公のルフィ。ガープを見てルフィが「じいちゃん」と言っていることからもわかる通り、ルフィはガープの孫です。ガープの拳骨を何回も喰らいながら育ってきました。ガープは海軍でもルフィが孫だということは話していなかったため、ガープの血縁者が海賊だと知れた時にはかなりの衝撃を与えていました。
ガープの息子はドラゴン
『ワンピース』に登場するガープの血縁者はもう1人います。革命軍のドラゴンです。ガープが、ルフィの父親は革命軍リーダーであるモンキー・D・ドラゴンだと話していたので、ドラゴンはガープの息子ということになります。ただし、ドラゴンについてはガープの口から「息子」という言葉が出ていないため、実は血縁関係はなく養子なのではないか?などという考察も『ワンピース』ファンの間では出ているようです。
ガープの妻は誰?
『ワンピース』の作中では、現在のところガープの妻については描かれていないため、誰がガープの妻なのかは不明となっています。ロジャーなどは一般人を妻としていたので、もしかしたらガープの妻も一般人なのではないかと考えられています。
ガープとダダンの関係
ダダンは、エースとルフィの育ての親です。2人ともガープによってダダンの元に預けられています。ガープは山賊のダダンとどのような関係があるのでしょうか?ダダンに関しては不明点が多く、ガープとの関係もはっきりとは明かされていませんが、ガープとダダンは縁がある者同士ということはわかりました。そこから考察されているのが、ダダンはルフィの叔母なのではないかということです。ダダンに関しては、ジュエリー・ボニーがダダンなのではないかとも考えられていて、その正体は謎に包まれています。ダダンがルフィの叔母であれば、ダダンとガープは血縁者ということになります。
ガープが海軍大将にならない理由
ガープは40年以上も中将のまま
ガープはルフィが最中った頃も海軍本部中将であり、その前もずっと中将だったことが明らかにされています。なぜガープは中将からの昇格を拒んでいるのでしょうか?その理由について語られているのでご紹介します。
先述した通り、ガープの肩書きは長い間海軍本部中将のままです。ですが実力的には大将をも上回る部分があり、海軍本部大将であるセンゴクには敬語も使わずに話していました。センゴクだけではなく、基本的には敬語は使わないのがガープです。
ガープが海軍大将にならない理由
ガープが海軍本部中将の地位から動かない理由としては、「自由のため」と「天竜人が嫌いだから」という二つの理由があげられています。
理由①自由のため?
ガープには、昇格の話が何回も来ているようです。それをガープは毎回断っています。「また昇格ケッたんでしょ」と言われた際には、自由にやるのにこれ以上の地位はいらないと答えていました。
理由②天竜人を嫌っているから?
ガープは天竜人のことをゴミクズと言っています。これは聞かれてしまうとヤバいので、このあとなかったことにしてくれと言っています。また、センゴクもガープが大将の座を拒み続けている理由として、大将になると天竜人の直属の部下になるからだと語っています。これらのことから、ガープが中将でいる理由として、天竜人が嫌っていることがあげられます。
ガープの名言
ガープの名言①「愛ある拳は…」
愛ある拳は防ぐ術なし!!
ガープが孫であるルフィの頭にゲンコツをくらわした際のセリフです。ルフィはゴム人間なので本来はゲンコツは防げるはずですが、ガープの愛のこもったゲンコツは防ぐことができませんでした。ルフィの頭にはとても大きなたんこぶができていました。
ガープの名言②「ここを通りたくば…」
ここを通りたくば わしを殺してでも通れ!!! "麦わらのルフィ" !!!!
マリンフォードでの頂上戦争の際に、処刑台までたどり着いたルフィに向かって言ったガープのセリフです。強い海兵として育てたかったルフィとエースでしたが、2人とも海軍とは敵同士である海賊となりました。そしてエースは処刑間近となっていました。海軍であるとともに2人の家族でもあるガープの、苦しい決断を迫られている場面でもあります。海軍としてエースは処刑しなければなりませんが、ルフィに助け出してもらいたい気持ちもある、そんな葛藤を抱いているシーンです。
ガープの名言③「エース貴様…」
「エース貴様…!!なぜわしの言う通りに生きなんだ!!」
出典: comic-kingdom.jp
処刑台に縛られたエースを前にして、ガープの悲しみや辛さを含んだセリフです。エースにとっては義理の祖父であるガープは、目の前で処刑されようとしているエースを救うこともできず、ただ悲しみを抱くしかありませんでした。
ガープに対する世間での評判や人気
『ワンピース』ファンは、ガープに対してどのような評価をしているのでしょうか?ここからはガープに対するファンの声を見ていきたいと思います。
ガープの誕生日には、おめでとうと祝福のツイートがたくさん寄せられていました。ファンの間でもとても親しまれているキャラです。そして、ルフィとガープが家族だと思わされるシーンが好きだというファンもたくさんいるようです。年配のガープの体を気遣う言葉など、ファンの温かさを感じます。
エースが死亡したシーンは、『ワンピース』ファンの誰もが涙を流しました。血縁ではありませんが、エースはガープにとっては大切な孫です。そして、その後のガープとダダンのやり取りにはさらなる涙を流したというファンも大勢いるようでした。
ガープとルフィのやり取りには、ガープの優しさやおじいちゃんらしさが溢れていて好きという声はたくさんありました。また、センゴクとガープの関係や、『ワンピース』に登場するおじさん世代が好きという声も多かったです。
ゴッドバレー事件から、様々な考察をするファンも多いようです。中でもロックスとドラゴンが親子なのではないかとの話題もあがっています。そうすると、ガープは血縁者ではなく、ドラゴンのことを息子とは呼んでいないことにも納得がいきます。また、ゴッドバレーでのガープとロジャーの共闘をアニメで観たいというファンもたくさんいました。
ガープは強い海軍の英雄だった
『ワンピース』に登場する、主人公・ルフィの祖父で海軍本部中将であるガープについてお伝えしてきました。ガープは悪魔の実の能力者ではありませんが、能力者にも負けない強さを持っている人物です。ガープの腕力は常人離れしていて、大砲よりも威力のある砲弾を投げることができます。そんなガープは、誰も止めることができなかったロックス海賊団を、ゴッドバレーで壊滅させた海軍の英雄と呼ばれる人物でした。
孫のルフィや息子のドラゴンとは、血縁関係でありながら敵同士である海軍本部中将のガープ。今後どのように活躍し、ルフィやドラゴンと関わっていくのか、目が離せません。
この記事のライター
*haru
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。