【ワンピース】フランキーの強さや能力とは？過去や名シーン・声優情報も調査

フランキーの強さや活躍について見ていく前に、まずはフランキーの性格や容姿の特徴、サイボーグである理由といった概要についてプロフィールなどからまとめていきます。また、フランキーが登場するワンピースという作品についても併せておさらいをしていきましょう。

フランキーは本名はカティ・フラムであり麦わらの一味のルフィにとって7人目の仲間になった海賊です。役職は船大工で現在ルフィたちが乗っている船『サウザンドサニー号』を造った張本人でもあります。

大工でありながら機械いじりが好きな側面も持っており人間そっくりに見える身体も実は機械仕掛けにしているサイボーグになっています。特徴的なのはケツ顎とリーゼントの頭。身体に備えている武装はどんな場面でも対応できるほど破壊力の高いものが揃っているのも特徴です。また、どんな時でもズボンを履かないというポリシーであり変態と言われてもビキニパンツを常時晒しています。

髪型がリーゼントであることから想像できるように言動はチンピラのものに近いです。しかし心根はとても人情深い性格で兄貴肌な好漢と言えます。自分の中では変態という自覚を持っているようで周囲から変態と言われることを褒め言葉として捉えているような潔い性格でもあります。

大工としての腕前は一流と言えます。スリラーバークでは崩れた橋を一瞬にして改修、それも装飾まで凝った形で完成させています。機械技師としても天才的であり自身をサイボーグにしている他、船内に様々な用途で活躍できる小舟や車両を備えています。

ワンピースの登場キャラクターの誕生日はしばしば語呂合わせにしているパターンが多く見られます。フランキーの場合は3月9日ですが、その理由はサイボーグの頭文字の『サ』と末尾の『グ』を3と9に見立てていることから3月9日が誕生日に設定されているそうです。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。海賊とファンタジーを混合させたバトルものであり劇的な戦闘シーンと絆を感じるヒューマンストーリーが話題を呼んで大衆に知られるほどの人気作品になっています。

かつてこの世のすべてを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャーはひとつなぎの大秘宝『ワンピース』を遺したと明かすと、世の中の海賊が一斉に海に旅立ち大海賊時代が訪れます。麦わら帽子をかぶった少年モンキー・D・ルフィもワンピースに憧れた海賊の1人でした。先行く島々で魅力的な人物を仲間に引き入れながら海賊王になるための大航海が繰り広げられます。

ここからはワンピースのフランキーの強さや能力についてまとめていきます。フランキーは海賊の中でもかなり特徴的な戦闘力を持っており、サイボーグならではの強さをその身に備えています。ここではその武装による必殺技なども同時に見ていきます。

サイボーグであるフランキーは体内に多くの兵器や装備が内蔵されています。その数も豊富なもので顔や腹、手首の中にはもちろん、髪やもみあげ、尻といった細かいところにまで武装が施されています。なお、それらを動かすための原料はコーラで賄っています。コーラ好きである理由がそこに詰まっておりコーラ以外のものを体内に含む髪型や性格が別人に変化し戦闘力も極端に低下してしまいます。

全身サイボーグ化を施したフランキーですが唯一改造できなかったのが背中です。その理由は背中まで自分の手が回らず細かい機械作業ができなかったためであり、背中だけは生身のままとなっているのです。

2年後になるとフランキーは自身をBF-37「アーマードフランキー」と自称し、より戦闘能力に特化したサイボーグ化を施しています。武装それぞれの火力アップはもちろん度々起こしていたエネルギー切れ問題も燃費の向上で解消しておりパワーアップすることに成功してることも特徴的です。

自分が作った武器や兵器にはそれぞれ『BF-〇号』というように名前がつけられており、2年後に開発したのを含めると38号に至るまでの数を生み出しています。35号まではスパンダムによって悪用されてしまい一時期は製造を中止していましたが麦わらの一味に加入後は戦力になるために製造を再開しています。

ここからはフランキーが作中で使っていた必殺技を一覧にして紹介していきます。ジャンプ漫画には欠かせない存在である必殺技ですが、フランキーの場合はロボットや火力を思わせる内容が大いに含まれておりどれも特徴的なものばかりです。

フランキー無敵及びインビンシブルは自分が仰向けになって寝転がり、弱点である背中を守る技です。武装を使わずただ寝転がるだけのお手軽な必殺技ですが、実戦で使われる回数はどの技よりも少ないです。

ストロングハンマーは右手の拳で敵を正面から殴るという非常にシンプルな技です。安直な技に見えますが、フランキーの腕はまさしく『鉄拳』であり、その強さは鉄板をも打ち砕くほどです。

フランキー空中散歩及びスカイウォークはありあわせの材料で階段を作り、それを登っていく大工ならではの技です。即効で生み出す階段であるため強度が脆くすぐに崩れてしまう欠点はありますが、チョッパーが登り切れるだけの効果がありました。

フラッパーゴングはチョッパーとの合同必殺技であり重量化したチョッパーと同時にパンチをお見舞いさせる技です。威力は2人の息が合えば合うほど強さが増していくもので、作中では息ピッタシな様子が描かれていました。

フランキーBOXINGはボクサーの構えを取って素早い連続パンチを繰り出す技です。主にタイマンでの勝負で使用されるもので、2年後になってセニョール・ピンクとの戦いに転じると『フランキーアイアンBOXING』という進化したバージョンを披露しました。

アルティメットハンマーは上から下に拳を叩きつける攻撃で凄まじい威力を誇る技です。発動する際は開発兵器『フランキーケンタウロス』で敵を拘束する必要性がありますが、一度発動が成功すればその余波だけで列車の屋根が吹き飛んでいきます。

フランキートライアングルジャッカーは自身のもみあげを手裏剣のようにして投げる遠距離技です。髪の毛は機械仕掛けで細工がされているため、千切ってもすぐに生え変わり実質無限に手裏剣を投げることが可能です。

ここからはワンピースのフランキーの過去や活躍・名シーンについてまとめていきます。今となっては麦わらの一味として馴染み深くなったフランキーですが、ここでは今一度初登場から彼の特徴的な活躍を見返していき仲間になった理由などを解説していきます。

フランキーは元々やんちゃが過ぎる性格で両親に捨てられた孤児でした。廃船を使って物作りをしていた生活を続けていると12歳の頃にその腕に才能を感じたアイスバーグに弟子入りすることに。その日から造船について知識と技術を学んでいきましたが、海賊王の船を造ったことでトムが捕らえられてしまいます。彼を乗せた列車を止めようと無謀にも正面から受けようとしたフランキーは重症を負ってしまい、かろうじてサイボーグになることで一命を取り留めました。

フランキーはワンピースにおけるレギュラーキャラの1人でありその活躍は一言では表しきれないほど多岐に渡っています。ここからはフランキーの活躍について特徴的な部分を話の区分ごとにまとめていきます。

初めて麦わらの一味と会合したのはゴーイングメリー号の修理を頼まれた時でした。フランキー一家が船にある金品を盗んだことで一時は険悪な関係になりますが、世界政府に目をつけられた麦わらの一味をフランキーが庇うとルフィたちは世界政府に反撃の狼煙を上げると共に、囚われたフランキーも救出してあげます。その後、限界が来ていたメリー号を見送った後にフランキーが新しい船サウザンドサニー号を造り身内からの勧めがあったことからフランキーも正式に麦わらの一味となって船に乗ることになりました。

黄猿やパシフィスタとの戦いで麦わらの一味が追い詰められるとバーソロミュー・くまによって一味はそれぞれ別々の島に吹き飛ばされます。フランキーが飛ばされた場所は『未来国バルジモア』でした。そこでパシフィスタの生みの親であるベガパンクの出身地であることを知ると興味が湧いて研究資料などを物色。施設を爆発してしまうという事件も引き起こしますが、その後マリンフォードにいたルフィから伝言が伝えられると2年後までに自身を強化することを志すのでした。

2年後になるとフランキーは見た目がよりサイボーグらしく変化し内臓兵器も強化されました。魚人島では恩師トムの弟と出会いトムの生き様について会話し、フランキーの中でも心の整理がつきます。オトヒメを狙う新魚人海賊団との戦闘になるとフランキーはそこで初めて『クロサイFR-U4号』や『ブラキオタンク5号』を披露し進化した実力を発揮しました。

パンクハザードへ向かう組と船で待機組とに分ける話になり、フランキーは待機組となりましたがシーザー・クラウンに狙われ待機組共々誘拐されてしまいます。連れてこられた研究所では実験体である子どもたちに「ロボだ！」と気に入られ誰よりも打ち解けていました。その後トラファルガー・ローの能力によってチョッパーと肉体と精神を入れ替えられると、ロビンからはその姿で喋らないでほしいと強く拒絶されていました。

キュロスとトンタッタの思いを聞き彼らのために戦うことを決意したフランキー。工場破壊作戦ではセニョール・ピンクと対峙しお互いにノーガードの殴り合いを繰り広げました。最終的にはフランキーが勝利し工場の破壊を成功させます。その後もトンタッタから慕われると彼らの指揮をしたりと兄貴分な姿を見せました。また、ドレスローザの一件を経て懸賞金も9400万ベリーになっています。

モコモ公国で起きた悲劇を聞き、サンジもビッグ・マム海賊団に連れ去られたことを知ると、ルフィたちはサンジの奪還及びカイドウ打倒のために今後の方針を固めます。その中でフランキーは一度ルフィとは別れて先にワノ国に向かうことになりました。

錦えもんの言いつけから時が来るまでは町民の1人「フラの介」になって紛れていました。花の都での大乱闘を経て鬼ヶ島に渡るための廃船を修復すると錦えもんたちと鬼ヶ島の決戦へ赴くことに。鬼ヶ島ではフランキー将軍に搭乗して戦いに加わり、ヤマトと共に八茶を撃退したり、トリケラトプスの能力を持つササキと一対一の戦いを仕掛けそれを制するなど大戦の勝利に貢献しました。

ここからはワンピースのフランキーの名言についてまとめていきます。ワンピースには自由に生きる海賊たちが様々な形態で登場していますが、彼らの熱い性格や真っすぐな生き様から生まれるセリフは読者やファンに突き刺さるものばかりです。

ゴーイングメリー号との別れを経て、初めてサウザンドサニー号をお披露目した時のセリフです。それまで麦わらの一味に愛されていたゴーイングメリー号の魂を背負った船だと語ると、そこから新たな旅路が始まるのだと読者にも期待感を煽りました。

フランキーがまだ若かった頃、恩人のトムが政府に捕らえられ連れていかれる瞬間に放ったセリフです。フランキーはどうしてもトムを行かせたくなかったために、無謀にも海列車の線路のど真ん中に立ち列車を食い止めようとしていました。命を顧みない無意味な行動に見えても、体を張ってでもトムを助けることに理由があったことを示したシーンでした。

フランキーははじめ、麦わらの一味になることを拒否していました。どうしても説得したかったルフィはとうとう強硬手段としてフランキーのパンツを奪いますが、そこでフランキーはフルチンを晒しながらも堂々とポーズを決め上記のセリフを語りました。生半可な誘いでは揺るがない強い意志を持っていることを証明してみせたのでした。

ここからはアニメ版ワンピースにてフランキーの声を担当した声優についてまとめていきます。奇抜なまでにお茶らけた兄貴肌な船大工を演じたのはどんな声優だったのでしょうか？その内容を詳しく見ていきます。

フランキーの声を演じていた声優は矢尾一樹（やおかずき）さんです。元々は俳優として活動をしていたのですが経済的な問題を受けて声優業も兼業することになり、気がつけば数多くの作品に出演する有名声優の1人に昇り詰めました。

1959年6月17日の石川県生まれ。血液型はA型で身長は177cm、現在の所属事務所は株式会社マック・ミックです。声優としてのデビューは1980年代でOVA『BIRTH』のシュルギ・ナム役として出演しています。代表作である『超獣機神ダンクーガ』の藤原忍を演じたことは最も記憶に残る経験だったと語っており「やってやるぜ！」というセリフが代名詞として刻まれています。

代表作は『超獣機神ダンクーガ』の藤原忍や『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタなどがあります。その他にも『アルスラーン戦記』のギーヴや『頭文字D』の池谷浩一郎、『ガイストクラッシャー』のアルーミ、『DEATHNOTE』のシドウなどを演じています。

フランキーは作中で幼少期時代の頃を描かれておりアニメ版でも映像化され声優がつけられていました。幼少期のフランキーを演じた声優は野田順子（のだじゅんこ）さんです。声優でありながら音楽活動も目覚ましい有名声優です。

1971年6月29日の大阪府生まれ。血液型はA型で身長は163cm、現在は事務所に所属しておらずフリーで活動しています。声優デビューを果たしたのは1993年の『剣勇伝説YAIBA』でありモブの女の子を演じていました。1999年からは音楽活動を始めており現在までで様々な声優及び歌手とユニットを組んできたり、数多くのアルバムを出したりと本業歌手に劣らないほどの活躍を見せています。

初めての主演となったのは1999年放送の『G.T.O.』の相沢雅役です。そこから出演作品が増えていくと『ラブひな』の紺野みつねや『ののちゃん』のキクチくん、『HUGっと！プリキュア』のハリハム・ハリー、『ときめきメモリアル2』の陽ノ下光などを演じています。

ここからはワンピースのフランキーとルフィやニコ・ロビンとの関係についてまとめていきます。フランキーは作中で特に関係が深い人物が仲間に引き入れようとした張本人のルフィとエニエスロビーから独特な関係性を保っているロビンです。この2人の関係について深堀りしていきます。

まずはフランキーとルフィの関係や出会いについてを先にまとめていきます。

2人が初めて出会ったのは船大工で有名な島ウォーターセブンであり、そこでルフィがフランキーにゴーイングメリー号の修理を頼むことから関係が始まりました。ですが最初はフランキー家が1人になったウソップを襲って金品を奪ったり、そのお返しにルフィたちがフランキー家をボコボコにしそれにフランキーが逆上したりとすれ違いが起きていました。

エニエスロビーで共闘したことによりフランキーは麦わらの一味から好かれ、一緒に船に乗ろうと誘われます。フランキーは宝樹アダムの素材で船を造るという夢をサウザンドサニー号の完成で達成しており、おまけに過去に犯した事件が尾ひれを引きどうしても乗り気になれないでいました。そんな時にアイスバーグから「もう自分を許してやれよ」と一言を受けると、ルフィによる根強い誘いもあってやっと承諾し、晴れて麦わらの一味の船大工となったのです。

フランキーとロビンは意外にも2人だけが描かれているシーンが多かったりと、その関係性が深いようです。エニエスロビーではフランキーは真っ先にロビンを助けていたり、麦わらの一味の中では年長組で大人びた視点から発言をしていたりという共通点もあります。ファンの間では2人はまるで夫婦のように息が合っているという声も上がっているほどです。

これまでフランキーの特徴や性格、たどり着いた島々での活躍などについてまとめてきました。今ではすっかり麦わらの一味として馴染んでいるフランキーですがそんな彼に対してファンはどんな印象を抱いているのでしょうか？ここではその実態を明らかにしその理由も調べていきます。

ネット上ではフランキーが好きだという意見が数多く見受けられました。その中でも麦わらの一味の年長組と合わせて好きな人や奇抜な言動、性格が気に入った人、ロボが好きなウソップやチョッパーの反応が好きだという人など感想が分かれており、好きである理由が様々なものがあるようでした。

フランキーが作った武装の中で特に目立っているのがフランキー将軍です。2年後にてフランキーはサイボーグや船への武装以外にも手を出すと、とうとう巨大ロボットを生み出しド派手な初登場シーンにはファンの間でも大きな話題を呼びました。

一部のファンからは声優がらみで好きになったという人もいました。先述した矢尾一樹さんの演技は個性的な性格であるフランキーとマッチしており大変人気のようです。また、フランキーの誕生秘話に関しては矢尾一樹さんにまつわる話もされておりそれを知っているファンからは特別な理由がある思い入れのあるキャラになっているそうです。

癖の強い特徴を持ちながらも機械技術と兄貴肌な性格でフランキーは強さと人気の両方を持ったキャラクターでした。初登場時は印象が悪くとも、過去編から船大工としての悲劇の理由が明かされ、そこから麦わらの一味のために戦う姿には多くの読者が感動しました。現在連載中のワノ国編もいよいよ佳境に迫っています。そこでの活躍がどんなものになるのか期待が高まります。