【ワンピース】ドフラミンゴの能力を紹介！イトイトの実の強さは？

ドンキホーテ・ドフラミンゴは『ワンピース』に登場する悪のカリスマです。ドンキホーテファミリーという海賊団の船長で、王家七武海の一人でもあり、ジョーカーという別名もあります。ドフラミンゴはパラミシア（超人）系のイトイトの実の能力者で、その能力が強いと読者の間で話題になっています。そんなドフラミンゴ（ジョーカー）のイトイトの実の能力や強さ、またドフラミンゴの過去についてご紹介したいと思います。

ドンキホーテ・ドフラミンゴは海賊で王家七武海の一人でもありますが、ドレスローザの王でもあります。しかしそれも表の顔で、裏では闇取引の仲介人を行う「ジョーカー」として名を馳せています。 シーザーとも取引をしており、ジョーカーと呼ばれていました。またドフラミンゴはジョーカーとしてカイドウとも取引をしようとしており、人造の悪魔の実「スマイル」を受け渡そうとしていました。

『ワンピース』は尾田栄一郎による少年漫画で、海賊王を目指す少年ルフィが海を冒険する物語です。『週刊少年ジャンプ』で連載されており、こち亀に次ぐ長期連載作品です。2022年には赤髪のシャンクスの娘「ウタ」が登場する劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』が公開され、発表された楽曲と共に賑わいを見せています。

『ワンピース』は海賊であるシャンクスに憧れ、さらに上の海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィが仲間と共に海を冒険する物語です。ルフィは頼もしい仲間を見つけ、「偉大なる航路＜グランドライン＞」の島々を冒険します。グランドラインの後半の海である新世界に足を踏み入れたルフィ達は、海の皇帝「四皇」と呼ばれる海賊達と戦うことになります。

ドンキホーテ・ドフラミンゴは悪魔の実の能力者で、イトイトの実の能力者です。イトイトの実はパラミシア（超人）系の能力に分類されます。ドフラミンゴのイトイトの実はとても強いと言われ、ルフィもかなり苦戦しました。そんなドフラミンゴのイトイトの実の強さや覇気、戦闘力をご紹介します。

ドンキホーテ・ドフラミンゴはイトイトの実の能力者です。身体から糸を出すことができ、自在に操ることができる能力です。人を糸で操ったり、するどい糸をのこぎりのようにして攻撃したり、たくさんの糸を出して盾のようにしたり、糸を使って自分の分身を作ることもできます。また、ドフラミンゴは雲に糸をかけ、空を飛ぶように移動することもできます。このことからドフラミンゴは雲を「空の道」と呼んでいます。

さらに悪魔の実の能力を覚醒させており、自分だけでなく周囲の建物を糸に変えることもできるようになっています。覚醒した能力で技の威力が上がり、多彩な技も使えるようになります。

ドフラミンゴは3種類全ての覇気を使うことができます。中でも王の素質を持つ者だけが使える覇王色の覇気は、作中でも使える人物が少ないことで有名です。ドフラミンゴは10歳の頃に覇王色の覇気を発現させています。ルフィとドフラミンゴの覇気の戦いはドレスローザとその周辺の海域まで影響を及ぼす程でした。ドフラミンゴは当然ながらに武装色と見聞色の覇気も使うことができ、ロギア系の相手とも対等に戦うことができます。

ドフラミンゴのイトイトの能力は洗練されてとても強いとされていますが、ドフラミンゴの能力以外のポテンシャルが高く、凄まじい戦闘力を誇っています。青キジに氷漬けにされても平然とし、藤虎の隕石も無傷で防ぐことができます。またドフラミンゴは凄まじいタフさも兼ね備えています。ローのガンマンナイフを受けて大ダメージを負い、ルフィのギア4の攻撃を何度も受けて数キロ先まで飛ばされても立ち上がる程です。

ドフラミンゴはイトイトの実の能力で多彩な技を繰り広げます。どれも名前に糸という文字がついています。ここではドフラミンゴの技を一覧でご紹介します。また、覚醒した際のイトイトの実の能力を使った技も紹介します。

ドフラミンゴはイトイトの実の能力で身体から糸を出し、多彩な技を繰り広げます。イトイトの実の能力を使った技を一覧でご紹介します。

五色糸（ゴシキート）は指先から一本ずつ糸を出して相手を引き裂く技となっています。アニメでは糸に5食の色つきで描写されています。

超過鞭糸（オーバーヒート）は手のひらから出した大量の糸を束ね、鞭のようにして相手に叩きつける技です。範囲は数キロと広く、一瞬で数キロ先まで届くような速度と、大きな岩をも真っ二つにするほどの威力を誇っています。ルフィは見聞色の覇気で超過鞭糸（オーバーヒート）を回避したり相殺したりしていました。アニメでは火を纏った描写が追加されています。

寄生糸（パラサイト）は相手には見えない糸をつけ、自在に操ることができる技です。一度糸に捕まってしまうと、海軍本部の中将でもほとんど抵抗できないとされています。効果範囲もドレスローザの全土に至るまでと広く、自動的に大勢を一度に操ることができました。ドレスローザの王であったリク王も寄生糸（パラサイト）で操られてしまい、王座を奪われることになります。ベラミーもこの糸で操られ、ルフィと戦うことになりました。

影騎糸（ブラックナイト）は糸の分身「糸人形」を作ることができる技です。糸人形は自立して動き、ドフラミンゴと同じ口調で同じ技を繰り出すことができます。糸人形には自立した意思もあり、武装色の覇気を使うこともできます。しかし戦闘力や耐久力は本体には及ばず、キュロスやルフィに負けてバラバラになってしまいました。

鳥カゴ（トリカゴ）は上空に糸の束を展開し、ドレスローザの国をまるごと囲う糸の檻を作り出す技です。檻は強靭な糸でできており、建物さえも簡単に切断してしまいます。時間経過で檻を収縮させることもでき、ドレスローザの国民全員が命の危険に晒されました。鳥カゴは電伝虫による通信も遮断するため、外部との連絡を取ることさえも難しくなっています。

糸ノコ（イトノコ）は足から出した糸をのこぎりのようにして攻撃する技です。この技でローは右腕を切断されてしまいます。頂上決戦でもリトルオーズJr.の左足が切断されている描写があり、糸ノコ（イトノコ）を繰り出して切断したとされています。

弾糸（タマイト）は指先から糸の弾丸を発射する技です。連射も可能で、爆発を起こすこともあり、射程は数キロにも及びます。

降無頼糸（フルブライト）は5本の糸を振りかざして突き刺す技です。この攻撃でローが深手を負わされています。

ドフラミンゴはイトイトの実の能力を覚醒させ、自分だけではなく周囲の建物を糸に変えることもできるようになっていました。作中で悪魔の実の能力を覚醒させたのはドフラミンゴが初めてです。ここでは覚醒させたイトイトの実の能力を使った技を一覧でご紹介します。

荒浪白糸（ブレイクホワイト）は大量の糸を出し、荒浪の名の通り激しい波のように敵を覆う技です。

盾白糸（オフホワイト）は左右の地面から分厚い糸を出し、盾のように防ぐ技です。ルフィのギア4の「ゴムゴムのダブル大蛇砲（ダブルカルヴァリン）」を防ぐ程の防御力があります。

大波白糸（ビローホワイト）は建物を糸に変え、相手を突き刺す広範囲の攻撃技です。覚醒したイトイトの実の基本の技で、ルフィを守るコロシアムの剣士達が次々にやられてしまいます。

海原白波（エバーホワイト）は街一体を糸に変え、敵を捕らえる技です。

千本の矢 羽撃糸（フラップスレッド）は武装色の覇気を纏わせた糸を「千本の矢」にみたて、相手を突き刺す攻撃です。ドフラミンゴが過去に火あぶりにされた時、地元の民衆に言われた言葉から名前を取っているとされています。

16発の聖なる凶弾 神誅殺（ゴッドスレッド）は武装色の覇気を纏わせた糸を束ね、16本の鋭い矢にして相手に放つ攻撃技です。ドフラミンゴがルフィとの戦いの最後に使った技で、ルフィの「ゴムゴムの大猿王銃（キングコングガン）」に自分ごと押し潰されてしまいました。 千本の矢 羽撃糸（フラップスレッド）と同様に、過去の自分のトラウマから付けられた技名だと言われています。

『ワンピース』の作中でドンキホーテ・ドフラミンゴの過去が明らかになり、ドフラミンゴは天竜人だったことがわかりました。ここではドフラミンゴの壮絶な過去やローとの因縁をご紹介します。

ドフラミンゴは天竜人である「ドンキホーテ・ホーミング聖」の子供として生まれ、8歳までは他の天竜人と同じ聖地マリージョアで暮らしていました。生まれながらにして世界貴族となり、天竜人の権力を行使して奴隷を買って日々を過ごしていました。

ドフラミンゴが8歳の頃、父親のホーミング聖が一家4人の天竜人の地位を返上して、人間として地上で暮らすことを決めました。ドフラミンゴ一家は世界政府非加盟国で暮らすことになりますが、ドフラミンゴは街中でも人間を見下した態度や立ち振舞でいたため、地元の人間から酷い差別を受けることになります。

地元の人間は天竜人に酷い仕打ちを受けてきた人達であり、天竜人を恨んでいました。その恨みは地上へとやってきたドフラミンゴ一家に向けられ、一家はゴミを食べるような生活を強いられます。不衛生な環境の中、ドフラミンゴの母親は病気にかかり、満足な治療を受けることもできずに病死してしまいました。

ドフラミンゴの父親のホーミング聖は、聖地マリージョアへの帰還を求めますが、一度返上した天竜人の地位を戻すことは許されず、ホーミング聖達は人間に捕まってしまいます。地元の人達は天竜人への恨みからホーミング聖やドフラミンゴ、弟のロシナンテを磔にして火あぶりにしました。地獄のような仕打ちでホーミング聖とロシナンテは命乞いをしましたが、ドフラミンゴは地元の人達に対し「1人残らず殺しに行く」と報復を宣言します。このことがきっかけで、ドフラミンゴは覇王色の覇気を発現させています。

覇王色の覇気を発言させ、民衆を気絶させたドフラミンゴ一家は生き残ることができました。その後ドフラミンゴはトレーボル・ヴェルゴ・ピーカ・ディアマンテに出会い、イトイトの実と拳銃を受けとります。ドフラミンゴは拳銃で父親を殺害し、父親の首を持って聖地マリージョアへの帰還を願いますが、それも敵いませんでした。

ドフラミンゴはトレーボル達と共にドンキホーテファミリーとして名を上げ、ジョーカーとして闇取引をしたり、王家七武海になったりと力をつけていきました。一方ドフラミンゴの弟であるロシナンテはセンゴクに引き取られて海軍になります。ドフラミンゴを止めるためにドンキホーテファミリーに潜入したロシナンテはローと出会い、ローにオペオペの実を食べさせて病気を治しました。

ロシナンテはローの恩人となりましたが、ヴェルゴを通じてロシナンテが海軍のスパイだということがドフラミンゴに知られてしまいます。ドフラミンゴは自らの手でロシナンテを殺め、ローと離別しました。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ（ジョーカー）は頂上決戦やパンクハザード、ドレスローザ編で登場しましたが、声は誰が担当したのでしょうか。ドフラミンゴの声を担当した声優さんのプロフィールや過去の出演作品を紹介します。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ（ジョーカー）の声を担当したのは声優の「田中秀幸（たなか　ひでゆき）」さんです。田中秀幸さんはアニメ声優だけでなく、映画の吹き替えでも活躍されています。繊細な性格の役柄が好きで、あまり声を作るほうではないようですが、ドフラミンゴのような過激な悪役は声を作らざるを得ないとのことでした。

田中秀幸さんは東京都出身で、青二プロダクションに所属している声優さんです。声優業だけでなく、ナレーターや吹き替え、俳優としても活躍されています。5歳のときに連続ラジオドラマ『アッちゃん』のアッちゃん役一般公募オーディションに合格し、俳優デビューとなりました。また『南海のテリー』で吹き替え、『科学忍者隊ガッチャマン』のヘムラー役でアニメ声優デビューをしています。

ドフラミンゴは糸を雲にかけて空をとぶように移動することができ、空中で止まることもできます。鳥のホバリングのような描写が好きだという読者の声もありました。空を飛ぶことができる能力は少ないので、ドフラミンゴの能力は貴重なものと言えます。

ドフラミンゴはイトイトの実の能力で、体内に糸を這わせて応急処置ができます。ローの攻撃もイトイトの実の能力で回復されてしまい、ドフラミンゴにとどめを刺されそうになりますが、ルフィがそれを止めています。このシーンがかっこいいという読者の声もありました。

ドフラミンゴのイトイトの実の能力は序盤では明らかにされておらず、知らない人もたくさんいました。ドフラミンゴは王家七武海であり、ジョーカーとして裏社会でも知られている『ワンピース』の世界で有名ですが、白ひげ海賊団でもドフラミンゴの能力の詳細はわかっていなかったようです。それだけドフラミンゴには実力があり、能力を知られずに事を進めることができたのだと言われています。

『ワンピース』に登場する悪のカリスマであるドンキホーテ・ドフラミンゴのイトイトの実の能力の強さや技、ジョーカーとしての裏の顔や天竜人としての過去をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ドフラミンゴはイトイトの実の能力者で、その能力を覚醒させていました。自分の復讐を遂げてもそれに満足はせず、さらに強さを求めたドフラミンゴの努力が分かります。今後『ワンピース』を見る際は、ドフラミンゴのイトイトの実の能力にも注目してみてください。