【ワンピース】ビッグマムの声優は2人いる?交代理由を調査
『ワンピース』に登場するビッグマムは、アニメの放送の途中で声優が交代したことで話題となっているキャラです。アニメ版『ワンピース』でビッグマムの声を演じた2人の声優をご紹介すると共に、なぜ声優が交代したのかを調査してお伝えしていきます。
目次
ビッグマムとは?
ビッグマムとは、『ワンピース』に登場するビッグマム海賊団の船長です。本名はシャーロット・リンリンですが、ビッグマムと呼ばれることが多いようです。生まれついてのモンスターと呼ばれて海軍にも警戒されているビッグマム。政府でさえもビッグマムの機嫌を損ねることを恐れるなど、かなりの怪物ぶりを発揮している人物です。
ビッグマムのプロフィール
- 名前:シャーロット・リンリン
- 誕生日:2月15日
- 年齢:68歳
- 身長:880cm
- 血液型:X型(現実世界でのA型)
- 好きな食べ物:甘いお菓子
- 嫌いな食べ物:リコリス菓子
- 趣味:お茶会、珍獣集め
- 能力:ソルソルの実の能力者
- 覇気:覇王色、武装色、見聞色
- 懸賞金:43億8800万ベリー
ビッグマムは身長がとても大きく肥満体系ですが、巨人族ではありません。幼少期から体格が良く丸々としていました。20代~30代の頃はスタイルも顔だちも整った女性でしたが、度重なる出産や食生活の乱れにより、40代に入ってからはどんどん太り始めました。
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎先生が描く海賊の物語で、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1997年から連載されている作品です。1999年からはフジテレビ系でのアニメ放送が開始されて、東映アニメーションの制作アニメとしては最長記録となっているアニメ作品です。他にも様々なメディア展開がされている『ワンピース』は、幅広い年齢層で世界中のファンに親しまれる大人気作品です。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公ルフィは、フーシャ村で暮らす少年でした。幼少期に村に滞在していた赤髪海賊団の船長・赤髪のシャンクスに憧れ、命を助けられ、ルフィは海賊を目指します。そして17歳へと成長したルフィは、シャンクスに預かった麦わら帽子と共に、海賊として村から旅立ちました。海賊王となってシャンクスに麦わら帽子を返しに行くべく、ルフィの冒険の旅の始まりです。
ビッグマムの声優は2人いる?初代キャストを紹介
『ワンピース』に登場する海賊団の中の一つ、ビッグマム海賊団の船長・ビッグマムことシャーロット・リンリン。アニメ版『ワンピース』でビッグマムというキャラの声を担当した声優は2人います。まずはじめに、ビッグマムの声を最初に担当した声優からご紹介します。
藤田淑子のプロフィール
- 名前:藤田淑子(ふじた・としこ)
- 生年月日:1950年4月5日
- 没年月日:2018年12月28日
- 身長:159cm
- 血液型:O型
- 出身地:中国・遼寧省大連市
- 所属事務所:青二プロダクション
アニメ版『ワンピース』でビッグマムの声を演じた声優1人目は、藤田淑子さんです。幼少期から身体が弱く、小児リウマチを患っていた藤田淑子さんですが、芸能の仕事を始めてからは元気になったそうです。子役として活動していた藤田淑子さんは、女優・歌手・声優と幅広くご活躍された方です。
藤田淑子の代表作のアニメや演じたキャラ
- 『デジモンアドベンチャー』八神太一
- 『ガラスの仮面』月影千草
- 『金色のガッシュベル!!』ゾフィス
- 『キテレツ大百科』キテレツ/木手英一
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(第1作)』ダイ
声はアルトとやや低めの声質で少年役を演じることが多かった藤田淑子さんですが、セクシーな美女というキャラや母親のキャラなど、幅広く演じることができるベテラン声優でした。
藤田淑子の吹き替え作品
- 『Shall We Dance?』スーザン・サランドン/ビヴァリー・クラーク役
- 『エアフォース・ワン』グレン・クローズ/キャサリン・ベネット副大統領役
- 『ふたりは最高!ダーマ&グレッグ』スーザン・サリバン/キティ・モンゴメリー役
- 『サブリナ』ベス・ブロデリック/ゼルダ役
- 『アリー・マイ・ラブ』トレーシー・ウルマン/トレーシー役
藤田淑子さんは、海外映画や海外ドラマではゴールディ・ホーンやスーザン・サランドンなどの吹き替えを担当していました。吹き替えの代表作品は上記の通りです。他にもたくさんの作品の吹き替えを担当してきました。
ビッグマムの声優は2人いる?二代目キャストを紹介
小山茉美のプロフィール
- 名前:小山茉美(こやま・まみ)
- 生年月日:1955年1月17日
- 身長:155cm
- 血液型:A型
- 出身地:愛知県
- 所属事務所:青二プロダクション
アニメ版『ワンピース』でビッグマムの声を演じた声優2人目は、小山茉美さんです。舞台女優として活躍されていた小山茉美さんは、『一休さん』で主人公の一休さんの声を担当することになり声優デビューしました。小山茉美さんの趣味は旅をすることで、特技は日本舞踊とスキューバダイビングです。
小山茉美の代表作のアニメや演じたキャラ
- 『Dr.スランプ アラレちゃん』則巻アラレ
- 『名探偵コナン』ベルモット
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage』バラライカ
- 『あんみつ姫』あんみつ姫
- 『魔法のプリンセスミンキーモモ』ミンキーモモ
小山茉美さんが演じたアニメキャラの中でも、代表作品として有名なのは『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレではないでしょうか。アラレちゃんとビッグマムが同じ声優と知って驚くファンがたくさんいます。
小山茉美の吹き替え作品
- 『スペシャリスト』シャロン・ストーン/メイ・マンロー役
- 『ゲッタウェイ』キム・ベイシンガー/キャロル役
- 『イン・ザ・カット』メグ・ライアン/フラニー役
- 『デンジャラス・マインド』ミシェル・ファイファー/ルアン役
- 『デスパレードな妻たち』ブレンダ・ストロング/メアリー・アリス・ヤング役
小山茉美さんは吹き替えではキム・ベイシンガー、シャロン・ストーン、ミシェル・ファイファーなどを担当することが多く、代表作品は上記の通りです。また、藤田淑子さんが担当していたゴールディ・ホーンの声も担当しています。
ビッグマムの声優2人の声を比較!交代理由は?
藤田淑子さんはアルト、小山茉美さんはメゾソプラノというふうに、声質の違いがある2人ですが、アニメ版『ワンピース』で演じたビッグマムの声の違いはどんな感じだったのでしょうか?2人が演じたビッグマムの声を比較していってみたいと思います。また、ビッグマムの声を担当する声優が交代した理由についても詳しく調査してお伝えしていきます。
ビッグマムの声優2人の声を比較
藤田淑子さんと小山茉美さんが演じたビッグマムの声を比較してみると、やはり声質で音域が高かった小山茉美さんが演じるビッグマムの方が高めの声となっていました。藤田淑子さんが演じたビッグマムは、低めで太いしわがれた声となっていてビッグマムのイメージにピッタリの声でした。そのため、小山茉美さんが演じるビッグマムには物足りなさを感じるファンもいるようでした。ですが、小山茉美さんが演じたビッグマムのミュージカルは好評のようです。2人が演じるビッグマムにはファンそれぞれの意見がありますが、批判の声は多くはなかったです。
ビッグマムの声優の交代理由
ビッグマムの声優が交代した際には、当初詳しい理由は発表されておらず、心配するファンがとても多かったです。その後、声優が交代した理由が藤田淑子さんの体調不良だということがわかりましたが、詳しい病名などは発表されませんでした。
ビッグマムの初代声優の藤田淑子は病気だった?
藤田淑子さんは活動を縮小していましたが、その後も健康状態は回復しませんでした。治療に専念するため活動を休止しましたが、2018年12月28日に残念ながら死去されました。この時に初めて所属事務所から「浸潤性乳がん」だったことが発表されました。
ビッグマムの初代声優の藤田淑子は他のキャラも降板?
藤田淑子さんが演じてこられたキャラは、ビッグマムだけではなく他の多くのキャラが違う声優へと引き継がれました。その中でも代表作品として、『デジモンアドベンチャー』八神太一を花江夏樹さん、『CAT’S EYE』来生泪を戸田恵子さん、『ガラスの仮面 東京ムービー版』月影千草を矢島晶子さんに引き継がれました。
藤田淑子の後任は野沢雅子という噂もあった
ビッグマムの声を演じる声優が変更される際に、後任は野沢雅子さんではないかとファンの間では噂になりました。これは、藤田淑子さんと野沢雅子さんの声質が似ていることから噂になったものと考えられます。
ビッグマム編の主要キャラの声優一覧
ここまで、ビッグマムの声優について詳しくお伝えしてきました。ここからは、アニメ版『ワンピース』のビッグマム編で主要キャラの声を担当した声優についてご紹介していきます。
レイジュ役/根谷美智子
ヴィンスモーク家の長女・レイジュの声を担当したのは、声優の根谷美智子(ねや・みちこ)さんです。根谷美智子さんは、1965年10月4日生まれで福井県出身の声優です。地声が低めで成人女性キャラを演じることが多い根谷美智子さんの代表作品は、『交響詩篇エウレカセブン』のタルホ・ユーキ、『鋼の錬金術師』のリザ・ホークアイなどです。
イチジ役/杉山紀彰
ヴィンスモーク家の長男・イチジの声を担当したのは、声優の杉山紀彰(すぎやま・のりあき)さんです。杉山紀彰さんは、1974年3月9日生まれで東京都出身の声優です。イケメンキャラを演じることが多く、ツンデレや叫び声などの演技の評価が高い杉山紀彰さんの代表作品は、『ナルト』のうちはサスケ、『BLEACH』の石田雨竜などです。
ニジ役/宮内敦士
ヴィンスモーク家の次男・ニジの声を担当したのは、声優の宮内敦士(みやうち・あつし)さんです。宮内敦士さんは、1969年7月8日生まれで埼玉県出身の声優です。声優としてはアニメよりも吹き替えが多い宮内敦士さんの代表作品は、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のチョコラータ、『グランブルーファンタジー』のガンダルヴァなどです。
ヨンジ役/津田健次郎
ヴィンスモーク家の四男・ヨンジの声を担当したのは、声優の津田健次郎(つだ・けんじろう)さんです。津田健次郎さんは、1971年6月11日生まれで大阪府出身の声優です。低音ボイスで寡黙なイケメンキャラや、ややクセの強いキャラを演じることが多い津田健次郎さんの代表作品は、『遊戯王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人、『呪術廻戦』の七海建人などです。
プリン役/沢城みゆき
ビッグマムの娘であり、シャーロット家の三十五女・プリンの声を担当したのは、声優の沢城みゆき(さわしろ・みゆき)さんです。沢城みゆきさんは、1985年6月2日生まれで東京都出身(生まれは長野県)の声優です。やや低めで上品なイメージの声質であり、幼女から大人の女性まで幅広いキャラを演じることができる沢城みゆきさんの代表作品は、『ハンター×ハンター』のクラピカ、『鬼滅の刃』の堕姫などです。
プリン役(代役)/桑島法子
沢城みゆきさんが産休の間にプリンの声を担当したのは、声優の桑島法子(くわしま・ほうこ)さんです。桑島法子さんは、1975年12月12日生まれで岩手県出身の声優です。都会が苦手で人見知りだという桑島法子さんの代表作品は、『薄桜鬼』の雪村千鶴、『犬夜叉』の珊瑚などです。
ビッグマムの声優に対する世間での評判や人気
2代目ビッグマムとアラレちゃんが同じ声優だったことに驚くファンがとてもたくさんいます。いろいろな声でたくさんのキャラを演じられる声優は、本当に凄い人達だと思います。同じように、『名探偵コナン』のベルモット、『ブラックラグーン』のバラライカだということにも驚くツイートはたくさん見かけられました。
当時、ビッグマムの声優が変わったことに驚いたファンは多いようです。声の違いには賛否両論ありますが、この方の後任の小山茉美さんに対する評価は素晴らしいものだと思いました。
2代目ビッグマムの声を演じた小山茉美さんについて、今まで演じてきたキャラと比べても、強い女性のイメージは崩れていないという感想をツイートしているファンもいました。役によってイメージがガラリと変わる声優は凄いと評価しているファンは、本当にたくさんいます。
ビッグマムの声優は2人いた
『ワンピース』に登場するビッグマムの声を担当した声優についてお伝えしてきました。ビッグマムの声は2人の声優が演じています。声質の違う声優が演じているため、声優が交代したことに対する賛否両論がありますが、多くのファンはお2人が演じるビッグマムに高評価をつけているようです。お亡くなりになった藤田淑子さんのご冥福を祈りつつ、小山茉美さんが演じるビッグマムの良さにも注目してみてください。
この記事のライター
*haru
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