【ワンピース】エースの懸賞金額が低い理由を考察！実力や強さまで

エースとは『週刊少年ジャンプ』で連載されているマンガ作品『ワンピース』に登場する海賊キャラです。エースはルフィやサボといった主要キャラと幼少期を過ごし、その後は白ひげ海賊団に入団して海賊となりました。しかしマリンフォード頂上決戦にて海軍の赤犬の手によって絶命してしまったのです。

『ワンピース』には悪魔の実の能力という食べた者に異能力を授けてくれる果実が存在します。数ある悪魔の実の能力の中でエースは「メラメラの実の能力者」でした。メラメラの実の能力の大きな特徴ですが、自身の体を炎に変化させて自在に操ることです。火力を最大限にすることで人や海賊船等を一瞬で燃やし尽くすことが可能となります。

『ワンピース』は『ハンターハンター』や『ナルト』と並ぶ『週刊少年ジャンプ』を代表する超人気マンガ作品です。1997年から連載が開始され現在まで続いています。原作者は尾田栄一郎（おだ・えいいちろう）先生であり、日本国内だけでなく海外でも知名度が高く全世界で愛されているのです。今月から新作劇場アニメ作品が公開されるなど『ワンピース』人気は衰えることを知りません。

主人公キャラであるモンキー・D・ルフィはこの世界のどこかに存在する海賊王の大秘宝「ワンピース」を求めて、麦わら海賊団の仲間達と大航海へと繰り出しました。旅の道中で立ちはだかる強敵を倒していく中で、ルフィ達は海賊としての実力をつけていったのです。

ここからは『ワンピース』におけるエースに懸けられている懸賞金額がなぜ他キャラと比べて低いのかについて様々な理由を基に考察していきます。なぜ海賊界で名が通っているエースの懸賞金額が低いのか、その謎について迫りましょう。

エースに懸けられている懸賞金額は5億5千万ベリーです。そもそも懸賞金とは『ワンピース』の世界に存在する海上治安組織である海軍が要注意人物と認定したキャラに懸けられるものです。また億以上の懸賞金額が懸けられるためにはそれ相応の偉業を成し遂げる必要があります。

死亡時におけるエースの懸賞金額は5億5千万ベリーであり、対照的に歴代の四皇に懸けられてきた懸賞金額は20億～50億ベリーです。数値だけでもエースの実力と四皇達の実力には大きな差が存在していることがはっきりと分かります。

エースの懸賞金額は億単位ではありますが、他キャラと比較すると少々低い印象が存在することは否めません。以下の項目ではなぜエースに懸けられている懸賞金額が低めなのかについて5つの理由を基に迫っていきます。

1つ目の理由ですがエースの年齢が若かった点が挙げられます。死亡時のエースの年齢は20歳であり、他の億単位の懸賞金額が懸けられている海賊と比べてかなり若いです。年齢が低かった故に危険分子としてマークされなかったことが懸賞金額につながったと考えられます。

2つ目の理由ですが大事件を起こしていないため危険度が低いとみなされている点です。例えばルフィのようにシャボンディ諸島にて天竜人を殴るといった大罪をエースは起こしていません。懸賞金額が上昇するそれ相応の実績が無かったために、5億5千万ベリーで留まったのだと考えられます。

3つ目の理由ですが3億ベリーを超えると懸賞金額が上がりにくい点が挙げられます。『ワンピース』の世界において3億ベリーまでは活躍が著しい海賊に対して懸賞金額が上がっていきますが、3億ベリー以降は四皇を倒す程の大事件を起こさない限り上昇しないのです。

4つ目の理由ですが海軍の方針が変化したことが挙げられます。特にエースが死亡したマリンフォード頂上決戦後にて白ひげが死亡したことにより海賊界のパワーバランスが見直され、多くの海賊の懸賞金額が塗り替えられていったのです。もしエースがマリンフォード頂上決戦後も生きていたならば、5億ベリー以上の懸賞金額が懸けられていたかもしれません。

5つ目の理由ですが海賊王ロジャーの実子であることが挙げられます。海軍はロジャーの息子であるエースの秘密を探るために捕獲を考えていましたが、白ひげ海賊団に入団したため迂闊に手を出せなくなりました。そこで他の海賊にエースがマークされないように海軍側の都合で懸賞金額が低めに設定されたのではないかと考えられます。

ここからは『ワンピース』におけるエースの持つ強さや実力はどの程度のものなのかについて他キャラとの戦力と比較して紹介します。また海賊キャラに関しては懸賞金額も記載して、懸賞金額の大小の面からも比較していきます。

エースと白ひげの強さを比較すると、圧倒的に白ひげの方が強いです。2人はエースが白ひげ海賊団に入団する際に手合わせをしたのですが、この時エースは白ひげに対しかすり傷でさえも与えることができませんでした。つまりエースの強さは四皇には遠く及ばないことが分かります。因みに白ひげに懸けられていた懸賞金額は50億4600万ベリーであり、エースの懸賞金額の約10倍です。

エースと青キジの強さを比較すると、圧倒的にエースの方が強いです。なぜかというと、青キジの悪魔の実の能力は「ヒエヒエの実」で氷を操る能力であるため、エースの炎と相性が悪かったのです。つまり『ワンピース』の世界において能力の相性は重要になるのです。

エースと赤犬の強さを比較すると、赤犬の方が圧倒的に強いです。エースと赤犬は同じ炎を操る能力を有していますが赤犬の場合は「マグマグの実」であり、マグマグの実はマグマの炎を操るため、完全にメラメラの実の上位互換となっていたのです。圧倒的火力不足の前にエースは敗北してしまったのです。

エースとジンベエの強さを比較すると、互角であると言えます。エースは白ひげと戦う前に元王下七武海のジンベエと手合わせしたのですが、5日間も決着が着かない接戦となったのです。つまりエースの強さは王下七武海程度であったことが分かります。因みにエースと戦った頃のジンベエに懸けられていた懸賞金額は4億3800万ベリーであり、エースよりも少し低いです。

エースとスモーカーの強さを比較すると、圧倒的にエースの方が強いです。なぜかというと、スモーカーの悪魔の実の能力は煙を操る「モクモクの実」であるため、炎を操るメラメラの実の方が有利だったため、相性上の関係でエースが圧倒したのです。因みに当時のスモーカーの階級は海軍大佐だったため、エースの戦力は海軍大佐以上であったことが分かります。

エースの黒ひげの強さを比較すると、互角であると言えます。なぜかというと、マリンフォード頂上決戦にてエースが黒ひげに対し有効なダメージを与えていたからです。最終的にエースは黒ひげに敗北しますが、大敗ではありませんでした。因みに黒ひげに懸けられている懸賞金額は22億4760万ベリーであり、エースの懸賞金額の約4倍です。

ここからはアニメ版『ワンピース』におけるエース役を担当した声優さん情報について紹介します。以下の項目ではエース役声優の基本プロフィール情報だけでなく、過去の出演アニメ作品タイトルとその担当キャラについてもお届けします。

アニメ版『ワンピース』におけるエース役を担当された声優さんは、古川登志夫さんです。古川登志夫さんは『ドラゴンボール』のピッコロ役や『うる星やつら』の諸星あたる役といった有名タイトルのアニメキャラを担当されてきたベテラン声優さんです。年齢は76歳ですが、現在も第一線の現場で活躍されています。

ここからはエースの懸賞金に対する世間での評判や、どういった人気が存在するのかについてツイッター上のワンピースファンの意見や感想を参考にしながら紹介します。全体的なイメージとして、低いと感じる方とかなり高いと感じる方の二極化となっています。

エースの懸賞金額に対する世間での評判は「名前の割には低く設定されている」ことです。エースは白ひげ海賊団に所属する海賊界隈では名の通った海賊であるにも関わらずこの額は納得できないと疑問を感じているワンピースファンは多いです。

エースの懸賞金額に人気が集まる理由は「短期間で億単位のハンパない懸賞金額が懸けられた」ことです。エースはルフィよりも短期間で東の海からワノ国まで到達し、かつ懸賞金額も億越えを成し遂げました。故に要注意人物としてマークされるだけの実力を持っていたエースに対するワンピースファンからの好感度は高いです。

上記でも記述した通り、エースに懸けられていた懸賞金額は5億5千万ベリーでした。活躍と知名度の割にはエースの懸賞金額が低いと考える人も多いですが、短期間の内に億越えの懸賞金額を記録できたことは、エースが実力者だったことを意味しています。夢半ばにして倒れてしまったエースですが、彼の姿は我々の心の中で生き続けるでしょう。