【ナウシカ】テトはナウシカの相棒!モデルや原作での最期についても解説

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テトは『風の谷のナウシカ』に登場する小柄な動物で、主人公・ナウシカと常に一緒にいます。本記事では、テトとナウシカの出会いやモデルとなった動物、名前の由来について解説します。また、原作漫画で描かれたテトの最期についても紹介します。

【ナウシカ】テトはナウシカの相棒!モデルや原作での最期についても解説

目次

  1. 【風の谷のナウシカ】テトとは?
  2. 【風の谷のナウシカ】テトはナウシカの相棒!関係を考察
  3. 【風の谷のナウシカ】テトはキツネリス?モデルを解説
  4. 【風の谷のナウシカ】テトは原作漫画で死亡した?最期を解説
  5. 【風の谷のナウシカ】テトに対する世間での評判や人気
  6. 【風の谷のナウシカ】テトはナウシカのかわいい相棒だった

【風の谷のナウシカ】テトとは?

『風の谷のナウシカ』に登場するテトは、その愛くるしい姿から高い人気を誇るキャラクターです。テトの登場シーンやモデルとなった動物、最期について見ていく前に、まずはテトのプロフィールや『風の谷のナウシカ』の概要をチェックしておきましょう。

テトのプロフィール

テトはキツネリスという種族の小動物です。ナウシカの師にあたる剣豪・ユパによって保護され、ナウシカの相棒となりました。人間の肩に乗るくらいの小柄な動物で、長い耳に緑色の目、大きな尻尾を持っています。毛の色は黄金色と茶色の縞模様です。映画では吉田理保子さんが声優を務めました。

風の谷のナウシカの概要

『風の谷のナウシカ』は宮崎駿さんがアニメ情報誌『アニメージュ』にて発表した漫画作品です。1984年には宮崎駿さん自身が監督を務め、劇場版アニメとして公開されました。劇場版は原作全7巻のうち2巻の途中までのストーリーをまとめたものになっています。宮崎駿さんの名を世に知らしめ、スタジオジブリ設立につながるきっかけとなった作品です。

風の谷のナウシカのあらすじ

『風の谷のナウシカ』の舞台は「火の七日間」と呼ばれる戦争によって、科学文明が崩壊してから1000年後の世界です。人類は腐海(ふかい)の植物が放出する毒と、そこに棲む巨大な蟲に怯えながら暮らしていました。辺境の小国「風の谷」の族長の娘・ナウシカは腐海を探索し、蟲と心を通わせる少女でした。ある日、ナウシカの前に、腐海の謎を解く旅に出ていたユパが姿を現します。ユパの帰還を喜ぶ風の谷の人々でしたが、トルメキア国の飛行船が風の谷に墜落したことで事態が一変します。

【風の谷のナウシカ】テトはナウシカの相棒!関係を考察

『風の谷のナウシカ』作中で、テトは常に相棒としてナウシカの側にいます。その様子から、二人が固い絆で結ばれていることがわかります。ここでは、テトとナウシカの出会いのシーンや、二人の関係性が垣間見えるシーンを紹介します。

テトとナウシカの出会い

テトは腐海の蟲に襲われていたところをユパに助けられました。しかし、救出の際の発砲によって王蟲(オーム)を刺激してしまったユパは、王蟲に追われてしまいます。そこに現れ、王蟲の怒りを鎮めたのがナウシカです。こうして、テトとナウシカは出会い、二人は相棒となったのでした。

噛みつくテトにナウシカがかけた言葉

「ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。」

出典: renote.net

作中ではナウシカの肩に乗り可愛らしい姿を見せるテトですが、最初からナウシカに懐いていたわけではありません。ナウシカと出会った直後のテトは、腐海で巨大な蟲に襲われたこともあり、かなり怯えていました。そして、警戒心からナウシカの指に噛みついてしまうのです。しかし、ナウシカは痛みを我慢し上記のセリフを優しくテトに語り掛けます。その言葉にテトは警戒心を解き、ナウシカの指をなめました。

テトとナウシカの登場シーン

ナウシカの相棒となったテトは、その後どんなときも常に行動を共にするようになります。作中では二人の仲睦まじい様子が度々描かれています。ここでは、テトとナウシカの登場シーンの中でも特に印象的なシーンを2つ紹介します。

登場シーン①テトを胸元に入れるナウシカ

テトとナウシカは危険な場所に行くときも一緒です。ナウシカが腐海に入るときは毒ガスから身を守るためにマスクをつけるのですが、テトはマスクをつけることができないため、ナウシカは自分の服の中にテトを入れています。服の中に入れることで、毒ガスから身を守ると同時に、ナウシカはテトの体温や心拍から生存確認をしていました。

登場シーン②ナウシカの肩の上に乗っているテト

作中でのテトの定位置はナウシカの肩の上です。腐海の中に入るとき以外は、ほとんどのシーンでナウシカの肩の上にちょこんと乗っているテトの姿が確認できます。ナウシカが落ち込んでいるときや、メーヴェに乗っているとき、映画のラストシーンで王蟲の触手の中を歩いているときでさえもテトはナウシカの肩の上にいました。これらのシーンからも二人が固い絆で結ばれた相棒であることがうかがえます。

【風の谷のナウシカ】テトはキツネリス?モデルを解説

冒頭で述べたように、テトはキツネリスと呼ばれる種族の動物です。キツネリスとは一体どのような動物なのでしょうか。ここからはキツネリスの特徴や、モデルとなった動物について解説します。また、テトという名前の由来についても調査しました。

キツネリスとは?

キツネリスは『風の谷のナウシカ』に登場する架空の動物で、名前の通り、キツネのようなリスのような姿が特徴です。ナウシカはテトと出会ったときに「キツネリスを初めて見た」と述べていたことから、珍しい生き物であると推測できます。食性は雑食性であり、作中ではチコの実を食べる姿も描かれていました。小さくて可愛いらしい見た目に反して気性は荒く、通常人には懐かないとされています。そのため、ナウシカにテトがすぐ懐いたのを見てユパは驚いていました。

キツネリスはラピュタにも登場?

実は、キツネリスは『風の谷のナウシカ』に続く宮崎駿さんの映像作品である『天空の城ラピュタ』にも登場しています。登場したのは、主人公のパズーとシータがラピュタに到着したシーンです。二人の前に現れたロボット兵の肩の上で、複数匹のキツネリスが戯れる様子が描かれていました。

テトのモデルはフェネック?

キツネリスにはモデルとなった動物がいると言われています。その動物はフェネックです。イヌ科キツネ属に分類される動物で、小柄な体や大きな耳、尻尾の特徴がキツネリスに似ていることからモデルになったのではないかと言われています。ただし、フェネックは肉食なので、その点はキツネリスとは異なっています。

テトの名前の由来

テトという名前の由来については、ファンの間でいくつかの説が囁かれています。最も有名な説がベトナムで旧正月を「テト」と呼んでいることに因んでいるというものです。ベトナム戦争の最中であった1968年の旧正月に、北ベトナムが南ベトナムに攻め入った事件が「テト攻勢」と呼ばれており、戦争を絵描いた『風の谷のナウシカ』と関連付けられているのではないかと言われています。しかし、公式ではテトの名前の由来は公表されておらず、実際は無関係なのではないかという意見もあります。

【風の谷のナウシカ】テトは原作漫画で死亡した?最期を解説

『風の谷のナウシカ』の原作漫画では、テトの死亡シーンが描かれ話題となりました。テトはなぜ亡くなってしまったのでしょうか。ここからはテトの最期のシーンについて解説します。

風の谷のナウシカとは?

『風の谷のナウシカ』は戦争によって科学文明が崩壊し、生態系が激変した終末世界を舞台に、主人公のナウシカが人と自然の歩む道を模索する姿を描いた作品です。記事冒頭でも述べた通り、劇場版は原作漫画2巻途中までのストーリーを映像化したものになっており、原作では映画のその後のストーリーも描かれています。原作と映画では、時代背景や登場人物などは概ね一緒です。しかし、国家間の関係性や映画のラストに当たるシーンの描かれ方など、原作と映画で設定が異なる部分も存在します。

テトの原作漫画での死因

原作漫画の最終巻でテトは最期を迎えます。死因は巨神兵から放出される光で体を蝕まれたことです。ナウシカはペジテ市の地下に眠っていた巨神兵に「オーマ」という名前を与え、行動を共にしていました。しかし、オーマからは有毒な光が放たれており、ナウシカやテトは徐々に弱っていきます。そして、体の小さなテトは毒が早く回ってしまい、ついに最期を迎えてしまうのです。

テトの亡骸は木の下に埋めた?

ナウシカはテトの亡骸を埋葬するため、地上で見つかった数少ない緑の木々が生息する場所を訪れました。ナウシカは、そこにある大木の根元にテトのお墓を作ります。その場所には、「墓所」と呼ばれる真っ黒な四角い建物がありました。旧世界の武器や不死の技術、新人類の卵などが存在する場所で、ナウシカは物語の最後に墓所をオーマに破壊させます。テトの亡骸を埋めた場所は、ストーリーにとって需要な意味を持つ場所だったのです。

【風の谷のナウシカ】テトに対する世間での評判や人気

『風の谷のナウシカ』の原作漫画で描かれたテトの死は、多くの読者に衝撃を与えました。テトの最期のシーンを見て、思わず号泣してしまったという人も少なくありません。また、映画を見たファンの中には「原作も気になるが、テトが死ぬという情報を聞いたため、それを見るのが辛くて読めない」という人もいました。

映画を見たファンからは「テトがかわいい」という意見が多数出ていました。『風の谷のナウシカ』は全体的にシリアスな作品ですが、テトのかわいさに癒された人も多いようです。「テトは何度見ても変わらずかわいい」「子どもの頃飼いたいと思っていた」というコメントもありました。

飼っているペットが肩に乗ってくるとナウシカとテトを思い出すという人は多いようです。中にはあえてペットを肩に乗せ、ナウシカとテトの真似をしているという人もいました。テトと言えばナウシカの肩の上に乗っている姿をイメージする人が多いことがわかります。また、ペットに「テト」という名前をつけている人もいて、テトの人気の高さがうかがえます。

中にはテトの動物としての強さに注目している人もいました。かわいいイメージが強いテトですが、ナウシカと一緒に腐海に入ったり、メーヴェに乗ったりと過酷な状況にも耐えています。小さくてかわいいけれど意外とタフなのではないかという意見が複数見られました。

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『風の谷のナウシカ』に登場するテトは、ナウシカのかわいい相棒でした。テトとナウシカの出会いや、ナウシカの肩にちょこんと乗る姿は映画を見た人にとって印象的なシーンの一つとなっています。かわいい見た目やナウシカとの固い絆に憧れ、自身のペットをテトに見立てて肩に乗せる人もいるほどです。原作では悲しい最期を迎えるテトですが、その死によってナウシカを「墓所」へと導くのでした。

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