【風の谷のナウシカ】楽曲を一覧で紹介!主題歌が流れない理由も

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本記事では映画『風の谷のナウシカ』で流れる楽曲を一覧で紹介します。各楽曲の特徴や使用されたシーンについてまとめました。また、主題歌として認識されている安田成美の「風の谷のナウシカ」が劇中で流れない理由についても紹介します。

【風の谷のナウシカ】楽曲を一覧で紹介!主題歌が流れない理由も

目次

  1. 【風の谷のナウシカ】OP曲やシンボルテーマソング
  2. 【風の谷のナウシカ】曲と流れる有名シーン一覧
  3. 【風の谷のナウシカ】主題歌の曲が劇中で流れない理由

【風の谷のナウシカ】OP曲やシンボルテーマソング

まずは『風の谷のナウシカ』のOP曲とED曲、CMなどで使用されたシンボルテーマソングを紹介します。『風の谷のナウシカ』の壮大な世界観を表現した楽曲は今もなお多くの人に愛されています。

OP曲は久石譲の「風の谷のナウシカ」〜オープニング〜

OP曲は、「風の谷のナウシカ」~オープニング~という楽曲です。物語冒頭、腐海に飲み込まれた村を見て嘆くユパが登場した後、風の谷のナウシカの世界観を説明するテキストが画面に表示されると同時にOP曲が流れ始めます。物悲しくも壮大な雰囲気の楽曲は、風の谷のナウシカの世界観を見事に表現しているとファンの間で評判です。

ED曲は久石譲の「鳥の人」

『風の谷のナウシカ』のED曲は久石譲の「鳥の人」です。王蟲によってケガが治癒したナウシカが、王蟲の触手でできた金色の草原を歩くシーンで流れます。壮大かつ明るい雰囲気になっており、ハッピーエンドにふさわしい楽曲です。『風の谷のナウシカ』物語序盤で使用される「虫愛ずる姫」という楽曲を編曲したバージョンとなっています。

シンボルテーマソングは安田成美の「風の谷のナウシカ」

『風の谷のナウシカ』には作品タイトルと同じ「風の谷のナウシカ」という名前のシンボルテーマソングが存在しています。映画の予告などで用いられていた曲で、映画『風の谷のナウシカ』の主題歌として知られているものの、監督・宮崎駿の意向により劇中では使用されませんでした。しかし、上映当時のファンの間では有名な曲となっています。

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【風の谷のナウシカ】曲と流れる有名シーン一覧

ここからは、『風の谷のナウシカ』劇中で使用された楽曲を、曲が流れた有名なシーンと共に紹介します。全曲、ジブリ映画ではお馴染みの久石譲が作曲を手掛けています。映画の世界観にマッチした名曲揃いです。

曲と流れるシーン①王蟲の暴走

「王蟲の暴走」は物語の序盤、ナウシカの師・ユパが王蟲に襲われているシーンで流れる曲です。緊迫感のある曲で、目を赤く染め興奮している王蟲の様子が表現されています。暴走する王蟲の元へ駆け付けたナウシカは、王蟲をなだめユパを救出することに成功しました。

曲と流れるシーン②虫愛ずる姫

「虫愛ずる姫」は、ユパと再会したナウシカがメーヴェに乗って風の谷へ向かうシーンで流れる曲です。出だしの部分は「鳥の人」と同じメロディで、颯爽とメーヴェを乗りこなすナウシカの様子を表現しています。なおこの曲は、ナウシカが傷ついたウシアブを蟲笛を使ってなだめ、森へ返すシーンでも使われています。

曲と流れるシーン③風の谷

「風の谷」はナウシカが大ババから風の谷に伝わる伝説を聞くシーンで流れる曲です。このときに大ババが語った伝説はラストシーンにも深く関係しており、劇中でも重要なシーンとなっています。インド風の異国情緒あるれるメロディで、どこかミステリアスな雰囲気の曲です。

曲と流れるシーン④クシャナの侵略

「クシャナの侵略」はペジテの姫・ラステルの死亡シーンで用いられた曲です。悲壮感漂うメロディで、ラステルが助からないとわかったときのナウシカのやるせない気持ちが表現されたかのような曲となっています。上記以外にも、父親を殺され我を忘れたナウシカがユパに制止されるシーンや、クシャナの初登場シーンなど、劇中の様々な場面で用いられる楽曲です。

曲と流れるシーン⑤腐海にて

「腐海にて」はウシアブを森に返した際に、ナウシカが王蟲を発見したシーンで使用された曲です。どこか神秘的な雰囲気の曲となっています。ウシアブを返したシーン以外にも、ナウシカが腐海の植物を育てている秘密の部屋が登場するシーンなどで用いられています。

曲と流れるシーン⑥蘇る巨神兵

「蘇る巨神兵」は巨神兵の卵を発見したユパとミトが、巨神兵について語るシーンで用いられています。不気味な卵の前で、二人はかつて巨神兵によって引き起こされた歴史的大事件「火の七日間」について語ります。神秘的でありながら、どこか不気味な雰囲気を併せ持つ曲です。

曲と流れるシーン⑦戦闘

「戦闘」はトルメキア軍が風の谷を襲撃するシーンで用いられた曲です。トルメキア軍にナウシカの父・ジルが殺害され、怒ったナウシカがその場にいたトルメキアの兵士たちを次々と倒していきます。激しい戦闘シーンとマッチした緊迫感のある楽曲です。

曲と流れるシーン⑧王蟲との交流

「王蟲との交流」はその名の通り、ナウシカと王蟲が交流するシーンで用いられた曲です。この曲が流れる中、王蟲の黄色い触手にナウシカが包み込まれていきます。『風の谷のナウシカ』の劇中で使用された楽曲の中でも、有名な曲の一つです。この曲には当時4歳だった久石譲の娘の歌声が採用されています。

曲と流れるシーン⑨土鬼軍の逆襲

「土鬼軍の逆襲」は風の谷の住民がトルメキア軍戦車を乗っ取るシーンで使用されています。疾走感のあるメロディが、それまでトルメキア軍に捕虜のように扱われていた風の谷の住民たちの勢いを表現しています。

曲と流れるシーン⑩ペジテの全滅

「ペジテの全滅」は、ナウシカとアスベルがペジテが壊滅している状況を目の当たりにしたシーンで使用された曲です。ペジテは蟲たちによって壊滅させられており、その悲壮感や恐ろしさがよく表れた楽曲となっています。

曲と流れるシーン⑪巨神兵〜トルメキア軍〜クシャナ殿下

「巨神兵〜トルメキア軍〜クシャナ殿下」はトルメキア軍が船に立てこもる風の谷の住民に対して攻撃を開始するシーンで用いられた曲です。緊張感のあるメロディが戦争が始まる際の不穏な空気感を表現しています。

曲と流れるシーン⑫ナウシカ・レクイエム

「ナウシカ・レクイエム」は体を張って王蟲の群れの暴走を止めたナウシカが、王蟲たちの触手によって持ち上げられるシーンで使用されました。曲の後半部分は「王蟲との交流」と同じメロディ・歌詞となっています。このシーンは『風の谷のナウシカ』劇中でも屈指の名シーンとして有名です。

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【風の谷のナウシカ】主題歌の曲が劇中で流れない理由

安田成美の「風の谷のナウシカ」は主題歌として知られていますが、劇中では一度も流れることがありません。ここでは「風の谷のナウシカ」が流れなかった理由として挙げられている3つの説を紹介します。

理由①あくまでシンボルテーマソングだから

1つ目の理由は「風の谷のナウシカ」はあくまでもシンボルテーマソングだからというものです。この曲は元々、予告映像など映画のプロモーション用として作られたものだと言われています。主題歌というよりイメージソングという位置づけなので劇中では流れなかったという説です。

理由②安田成美の歌がうまくなかったから

2つ目の理由に安田成美の歌が上手くなかったからというものがあります。安田成美は『風の谷のナウシカ』のイメージガールコンテストで約7500人の中から選ばれ、シンボルテーマソングを歌うことになりました。しかし、この曲で歌手デビューを果たした安田成美の歌唱力は決して高いとは言えず、宮崎駿に認められなかったという説もあります。

理由③宮崎駿が好きではなかったから

3つ目の理由は、宮崎駿が「風の谷のナウシカ」の楽曲自体を好きではなかったというものです。「風の谷のナウシカ」を作曲した細野晴臣と、それをカバーした坂本龍一の対談では「この楽曲が宮崎駿監督のイメージする作品の世界観と合わなかったのではないか」と語られています。

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