【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の声優は杉田智和!過去の代表作や魅力を調査
『鬼滅の刃』の作中最強キャラクターとされている岩柱・悲鳴嶼行冥は、声優・杉田智和さんが演じられています。悲鳴嶼行冥のほかに、杉田智和さんはどのようなキャラクターを演じられているのでしょうか。杉田智和さんの声優としての代表作や、杉田智和さんの魅力を調査しました。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥とは
悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は『鬼滅の刃』に登場するキャラクターで、鬼殺隊の隊員を束ねる「柱」の地位にあります。 悲鳴嶼は鬼殺隊の中でも最強の剣士とされ、鬼との最終決戦においても獅子奮迅の活躍を見せていました。
悲鳴嶼行冥のプロフィール
悲鳴嶼行冥は8月23日生まれで、年齢は27歳。身長220cm、体重130kgの筋骨隆々とした大柄な身体つきで、幼い頃に失明しています。身寄りがなかったため寺で育った元僧侶のため、常に数珠を持ち、経文の記された羽織を着用しています。
悲鳴嶼行冥は鬼殺隊の岩柱
悲鳴嶼行冥は「全集中の呼吸」の中でも基礎の五大流派の一つである、「岩の呼吸」を極めた「岩柱」です。圧倒的な身体能力を用いて、堅固な防御と苛烈な攻撃を兼ね備えた戦法で敵を制圧する戦闘スタイルで、作中でも随一の強さを持っています。
悲鳴嶼行冥の容姿や性格
悲鳴嶼行冥は身長2mを超す巨漢で、非常に逞しい身体つきをしており、額には横一文字の傷跡があります。また、盲目であるため眼球の部分はすべて白抜きで描かれています。また、大柄な力強い見た目とは裏腹に、慈悲の心を持った優しい性格をしており、非常に涙もろいという一面もあります。
悲鳴嶼行冥の作中での活躍
悲鳴嶼行冥は、アニメ版ではまだ登場回数も少ないため、あまり活躍する場面は見られません。しかし、漫画では「過去に素手で鬼を殴り殺している」というエピソードが語られている他、最終決戦においても敵幹部最強のキャラクターに打ち勝つなどの活躍を見せています。また、主人公やその他のキャラクターと厚い信頼関係にあるなど、人格者らしい一面を覗かせる場面もあります。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
ここまで駆け足で悲鳴嶼行冥について説明してしまいましたが、ここで一旦悲鳴嶼行冥が登場する『鬼滅の刃』という作品についておさらいしましょう。
『鬼滅の刃』の概要
『鬼滅の刃』は「週刊少年ジャンプ」で2016年から2020年まで連載されていた吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生による漫画で、大正時代の日本を舞台に人を食らう鬼と人間の闘いを描いた作品です。多くの有名声優が出演しているufotable制作のアニメ版も国民的な大ヒットとなり、アニメ版の続編も既に制作が決定しています。
『鬼滅の刃』のあらすじ
主人公は炭焼きが家業の少年、竈門炭治郎(かまどたんじろう)。炭治郎の家族が人食い鬼に惨殺され、唯一生き残っていた妹の禰豆子(ねずこ)も人食い鬼となっていた、というところから物語は始まります。炭治郎と禰豆子の家族を襲ったのは、人食い鬼の首魁である鬼舞辻無惨。妹を人間に戻し、多数の人を鬼から守るため、炭治郎は鬼と闘うことを決意します。
炭治郎が鬼との闘いに身を投じる中で所属することになるのが、私設軍隊の「鬼殺隊(きさつたい)」。「鬼殺隊」には特殊な呼吸法と武器を用いて鬼を倒す術を極めた「柱」と呼ばれる幹部がいました。『鬼滅の刃』は炭治郎が多くの「柱」の下で修業を積み、時には「柱」と協力して数々の鬼、そして首魁の鬼舞辻無惨を倒すまでの物語です。
悲鳴嶼行冥のアニメ声優は杉田智和
悲鳴嶼行冥を演じたのは、男性声優の杉田智和さんです。悲鳴嶼行冥がアニメに登場したのは、2019年に放送されていた「竈門炭治郎 立志編(かまどたんじろう りっしへん)」の21話「隊律違反」から。21話では無言の立ち姿のみでの登場で、杉田智和さんが声優として出演しているのは22話の「お館様」からです。
涙を流しながら、同情的とも独善的とも取れる剣呑なセリフを言う悲鳴嶼行冥の声は、ゆったりとした低音が特徴的でした。悲鳴嶼行冥の声優である杉田智和さんは、どのような方なのでしょうか。杉田智和さんの声優としてのプロフィールや、杉田智和さんの芝居の特色を調べてみました。
杉田智和とは
杉田智和(すぎたともかず)さんは1980年10月11日生まれの男性声優で、声優業のほか、作家やYoutuberとしてもご活動されています。また、株式会社ALGS(アルジス)という声優事務所の代表取締役も務められています。
杉田智和の声の特徴
杉田智和さんの声の特徴として、深みのある低音が挙げられます。また、杉田智和さんの声は渋く落ち着いたトーンから、明るく軽快なトーンまで幅広く、声優として様々な性格・ポジションのキャラクターを演じられています。
杉田智和が声優を目指したきっかけ
幼少期に観たアニメに登場するキャラクターの声と、別作品に登場するキャラクターの声を同じ声優さんが演じられている、と気付いたのが、杉田智和さんと「声優という仕事」との最初の出会いだったとのこと。 その時は「漫画のキャラクターから想像していた声よりも低い声だけれど、この声も格好良い」という印象を持っていたそうです。
声優を目指すきっかけとなったのは、高校時代の学校行事とのこと。自分で執筆した脚本を自分の声で演じ、音楽や効果音を付けたものを作ったところ、お兄様から、「声や喋りを活かす仕事に就いては」と言われたことが声優を目指すきっかけだったそうです。そして高校在学中に芸能事務所へ所属し、声優デビュー。その後、現在に至るまで声優活動を続けられ、様々な作品に出演されています。
杉田智和の声優としての魅力
杉田智和さんの声優としての魅力に、特徴的な渋く低い男性的な声のほか、幅広い芝居の力も挙げることができます。コメディタッチなキャラクターから、シリアスな敵役まで、杉田智和さんは様々な作品に声優として出演されています。
アドリブが得意
杉田智和さんの芝居の特色として、「アドリブが非常に多い」というものがあり、多くのファンからも「杉田智和さんといえばアドリブ」というイメージを持たれているようです。しかし、ご本人は「ほかの声優やスタッフさんと相談してセリフを決めることもあるし、アドリブと言われるセリフは台本のまま読んでいる場合が多い」「アドリブと言われるセリフより、セリフの合間の息継ぎの方がアドリブ」という旨のことも仰っています。
杉田智和さんとしては「作品をより良いものにするために行っている芝居であり、アドリブであるか否かは些細なこと」というスタンスのようです。
杉田智和の家族関係
杉田智和さんがご公表されているご家族は、声優を目指すきっかけになったというお兄様の他、「犬を里子として貰ってきた」というエピソードのあるお父様がいらっしゃいます。そのほかのご家族に関しては公表されておらず、ご結婚されているかどうかも不明です。
また、血縁関係にあるご家族というわけではありませんが、男性声優の中村悠一さんとはプライベートで非常に仲がよろしいようで、杉田智和さんは中村悠一さんのことを「嫁」と言ったこともあるようです。
銀魂との共通点
「週刊少年ジャンプ」で同時期に空知英秋(そらちひであき)先生により連載されていた漫画『銀魂(ぎんたま)』は、掲載媒体のほか、アニメ版に出演している声優が一部同じという共通点があります。中でも特筆すべきは主人公である「坂田銀時(さかたぎんとき)」の声優と『鬼滅の刃』の悲鳴嶼行冥の声優がどちらも同じ杉田智和さんであるという点です。
『銀魂』はパロディの多いギャグシーンが特色でもあるため、2021年に公開された『銀魂』のアニメ劇場版『銀魂 THE FINAL』では『銀魂』の原作者空知先生書き下ろしで、『鬼滅の刃』のキャラクターが描かれたポストカードが特典として配布されていました。しかし、集合したキャラクターのうち、悲鳴嶼行冥だけは『銀魂』の主人公「坂田銀時」の姿で描かれており、声優が同じという小ネタが挟まれています。
杉田智和の出演作や演じたアニメキャラ
数々の人気アニメに声優として出演していらっしゃる杉田智和さん。では、杉田智和さんはどのような作品のどんなキャラクターを演じていらっしゃるのでしょうか。
悲鳴嶼行冥以外の、杉田智和さんの声優としての出演作品を調べてみると、杉田智和さんがいかに幅のある演技をしていらっしゃる声優であるかがわかりました。この項目では、声優・杉田智和さんの出演作の一部をご紹介します。
銀魂(坂田銀時)
『銀魂』では先程の項目でも言及した通り、主人公の「坂田銀時(さかたぎんとき)」の声優を務められています。「万事屋(よろずや)銀ちゃん」という何でも屋を経営し、町に住む人からの様々な頼み事を引き受けています。いつも無気力な反面で、見事な剣の腕前を持ち、かつては攘夷志士だった、というギャップのあるキャラクターです。杉田智和さんといえば、まず「坂田銀時の声優」と思い浮かべる方も多いようです。
ワンピース(カタクリ)
『ワンピース』では強敵として主人公に立ちはだかった「シャーロット・カタクリ」役として出演されています。逞しい大柄な身体を持ち頭脳も明晰というキャラクターで、海賊団の幹部を務めながらも部下や家族には優しく、身内からは非常に慕われています。
ジョジョの奇妙な冒険(ジョセフ・ジョースター)
『ジョジョの奇妙な冒険』の第二部「戦闘潮流(せんとうちょうりゅう)」では、主人公「ジョセフ・ジョースター」の声優を務められています。ジョセフは短気で軽薄なところもありますが、優しい正義漢という面も持っている、非常に深みのある人間的な性格をしています。
七つの大罪(エスカノール)
『七つの大罪』で杉田智和さんが演じているのは、通称「傲慢の罪(ライオン・シン)」の「エスカノール」です。時間帯により性格と外見が、夜なら気弱で小柄、昼は傲慢な巨漢に変化するキャラクターで、主人公からも強さを認められています。
涼宮ハルヒの憂鬱(キョン)
人気ライトノベルが原作の『涼宮ハルヒの憂鬱』では物語の語り手であり主人公の「キョン」の声優を務められています。ことなかれ主義ですがお人よしな性格をしており、「普通の人間」でありながら様々な超常現象に巻き込まれる苦労人体質で、「やれやれ系主人公」の典型と評されています。
暗殺教室(烏間惟臣)
『暗殺教室』では、防衛相特務部所属の一等陸佐で、主人公たちが在籍する教室の副担任を務める「烏間惟臣」役として出演されています。戦闘能力が高く非常に真面目で堅い性格ですが、生徒想いな一面もあります。
悲鳴嶼行冥の声優に対する世間での評判や人気
『鬼滅の刃』のアニメ版では、人気声優が多数出演しており、悲鳴嶼行冥の声優である杉田智和さんももちろんその一人です。しかし、悲鳴嶼行冥の声優が発表された際に一部のファンは驚いたようです。SNS上での反応を調べてみました。
こちらの方には、杉田智和さんといえば「『銀魂』の坂田銀時の声優」というイメージがあったらしく、どうしても悲鳴嶼行冥と坂田銀時が被って聞こえてしまっているようです。
こちらの方も、悲鳴嶼行冥の声優が杉田智和さんであるというキャスティングに驚きを隠せないようです。やはり坂田銀時やジョセフ・ジョースターなどのひょうきんな役柄のイメージが強いのでしょう。
こちらの方は出演声優を事前予想しており、悲鳴嶼行冥の声優が杉田智和さんであると見事に的中させています。アドリブの多いコメディタッチな芝居をするイメージの強い杉田智和さんですが、渋く低い声質から悲鳴嶼行冥に似合うという推察をしていたファンも少なくはないようです。
杉田智和の声は悲鳴嶼行冥にぴったりだった
悲鳴嶼行冥の声優が杉田智和さんであることに、驚きや違和感を持つファンも中にはいます。しかし、落ち着いた低音が持ち味である杉田智和さんの声は、強者でありながらも深い悲しみを持ち、慈悲の心を忘れない悲鳴嶼行冥にぴったりだという声もあります。
現在アニメ化されているエピソードでは登場場面の少ない悲鳴嶼行冥ですが、続編での活躍が大いに期待できます。漫画が最終回を迎えてなお人気の衰えない『鬼滅の刃』。今後のメディア展開からも目が離せません。
この記事のライター
浦谷街乃
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