【呪術廻戦】狗巻棘が内通者の候補になった理由は？歌姫情報を整理！

『呪術廻戦』では裏切り者となる呪詛師に通じている内通者が誰なのか、多くの考察がされています。その中で候補の1人に上がっているのが、呪術高専東京校に所属している2年生の狗巻棘（いぬまきとげ）です。この記事では、『呪術廻戦』で今後カギとなる内通者に関する情報や狗巻棘が内通者である可能性、候補に挙がった理由など解説していきます。

『呪術廻戦』に登場する呪術師の多くは、術式という個人個人の術を持っています。その中でも猪巻棘の術式は「呪言」になり、発した言葉通りに相手に対してダメージを与えることができます。作中での狗巻棘は誤発言を防ぐために、基本的には意味を持たないおにぎりの具を通して会話をしています。

作中では呪言を使用している様子も見られ、例えば「動くな」と相手に伝えると相手は動くことができなくなってしまいます。ダメージだけではなく行動も制御できるため、強い術式といえるでしょう。しかし、相手にダメージを与える場合は、何割かの反動が自分に返ってくるため扱いが難しい術式ともいえます。

『呪術廻戦』は作者・芥見下々（あくたみげげ）さんによる日本の漫画で、2018年より週刊少年ジャンプで連載を開始して以降、高い人気を誇っています。コミックは20巻まで販売されており、どこかホラー要素も感じられるダークファンタジーな内容でバトル要素も取り入れられています。

アニメは2021年3月にて第1期が終了しましたが、その後2023年に第2期のアニメ放送が決定しました。今後も一層人気を集めていく『呪術廻戦』から目が離せないでしょう。

『呪術廻戦』では普通の高校生として暮らしていた主人公の虎杖悠仁（いたどりゆうじ）が、同じ学校のオカ研で活動していた部員によって封印が解かれた特級呪物の宿儺（すくな）の指を食べてしまったことから始まります。宿儺の指を体内に入れてしまったことで、二重人格のようになってしまう虎杖ですが、そもそも特級呪物を体内に取り入れられる人物は多くありません。

死刑となった身でしたが、残りの宿儺の指も食べるという交換条件にて死刑に猶予を持たせてもらえました。その後、宮城県の普通の高校から呪術師を目指すための呪術高専に入り、仲間たちとともに呪霊と戦い強さを身に付けていきます。

『呪術廻戦』では現在、夏油傑の一派に対して情報を流している内通者がいることが判明しています。しかし、誰が内通者なのかはわかっておらず、情報を元に内通者を探している途中です。ここからは、内通者の情報から狗巻棘が候補に挙がった理由まで、詳しく解説していきましょう。

呪詛師と繋がっている可能性がある内通者がいるということは、五条悟（ごじょうさとる）が庵歌姫（いおりうたひめ）に対して発言したことで判明しました。その後、内通者の情報に関しては出てきませんでしたが、コミック79話にて歌姫より内通者に関する情報が告げられます。

情報の内容は、呪詛師と繋がっているのは2名以上であること、1人は学長以上のランクを持っている者で、もう1人は上層部に情報を流している者ということでした。その後、歌姫からの情報にプラスアルファされ、呪胎戴天編にて虎杖が死亡してその後生き返っていることを知っており、五条の行動を把握できている者が対象ではないかと言われはじめます。情報に沿ったとき、候補となる人物が何人か浮上しました。

内通者として情報が上がった際、実はすでに1人目として確定したのがメカ丸を操作していた与幸吉（むたこうきち）です。与は元々身体に障害を持っていたため、メカ丸を操作して暮らしていました。そこへ真人の無為転変で体を治すことを条件に、内通者として動いていました。

京都校の人へ手を出さないことも条件でしたが、偽夏油の一味によって京都校への襲撃があったため内通者を辞退しています。現在は真人によって殺されてしまっているため、死亡キャラの1人です。

狗巻棘が内通者である可能性は薄いという人もいれば、可能性はかなり高いという人もいます。なぜ狗巻棘が内通者の候補に挙がってしまったのか、理由を見ていきましょう。狗巻棘という名前や普段の様子から、内通者である可能性が導き出されています。

1つ目の理由として、名前が挙げられます。狗巻棘の「狗」という字には、スパイという意味や回し者という意味が込められているのです。そのため、苗字に狗が入っていることで、内通者の候補として挙がったのではないかと予測されています。『呪術廻戦』のみならず、漫画ではよく名前などに伏線を隠すことが多いため、狗巻棘も同様に名前に伏線を張っているのではないかといわれています。

狗巻棘は普段から口元を隠しているファッションをしており、これは狗巻棘だけではなく狗巻家一族全てが同じように口元を隠しています。作中では呪術高専東京校の学長である夜蛾正道（やがまさみち）の元に敵が現れ、その相手は口元を隠していました。『呪術廻戦』の登場人物の中で口元を隠しているのは狗巻棘のみのため、学長を狙った裏切り者として内通者の第一候補に挙がってしまったのでしょう。

狗巻棘の大きな特徴として挙げられるのが、普段の会話をおにぎりの具で話していることです。その理由として、呪言という術式があるため、ふいに周りの人を傷つけないようにしているといいます。しかし、このおにぎりの具だけを話すことが、伏線になっているのではないかと予測されています。

内通者であることがバレないように、あえておにぎりの具で会話を成立させている説が浮上しています。何か裏に隠しているのではないか、という考察が多く挙がっているのも語彙のレベルを低くしているからでしょう。

内通者の候補として挙がっているのは、狗巻棘だけではありません。歌姫の情報を元に辿っていくと、狗巻棘以外にも内通者である可能性が高い人物が何名か出てきます。ここからは、歌姫の情報に該当するであろう内通者の候補として挙がっている人物に焦点を当てて、理由とともに解説していきます。

家入硝子（いえいりしょうこ）は五条や夏油と同級生で、現在は呪術高専で医師をしています。内通者に挙がった理由は、夏油が指名手配されたあとに会っていた人物になり、捕まえる仕草を見せなかったことから内通者として候補に挙がりました。家入と夏油が顔を合わせた際に、夏油の考えを聞いた家入が協力し始めた可能性が高いです。五条も家入のことを疑っている様子が垣間見えるため、内通者である可能性が高いでしょう。

冥冥（めいめい）が内通者として候補に挙がった理由が、虎杖が殺されそうになったときに楽巌寺に協力をしている様子を見せたからです。五条に協力している冥冥ですが、偽夏油との戦闘ではお互いに大きな傷を負うことなく終わっていることも疑いの眼差しが向けられる理由として挙げられています。

楽巌寺嘉伸（がくがんじよしのぶ）は呪術高専京都校の学長です。虎杖の処刑を初めから推しており、処刑を実行させるために偽夏油に情報を渡していたのではないかと予想されています。楽巌寺は保守派になるため、虎杖を処刑するためであれば情報を渡していた可能性が非常に高いといえるでしょう。

狗巻棘は渋谷事変にて腕を切り落とされていますが、死亡説も同時に出ています。狗巻棘の腕を切断したのは誰なのか、はたまた死亡説は本当なのかについて解説します。

結論からいうと、狗巻棘は死亡していません。腕を切り落とされましたが、誰かしらの手によって延命措置をされているのではないかといわれています。しかし、渋谷事変から狗巻棘の姿で出ておらず、最後の描写では上層部が扱っていた布のようなものを腕に巻いているシーンが印象的でしょう。そのため、狗巻棘は上層部に監禁されているのではないかといわれています。

狗巻棘の腕を切断した人物として候補に挙がっているのが、上層部の1人ではないかという点です。『呪術廻戦』内の描写にて、上層部が扱っている布のようなものを巻いていた姿から考察できるでしょう。上層部が狗巻棘の腕を切断したのは、虎杖の処刑に対して理由付けするためではないかといわれています。

上層部の言い分では、虎杖の中に入っている宿儺が狗巻棘の腕を切断したと話しています。領域展開が行なわれた際に、狗巻棘が巻き込まれて腕が切断されたといいますが、実はこの話には不可解な点が多いのです。まず、領域展開に巻き込まれた場合、腕だけではなく全身がバラバラになる可能性が高いためです。そのため、宿儺が原因で腕を失ったとは考えにくいでしょう。

狗巻棘に対する世間の声として、内通者に関係することで多いのが、なぜ内通者の候補に挙がったのかという点です。『呪術廻戦』は少々内容が難しい感覚を持っている人が多いため、なかなか内容を把握しきれていない人が多い印象を受けるでしょう。

その他に、狗巻棘が内通者ではないと信じたいという声もあります。狗巻棘がおにぎりの具で会話をしているのは、心で会話をしているからという信念を持っている人もいます。

狗巻棘が内通者であるかどうか、まだ謎は解明されていません。しかし、内通者の候補に挙がる理由がいくつかあるため、内通者ではないと信じたい人も少なくないでしょう。今後、どのように狗巻棘が登場してくるのか、展開をしっかり見届ける必要があります。