【地獄楽】しおん(士遠)は盲目なのに最強剣士!魅力や死亡についても
『地獄楽』に登場する山田浅ェ門一派の中に、しおん(士遠)という盲目でありながら卓越した剣技を持つ最強の剣士がいます。本記事では、『地獄楽』に登場するキャラの中でも多くのファンから支持を集めている、しおんの強さやかっこいい魅力について紹介します。
目次
【地獄楽】しおん(士遠)とは?
『地獄楽』では、仙薬を探し出すために神仙郷と呼ばれる謎の島に、死罪人たちが送られます。その死罪人たちの監視役として山田浅ェ門一派が同行します。山田浅ェ門の中でも、最強の剣士と言われているのがしおん(士遠)です。しおん(士遠)は、盲目でありながら巧みな剣技を使い、神のごとき力を持つ天仙と互角に戦いあえる実力をもっています。これから、しおん(士遠)の特徴と初登場について解説します。
しおん(士遠)のプロフィール
- 名前:山田浅ェ門士遠
- 段位:試一刀流四位
- 年齢:27歳
- 特徴:盲目
- ペアの死罪人:あか絹→ヌルガイ
- タオの属性:木
しおん(士遠)は白い短髪と両目の大きな傷跡が特徴の男性キャラです。盲目ということもあり、作中ではほぼ目を瞑っています。しかし、山田浅ェ門の中でも最強クラスの実力を持つ剣士です。
しおん(士遠)の初登場
しおんが『地獄楽』で初めて描かれたのは、本土で死罪人たちを集めた場面ですが、本格的に登場したのは、単行本3巻の第19話です。天仙の朱槿(ヂュジン)に襲われている山田浅ェ門典坐と死罪人のヌルガイを助けるために、現れました。盲目の剣士であるしおんですが、氣(タオ)を波として捉えられるため、遠くから刀を投げて朱槿の首を切りました。一時的に動けなくなった朱槿を見てしおんたちは、その場から退却できました。
地獄楽の概要
賀来ゆうじ先生による漫画『地獄楽』は、2018年4月から2021年4月までジャンプ+にて連載されていました。シリーズ累計発行部数は、400万部を超えています。テレビアニメ放送開始記念として、2023年4月には特別読切も連載されています。アニメは第2期の制作が決定しており、さらに原作が注目されている大人気作品です。
地獄楽のあらすじ
江戸幕府末期の頃、主人公の画眉丸たち死罪人に、不老不死の仙薬を見つけ出せば無罪放免となることが告げられます。死罪人たちは監視役の山田浅ェ門と共に仙薬があるとされている島・神仙郷に向かいました。しかし、無罪放免を与えられるのは1名のみであるため、死罪人同士の戦いが起きます。そんな中、神のごとき強さを持つ仙人である天仙が現れ、島に上陸した人間たちに襲いかかります。不老不死の仙薬を見つけだすため、人間と天仙の戦いが始まります。
【地獄楽】しおん(士遠)は盲目なのに最強?強さや最後を考察
しおんは盲目でありながら、天仙を倒す実力を持っている剣士です。しかし、次々と天仙に倒され死亡していく人間たちが『地獄楽』では、描かれています。そのような中でしおんは、最後まで生き残れるのでしょうか。ここでは、盲目の剣士であるしおんの強さと、最終的にしおんは死亡したのか否かを解説していきます。
しおん(士遠)は盲目
『地獄楽』に登場するキャラクターの中でも、剣技の腕前が群を抜いている剣士のしおんは、生まれながら盲目でした。両目の傷は、母と旅芸人をしていた時に、見せ物として付けられたものです。目が見えない世界で生活していたしおんは、波(タオ)で人や物の気配を感じて生きていました。また、目が見えない代わりに聴覚や嗅覚が優れており、健常者以上の動きで天仙と戦えています。
しおん(士遠)の強さ
『地獄楽』に登場する死罪人たちの監視兼処刑執行の役目を負う山田浅ェ門たちには、試一刀流という段位が付けられています。しおんは、試一刀流四位でありるため、かなりの実力を持っていると推測できます。天仙との戦いでは、劣勢状態であった佐切(さぎり)と杠(ゆずりは)たちの助けに入り、手負いながらもしおんが牡丹(ムーダン)にとどめを刺しました。
しおん(士遠)の最後は死亡?生き残った?
『地獄楽』では、天仙と激しい戦闘を繰り広げるしおんが描かれています。牡丹との戦闘で手負いの状態となりますが、しおんは最後まで死亡しません。最終的に天仙である朱槿(ヂュジン)に勝利し、ヌルガイとともに生き残りました。勝利の背景には、ヌルガイと山田浅ェ門典坐(てんざ)の存在がありました。朱槿との戦いで瀕死状態であったしおんのピンチを助けたのがヌルガイでした。また、弟弟子であった典坐は、朱槿に倒され死亡したため、かたき討ちに燃えていたこともありました。
しおん(士遠)のその後
蓮(リエン)との戦いを終えて死亡することなく本土に戻ったしおんは、ヌルガイと2人で行動を共にし、安住の地を探す旅に出ます。行く先々の面倒ごとを丸く収めては、名前も言わずに去っていきながら旅を続けていると、いつしか2人は『子連れ座頭』と呼ばれるようになりました。また、大人っぽくなったヌルガイを男たちから守るしおんの姿も描かれており、父親のようなしおんも見られました。
【地獄楽】しおん(士遠)のかっこいい魅力
しおんは盲目でありながら、最強の剣士と呼ばれています。しかし、ただ強いだけではなく、人として尊敬される魅力を感じる場面が『地獄楽』では描かれています。ここでは、典坐や死罪人であるヌルガイとの関係などを交え、しおんのかっこいい魅力を8つ解説していきます。
かっこいい魅力①お洒落
『地獄楽』では、原作初期に登場したキャラクターのファッションチェックのコーナーがあり、身なりについて色々なコメントが書かれています。しおんの身なりは、シンプルであり派手さはありませんが、キャラクターに合っていることから、『お洒落老中』という評価も得ています。
かっこいい魅力②頼りになる
『地獄楽』の序盤と中盤では、天仙に襲われている仲間を助けるしおんの姿が描かれています。典坐とヌルガイが天仙の朱槿に襲われているところを、刀を投げて助けています。また、佐切・杠・仙汰がピンチのところに現れ、天仙の牡丹と戦い、勝利しています。また、典坐を一人前の剣士に育て上げたこともあり、読者・視聴者の間では、しおんは頼りになる存在として認識されています。
かっこいい魅力③女性の色香に惑わされない
『地獄楽』では、死罪人であるあか絹(ぎぬ)の監視役をしおんが勤めていました。神仙郷上陸後、『人喰い花魁』と称されているあか絹は、しおんを色気で誘惑しようとします。しかし、しおんは罪人が規則違反を犯したら即処罰と言う決まりを守り、あか絹の首を切りました。その際、相手ができる限り苦しまないように始末しており、そのような振る舞いも、しおんの魅力の1つです。
かっこいい魅力④優しい一面もある
厳しいイメージがあるしおんですが、『地獄楽』では優しさが見える場面があります。しおんが典坐とヌルガイを、朱槿の襲撃から助けた後です。しおんは、典坐に対して、死罪人であるヌルガイをかばっていることについて問いただします。典坐は、しおんの優しさを知っているため、ヌルガイが死ぬのはおかしいと訴えます。しおんは、典坐の訴えに一理あると思い、それ以上問いたださず、ヌルガイへの危害を加えませんでした。
かっこいい魅力⑤ギャグをいうところ
『地獄楽』では、真っすぐな性格として描かれているしおんですが、たまにギャグを言います。目が見えないはずなのにもかかわらず、ヌルガイを女性だと言い当てた時、しおんは目利きが得意であるから分かったと言いました。また、戦闘で血まみれになった服の見栄えが悪かったため、着替えたことを佐切に話したり、目が見えないことを逆手に取り、ギャグを言っている姿が描かれています。
かっこいい魅力⑥信念を貫く
典坐が死亡した後、神仙郷でしおんはヌルガイと一緒に行動を共にしています。典坐がヌルガイを始末しなかった理由を納得したしおんは、ヌルガイを死なせないように尽力します。『地獄楽』では、強さだけでなく、「ヌルガイを死なせてしまったら、典坐に申し訳が立たたない」という思いを貫くしおんの姿も見られます。
かっこいい魅力⑦典坐との関係
典坐はしおんを先生と呼び、尊敬しています。『地獄楽』では、しおんと典坐の過去が描かれています。街で悪さをしていた典坐を見かけたしおんは、典坐に浅ェ門の資質を見出したため、一門に迎え入れて一人前の剣士に育て上げようとします。厳しい修行に反発して一門を去ろうとした典坐ですが、しおんの過去と本心を知ってから、今まで以上に修行に精を出します。そして典坐は、しおんのように自分も人助けをする人間になることを心に誓います。
かっこいい魅力⑧ヌルガイを守る
天仙の朱槿から逃れたしおん・典坐・ヌルガイの前に、再度、朱槿が現れます。人助けをする人間になることを心に誓った典坐は、しおんとヌルガイを逃がすため、1人で朱槿と戦います。朱槿の圧倒的な攻撃をくらい、典坐は死亡してしまいます。しおんは、死罪人であるヌルガイを抱えてその場を去りました。その後、死亡した典坐の意思を継いで、ヌルガイを守りながら仙薬を探します。
【地獄楽】しおん(士遠)の声優
『地獄楽』は、原作の連載が終了してからアニメ化となっているため、漫画と違った魅力がある作品として注目が集まっています。アニメの魅力を左右する要因の1つとして、声優が大きくかかわっています。ここからは、アニメ『地獄楽』に登場する山田浅ェ門しおんの声優を務める人物のプロフィールと代表作品について紹介します。
しおん(士遠)の声優は「小林親弘」
アニメ『地獄楽』で山田浅ェ門しおん役の声を担当したのは”小林親弘”という男性の声優です。小林親弘は2009年に演劇集団円の会員となり、ドラマや舞台を中心に活躍しています。2013年から声優活動もしており、『ムシブギョー』でアニメのアフレコを始めて経験します。その後、『ゴールデンカムイ』で主人公の杉本佐一役を演じており、『地獄楽』以外のアニメ作品でも活躍しています。
小林親弘のプロフィール
- 名前:小林親弘(こばやしちかひろ)
- 性別:男性
- 身長:177cm
- 生年月日:1983年9月5日
- 出身地:愛知県
- 所属:演劇集団円
小林親弘は大学時代に強引に勧誘され演劇サークルに入ったことがきっかけで芝居にのめり込むようになります。大学のサークルや地元の社会人劇団で活動するうちに、もっと芝居について学びたいと考えるようになり円演劇研究所へ入所しました。その後、演劇集団円の会員となり俳優・声優として幅広く活動しています。
小林親弘の主な出演作品
しおん役でアニメ『地獄楽』に出演している小林親弘は、他のアニメ作品にも出演しています。『ゴールデンカムイ』の杉本佐一役、『転生したらスライムだった件』のランガ役、『アオアシ』の福田達也役、『イエスタデイをうたって』の魚住陸生役、『BEASTERES』のレゴシ役、『ダイの冒険』のシグマ役、『もののがたり』の薙(なぎ)役などの有名作品で活躍する人気声優となっています。
【地獄楽】しおん(士遠)に対する世間での評判や人気
『地獄楽』では、神仙郷に上陸した人間たちが次々と死亡していくため、好きになったキャラクターが直ぐにいなくなります。しおんは、『地獄楽』の中で重要な局面に登場しており、天仙と互角に戦える強さがあることから、今の段階でしおんを好きになって良いか戸惑うファンがいました。
アニメ『地獄楽』1期の第12話は、劣勢状態の佐切たちを助けるしおんが登場して終了しており、最後のシーンに対して「かっこいい」「しおん先生で完全に落ちました」と言った声がありました。また、あまりのかっこよさに「しおんが主人公」だと言うファンもいました。
しおんと典坐の関係性が好きと言う声が多くありました。しおんは典坐に剣を教えた先生であり、悪事をはたらいていた典坐を育てた恩人でもあります。典坐は天仙に倒され死亡しますが、しおんが典坐の意思を継ぎ先に進む姿を見て、2人の関係がより好きになるファンもいました。
【地獄楽】しおん(士遠)は盲目なのに最強剣士だった
しおんは盲目でありながら、神に等しい力を持つ天仙との戦いを生き残り、本土へ帰還した最強の剣士でした。ただ強いだけでなく、篭絡してきた死罪人のあか絹をためらいもなく切ったところや、弟弟子である典坐の意思を継ぎ、死罪人のヌルガイを守りながら戦ったところなど、信念を貫く姿も最強たる所以であることが分かりました。
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ノーー
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