【地獄楽】佐切はかわいい打ち首執行人のヒロイン!魅力や恋愛面を徹底解説
『地獄楽』に登場する女性キャラ、打ち首執行人の佐切は、画眉丸と並ぶもう一人の主人公であると同時に、かわいい魅力を持つヒロインでもあります。本記事では、『地獄楽』の看板キャラでもある佐切の魅力や恋愛、画眉丸との関係などを解説していきます。
目次
【地獄楽】佐切はかわいい打ち首執行人のヒロイン
『地獄楽』に登場する佐切は、物語序盤から主人公の画眉丸と行動を共にすることになり、彼の相棒であると同時にもう一人の主人公として活躍していきます。その一方で、打ち首執行人の佐切には、かわいいヒロインとしての一面もあります。ここではまず、佐切の簡単なプロフィールを紹介します。また、『地獄楽』という作品の概要とあらすじについても解説します。
佐切のプロフィール
- 本名:山田浅ェ門佐切(やまだあさえもんさぎり)
- 性別:女性
- 立場:打ち首執行人、試一刀流十二位
- 氣:木
- 誕生日:12月16日
- 年齢:17歳
- 身長:172cm
佐切、本名山田浅ェ門佐切は、山田家現当主の実の娘です。山田浅ェ門は、斬首と試し斬りを生業とする一門です。『地獄楽』初登場の頃は、感情を表に出さず、基本的に無表情かつ不愛想なクールな女性でした。佐切の見た目は、黒いストレートの髪をポニーテールにように一つ結びにしています。身長も高く、スタイルの良さも窺えます。性格は基本真面目で冷静沈着であり、自分の職務である打ち首執行人という立場に忠実であろうとしています。高い剣の技術と強さを持ちますが、その一方で隠れた心の弱さを抱えています。
地獄楽の概要
『地獄楽』(じごくらく)は、『少年ジャンプ+』において2018年から2021年まで連載されていた、賀来ゆうじ(かくゆうじ)さんが作者の漫画です。コミックスは全13巻であり、2021年の時点で累計発行部数は380万部を超えています。漫画の連載が終了すると同時に、アニメなどのメディアミックス化が決定したことが発表されました。そして2023年にはテレビアニメが放送されています。『地獄楽』は暗い世界観が人気であり、残酷な描写も多く見受けられる、和風のダークファンタジー作品です。
地獄楽のあらすじ
『地獄楽』の舞台となるのは、江戸時代末期です。最強の忍である主人公の画眉丸(がびまる)が、死罪人として囚われているところから物語が始まります。そんな画眉丸に対し、彼の処刑を執行することになった打ち首執行人の佐切が、無罪になるための方法として、不老不死の仙薬を探すことを提案します。画眉丸は、最愛の妻と再会するという未練を叶えるべく、佐切のスカウトを受け、仙薬を探すことを選択します。そして画眉丸たちは、仙薬があるとされる島での戦いに巻き込まれていくのです。
【地獄楽】佐切のかわいい魅力や人物像
『地獄楽』という作品の人気を支える一因となっているのが、ヒロインの佐切のかわいい魅力です。物語序盤は、ルックスはともかく性格や人物像という点ではかわいさなど窺い知れない佐切でしたが、物語が進むにつれ、佐切の様々な側面が見られます。
佐切のかわいい魅力
佐切は初登場した頃は、クールで冷徹という印象が強い女性でした。しかし画眉丸たちと共に行動していく中で、別の彼女の一面が見られるようになり、それが彼女のかわいい魅力として、『地獄楽』ファンの間でも人気となっています。佐切のかわいい魅力は、その真面目すぎる性格と、ときおり見せる抜けた姿にあります。
かわいい魅力①真面目な性格
佐切が一見冷徹に見えるのは、彼女が真面目で頭が固いことの裏返しでもあります。島に到着した後も画眉丸の縄を決してほどかず、死罪人と打ち首執行人という関係性を保とうとしていたのも、ただ冷たいからという理由ではなく、頑なで融通が利かない彼女の性格をよく表すものでした。真面目すぎるゆえに冗談なども通じず、佐切はときにムキになることもあります。そのような不器用な姿こそが、かわいいと評判です。
かわいい魅力②入浴シーン
佐切のかわいい魅力を語るうえでよく話題にあがるのが、入浴シーンです。普段は真面目で凛としたかっこいい女性というイメージの佐切ですが、入浴シーンではリラックスして年相応のかわいい姿を見せています。
佐切がババァ扱いされた理由
佐切はババァ扱いされたことがあります。佐切のことをババァと呼んだのは、石隠れ衆において次代画眉丸に選ばれたシジャです。なぜ佐切がババァ扱いされたのかというと、ただシジャが画眉丸のこと以外まったく興味がなかったからです。それなのに画眉丸とシジャ2人の間に佐切が割り込んできたため、ある種勢いで怒ったわけです。とはいえ、佐切はまだ17歳です。そのせいか、ババァ呼ばわりされた佐切はムキになって怒っていました。
【地獄楽】佐切と画眉丸の関係や恋愛面を考察
『地獄楽』は殺伐とした世界観と残酷な戦いが中心となるダークな作品ですが、その随所に息抜きとばかりに恋愛要素が散りばめられています。そのため、各キャラクターの人間模様、とりわけ恋愛関係も楽しめる要因となっているのです。そこでまずは、『地獄楽』のメインキャラである佐切と画眉丸の関係を解説しましょう。また、佐切はヒロインとしての役割もあるため、2人の関係について、その恋愛面も考察していきます。
佐切と画眉丸の関係
佐切と画眉丸は、最初は一定の距離を保った関係性でした。しかし2人で一緒に多くの戦いを経ていく中で、その関係は変化していきます。佐切は、画眉丸の妻への深い愛情、戦いや死に対する覚悟、必死に変わろうとする意志を見て、影響を受けます。他方で、画眉丸も、佐切が弱さを認めて強く変わろうとする姿勢を見て影響を受けます。結果、2人は最高の相棒関係を築きます。ここでは佐切と画眉丸の関係を、2人の出会いから最後まで、時系列順に解説していきます。
関係①処刑執行人と罪人
佐切と画眉丸の関係は、もともとは処刑執行人と罪人という関係でした。死罪人として囚われていた画眉丸を処刑するために政府によって派遣されてきたのが、打ち首執行人である佐切でした。ところが、佐切は無慈悲に画眉丸を処刑しようとしたら、画眉丸は死にたがっているにもかかわらず、佐切の剣を避け続けて抵抗したのです。この画眉丸の行動が、彼の最愛の妻に対する未練が理由だということを知った佐切は、画眉丸に仙薬を探すことで無罪になるという方法を提案し、佐切はその旅に同行するのでした。
関係②画眉丸に惹かれる佐切
佐切は画眉丸の生き方に感化され、彼に惹かれていくようになります。当初、佐切は画眉丸と自分との関係を死罪人と打ち首執行人の関係として捉え、距離感を保っていました。ところが仙薬がある島についてから、2人が様々な困難や修羅場を共に体験していく中で、佐切は画眉丸の強さや妻への想い、情と向き合おうとする姿勢などを見て、彼への見方が変わります。また、人の死を背負う覚悟を持つ画眉丸の姿から、佐切は自分に足りないものを知りました。結果佐切は、画眉丸の今後を見届けたいと思うようになります。
こうして画眉丸への見方が変わっていく中で、佐切は次第に彼に惹かれていきます。当初は画眉丸が死んでも構わないと思っていたにもかかわらず、次第に距離が縮まっていったのです。佐切は画眉丸が生きることを望み、彼を必死に守ることもあるほどでした。事実、2人の関係は外から見ても親密なものに見え、例えば士遠は佐切が画眉丸に対して特別な感情を抱いていることを指摘していました。
関係③佐切と画眉丸は付き合う?
佐切と画眉丸の関係は、強い信頼で結ばれた相棒のようなものであり、恋愛的な感情は介在していません。事実、佐切は画眉丸に対し恋愛感情を抱いていないことを明言しています。大切な存在であるものの、異性としてではなく人間として好意と尊敬を抱いているようです。最後も、2人は付き合ったり結婚したりなど、恋愛関係に発展することはありませんでした。
島での最後の決戦が終わった後、佐切は剣の修行のために全国を旅することを選び、杠(ゆずりは)と行動を共にして一緒に暮らすようになりました。ただその後、佐切は杠と一緒に画眉丸のところを訪れました。そして画眉丸の妻である結(ゆい)とも仲良く会話しています。画眉丸と結のことを見る佐切の姿は、2人の関係を応援するファンのようなものでした。
佐切の初恋相手は誰?
佐切の初恋相手は、同じ山田一門の試一刀流二位、剣技に優れカリスマ性もあるイケメンの殊現(しゅげん)です。この佐切の初恋事情を暴露したのは、こちらも同門の付知(ふち)でした。初恋のことをバラされた佐切は、動揺こそしたものの否定することはなく、あくまで子供の頃の話だと説明しています。佐切は殊現に対して、もはや恋愛感情は抱いていないものの、今でも憧れの人として尊敬の気持ちは持ち続けています。殊現の方も、佐切の実力を高く評価し、いろいろ陰で動くなど、面倒見の良いところがあります。
【地獄楽】佐切の強さや最後
『地獄楽』は基本的に戦闘が中心のバトル作品であり、人が死ぬところも頻繁に描かれています。そのような作品だからこそ、登場人物たちの強さは最も重要な要素です。ここでは、佐切の強さと、物語の戦いの最後に彼女がどうなったのかを解説します。
佐切の強さ
佐切の剣の技術とその強さは、画眉丸に死を覚悟させるほどのものです。彼女の段位は十二位と低くなっていますが、それは女性だからという理由によるものです。彼女の実際の強さは段位以上のものであり、画眉丸など多くの強者たちからも高く評価されています。佐切の強さの秘訣は、無意識のうちに中立の心を持っていたことです。氣を見るためには中立の心が必要ですが、もともと氣の存在を知らなかった佐切は、自分でも気づかぬうちにその強さを得ていたわけです。
佐切の最後は死亡した?
天仙リーダーの蓮(リエン)との最後の戦いを経て、佐切はケガを負ったものの死亡することなく、無事に島から生還することに成功しました。『地獄楽』は仲間の死が頻繁に描かれる作品のため、メインの佐切にも死亡説が噂されたりしていましたが、結果無事に乗り切ったことになります。
佐切と杠の関係やその後
佐切と杠の関係は、もともとは打ち首執行人と死罪人という立場の違いもあって、距離がありました。これは画眉丸の場合と同様です。ただ、2人は年の近い同性ということもあってか、次第に打ち解け仲良くなっていきます。真面目な佐切が、馴れ馴れしい杠を徐々に受け入れていくというかたちで仲が進展していきました。最後の戦いの後も、佐切と杠はどちらも島を脱出することができています。その後、修行の旅に出る佐切の護衛を買って出たのが杠であり、2人は一緒に暮らすようになりました。
【地獄楽】佐切の声優
佐切の声優は「花守ゆみり」
テレビアニメ版『地獄楽』において佐切の声を担当する声優、花守ゆみりさんについて紹介していきます。花守さんはデビューしてから比較的すぐ、多くの役を担当してきた売れっ子の声優です。また、佐切へのキャスティングに関しても、ファンの間ではぴったりだと評判です。
花守ゆみりのプロフィール
花守ゆみりさんは、1997年9月29日生まれ、神奈川県出身の女性声優です。所属事務所は2023年現在は個人事務所の「tomorrow jam」、声優としてデビューしたのは2013年です。これまで数多くのメインヒロイン、サブヒロインを演じてきた実力派の声優です。声質に関しても、天然でフワフワした少女に似合ったかわいい声から、クールで凛とした女性にふさわしい低めの声まで、幅広く演じ分けています。
花守ゆみりの主な出演作品
花守ゆみりさんの出演作は、『あんハピ♪』の花小泉杏、『灼熱の卓球娘』の旋風こより、『ゼロから始める魔法の書』のゼロ、『アイドルマスターシンデレラガールズシリーズ』の佐藤心、『ゆるキャン△』の名務原なでしこ、『オーバーロード』のイビルアイ、『かぐや様は告らせたい』の早坂愛、『ありふれた職業で世界最強』の八重樫雫、『ランウェイで笑って』の藤戸千雪、『怪物事変』の紺、『転生したらスライムだった件』のシズ、『ブルーピリオド』の鮎川龍二、『プリキュアシリーズ』の涼村さんご、などです。
【地獄楽】佐切に対する世間での評判や人気
『地獄楽』が人気となった理由として、和風で暗い世界観とそれに呼応した美麗な風景描写、残酷でグロテスクな戦いなどが挙げられていますが、それらと並ぶものとして佐切がかわいいところも重要視されていました。ダークな作品だからこそ、かっこいいと同時にかわいい佐切という女性キャラの存在が、大事な要因として必要とされているようです。
佐切がかわいいと人気なのはもちろんのこと、そんな彼女の魅力をより高めているのが、担当声優の花守ゆみりさんだという意見も見つかりました。事実、佐切のようにクールさとかわいい一面が同居しているような女性キャラは、花守ゆみりさんのこれまでの出演作にも多く見つかります。そのため、『地獄楽』アニメの声優キャスティングに関して、佐切の声を担当したのが花守ゆみりさんだったことに対して、イメージがぴったりだと絶賛する声が多数見られました。
佐切は画眉丸と同様に作中でもメインどころの活躍をしていると同時に、かわいい魅力を備えた女性キャラということもあって、メインヒロインとして認知され人気を得ていました。ただ、佐切がヒロインとして受け止められていたことには、他にも理由があったようです。『地獄楽』が連載されていた頃は、画眉丸の妻である結の存在が一部で疑われてもいました。そのため、もし実は結という妻が存在しないならば、佐切と画眉丸は恋愛関係に発展するかもしれないと期待するファンもいたわけです。
佐切と画眉丸は、作中で最終的に恋愛的に結ばれることはありませんでしたが、そもそも最初から2人の間に恋愛要素が皆無だったことこそが『地獄楽』の魅力だと考えるファンの声が多く見つかりました。物語の最初から、画眉丸は妻がいること、その妻に対して一途であるということが描かれていました。だからこそ、下手な邪推をすることなく、佐切と画眉丸の関係を、互いに信頼し合う相棒であると理解し楽しむことができたと評価されています。
佐切と画眉丸の関係をあくまで強い絆で結ばれた相棒として楽しみ、『地獄楽』をある種のバディものと捉えて楽しむファンもいますが、最終的に佐切と画眉丸が恋愛的に結ばれないことにショックを受けたファンもいるようです。『地獄楽』は作中でも恋愛の匂いを一切見せなかったわけでもないですし、佐切もかわいいヒロインとして人気だったこともあり、どうしても恋愛的な意味でも2人のハッピーエンドを望むという声はなくなりません。
【地獄楽】佐切は強くてかわいいヒロインだった
『地獄楽』のもう一人の主人公であると同時にヒロインでもある佐切は、強さとかわいい魅力を兼ね備えた人気キャラです。画眉丸と佐切は、最初こそ罪人と処刑人という関係もあって距離がありました。しかし2人は共に協力して様々な困難や戦いを乗り越え、その中でお互いに影響を与え合い成長していきます。結果、恋愛関係に発展することはなかったものの、強い絆で結ばれた相棒関係となりました。画眉丸との独特な関係性、随所で見られるかわいい魅力ゆえに、佐切は『地獄楽』でトップクラスの人気を誇っています。
この記事のライター
Otokita Toma
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