【ハンターハンター】水見式とは?診断方法や念能力の系統を徹底紹介
『ハンターハンター』の物語の中で「水見式」という儀式が登場します。この水見式によって念能力の系統を知ることができます。この記事では、『ハンターハンター』で行われる水見式についてと、念能力の系統について詳しく調査してお伝えしていきます。
目次
【ハンターハンター】水見式とは?
『ハンターハンター』の物語の中で行われる水見式(みずみしき)は、念能力の系統を調べるための方法です。水見式について説明する前に、まずは念能力についてご説明します。
念能力とは?
『ハンターハンター』でよく耳にする「念」というのは、体を覆うオーラのことです。普通の人はオーラ=念は垂れ流し状態になっています。垂れ流しと言ってもだだ漏れなわけではなく、ほんの少しのオーラが放出されているということです。念能力を使うには、精孔と呼ばれるオーラを放出している穴を開く必要があります。精孔を開くと大量のオーラが放出されるので、オーラを操作する修行を行って念能力を使えるようにしていきます。
水見式とは?
念能力にはオーラの属性によって6つの系統があります。その系統を調べるための方法として「水見式」があります。水見式は、グラスに水を入れて何かを浮かべて、グラスに対して練を行ってその水の変化を見る方法です。『ハンターハンター』の作中では葉っぱを浮かべていますが、水に浮くものであれば何でもOKです。水見式は、念能力の系統を調べるだけではなく、発の修行としても使われています。
六性図とは?
念能力の6つの系統について記したのが「六性図(ろくしょうず)」です。どの系統も習得可能ですが、自分が持っているオーラの属性によって習得しやすさが変わってくるようです。六性図で見た時に、自分の系統と隣り合っている系統は比較的に相性がよくて、習得しやすい系統となります。ただし、特質系はその属性を持った人でないと習得できません。ですが、具現化系や操作系には特質系に変化する可能性もあります。
ハンターハンターの概要
『ハンターハンター』は、1998年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている人気漫画で、『ワンピース』に次いでの長期連載となっている作品です。文字による説明が多いため内容の理解が困難な場面もあり、とても過激な描写も多い作品ですが、『ハンターハンター』の人気はとても高くなっています。作者の持病により休載がちとなっているようですが、『ハンターハンター』のファンは作者の体を気遣いながら気長に待つ方が多いようです。
ハンターハンターのあらすじ
父親がハンターである主人公のゴン・フリークスは、幼少期に助けてくれたハンター・カイトによって、父親が生きていることを知ります。そしてハンターという仕事に興味を持ち、育ての親でもあるミトの反対を押し切ってハンターとなるべくハンター試験に向かいました。こうして、ゴンはハンターとなって父親を捜すため、仲間や出会った人達とのかかわりを通して成長していき、様々な困難へと立ち向かっていきます。
【ハンターハンター】水見式の診断方法や念能力の系統
ここからは、『ハンターハンター』における水見式の診断方法と、念能力の系統による性格や属性の特徴についてお伝えしていきます。
水見式の診断方法
- 「強化系」水の量が変化する
- 「放出系」水の色が変化する
- 「変化系」水の味が変化する
- 「操作系」水に浮いたものが動く
- 「具現化系」水の中に不純物が現れる
- 「特質系」その他の変化(例えば葉っぱが枯れてしまう)
先述した方法で水見式を行うと、それぞれの系統によって上記のリストのようにグラスの水に変化が現れます。念を強化していくと、この変化が大きくなります。
ヒソカの性格診断でも念の系統がわかる?
- 「強化系」単純で一途な性格
- 「操作系」理屈屋でマイペースな性格
- 「変化系」気まぐれで嘘つきな性格
- 「放出系」短気で大雑把な性格
- 「具現化系」神経質な性格
- 「特質系」個人主義者、カリスマ性がある
『ハンターハンター』の物語の中で、ゴンが天空闘技場でヒソカと戦った時に、ヒソカがオーラ別性格分析というのをしています。ヒソカがこれまで見てきた念能力者の性格から独自に解析して割り出されたものなので、血液型と同じで特に根拠はない性格分析とヒソカは言っています。ですが、『ハンターハンター』でこの後に登場する念能力者の性格を見ていくと、何となく当てはまっているように思います。
念能力の系統の特徴や属性
ここからは、念能力のそれぞれの系統の特徴や属性についてお伝えしていきます。
念能力の系統①強化系
強化系の特徴は、モノの強化ができることです。自分の身体や武器などの働きや力を強化したり、防御力や回復力などの強化もできます。この属性を持った人は、戦闘におけるバランスが最も優れていると言われています。ですが、単調な能力であることが多く、特殊な能力に対しては劣る部分があるのも特徴です。
念能力の系統②操作系
操作系の特徴は、物質や生物などのモノを操作できることです。生物の動きを操作したり、命令を強制したりすることができるので、戦う相手を操作することができればとても有力と言えます。ただし、先に他の人に操作されているモノは操作することができないという弱点もあるようです。
念能力の系統③変化系
変化系の特徴は、オーラを別の物質(性質)に変化させることができることです。この属性の念能力者は、とても応用力に優れていることが多く、攻撃以外にも追跡や捕縛することのできる能力を持つ人もいます。キルアは、オーラを電気に変えられることから、自身の動きを速くすることも可能です。変化系の能力は切り離して使うことは難しいようですが、鍛え上げればそんな弱点も克服できます。
念能力の系統④放出系
放出系はオーラを飛ばすことができ、自身から離れたオーラを維持できるのが最大の特徴と言えます。そのため、高威力の念弾を飛ばしたり、離れた場所に出現させた拳で殴り飛ばすことも可能です。隣り合った強化系を極めれば、攻撃力も数段高くなる能力です。
念能力の系統⑤具現化系
具現化系の特徴は、物質を作り出すことができることです。オーラによって作り出されているため、常に出現させているわけではなく、出し入れ可能な能力であることも特徴です。「何でも斬れる刀」は具現化できませんが、それでも強い武器を作り出すことは可能です。ただし、具現化したものは手放せないという欠点もあります。この欠点は制約によってある程度補うことができます。
念能力の系統⑥特質系
特質系の特徴は、他の系統に当てはまらない能力ということです。『ハンターハンター』の中では、他人の能力をコピーする能力や未来を知る能力、特殊な能力を持ったモノの具現化と操作の能力などが描かれていて、どれも特殊性が強い反面制約も厳しいもののようでした。
【ハンターハンター】水見式が登場したシーン
『ハンターハンター』の作中では登場頻度の少ない水見式。そんな水見式が登場したシーンを三つご紹介します。
水見式の登場シーン①天空闘技場編
『ハンターハンター』の作中で水見式が初めて描かれたのは、ゴンとキルアが天空闘技場での修行を始めてからでした。天空闘技場は登録して戦闘を行って、勝つと上の階に進めるシステムになっています。ここで200階以上に上がる場合、念能力を習得していないと死亡する確率が非常に高くなります。そのため、ゴンとキルアも200階に上がるために念能力を習得することになりました。
ここで修業をしてくれたのがウィングで、2人のオーラの属性を調べて系統を確かめるために水見式を行いました。ちなみに、この念能力の習得はハンター試験の裏試験となっていました。
水見式の登場シーン②キメラアント編
『ハンターハンター』のキメラアント編でも水見式が描かれました。ネフェルピトーが、捕まえたポックルの頭の中を弄って操作し、水見式についての情報を吐かせました。そして、水見式によって自分の系統を調べました。ネフェルピトーは水に浮かべた葉っぱが枯れてしまい、特質系だということがわかりました。ラモットも水見式で強化系であることが判明しています。
水見式の登場シーン③暗黒大陸編
最後に、『ハンターハンター』の暗黒大陸編での水見式のシーンをご紹介します。「ハンターハンター」にはキメラアントのようにとんでもない強さの敵が現れますが、暗黒大陸編で登場したカキン王国の第4王子・ツェリードニヒは、さらに上を行く人物でした。彼が行った水見式では、ネフェルピトーのように葉っぱが枯れましたが、それだけにとどまらず水が沸騰してさらに腐るという異様さでした。カラーでは描かれていなかったようなので、カラーになったらどのように描かれるのかが気になるところです。
【ハンターハンター】念能力を身につける方法や修行
念能力は、知らずに使っている場合もありますが、修行をしていかないと使いこなすことはできません。本来は時間をかけて精孔を開いていき習得しますが、ゴンやキルアのように強制的に精孔を開いて習得することも可能です。ただし、これはとても危険な行為であって、下手したら死亡ということもあるようです。精孔を開いて念能力を覚醒させた後は、四大行という4つの修行を行って念能力を強化していきます。
修行①纏(テン)
念能力の修行①「纏」は、オーラを体の周りに留めておくための修行です。オーラを留めておくことで防御力を上げることができます。また、纏は念能力の修行の最も基本となる修行でもあります。纏を鍛え上げることで、若さを保つことも可能となります。
修行②練(レン)
念能力の修行②「練」は、体外に一気にオーラを放出する修行です。練の修行を行っていくことで、自身のオーラを増やすことができ、攻撃力も上げることができます。また、練の修行でオーラの量が増えれば纏でまとえるオーラも増え、より防御力を高められるだけではなく、応用技も使えるようになります。
修行③絶(ゼツ)
念能力の修行③「絶」は、精孔を閉じることでオーラが全く出ていない状態にする修行です。オーラを体内に閉じ込めることで、気配を消したり体力を回復させたりしますが、戦闘時に絶を行うと自身の防御力は低下するため、かなり危険が伴うので注意が必要です。
修行④発(ハツ)
念能力の修行④「発」は、必殺技と呼ばれる類のもので、オーラを操って状態を変化させる修行です。発を行うためには「制約」と「誓約」が大きなカギとなり、この制約が厳しいものになるほど技の威力は増します。
【ハンターハンター】水見式に対する世間での評判や人気
『ハンターハンター』での念能力や、その系統を見極める水見式についてお伝えしてきました。ここからは水見式に対するファンの声を見ていきたいと思います。
『ハンターハンター』のファンの中には、缶ビールの泡が溢れる様子を水見式に見立てる人が多いようです。確かに両手を添えたら水見式に見えると思います。他にも、グラスに水を入れて葉っぱを浮かべた写真をアップしているファンもたくさんいるようでした。
この方はとても人を育てるのが上手なのではないかと思いました。全く水見式と違う事柄でも、水見式に例えて説明していて、とても伝わってくるような気がします。
地鎮祭では水が入った器と葉っぱを渡されて水見式を思い浮かべるほど、このご夫婦は『ハンターハンター』がお好きなようです。見ていてほのぼのとした気持ちになりました。
『ハンターハンター』のファンはとても鋭い指摘をします。確かに、特質系で水が毒に変わっていたらアウトです。
【ハンターハンター】水見式は念の属性を見分けられる方法だった
『ハンターハンター』に登場する水見式は、オーラの属性を見極めて念能力の系統を見分けるための方法でした。『ハンターハンター』の登場人物は、同じ念能力の系統であってもそれぞれ違った念能力を使っています。それはそれぞれの個性に合った念能力となっていて、作品を楽しむ一つの要素となっています。今後どのような念能力者が現れるか楽しみです。
この記事のライター
*haru
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