【ハンターハンター】蜘蛛は幻影旅団の通称名!構成員数やメンバーを紹介
『ハンターハンター』に登場する蜘蛛は幻影旅団の通称としてファンの間で知られています。本記事では、『ハンターハンター』内で実際に描写されていた内容を基に、蜘蛛の構成員数やメンバー、団員の強さに関して詳しく紹介していきます。
目次
【ハンターハンター】蜘蛛とは?構成員数は何人?
『ハンターハンター』に登場する蜘蛛に所属するメンバーは、いずれも個性的で実力者も勢揃いしていることから作中でも高い人気を誇ります。まずは、蜘蛛に関する基本情報をおさらいしつつ、『ハンターハンター』の基本的な情報についてチェックしてみましょう。
蜘蛛は幻影旅団の通称名
蜘蛛とは『ハンターハンター』に登場する幻影旅団の総称で、所属するメンバーはいずれも手練のハンターで危険度の高い賞金首ばかりです。蜘蛛に入団したい場合、欠員時にメンバーからの推薦を受けるか、現役のメンバーを倒して入団表明するしかありません。団の活動目的は主に盗賊稼業をメインとしていて、団長の招集命令のもと、メンバーが集まり活動しています。
蜘蛛の構成員数
幻影旅団の人数は団長の存在を蜘蛛の頭として考え、残りのメンバーを蜘蛛の足に見立てた計13人の構成員数です。幻影旅団に所属するメンバーには必ず体のどこかに振り分けられた番号が入った蜘蛛の刺青が彫られています。
ハンターハンターの概要
『ハンターハンター』は2018時点で連載20周年を迎えた少年ジャンプを代表する人気バトルアクション漫画です。海外でも高い人気を誇る作品で、2022年7月時点で、シリーズ累計発行部数は8400万部を突破しました。現在でも人気は衰えることはなくアニメ化やゲーム化以外に、舞台化などを果たす作品です。
ハンターハンターのあらすじ
両親がいないゴン=フリークスは、幼少期にキツネグマに襲われたところを青年カイトに救わました。ゴンを作ってくれたカイトによって死んだと思われていた父親ジンは現在でも生存していて、優秀なハンターとして活躍していることを知ります。この話を聞いたゴンはハンターに対して強い憧れを覚え、父親のような優秀なハンターになるために故郷のくじら島を旅立ちました。
【ハンターハンター】蜘蛛の現メンバー
蜘蛛の頭と足の本数に準えた計13人の構成員数の幻影旅団は、『ハンターハンター』内でも屈指の実力者が勢揃いしています。ここでは、現在の幻影旅団にはどのようなキャラクターが所属しているのかチェックしてみましょう。
現メンバー①クロロ=ルシルフル
幻影旅団の団長を勤めるクロロ=ルシルフルは特質系能力者です。普段は髪を下ろしていますが、幻影旅団内ではオールバックにして額に入れた十字架の刺青が露わにしています。伝説の暗殺一家の一員でもあるゼノやシルバを同時に相手にしても引けを取ることもなく、まだまだ強さの全貌が明らかになっていないキャラクターです。
現メンバー②ノブナガ=ハザマ
幻影旅団創設時のメンバーでもあり、団員の中でもトップクラスの強さを誇るノブナガ=ハザマは戦国武将を彷彿とさせる風貌が特徴です。団の中でも仲間思いな一面が強く、団員が死亡した場合などには涙することもありました。日本刀を愛用していることもあり、半径4m以内に入ったものは必殺とする居合の達人です。
現メンバー③ボノレノフ=ンドンゴ
ボノネノフ=ンドンゴは全身を包帯で覆ったボクサーのようなキャラクターです。具現化系能力者で、キメラアント編では流星街に攻め込んでいたサザン隊のギョガンを撃破しています。入団した目的や経緯など、現時点ではわかっていない点も多い団員です。
現メンバー④イルミ=ゾルディック
伝説の暗殺一族でもあるゾルディック家の長男、イルミ=ゾルディックは暗黒大陸編で幻影旅団に入団しました。操作系能力者で、針を刺すことで相手を意のままに操作することや、自分に針を刺して顔を変えることもできます。
現メンバー⑤カルト=ゾルディック
伝説の暗殺一族のゾルディック兄弟の末っ子でもある、カルト=ゾルディックも幻影旅団に入団しました。10歳でありながら、猛者が揃う幻影旅団に加入できるほどの実力を持っています。入団した目的は兄を取り戻すためということですが、明確にこの兄が誰を指しているのかは作中ではまだ明らかになっていません。
現メンバー⑥フィンクス=マグカブ
フィンクス=マグカブは、エジプトを彷彿とさせる衣装を身に纏ったキャラクターで、強化系能力者です。パンチを放つ前に腕を回すことで、放ったパンチの威力が増すのが最大の特徴で、威力の限界に関しては本人すらまだ理解しきれていません。
現メンバー⑦フランクリン=ボルドー
フランクリン=ボルドーは大きな体と長い耳たぶが特徴のキャラクターで、放出系能力者です。両手からマシンガンのように念弾を放ち、相手に攻撃を仕掛けます。団の中では物事を冷静に判断する役回りが多く、団長不在時の揉め事や対立の仲裁に入ることが多いキャラクターです。
現メンバー⑧フェイタン=ポートオ
フェイタン=ポートオは小柄で普段は全身を黒いマントで覆い、片言のような言葉で会話しています。団の中では交戦的かつ残虐性が高く、フィンクスと行動することが多いキャラクターです。団内でも屈指の実力者で、キメラアント編ではサザンも撃破しています。
現メンバー⑨マチ=コマチネ
マチ=コマチネは変化系能力者で、作中で初めて登場した幻影旅団のメンバーです。感が鋭い一面もあり、団内ではマチの直感を参考に行動することもあります。他の団員に対しても非常に仲間思いで、作中でクロロが危機に陥った際は彼の救援を最優先に行動しました。
現メンバー⑩シズク=ムラサキ
シズク=ムラサキは団内では新人にあたるキャラクターで、デメちゃんと名付けられた掃除機を使用する具現化系能力者です。デメちゃんは使用者が生き物と認識していないものや他者の念など、大きさや重量を問わずなんでも吸い込んでしまいます。
【ハンターハンター】蜘蛛の元メンバーや死亡したキャラ
『ハンターハンター』に登場する蜘蛛の構成員数は変動することはありませんが、過去には死亡や別の理由があって団からいなくなりました。ここでは、過去に在籍していた元メンバーや在籍中に死亡したキャラクターについてチェックしてみましょう。
元メンバー①ヒソカ=モロウ
作中でも高い戦闘力を誇るヒソカ=モロウも、過去に蜘蛛のメンバーとして活躍していました。非常に気まぐれな性格で、『ハンターハンター』内ではゴンやキルアなどとも交流があるキャラクターです。蜘蛛に在籍するために入れ墨もありましたが、それは自身の念能力で作り出した偽物でした。団長のクロロとの天空競技場での戦闘後、一度は死亡したように思われましたが、死後に強まる念で生還を果たしています。その後の消息は『ハンターハンター』内で明らかにされていません。
元メンバー②シャルナーク=リュウセイ
シャルナーク=リュウセイは、過去に団員ナンバー6として活動していました。団内では珍しい正式なハンターライセンスを所持していた人物で、諜報活動をメインに活動しています。『ハンターハンター』内では、旅団狩りを目的に行動していたヒソカの襲撃に合い、死亡しました。
元メンバー③コルトピ=トノフメイル
コルトピ=トノフメイルは具現化系能力者で、小柄な体と片目以外は長髪に覆われた独特の風貌が特徴のキャラクターです。物体を複製させる能力を持ち、『ハンターハンター』内でもアジトや団員の遺体のダミーを作成することもあります。シャルナーク同様、団員狩りを目的に行動していたヒソカの襲撃に合い、死亡しました。
元メンバー④パクノダ
パクノダは元団員ナンバー9の人物で、特質系能力者です。触れた人物の記憶を読み取ることができるため、蜘蛛の中では貴重な能力者ということで重宝されていました。『ハンターハンター』内ではクラピカとのやりとりでクロロの命と引き換えに、自分が知った情報を蜘蛛のメンバーに教えると死亡するというルールを課せられました。それでもパクノダは、自分の命を捨ててでもクラピカの情報を与えることで、最終的には命を落としました。
元メンバー⑤ウボォーギン
ウボォーギンは元団員ナンバー11の人物で、強化系能力者です。大柄な体と全身が体毛に覆われた野生的な見た目が特徴で、どんな激しい攻撃を受けても無傷で耐えてしまいます。『ハンターハンター』内ではクラピカとの戦闘に臨みましたが彼の能力に歯が立たず、最終的にこの戦闘によって死亡しました。
【ハンターハンター】蜘蛛の活躍シーン
『ハンターハンター』内では、蜘蛛の活躍が目立つシーンが数多く存在します。ここでは、作中においてどのような活躍を残しているのか実際にチェックしてみましょう。
蜘蛛の活躍シーン①ヨークシン編前半
『ハンターハンター』のヨークシン編前半は、蜘蛛のメンバーが初めて大きな活躍を見せました。オークションにかけられる名品を強奪するため、会場にいた人々を襲撃します。会場側も防犯対策で手練れのハンター等を雇っていましたが、いずれも蜘蛛のメンバーに撃破されました。この状況に対してクラピカは蜘蛛のメンバーのウボォーギンを捕えることに成功します。一度はウボォーギンに逃走されたものの、再戦を望んだウボォーギンとの戦闘に勝利しました。
この戦闘によって死亡したウボォーギンの弔うために蜘蛛のメンバーは抗争を開始します。この抗争によって、蜘蛛の強さが証明された回となりました。
蜘蛛の活躍シーン②ヨークシン編後半
単独で蜘蛛の行方を追っていたクラピカはゴン一行の協力を受け、団長のクロロを捕えることに成功します。しかし、ゴンやキルアも同様に蜘蛛のメンバーに捉えられてしまいました。状況を重く見たクラピカは、クロロに対して団員との接触を封じる鎖を刺した上でゴン達の救助に臨みます。人質交換の場に訪れたパクノダに対して、クラピカ達の情報を話せないよう鎖を刺しました。対するパクノダも、記憶弾を使用してクラピカの情報を蜘蛛のメンバーに伝えたのち死亡しました。
蜘蛛の活躍シーン③グリードアイランド編
『ハンターハンター』のグリーンアイランド編では、目的の財宝のために非正規の方法で島への潜入を試みましたが失敗してしまいます。その後、クロロの除念ができる除念師がグリーンアイランドに滞在していることを知り、クロロとの対戦を望むヒソカに対して交換条件を提示します。ヒソカも自身の目的を果たすため、目的の除念師を発見しました。
蜘蛛の活躍シーン④キメラアント編
『ハンターハンター』のキメラアント編では、流星街に出現したキメラアントの討伐依頼を受けた蜘蛛のメンバーは流星街へ向かっています。キメラアントを討伐にするにあたり、この時点で謎に包まれていたメンバーの強さや能力が明らかになりました。
蜘蛛の活躍シーン⑤暗黒大陸編
『ハンターハンター』の暗黒大陸編では、本来の能力を取り戻したクロロとヒソカの決闘が行われました。どちらかが死亡するまでという条件で行われた決闘はクロロが勝利しましたが、ギリギリの状態で生存を果たしたヒソカは、蜘蛛のメンバーを抹殺するために行動を開始します。その手始めに、シャルナークとコルトピがヒソカの手によって殺害されました。
【ハンターハンター】蜘蛛の過去や今後を考察
構成員は変わることはあれど、構成員数が変わらない状態で活動を続けてきた蜘蛛にも活動するための目的や、結成するにあたっての過去があります。ここでは、作中の描写を基に蜘蛛が活動を続ける目的や結成に至るまでの過去についてチェックしてみましょう。
蜘蛛が結成された経緯や過去
『ハンターハンター』内で蜘蛛の活動目的や過去について、詳しく語られている描写は多くありません。敵か味方かもわからないミステリアスな存在でしたが、幻影旅団の過去編で、かつて自分たちが暮らしていた流星街の治安を守るために結成されたということが明らかになりました。
蜘蛛の目的
主に窃盗を目的とした活動をしている蜘蛛ですが、団長を勤めるクロロの回想ではただ欲しかったと一言だけ添えられています。流星街で貧しい生活を続けていたクロロは、欲しいものは盗む以外に入手する方法がありませんでした。そのような過去を抱えているからこそ、蜘蛛の活動を通じて窃盗を続け、それを金銭に変えた上で流星街へ流し続けています。
蜘蛛とゴンの関係
蜘蛛のメンバーは『ハンターハンター』の主人公でもあるゴンとも深い関わりがあります。ヨークシン編では、金銭が必要になったゴンが蜘蛛のメンバーでもあるシズクと腕相撲勝負をします。その後、ノブナガとも腕相撲勝負をすることになり、ノブナガは死亡したウボォーキンの面影を感じることでゴンのことを気に入ることになりました。
蜘蛛は今後全滅する?
13人の構成員数で成された蜘蛛ですが、作者の冨樫義博先生によって全滅する可能性が示唆されています。『ハンターハンター』内では実際に死亡しているキャラクターが出てきているため、ファンの間でもこの可能性は高いものと噂されています。ここでは、作中の描写を基に蜘蛛のメンバーが全滅する可能性についてチェックしてみましょう。
考察①ヒソカの「あと10人」というセリフ
かつて蜘蛛のメンバーでありながら、過去や素性、目的等がほとんどわからないヒソカが仲間であった蜘蛛の団員を抹殺するために行動を開始します。手始めにシャルナークとコルトピを手にかけた後、残りの構成員数を示すような発言をしました。このセリフの時点では残り1人の存在が誰なのかわからない状態でしたが、後の描写で蜘蛛に加入したイルミだった可能性がファンの間で考えられています。
考察②クロロの占い
ネオン=ノストラードは天使の自動筆記の能力を使った占いを行った上で、団員の死が示唆しました。警告を守ればこの予言を回避できる可能性も提示されましたが、蜘蛛のメンバーがそれを守らなかったため蜘蛛の撲滅を目的としたヒソカに殺害される結果になりました。クロロに関してはその予言に従って東へ向かっているため、今後異なる展開もファンの間で予想されています。
考察③シャルナークの死亡はクロロの占いが当たった?
クロロの占いでは、シャルナークの能力を使うことで死亡する可能性が示唆されていました。実際に、この能力を使うためにシャルナークが電話を触っている最中にヒソカに遭遇し殺害されています。この時点ではクロロがまだ能力が戻っていなかったため、クロロに念能力を貸していたシャルナークが死亡に繋がった可能性も考えられています。
【ハンターハンター】蜘蛛に対する世間での評判や人気
ここでは、『ハンターハンター』に登場する蜘蛛に対する世間での評判や人気についてチェックしてみましょう。
蜘蛛の足だけで見れば幻影旅団の構成員数も8人になるところを、実際の構成員数を13人にした冨樫義博先生の発想力に感服するファンの声も見受けられます。構成員数を13人にした上で物語に厚みを増すための描写を繰り広げるのは、作者の冨樫義博先生だからこそ出来る所業です。
『ハンターハンター』を読み返してみることで、蜘蛛に対する印象が大きく異なることに驚きを隠せないファンの声もありました。何気ない描写や発言に対して細かい伏線を張り巡らせる作品だからこそ、読み返すことで新たな発見を見つけられるのも魅力の一つです。
蜘蛛のメンバーは『ハンターハンター』内でも高い人気を誇るからこそ、生き残ってほしいという声も見受けられました。物語の厚みを増すために犠牲になるキャラクターが出てくる可能性も否めませんが、犠牲になる可能性を悲しむほどに愛されるキャラクターが生み出せるのは冨樫義博先生の力量があってこそです。
【ハンターハンター】蜘蛛のメンバーは強かった
現時点で明らかになっている描写だけでも、蜘蛛のメンバーは作中屈指の強さを誇るキャラクターが集まる集団であることがわかりました。『ハンターハンター』は現在でも連載が続いている作品です。主人公のゴンはもちろん、蜘蛛のメンバーも今後の動向に注目を集めています。今後の展開に合わせて、今後の蜘蛛はどのような行動を繰り広げるのか注目してみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。