【ハンターハンター】ジャジャン拳は主人公ゴンの技!種類や強さを考察
『ハンターハンター』のジャジャン拳はゴンの必殺技としてグリードアイランド編から編み出された技であり、読者からも人気を集める技になっています。そんな『ハンターハンター』のジャジャン拳について技の種類や能力としての強さ、使用率から見る考察などをまとめていきます。
目次
【ハンターハンター】ジャジャン拳はゴンの必殺技
『ハンターハンター』のジャジャン拳はじゃんけんを元にした必殺技として多くの読者に親しまれています。そんなジャジャン拳を見ていく前に、まずはゴンのプロフィールや念能力者として明らかになっている部分を見ていきましょう。
ゴンのプロフィール
『ハンターハンター』のゴンはくじら島出身で5月5日生まれの12歳の少年です。元気かつ好奇心旺盛な性格で人当たりの良さがある一方で、戦闘時などに冷静な判断力を見せることがあります。
ジャジャン拳とは?
『ハンターハンター』のジャジャン拳はゴンが編み出した必殺技であり、グリードアイランド編でビスケに修行をつけられた際に思い付いたものを形にしたものになります。使用時には「最初はグー、ジャンケン……」という掛け声から始めなければならない制約があり、それと同時に構えてオーラを溜めることで3種類の技を放てます。
ゴンは強化系の念能力者
『ハンターハンター』のゴンは天空闘技場でウイングから念を教わった際に強化系の能力者であることが判明しています。また、ビスケとの修行では他の系統の修行も行っており、そこでゴンは隣り合う系統の中でも放出系寄りの強化系であることが明らかになっています。
ゴンさん状態が最強
『ハンターハンター』のゴンがジャジャン拳を使用した中で一番威力を出せたのはキメラアント編において自身を急速に成長させた姿で放った時でした。通称「ゴンさん」とも呼ばれるこの状態は肉体的に何十年単位の修行を重ねたものになっていることから、ジャジャン拳の威力も計り知れないものになっていたのです。
ハンターハンターの概要
冨樫義博原作の『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』はハンターの少年を主人公とした少年漫画です。『週刊少年ジャンプ』に休載を繰り返しながらも連載しており、独特の世界観やバトル描写が人気となっています。
ハンターハンターのあらすじ
ゴン=フリークスは自分を島に置いて行方不明となった父親・ジンを捜すため、ジンと同じ職業で小さい頃から憧れでもあるハンターを目指し始めます。そして、試験によりライセンスを、裏試験により念能力を手に入れたゴンは友人となったキルアと共に本格的な捜索に乗り出し始めます。
【ハンターハンター】ジャジャン拳の種類
『ハンターハンター』のゴンの必殺技であるジャジャン拳は3つの能力を使い分ける技になっています。ここではそんなジャジャン拳の能力の種類について紹介していきます。
種類①ジャジャン拳<グー>
ジャジャン拳<グー>はグーの構えで拳にオーラを溜めてから振りかぶって相手を殴りつける技です。念の系統としては強化系の能力であるため、ゴンと相性が良く、ビスケの修行を積んだ後は岩を破壊したり、自分よりも大きな相手を吹き飛ばす威力を発揮しています。
種類②ジャジャン拳<パー>
ジャジャン拳<パー>はグーの構えで溜めたオーラ手のひらから放つ技です。念の系統としては放出系の能力であり、グーよりは破壊力等の性能は落ちてしまいます。ただ、ゴンは放出系寄り念能力者である点からある程度の制御は可能で、遠方の相手に撃てる技になっています。
種類③ジャジャン拳<チー>
ジャジャン拳<チー>はオーラを指先に集めて剣のように伸ばすことで相手を切り裂く技です。念の系統としては変化系の能力であり、修行の段階ではゴンが苦手な分野でしたが、実戦での使用時は本当の剣以上の切れ味を見せていました。
種類④ジャジャン拳・あいこで
ジャジャン拳・あいこではナックルとの戦闘時に使用しており、上記の3種類の能力を連続で出す技です。ジャジャン拳は発動のために「最初はグー、ジャンケン……」という掛け声が必須になっていますが、「あいこで」はそれよりも短い貯めで出せるため、意表を突ける使い方です。ただし、オーラの消費が激しいので本当に連続で使うのは難しくなっています。
【ハンターハンター】ジャジャン拳の能力や強さ
『ハンターハンター』のジャジャン拳は欠点があるものの独自の強さを持っていると評価されています。そんなジャジャン拳の評価される能力や強さについて見ていきましょう。
ジャジャン拳の応用力
ジャジャン拳には掛け声が必要という制約はありますが、構え自体は単純な動作であり、相手の攻撃をかわしながら3つの距離間に対応する技を選んでから放てるというメリットがあります。また、あいこでのような連続使用やフェイントをかけるといった使い方も可能であるため、応用力は高い必殺技と言えます。
ジャジャン拳の希少性
ジャジャン拳はオーラを集中させてそのまま殴る、飛ばすもしくは形を変えるというシンプルな能力です。そのため、『ハンターハンター』の作中で登場するキルアの電気やクラピカの鎖などの他の念能力と比べると希少性はあまりないと言えます。自分自身をオーラで強くする強化系だからこそこのようなシンプルさになった可能性があります。
ジャジャン拳の利便性
ジャジャン拳は実戦での使用を考えると応用力の高さから非常に使いやすい能力と言えます。しかし、ジャジャン拳一発辺りのオーラの消費が激しく、オーラを溜めた時点で消費したことになってしまうため、妨害されたり外してしまったりするとその後の戦いが厳しくなります。そのため、使いどころを考えながら戦っていく必要がある必殺技です。
【ハンターハンター】ジャジャン拳の使用シーン
ここでは『ハンターハンター』のジャジャン拳について作中で使用したシーンを挙げていきます。本格的に使用を始めたのはキメラアント編であり、ゴンさん状態以外だとやや苦戦するシーンもありました。
ゴンがキメラアントをチーで斬るシーン
キメラアント編の序盤では甲殻のあるキメラアントの兵をジャジャン拳<チー>で切り裂くシーンがありました。ゴンとしては苦手な変化系のチーですが、そこそこの能力を持つキメラアント程度の防御力なら切り裂ける威力は出せるようです。
ゴンのグーでもラモットを倒せないシーン
キメラアント兵隊長の1人であるラモットとの戦闘ではジャジャン拳<グー>を放って吹き飛ばすことに成功していますが、完全に仕留め切るまでは至りませんでした。先のキメラアントの一般兵の前に戦った相手ではりますが、ゴンも成長途中だったことからこの時点でのグーは威力不足だったことが窺えます。
ゴンがジャジャン拳のグーを多用する理由
必殺技の中でジャジャン拳<グー>を使用することが多いゴンですが、その理由としてはゴンが強化系の能力者であることが影響している可能性があります。念は分類された系統の能力について100%発揮できる可能性があり、強化系のグーは最大100%習得できるのに対して変化系のチーは最大80%しか習得できません。
その中でゴンは放出系寄りの強化系であることから変化系の最大値は更に下がる可能性があります。そうなると、敵が強くなるにつれて変化系のチーでは威力不足になってしまうので、強化系のグーを使う方が理にかなっていると言えます。そのことから攻撃性能としては切り裂けるチーは強力ですが、実際の威力ではグーの方が強く、結果的にそちらを多用することになるのです。
【ハンターハンター】ジャジャン拳を使うゴンの声優
『ハンターハンター』は1999年と2011年にアニメ化されており、それぞれの作品で別の声優が演じています。そんなアニメにおけるゴンの声優について紹介していきます。
1999年版のゴンの声優は竹内順子
1999年に放送されたアニメ『ハンターハンター』でゴンを演じたのは竹内順子さんです。数々の作品で少年キャラを演じている竹内さんらしい活発で優しさのある声が楽しめます。
竹内順子のプロフィール
竹内順子さんは埼玉県出身で1972年生まれの声優・舞台女優です。元々は舞台女優として活動しており、その中で1996年から声優としての活動を始めています。その後は少年キャラを中心には幅広い役柄を演じています。
竹内順子の主な出演作品
竹内順子さんの主な出演作品としては『デジモンアドベンチャー』のゴマモン、『メダロット』のメタビー、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬モクバ、『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルト、『おねがいマイメロディ』のクロミ、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のランボ、『Yes!プリキュア5』の夏木りん/キュアルージュ、『イナズマイレブン』の円堂守などがあります。
2011年版のゴンの声優は潘めぐみ
2011年に放送されたアニメ『ハンターハンター』でゴンを演じたのは潘めぐみさんです。潘めぐみさんにとっては声優デビュー作品であり、後に少年役を数多く演じるようになった元気溢れる声で演じています。こちらではキメラアント編までアニメ化されたのでゴンさんの声も演じました。
潘めぐみのプロフィール
潘めぐみさんは東京都出身で1989年生まれの声優・女優です。母親は同じく声優・女優の潘恵子さんであり、2008年から女優デビューした後、2011年に『ハンターハンター』で声優デビューを果たしています。近年では話題作に多数出演するなど大きく活躍しています。
潘めぐみの主な出演作品
潘めぐみさんの主な出演作品としては『ちはやふる』の花野菫、『ジュエルペット ハッピネス』の月影ちあり、『ハピネスチャージプリキュア!』の白雪ひめ/キュアプリンセス、『俺物語!!』の大和凛子、『かみさまみならい ヒミツのここたま』のラキたま、『双星の陰陽師』の化野紅緒、『リトルウィッチアカデミア』のアッコ/アツコ・カガリ『シュタインズ・ゲート ゼロ』の椎名かがり、『フルーツバスケット』の草摩紅葉などがあります。
【ハンターハンター】ジャジャン拳に対する世間での評判や人気
ここでは『ハンターハンター』のゴンさんのジャジャン拳について世間での評判や人気についてまとめていきます。ゴンが強化系の能力者と判明してから必殺技が出るまで時間がかかったことから人によって印象は大きく異なっています。
『ハンターハンター』のジャジャン拳について、ゴンさん状態で放った時の印象が強いという声がありました。実際にジャジャン拳が登場したのはグリードアイランド編からですが、衝撃的なシーンで使われたことでキメラアント編でのシーンの方が頭に残っているようです。
ジャジャン拳というネーミングや必殺技としての能力について、微妙だという意見もありました。作中で使用された回数が少なく、基本的にグーばかりであることからゴンさん状態以外の時は印象が薄いと感じる人もいるようです。
ジャジャン拳の構えや掛け声について、普通にじゃんけんをする時や他作品で似たようなシーンがあると思い浮かべる人もいました。必殺技としての印象は人それぞれですが、語感や真似しやすいところは人気があるようです。
【ハンターハンター】ジャジャン拳はゴンのかっこいい技だった
『ハンターハンター』のゴンの必ジャジャン拳はじゃんけんを元にして強化系のグー、放出系のパー、変化系のチョキの技を放てる必殺技です。作中ではゴンが強化系の能力者であることから強化系のグーが多用されています。そんなジャジャン拳はグリードアイランド編からキメラアント編にかけて修行や戦闘で使用するシーンがあるので、ゴンの活躍を見返してみてください。
この記事のライター
十文字猛
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