【ハンターハンター】ボドロはどんな人物?悲しい格闘家の強さや謎を考察
ハンターハンターにて主要キャラでないにも関わらずファンの間で強い印象を植え付けたキャラクターとしてボドロが存在します。本記事ではハンターハンターに出てくるボドロの人物像について解説していく他、キルアやヒソカとの関係性や強さの理由についてまとめていきます。
目次
【ハンターハンター】ボドロはどんな人物?
まずはハンターハンターにてボドロという人物がどのように描かれているのか、その人物像についてまとめていきます。ボドロの基本プロフィールやかわいそうと言われる理由を見ていく他に、ハンターハンターという作品について概要とあらすじをまとめていきます。
ボドロのプロフィール
ボドロはゴンたちと同じくハンター試験を受けにきたハンター志望の格闘家です。その時の受験番号は191番。ハンターハンター原作では序盤の方に登場しており、顔の皺や髭の濃さなどから中年以上の年齢であることが推測できます。ハンター協会会長のネテロからは「キャラがかぶってる」と言われており、体術や厳格な性格がネテロと似通っています。
ボドロは登場が少ない悲しい格闘家
ボドロはゴンやキルア、ヒソカといったハンターハンターの主要キャラとは違ういわゆるモブキャラです。そのため物語の序盤に登場している割にはあまり活躍が描かれている場面が少なく、最終試験まで残れるほどの実力者の割には強いハンターという印象が薄いです。
ボドロがかわいそうと言われる理由
ボドロはしばしばファンの間からかわいそうだと言われることがあります。その理由は上述した出番が少ないということもそうですが、ハンターハンター作中で最終試験の初戦にヒソカと当たってしまったり、1999年放送のアニメ版ハンターハンターでは名前の表記が『ポドロ』と間違われたりと散々な目にあっているからです。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは冨樫義博によって週刊少年ジャンプに連載されている少年漫画です。リアルテイストなダークファンタジーな世界観が注目され、1998年の初掲載からすぐにジャンプ漫画の大作たちと肩を並べるほどに人気になりました。展開されているメディアミックスも多岐に渡っておりアニメ化やゲーム化がされたり、作品をテーマに芸能人たちがトークするというテレビ番組なども企画されました。
ハンターハンターのあらすじ
くじら島に住む少年ゴン=フリークスはある日、キツネグマに襲われたところを青年カイトに助けられます。カイトはゴンに色々な話をしてあげると、そこでゴンは死んだと思っていた父親ジンが生きていた事実と共に、ハンターという職業があることを知ります。自分もハンターになりたいという思いが芽生えるとゴンはハンター試験を受けるため故郷を旅立つことを決意するのでした。
【ハンターハンター】ボドロの強さや能力
ここからはボドロの強さや能力についてまとめていきます。ハンター試験に出てきたボドロは格闘家として登場しており、最終試験まで勝ち上がっていたり年相応の冷静さも持っている様子が描かれていました。実際の強さはどうなっているのか詳しく見ていきます。
ボドロの格闘家としての強さ
ボドロはハンター試験の最終試験まで勝ち残っていますが、実際に戦闘描写が描かれている場面はヒソカ戦のみです。ヒソカはハンター試験の時点で既に念能力を習得している強者であり、ハンターハンターの全登場キャラクターの中でも1、2を争うほどのキャラだと言われています。2人が戦った結果はヒソカの圧勝でしたが、正確にボドロの力量を図るのは少し難しいでしょう。
ボドロに対するネテロの評価
ボドロの強さに対して作中でネテロが評価している場面が描かれています。ボドロがレオリオと戦うことになった際、その勝敗予想としてネテロは総合的な能力はほぼ互角で、経験の差ならボドロ、単純な戦闘力だけで見ればレオリオが上だと語っていました。
ボドロは単独で最終試験まで勝ち上がっている?
ハンター試験においてゴンはキルアやクラピカといった仲間と共に勝ち上がっているのに対して、ボドロは単独で勝ち上がっているのではと言われています。特別ボドロと仲が良いキャラが登場している描写もなかったため、孤独に勝ち上がってきた可能性は高そうです。
ボドロはネテロのように強くなれた可能性もあった?
根拠としてはあまり強くない考察ですが、ボドロは見た目や格闘家という部分においてネテロとの共通点が多くありました。ネテロ自身もボドロに対してキャラがかぶってると話していることもあったことから、実はボドロはネテロのように強くなれたのではと考える人もいます。
【ハンターハンター】ボドロとキルアの関係や謎
ここからはボドロとキルアの関係や謎についてまとめていきます。最終試験にてボドロはヒソカに敗れ、その後敗者復活戦にてレオリオと当たる予定でしたが、あることが原因でキルアが乱入してきます。ここではキルアとの関係や予想外の結末になってしまった理由について解説していきます。
キルアのプロフィール
本名キルア=ゾルディックは暗殺一家のゾルディック家の一員であり、物語の進行によりゴンと仲の良い仲間となったハンターでもあります。銀髪に青い瞳、筋肉質な体格をしているのが特徴的で、12歳でありながら冷静で頭の回転が早く戦闘力もかなり高いです。
ボドロはキルアに殺され死亡した?
レオリオと戦うはずだった試合場の上でいきなりキルアが乱入すると、ボドロの背後から心臓を貫いてしまいます。これは直前の試合でギタラクルの正体がイルミであると知ったキルアが、精神不安定の状態になってしまったことで生まれてしまった悲劇でした。描写としては呆気ない最期でしたがその時点でボドロは死亡してしまうのでした。
ボドロの次の対戦相手はレオリオだった
ボドロと戦う予定だったレオリオでしたが、ネテロ曰くキルアがいなくともレオリオが勝つだろうと予想されていました。おまけにボドロはヒソカ戦でのダメージもあったはずなのでレオリオが有利だったのは明らかでした。
【ハンターハンター】ボドロとヒソカの関係や謎
ここからはボドロとヒソカの関係や謎についてまとめていきます。最終試験でヒソカと戦うことになったボドロは、最強と当たってしまったことからかわいそうと言われていますが、実際にどのような内容だったのかについて詳しく見ていきます。
ヒソカのプロフィール
本名ヒソカ=モロウは素性が謎に包まれた奇術師です。190を超える高身長でピエロを思わせるようなメイクや立ち振る舞いをしているのが特徴です。戦闘能力においては天才的なものを持っており、戦闘狂である一面も持っているため強者を見つけるとタイマン勝負を仕掛けることもあります。
ボドロはヒソカに耳打ちされ敗北を認めた
最終試験にてヒソカと戦うことになったボドロですが、勝負は一方的なものですぐにボドロは床に倒されてしまいます。それでも諦めようとしなかったボドロでしたが、その状態の彼にヒソカが何かを耳打ちすると心が折れたかのような素振りで自身の負けを認めました。
ボドロへの耳打ちの内容は?
耳打ちの内容についてですが作中では明らかにされていません。耳打ちの内容に関してはファンの間から様々な考察が行き交っており、その中でも有力なものとしてあるのが圧力をかけたのでは、というものです。なお、小説版ハンターハンターでもボドロとヒソカの戦いが同様の形で描かれましたが、そこでは「楽しかったよ」と伝えボドロを満足させて降参させたと理由付けされています。
【ハンターハンター】ボドロの声優
ここからはアニメ版ハンターハンターにてボドロを演じた声優についてまとめていきます。あまり出番がない格闘家でありながら、キルアやヒソカと関わったことで存在感を発揮していたボドロのことを演じた声優はどんな人だったのでしょうか?ここでは1999年版と2011年版の両方をそれぞれ見ていきます。
ボドロの旧アニメの声優は竹本英史
1999年版のアニメにてボドロの声を演じた声優は竹本英史(たけもとえいじ)さんです。男性キャラであればどんな役もこなせるほど万能な演技力を持っており、ラジオなどでは軽快なトークでリスナーを楽しませている経験、実力共に優れた声優さんです。
竹本英史のプロフィール
1973年3月7日の山口県生まれ。血液型はA型で身長は165cm、現在の所属事務所は青二プロダクションです。1993年に『ドラゴンリーグ』のテコドント役で声優活動を始め、安定した喋りと聞きやすい声質からナレーターやラジオのパーソナリティを務めることも多くあります。
竹本英史の主な出演作品
代表作は『ギャグマンガ日和』の小野妹子や『ゴールデンカムイ』の月島軍曹などが挙げられます。その他にも『テニスの王子様』の柳蓮二と九鬼貴一、『ハートキャッチプリキュア』のクモジャキー、『逆転裁判シリーズ』の御剣怜侍などを演じています。
ボドロの新アニメの声優は坂東尚樹
2011年版のアニメにてボドロを演じていた声優は坂東尚樹(ばんどうなおき)さんです。サンライズ系列のアニメなどでの活動実績が目覚ましく、おもちゃを題材にしたアニメ作品にて陽気なキャラを演じることが多いです。近年では『妖怪ウォッチ』への出演が多くなっています。
坂東尚樹のプロフィール
坂東尚樹は芸名であり、本名は坂東耕一郎です。1957年12月12日の北海道生まれ。血液型はO型で身長は163cm、現在の所属事務所はプロダクション・エースです。声優としての活動は1983年から初めており60歳を超えた現在でも現役で活動しています。
坂東尚樹の主な出演作品
代表作は『太陽の勇者ファイバード』のガードスターや『機動戦士ガンダムAGE』のバルガス・ダイソンなどが挙げられます。その他に『妖怪ウォッチ』では複数の役を演じておりそれぞれじんめん犬、グレるりん、わすれん帽、ロボニャンを担当しています。
【ハンターハンター】ボドロに対する世間での評判や人気
これまでボドロの人物像や作中での活躍などについてまとめてきました。不遇な役回りを押し付けられたかのようなキャラでしたが、モブキャラの割には存在感があったボドロはファンから一体どのように思われているのでしょうか?ここではボドロに対する世間での評判や人気を探りその理由も併せてまとめていきます。
旧アニメ版にてボドロが出てくると「最終試験は筆記では?」と発言しそんなわけないだろうと周囲のキャラクターたちにツッコミを入れられていました。そのボケが多くのファンに面白いと感じられているようで、ネット上では比較的旧アニメ版の頃のボドロに対する感想が多かったです。
ボドロが好きだと語る人の中にはヒソカとの戦いで好きになったという人が多かったです。ヒソカ戦においてボドロは、ヒソカがどれだけ強い人物なのか知ってもらうための、いわゆるかませ役のような立ち位置で描かれていましたが、その立ち位置に同情されファンに愛されているようでした。
ボドロはハンターハンター初期の方に登場していたキャラクターです。そのため現在ではボドロを忘れていたという意見も幾つかありました。悲しい事実ではありますが、主要キャラでもなかったため名前だけ聞いてもパッとこない人は何人かいるようです。
【ハンターハンター】ボドロは謎の革命家だった
実力はありながら描かれ方に恵まれなかったボドロは、ハンターハンターの中でも有名なモブキャラでした。ハンター試験の最終選別で死亡してしまったためこれ以上活躍する場面を望むことはできませんが、彼が遺したインパクトはこれからもファンの記憶の中に残り続けることでしょう。
この記事のライター
zeile
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