【銀魂】土方十四郎の魅力って？声優や名言を紹介！マヨラーまとめ

土方十四郎の魅力を探る前に、まずは土方十四郎がどんな人物なのかをプロフィールから見ていきます。

5月5日生まれのA型で、身長は177cm、体重は64kg。本編中で初登場時は27歳。V字型の前髪が特徴で、真選組一のモテ男と称されるほどの整った顔立ちですが、瞳孔は常に開き気味になっています。基本的には「土方さん」と呼ばれますが、近藤や神楽などからは「トシ」と親しみを込めた呼ばれ方をすることもあります。

真選組副長で別名では「鬼の副長」と言われています。これは優しく面倒見の良い近藤に対して、真選組の規律を厳しく取り締まる姿勢や戦いでの強さからそう呼ばれているものです。真選組の局中法度を定めたのも土方であり、これに沿って真選組を引っ張ってきました。ただ、その根っこには真選組を思う部分があることから隊士からは慕われています。

「銀魂」の初期設定では真選組が物語の中心となる構想があり、その主人公は土方になっていました。しかし、初期土方のデザインは銀髪横流しの髪型で、目は死んでいないものの坂田銀時にそっくりな風貌でした。そこから初期設定は没になり、見た目のデザインは銀時の方に充てられて、真選組の土方は現在のデザインになりました。没になったとはいえ、初期設定のままでは主人公になっていた可能性もあったのです。

土方十四郎は真選組として近藤や沖田と一緒に登場していますが、それ以外でも様々なエピソードで深い関わるのあるキャラが登場しています。そして、この登場キャラとの関係が土方の魅力を引き出すエピソードを生み出すこともあります。

「銀魂」の人気エピソードの一つ「ミツバ篇」に登場する沖田ミツバとの関係は、キュンとする部分がありながらも儚いものになっています。

沖田総悟の姉。早くに両親を亡くしたことから総悟の親代わりとして面倒を見ており、総悟からも非常に慕われています。おしとやかな性格の大和撫子ですが、チョコレートパフェにタバスコ一本をかけてしまうレベルの辛いモノ好きな一面があります。アニメの声優は島本須美、実写では北乃きいが演じています。

武州にいた頃に近藤の元に集まったことから、土方とミツバは知り合うことになります。そして、土方が上京する前にミツバ自身の思いを伝えますが、土方はその思いを拒みます。それから時が経って、ミツバが結婚を報告するために江戸を訪れますが、その結婚には大きな陰謀が隠れていました。その中で土方も武州にいた頃からミツバに惚れていながらも、剣の道に進む自らの立場を考えて、突き放したことが判明します。

総悟が土方に対して辛辣な面があるのは、土方にミツバの好意が向けられたことと土方がその好意を断ったことが一つの原因になっています。土方が病気で弱っていたミツバの最期を看取ることはありませんでしたが、ミツバを想い激辛せんべいを食べながら空を見上げる土方の姿は、儚い銀魂エピソードの一つです。

「銀魂」の主人公である坂田銀時とは個人としても組織としても時に競い、時に助け合う関係になっています。

銀髪天然パーマと死んだ魚のような目が特徴の主人公。歌舞伎町に何でも屋の「万事屋銀ちゃん」を開いているが、酒やパチンコで浪費するなど、いい加減な生活を送っています。しかし、決める時にはきっちり決めるので周りからの信頼は厚いものです。攘夷戦争時代には「白夜叉」の異名で恐れられていました。アニメの声優は杉田智和、実写では小栗旬が演じています。

土方と銀時は出会った当初からライバルのように張り合う関係になっています。一方で性格面や境遇では似ている部分もあり、それ故に行動が一致してしまうこともあります。「銀魂」の原作9巻、アニメ48話「似てる二人は喧嘩する」では、定食屋でマヨネーズ丼とあずき大盛り丼で趣味の悪さを指摘し合い、サウナでは我慢比べを始めます。また、原作30巻、アニメ175話「幾つになっても歯医者は嫌」でも歯科医院内で張り合っています。

そして、「銀魂」の原作53巻、アニメ287話~289話の入れ替わり篇では、土方と銀時の魂が入れ替わった状態になり、考え方や趣味の違いから万事屋と真選組の雰囲気にも大きく影響してしまうことになります。更にアニメオリジナルエピソードとして166話「一つより二つ一人より二人」では土方と銀時の二人が手錠で繋がれて外れなくなるという話もあるなど、二人が対となるエピソードだけでも多数存在しています。

同じく「銀魂」の人気エピソードの一つ「真選組動乱篇」で登場した伊東鴨太郎とは、銀時とは別の面でライバルと呼べるような関係になっています。

真選組参謀。入隊してからそれほど時間は経っていないものの文武両道で剣の腕はもちろんのこと、政治面でも能力を発揮することから近藤からは「先生」の呼び名で親しまれていました。その一方で、土方を殺してやりたいほど忌み嫌うなどの腹黒さも持ち合わせています。アニメの声優は真殿光昭、実写では三浦春馬が演じています。

真選組動乱篇において、「妖刀村麻紗(ムラマシャ)」によって土方を弱気なオタクのトッシーに変えた張本人で伊東の真の目的は真選組の乗っ取りでしたが、実際は伊東も鬼兵隊に利用された身で動乱の最中に重傷負います。しかし、土方や真選組の隊士たちは伊東を裏切り者のまま死なせないために、敢えて土方と伊東に最後の一騎打ちをさせます。再度お互いを殺したいほど嫌っていることを確認しながら戦い、土方は伊東の最期を決めました。

真選組と見廻組が対立する「バラガキ篇」では、ここまで少しずつ明かされていた土方十四郎の過去の中でも近藤やミツバと同等の大きな存在であった土方為五郎との関係が描かれました。アニメの声優は櫻井トオルが演じています。

土方家の長男で十四郎の腹違いの兄。父の妾であった十四郎の母が亡くなった後に、十四郎が引き取られてから実の息子のように十四郎の面倒を見ていた。本編中では既に故人となっている。

十四郎が11歳の時に村で大火災が起き、その機に乗じて土方家に乗り込んできた暴漢から十四郎を守るために庇ったことで、目を失明する傷を負います。暴漢は十四郎によって撃退されたものの、この一件から他の義兄弟から疎まれたことで十四郎は土方家と疎遠になってしまいます。しかし、当の為五郎だけは態度を変えず、生前は盲目ながらも月に一度十四郎から送られる手紙を楽しみにしていました。

土方十四郎が近藤勲と出会い、真選組になるまでの生い立ちは作中の他キャラと違わず、険しい過去があります。そんな過去も土方の魅力の一つとなっている要素です。

土方十四郎は武州の名家である土方家の妾の子として生まれて、父親の死後にその存在が発覚します。それから母親の死後、土方家に引き取られることになり、為五郎には可愛がられますが、土方家を暴漢が襲い、その暴漢を潜在的な能力から死傷させたことや十四郎を庇ったことで失明した為五郎のことがあって、土方家から出ていくことになります。

家を出た後の土方は近隣の道場に乗り込んではゴロツキと喧嘩をするようになり、周囲からは茨のように周りを引っ掻き回すことから「バラガキ」と呼ばれていました。しかし、土方はそれを気にせず一匹狼として喧嘩を続けていきます。

ある日、バラガキの土方をどうにかするために道場のゴロツキたちは手を組んで土方を襲います。その噂を聞いて見物に来ていた近藤は、土方の中に光るモノを感じて、喧嘩が終わった後に倒れた土方を拾って道場に匿いました。それから暫く道場で密かに鍛錬をしていた土方は、自分を匿っていたこで近藤の元へ乗り込もうとしていたゴロツキと再び戦い、近藤もそれに加勢します。こうして土方は近藤や沖田のいる道場という居場所を手に入れました。

「週刊少年ジャンプ」の人気投票では常に上位をキープするほど、人気のある土方十四郎ですが、その魅力はかっこよさだけでなく、可愛さや面白さも含まれています。

土方は基本的にはクールな性格で、「銀魂」キャラの中でも常識的な部類に入ります。しかし、単にクールなだけでなく、真選組の仲間や守るべきものに対しては熱い心も持っており、その部分は大きな魅力です。また、ヘビースモーカーであり、煙草を吸う姿はクールな魅力を更に際立出せています。その一方で、煙草が吸えないと情緒不安定になるほど依存しており、真選組内で禁煙となった時は、禁煙がない宇宙まで吸いに行くほどのものでした。

常識的な土方が煙草以上に常軌を逸した行動を起こしてしまうのがマヨネーズです。何にでもマヨネーズをかける極度のマヨラーで、沖田からは犬の餌と呼ばれるご飯に山盛りのマヨネーズをかけた「土方スペシャル」を好物としています。マヨネーズがないと中毒症状が出てしまうほどで、マヨネーズが絡むことになると、ポンコツな言動が目立つコミカルな一面もあり、単にクールキャラでないところも魅力の一つです。

「妖刀村麻紗」によって作り出されたもう一つの土方がトッシーです。萌えアニメや萌えフィギュアなどのオタク趣味で、小声で喋ったり、極度のビビリで勝負には逃げ腰になったりと元の土方とは似ても似つかない性格になっています。真選組動乱篇以降では寺門通OFC篇にも登場しており、妖刀の呪いは完全には祓えなかったことが判明します。土方の見た目で弱気でオタク全壊な姿は、マヨネーズへの執着とは別の意味で面白い魅力があります。

「銀魂」の原作30巻、アニメ175話「幾つになっても歯医者は嫌」では銀時とばったり歯医者で出会うことになり、治療前の段階で歯医者にビビっている土方が見られます。同じく銀時もビビっているのですが、お互いに自分の弱いところを見られたくないので、意地の張り合いを始めますが、内心では二人ともその様子を恐れていました。鬼の副長と呼ばれる土方でも歯医者は普通に苦手というのは可愛い魅力です。

「銀魂」の原作24巻、アニメ127話「会わないとわからないこともある」では「フォロ方十四フォロー」と呼ばれたことがあります。新八の文通のための手紙が銀時や近藤によって軌道修正しづらくなったところで、土方が完璧なフォローをした文章を書いたことでそう呼ばれました。為五郎へ毎月の手紙を書いていたことから手紙の書き方を心得ている可能性もあり、土方の意外な才能が垣間見えるシーンになっています。

「銀魂」といえばタイトルやキャラによる名言が多数ありますが、土方十四郎も心に残る数々の名言を言っており、この名言も土方の魅力となる要素です。今回はその中から人気の高い10選を紹介します。

土方十四郎の名言その1は「銀魂」の原作5巻、アニメ20話「ベルトコンベアには気を付けろ」で言った「マヨネーズが足りないんだけどォォ！」です。真選組の隊士たちが怪談に興じていた際に、オチの前で土方が言った台詞で、状況と相まって隊士たちを驚かせました。焼きそばにかけるマヨネーズが足りないことを嘆いただけですが、普通の人から見れば十分な量のマヨネーズが既にかかっており、極度のマヨラーであることを印象づけられます。

土方十四郎の名言その2は「銀魂」の原作3巻、アニメ125話「酔ってなくても酔ったふりして上司のヅラ取れ」で言った「ウチの総悟はなァ」です。万事屋と真選組が花見の場所取り勝負をしていた際に酔っぱらった土方が銀時の自慢に張り合う形で言いました。酔っぱらっているおかげか土方が総悟のことを珍しく素直に褒めているシーンで、本心では頼れる存在だと思っていることが窺えるシーンです。ちなみに銀時は神楽を引き合いに出していました。

土方十四郎の名言その3は「銀魂」の原作3巻、アニメ14話「男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある」で言った「幕府でも将軍でもねェ。 俺の大将はあの頃から近藤（コイツ）だけだよ」です。人間を見下す天人の護衛を指示する幕府に対して疑問を抱いていた隊士たちに土方が自らの考えを語った台詞です。同じ話で沖田もほぼ同じ考えであることを言っており、二人が近藤を慕って付いていることがわかるシーンになっています。

土方十四郎の名言その4は「銀魂」の原作16巻、アニメ87話「私と仕事どっちが大事なのとかいう女にはジャーマンスープレックス」で言った「俺ァただ惚れた女にゃ幸せになってほしいだけだ」です。ミツバを利用して真選組の後ろ盾を得ようとしていた蔵場当馬に対して、追い詰められた状態で言った台詞です。自分ではミツバを幸せにできないことをわかった上で言っており、蔵場のような悪人に引っかからず普通に生きて欲しかったことも願っています。

土方十四郎の名言その5は「銀魂」の原作19巻「線路で遊んじゃいけません」、アニメ103話「長所と短所は紙一重」で言った「大将の首を殺りたくばこの俺を倒してからにしろ」です。真選組動乱篇で刀の呪いによりトッシーになっていた土方が、近藤を救うため意を決して伊東たちに宣言する流れで言った言葉です。宣言の初めはトッシーの部分が残りつつだったものが徐々に元の土方に戻るシーンは動乱篇の盛り上がるシーンの一つと言えます。

土方十四郎の名言その6は「銀魂」の原作8巻、アニメ35話「外見だけで人を判断しちゃダメ」で言った「俺は愛の戦士マヨラ13！」です。松平片栗虎の一人娘である栗子と彼氏を見張る中で、片栗虎側にバズーカ砲（アニメはビーム砲」を放ちながら言いました。理不尽な目に遭いながらも純粋に恋愛する栗子のことを思っての行動でしたが、結果的にこの公道で栗子がマヨラ13に惹かれて今の彼氏が見限られるという本末転倒な結末になってしまいました。

土方十四郎の名言その7は「銀魂」の原作69巻、アニメ312話「野良犬」で言った「真選組局中法度に、最後の一条を加える。今迄命を懸け守り続けてきた46条の法度たとえそれら全ての禁を犯す事になろうとも　生きろ」です。土方が作った局中法度に背いた者は本来切腹となるのですが、それを破ってでも真選組の危機を乗り越えて生き抜くように鼓舞したものです。さらば真選組篇の危機感と土方の真選組への本当の想いの両方が窺える言葉です。

土方十四郎の名言その8は名言④と同じ話数で言った「辛ェ 辛ェよ チキショー辛すぎて涙出てきやがった」です。蔵場との決着をつけてミツバのいる病院の屋上で一人佇む土方が、毎月ミツバが真選組に送っていた激辛せんべいを頬張り、涙をこぼしながら言いました。「辛い」には「からい」と「つらい」の二つの読み方があり、二つの意味で土方の心情を表しているとファンの間で言われています。

土方十四郎の名言その9は「銀魂」の原作14巻、アニメ78話「食べ物の好き嫌い多い人は人間の好き嫌いも多い」で言った「腕一本もげようが 足一本とられようが 首つながってる限り 戦わなきゃならねーのが 真剣勝負ってもんだ」です。柳生四天王の一人・北大路斎との戦いの中で放った言葉であり、この話では近藤によって土方の過去が少し語られます。銀魂の序盤で土方の剣や戦いに関する心構えが見える台詞と回です。

土方十四郎の名言その10は「銀魂」の原作19巻「制服は二割増し」、アニメ103話「長所と短所は紙一重」で言った「てめーはてめーらしく生きてりゃいいんだ」です。真選組動乱篇でトッシーとなって戦いを拒む土方に対して、近藤が万事屋に土方を逃がすように頼んだ時、徐々に土方へ戻りながら言いました。名言⑤は自分と隊士を鼓舞でしたが、こちらは土方に戻るきっかけと動乱によって弱気になっていた近藤を鼓舞する言葉になっています。

「銀魂」はアニメ化と実写映画化をされており、両方で土方十四郎は活躍しています。ここでは土方十四郎を演じたキャストについて、声優と俳優の両方を見ていきます。

アニメ「銀魂」で土方十四郎の声を演じる声優は中井和哉さんです。アニメやゲーム以外には報道番組のナレーションでも声を聞く機会がある声優です。

出身は兵庫県神戸市で、 1967年11月25日生まれのA型です。2021年現在は青二プロダクション所属しています。1995年にアニメの声優デビューしてからはナレーションを中心に活躍しており、その後「ONE PIECE」の声優となったことをきっかけにアニメやゲームにも多数の声を当て、現在は多くのジャンルの声の仕事で活躍しています。

中井さんは「ONE PICEC」のロロノア・ゾロ、「戦国BASARA」シリーズの伊達政宗の声優が主な出演作品として挙げられます。特にロロノア・ゾロはアニメやゲームの声優の仕事が増えたきっかけでもあり、剣士キャラを演じることが多くなった原因でもあると言われています。「銀魂」の原作やアニメでは上記の二人をネタにして土方を弄ったりすることもあり、土方本人もそれらしい台詞を言うこともありました。

実写映画「銀魂」と「銀魂2 掟は破るためにこそある」、Webドラマ版「銀魂 -ミツバ篇-」と「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」で土方十四郎を演じたのは俳優の柳楽優弥さんです。

出身は東京都東大和市で、1990年3月26日生まれのA型です。2021年現在はスターダストプロモーションに所属しています。12歳から芸能界入りしており、第57回カンヌ国際映画祭では、2004年に公開した映画『誰も知らない』によって当時14歳の最年少で男優賞を受賞しました。その後、一度体調を崩して俳優業から少し離れますが、2010年に俳優業に本格復帰し、多くのドラマや映画に出演しています。

上述の通り賞を受賞するような演技力は様々な人から高く評価されています。演じる役の幅も好青年から不良、強烈なキャラなど多種多様に演じています。実写映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」では真選組動乱篇をベースにしていることから実質主役的な立ち位置で、普段のクールな土方と共にオタクキャラのトッシーも演じており、両方で高い演技力を見せています。

ここでは「銀魂」の土方十四郎について評判や人気をTwitterのコメントを抜粋してまとめていきます。

土方は「ミツバ篇」や「真選組動乱篇」、「バラガキ篇」や「さらば真選組篇」などの長篇エピソードと共に語られることが多くなっています。これらの長篇は真選組が中心になりますが、その中でも土方が主役級の活躍をすることが多く、過去回想や戦闘シーンでより一層土方の魅力を確認する人が多かったようです。「ミツバ篇」と「真選組動乱篇」は実写になったこともあり、多く話題に挙がる人気エピソードになっています。

土方の魅力として基本的には常識人としてツッコミに回っていますが、時々ボケに回ることがある点を挙げている人もいます。「銀魂」のキャラはボケとツッコミの両方ができますが、土方は比較的ツッコミ寄りである分、マヨネーズやトッシーなどでボケた時の衝撃や面白さが強くなっている人が多くいたようです。元々のかっこよさがあった上で面白さも魅力にしていることは土方を始めとする「銀魂」キャラらしい評判です。

土方と他のキャラとの関係では、坂田銀時が一番挙げられていました。似た部分がありつつも対になるように描かれる二人は、「銀魂」のキャラ内でも人気の組み合わせとなっています。対立や協力を繰り返していく中で口には出さないものの奇妙な信頼関係ができていき、後半の長篇エピソードではお互いに鼓舞し合う仲になるなど、本編中でも様々なシーンで楽しめる二人です。

土方の声優である中井和哉さんについての意見も多く見られました。ロロノア・ゾロの声優として多くの人に知られている中井さんですが、「銀魂」を見た人では土方の声優と認識されることも多いようで、実際に土方は中井さんの演じた役の代表作として挙げられることも多いものです。土方はボケとツッコミ、トッシーというように様々な中井さんの声を聞けることもあり、声優としての演技の幅に驚く人もいました。

実写の土方役である柳楽優弥さんは「銀魂」ファンからも高い評価を受けています。キャラの再現度もさることながら、中井さんと同じく土方とトッシーを演じ分ける必要があり、それを見事に再現していたことを評価する人が多くいました。アクションシーンでもかっこよさ満点の映像になっており、実写の「銀魂」をきっかけに柳楽さんのファンになった人もいるようです。

ここではもしもの話として土方十四郎がとある立場だとどんな風になるかを想像していきます。あくまで筆者の妄想なので、自分自身でもそうなった時の土方十四郎を想像してみてください。

極度のマヨラーで知られる土方がもしもキューピーマヨネーズのCMに出演することになれば、土方自身は顔には出さずとも大喜びすることでしょう。しかし、土方のマヨネーズ好きは異常であることからCM撮影ではスタッフが想定していた量よりも遥かに多いマヨネーズをかけてドン引きされてしまうかもしれません。一方で、マヨネーズに真剣な土方ならそもそも自分が出演するのはおこがましいと、謎の遠慮を見せる可能性も考えられます。

クールでかっこいい土方が彼氏になることは想像したことがある人も多いと思います。土方は自分が好きなものに対しては信頼を見せて、必ず守ってくれるような安心感があることは本編からも窺えるものです。しかし、土方と付き合うには極度のマヨラーにも付きあ合わなければならないことを意味しています。自分の手作り料理もマヨネーズで大量に埋もれてしまうのは少々ショックかもしれません。

本編では血筋の上での家族には恵まれなかった土方ですが、そんな土方が自分の父親になるとどうなるでしょう？不器用そうな父親像も想像できますが、意外と身内には甘い部分もあることから、娘にはデレデレになるかもしれません。反対に息子も可愛がるとは思いますが、男としての強さを教えるために、剣の鍛錬を見たり、実際に指導してくれる可能性は高そうです。どちらにしても過去の自分のような目に合わせない良い父親になってくれると思います。

今回は「銀魂」の土方十四郎について紹介していきました。表面上はクールでありながらも熱い一面もあり、マヨネーズや煙草が絡んでしまうと少しポンコツになる可愛さも持ち合わせていることが土方の魅力になっています。長篇エピソードでは主役級の活躍しながら多くの名言も残しており、土方のかっこよさだけでなく真選組への思いや生き様がわかります。この記事で気になったところがあれば、原作やアニメを見返して土方の魅力を再確認してみましょう。