【アイシールド21】本物のアイシールドの正体とは?大和?赤羽?
作品の題名にもなっている「アイシールド21」。本作では主人公である小早川瀬那がアイシールド21を背負い、次々と現れる強豪校に立ち向かいますが、実は後に本物のアイシールド21が登場します。ここでは本物のアイシールド21の正体について説明していきます。
目次
【アイシールド21】本物って?
アイシールド21は、アメフトが主題の熱血スポーツ漫画ですが、タイトルにもなっている「アイシールド21」の‘‘本物‘‘とは正体とは一体誰なのでしょうか。アイシールド21の本物として噂されている赤羽や大和について説明する前にまずはアイシールド21について説明します。
漫画『アイシールド21』の概要
「週刊少年ジャンプ」にて、2002年から2009年まで一度も休載せずに連載されています。巻数は全37巻で、2020年時点で累計発行部数は2000万部を突破しています。そんなアイシールド21の内容は私立泥門(でいもん)高等学校に通う小早川瀬那はとある理由でアメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入部します。すると、帰り道で小早川は不良に絡まれ、走って逃げますが、そんな様子を見ていたアメフト部主将のヒル魔に強制的に選手にされてしまいます。
アニメやゲームなどでも人気の熱血アメフトストーリー
熱血スポーツ漫画として人気のアイシールド21はアニメやゲームなどでも人気を集めています。アニメは2005年から2008年にかけて、関東大会準決勝から王城ホワイトナイツ戦までが放送されました。また、アイシールド21はトレーディングカードやメダルゲーム「アイシールド21 狙え! 逆転タッチダウン!!」 の他にDS、ゲームボーイアドバンス、Wii、PS2、PSPで家庭用ゲームが発売されています。
『アイシールド21』には本物がいる?
部長のヒル魔たちに「アイシールド21」として泥門デビルバッツのチームに参加させられた瀬那でしたが、 実は「アイシールド21」には本物がいると言われています。
【アイシールド21】本物の真相
一体本物の「アイシールド21」の正体とは誰なのでしょうか。作中で非常に重要となってくるアイシールド21の意味と本物の正体について迫っていきます。
「アイシールド21」の意味をおさらい
作中では、アメリカにあるアメフト強豪校「ノートルダム大附属中」のアメフト部内にいる「アイシールド21」が、最強のランナーが掲げるエースナンバーであるという設定になっています。そのため、アイシールド21を名乗るということは、100年の伝統があるノートルダム大付属中アメフト部で「その時代で最強のランニングバック選手」であることを自他ともに認められなければ名乗る事の出来ない名誉ある称号となっています。
筧駿の証言で本物の正体がバレる?
都大会の優勝候補である柱谷ディアーズとの戦いの後、アイシールド21のユニフォームを身に付けた小早川瀬那と遭遇した筧駿が、「お前はアイシールド21じゃない」と発言しています。筧の話によると、筧は留学中に本物のアイシールド21と会ったことがあり、そこで見た本物のアイシールド21は瀬那のような小柄な選手ではなく、もっと長身でパワフルな走りをしていたようです。
筧駿とは
筧駿は巨深高校の巨深ポセイドンに所属している1年生で、ポジションはラインバッカー(LB)、背番号は41となっています。誕生日は6月6日で身長は191cm、体重は82kg、血液型はA型です。筧駿は、学校時代から170cmという長身を駆使したプレイで天狗になっていましたが、フェニックス中学へ留学した際、本場のプレイについていけず挫折を味わうも、対外試合で、同じ日本人でありながら大活躍する本物の「アイシールド21」の姿を見て、人種の壁ではなく己の努力不足であったことを痛感します。
本物の正体は赤羽隼人との噂も浮上
また、本物のアイシールド21の正体は赤羽隼人ではないかとの噂も浮上していますので、赤羽という人物について説明します。
赤羽隼人とは
赤羽隼人は盤戸高校の盤戸スパイダーズに所属している2年生でポジションはタイトエンド(TE)、背番号は21です。誕生日は9月21日で身長は175cm、体重は64kg、血液型はA型です。赤羽には赤目のエースという二つ名があります、また、赤羽は巧みな守備配置により、敵ランナーの走行ルートを誘導する「ランフォース」および、敵の重心移動を見切ることで、弱い力でも重量級の相手を吹き飛ばせる「蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)」の使い手でもあります。
赤羽は主人公である小早川瀬那の前に色付きのアイシールドと、21番のゼッケンをつけて立ちはだかります。そこで瀬那に「君もアイシールド21なのか」と話し、筧駿が語った「真のアイシールド21」ではないかと匂わせています。しかし「真のアイシールド21」を知る筧からは、体格やプレイスタイルの違いから別人だと言われていましたが、赤羽のあまりの強さと風格から「本物のアイシールド21ではないか」と騒がれました。
【アイシールド21】本物の正体は?
本物のアイシールド21だと噂されていた赤羽は本物ではありませんでした。では一体その正体は一体誰でしょうか。
本物の正体は伝説の日本人「大和猛」と発覚
本物のアイシールド21の正体は、帝黒アレキサンダーズに所属している伝説の日本人・大和猛です。
大和猛のプロフィール
大和猛は帝国学園の帝黒アレキサンダーズに所属している1年生で、ポジションはランニングバック兼フリーセイフティ、背番号は21、22、21、20の順に変化しています。誕生日は10月10日で、身長は192cm、体重は85kg、血液型はA型です。
大和猛は基本的に爽やかでスポーツマンシップ溢れる好青年ですが、花梨の意向を無視した行為など無自覚な傲慢さを漂わせる部分も多く十文字達からはそれを非難されています。 しかし、あらゆる面で高い能力を誇るスーパープレイヤーであり「帝王」とまで呼ばれていた最強プレイヤーの一人でもあります。
大和猛はチーム「帝黒アレキサンダーズ」に所属
大和猛は以前、ノートルダム大付属中に留学していた頃に、飛び入りでボールを奪って逃げたパトリック・スペンサーに全く追いつくことができず、絶望的な「人種の差」を味わいます。それは正式な試合の中の出来事ではなく、突発的なアクシデントではありましたが、エースランナーでありながら脚力でボロ負けしたという事実は覆せず、「アイシールドの称号を汚した」としてMr.ドンに制裁として学籍を抹消されたため、日本へ帰国せざるを得なくなってしまいます。
その後、「まずは日本を制すべき」と考え、高校アメフトの頂点たる帝黒アレキサンダーズに入部し、瞬く間にエースの座に上り詰め、帝黒アレキサンダーズで活躍しています。
ポジションは「ランニングバック兼フリーセイフティ」
大和猛の帝黒アレキサンダーズでのポジションはランニングバック兼フリーセイフティです。ランニングバックの役割の中心は、クォーターバックからボールを受け取ってランプレイを行うことで、フリーセイフティはプレーが開始した後、ボールの動きに反応して動く傾向が強いポジションです。フリーセイフティは通常、クォーターバックをマークしていますが、クォーターバックがポケット内に留まっている時は、他の選手のカバーに動きます。
本物(大和猛)があまり知れ渡っていなかった理由とは
日本に帰国した大和は、帝黒アレキサンダーズに編入した後、1日で他の選手を圧倒し、瞬く間に1軍に上り詰めますが、大和自身は決して満足する事は無く、パンサーに負けたケジメとして帝黒アレキサンダーズでは22番を付けてプレイしています。また、本人自身も「自分がアイシールド21だ」と名乗っているわけではないため、読者にも大和猛が本物のアイシールド21だという認識があまりなかったのだと思われます。
他にも、アニメアイシールド21では関東大会準決勝の王城戦までで最終回を迎えているため、大和本人は登場せずに終わっています。しかし断片的にアイシールド21の正体に繋がるような演出は取り入れられていますが、その代表的なシーンが赤羽が自身のアイシールドをセナに渡すシーンだったため、 アニメファンは筧が話す本物のアイシールド21の話や赤羽を本物のアイシールド21と勘違いするシーンなどを見て、赤羽が本物のアイシールド21だと思ってしまったようです。
【アイシールド21】本物(大和猛)の強さや能力について
ここでは本物のアイシールド21である大和猛の強さや能力について説明します。
本物(大和猛)の得意技は「帝王の突進」
大和猛の得意技は「帝王の突進(シーザーズチャージ)」です。これはタックルを食らっても倒れず、相手を引きずりながら前進するという凄まじいもので、長年努力を積み重ねてきた大和猛だからこそ成せる技です。
小早川瀬那(セナ)との対戦を振り返り
そんな本物のアイシールド21である大和猛とアイシールド21の名を背負って進んできた小早川瀬那との対戦を振り返る前にまずは小早川瀬那がどういう人物なのかをおさらいしていきましょう。
小早川瀬那(セナ)とは
小早川瀬那は私立泥門高等学校の泥門デビルバッツに所属している1年生で、背番号は21です。誕生日は12月21日で身長は155㎝、40ヤード走4秒2、ベンチプレスは高校最弱の20→40→45kgとなっています。小早川瀬那は、幼い頃からパシリとして孤独な人生を送ってきましたが、偶然走りを目撃した蛭魔妖一にそのセンスを見込まれ、後日アメフト部へ強制入部します。
そんな瀬那の体格は小柄で他の人と比べてやや幼い容姿をしており、性格も臆病で気弱でしたが、困っている人を見捨てない優しさと強敵に立ち向かう勇気も持ち合わせています。他の非常識・突飛なキャラクターに囲まれると専らツッコミに回りがちで、臆病な性格からヒル魔や周りのゴタゴタに巻き込まれて悲鳴を上げるのは日常茶飯事で、そのバリエーションの多さから悲鳴の五段活用とも言われています。
小早川瀬那(セナ)との戦いの展開
アイシールド21の名を賭けたクリスマスボウル決勝での試合は、一方的に帝黒側のペースで進んでいきます。泥門側は1点も取れない状況が続きますが、誰一人諦めることなく、果敢に攻めていき、残り時間わずかで遂にチャンスが訪れます。
小早川瀬那(セナ)に敗退?
試合も終盤に差し掛かった際、ついに大和猛と小早川瀬那の直接対決が始まります。2人の一騎打ちは、大和が圧倒的な力で瀬那を止めにかかりますが、瀬那はそれを上回る進化で大和を振り払いってタッチダウンを決め、見事勝利します。
本物(大和猛)の怪力は努力の賜物
タックルを食らっても倒れず、相手を引きずりながら前進する特筆したパワーを持っている大和猛ですが、これらの能力はすべて、才能ではなく努力で身につけたとしており、自身を「努力の人間」だと話しています。帝国学園へ編入した際には、1年生でありながらもたった1日で6軍から1軍まで駆け上がるほどで、その能力はすでにトップレベルにあり、帝黒の2軍選手が束になっても相手にならない実力を持っています。
【アイシールド21】本物(大和猛)の名言集
ここでは、本物のアイシールド21である大和猛の名言を紹介します。
名言「信頼できるチームメイト・・・」
「信頼できるチームメイト 全員が最強の帝国学園 その中でさらにエースを名乗る俺の使命は セナくん 君がどんなに速かろうが小細工はしない 退きもしない 真っ向勝負で君を打ち破る・・・・!! 」 これはアイシールド21 第33巻の「最弱のチームメイト」で、大和が瀬那と一対一で対峙した際に言った言葉です。 アイシールド21を名乗る瀬那と真っ向から勝負する大和の強さが分かります。
名言「後輩は先輩の奴隷じゃあないぞ・・・」
「後輩は先輩の奴隷じゃあないぞ むしろ4軍の彼が荷物持ちなら分かるけどさ」 これは4軍の棘田がレギュラーの花梨に荷物持ちをさせているところを見て大和が言ったセリフです。
名言「他人の騙りはつまり憧れで・・・」
「他人の騙りはつまり憧れで 本物への挑戦状だ それを真っ赤になって否定するほど俺は無粋じゃないよ」 これは今までアイシールド21の名を騙っていた瀬那に言ったセリフです。努力の末に掴んだアイシールド21という名を勝手に騙っていた瀬那に対して怒ることも否定することもせずに自分への挑戦状として好意的に受け取る大和の器の大きさが目立ちます。
【アイシールド21】本物(大和猛)の世間での評判や人気
常に高みを目指して努力を続ける大和猛の強さに憧れている人も多いです。強豪校である帝黒アレキサンダーズに入っても驕ることなく、強さを求めているストイックな姿が大和の魅力です。
本物のアイシールド21である大和猛の得意技はいかにタックルで妨害されようとも、立ち止まることなく相手を引きずりながら前進するという、他の選手と比べると一見派手さはないように思えますが、伝説の日本人として誰にも屈することのない不屈の精神を体現する大和らしい必殺技となっています。そんな不動の存在である大和に惹かれる人も多いようです。
【アイシールド21】本物(大和猛)の豆知識
ここでは、本物のアイシールド21である大和猛の豆知識を紹介します。
本物(大和猛)の由来は「ヤマトタケル」
大和猛の名前の由来となった「ヤマトタケル」は日本記紀などに伝わる日本古代の皇族で、熊襲征討や東国征討などを行ったとされる伝説的な存在となっています。『日本書紀』では「日本武尊(やまとたけるのみこと)」 、『古事記』では「倭建命(やまとたけるのみこと)」などと表記されています。また、ヤマトタケルは様々な逸話があり、日本各所にヤマトタケルを祀る神社などが存在します。
本物(大和猛)は『金田一少年の事件簿』にゲスト出演?
『金田一少年の事件簿』の25~26巻に収録されており、アニメでは第56話で放送されている「魔神遺跡殺人事件」には、大和猛が登場します。同姓同名なキャラクターですが、アイシールド21に登場する大和猛とは全くの別人であり、今作の殺人事件の関係者として登場します。魔神遺跡殺人事件に登場する大和猛は29歳で、軽率な行動が多く、何かと問題を起こすトラブルメーカーな性格となっています。
もしも本物(大和猛)が◯◯だったら
ここではもしも大和猛が○○だったらと仮定し、それぞれ彼氏、父親、オリンピック選手を想像します。
本物(大和猛)「彼氏」
もしも大和猛が彼氏だったら、瀬那がアイシールドを名乗る事に関して起こることもせずに、瀬那を「東のアイシールド21」と呼び、対戦する日が来るのを待ち望んでいたように、包容力の高い彼氏になってくれそうです。
本物(大和猛)「父親」
もしも大和猛が父親だったら、自身の強さを妥協せずにとことんまで突き詰めたように、子どもの教育も妥協することなく常に高みを求めてきそうです。
本物(大和猛)「オリンピック選手」
もしも大和猛がオリンピック選手だったら、圧倒的なボディバランスと高い身体能力でどんな競技でも優勝を狙えそうです。
【アイシールド21】本物は伝説の日本人「大和猛」だった
大和猛はノートルダム大附属中で伝説の日本人となった後、帝黒アレキサンダーズで活躍していた選手でした。そんな伝説の日本人である大和猛だからこそ、日本書紀で語り継がれるヤマトタケルの名を有しているのも納得できます。
この記事のライター
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