【ちいかわ】嫌いや怖いという理由を考察！イライラ要素がある？人気のわけも

「ちいかわ」は、作者であるナガノさんがTwitterにイラストを掲載したことで人気になった漫画作品です。正式には「ちいかわ〜なんか小さくてかわいいやつ〜」という作品名ですが、「ちいかわ」と略されることが多く、近頃ではアニメ化されたり、関連グッズが販売されたりと、大人気となっています。

「ちいかわ」の作者はナガノさんです。2017年ごろから、Twitterで「こういう風に暮らしたい」という思いと共に可愛いキャラクターのイラストと、その生活の様子を掲載していました。2020年には専用アカウントも開設され、現在でも連載されています。

「ちいかわ」はTwitterで連載されている漫画作品です。正式名称は「ちいかわ〜なんか小さくてかわいいやつ〜」で、世代を問わず人気となっています。様々な企業とのコラボが展開されていて、商品によっては発売初日に売り切れてしまうことからも、人気の高さがうかがえます。また、2022年4月からアニメ化されています。

「ちいかわ」は、自然豊かな世界ですが、その周りには大きな食べ物が植物のように自生しています。一見メルヘンな世界観ですが、この世界では「草むしり」「討伐」といった仕事をして報酬を得ないと生活ができず、仕事や商店の営業を牛耳る種族がいるなど、とても現実的な生活を営んでいます。主人公のちいかわが仲間と過ごす日常を切り取った物語になっています。

キャラクターの可愛さから話題になることが多い「ちいかわ」ですが、「嫌い」「苦手」といったネガティブな意見も多く見られています。ちいかわが好きな人たちからすると、信じられないような意見でもありますが、一体なぜ「嫌い」という意見が出てしまうのか考察します。

「ちいかわ」が嫌いと言われてしまう理由①は「キュートアグレッション」です。これは「可愛いすぎるものを見ると、殴りたくなってしまう」という衝動のことで、実際にSNSでも「殴りたくなる」「噛みつきたくなる」という意見が多く見受けられました。「ちいかわが可愛い」という思いから来ているものではありますが、嫌いと言われてしまう理由の1つと考えられます。

「ちいかわ」が嫌いと言われてしまう理由②は「顔がむかつく」です。とてもストレートな意見ですが、実際にSNSには「ずっと笑っている顔がむかつく」「いつもニコニコしてて怖い」という意見が多く見られました。イラスト作品が元になっているため、仕方ない部分もありますが、何が起きても笑顔なちいかわに、狂気のようなものを感じているのだと推測できます。

「ちいかわ」が嫌いと言われてしまう理由③は「自分を見ているようでイライラする」です。ちいかわ物語は日常生活がメインの内容になっていますが、ドジをした結果報酬が受け取れなくなってしまったり、友達と頑張っていた試験に自分だけ落ちてしまったりと、まるで自分を見ているような感覚になってしまうことが多く苦手という声が多く見られました。

「ちいかわ」が嫌いと言われてしまう理由④は「かわいいキャラが酷い目に遭うのが怖い」です。かわいいちいかわが、突然理不尽な行為に巻き込まれたり、他のキャラに襲われたりすることが多いストーリーのため、この流れやストーリーが怖いと感じたり、苦手だと思う人が多く見られました。

「ちいかわ」が嫌いと言われてしまう理由⑤は「コラボのしすぎ」です。これに関しては人気作品の宿命となっていますが、様々な商品や企業とのコラボが行われることで、街中の至る所で目にするようになります。このため、押し付けやお金目当てなのでは？と感じる人が多くなった結果、嫌いや苦手という意見になっていると考察できます。

「ちいかわ」は可愛いキャラクター達と、妙にリアルな世界観のギャップが人気の理由の1つですが、エピソードによってはファンからも「怖い」「苦手」といったマイナスな評価を受けているものもあります。今回は、様々なエピソードの中から特に「怖い」「苦手」という声が多かった5つのエピソードを紹介します。

「ちいかわ」の怖いエピソード①は「キメラ」です。これは楽しく遊んでいたちいかわの前に泣きながら笑う気味の悪いマスコットが現れたことから始まります。このマスコットは、虫のような羽と蛇のような尻尾を、背中やお尻から生やしている不気味な見た目をしていて、最後にちいかわに襲いかかります。しかし、咄嗟に反撃したちいかわによってどこかへ飛んでいってしまうのでした。

「ちいかわ」の怖いエピソード②は「ラッキーリボン」です。ある日ちいかわの寝床を虫（強）が襲います。見栄を張ったちいかわは、1人で戦おうとしますが、逆に虫に捕まってしまいます。ちいかわを助けるためにハチワレとウサギが駆けつけ、ハチワレが近くにあった小鳥の巣にあったリボンを、虫（強）の歯の隙間に入れ、歯を折ることに成功し、無事撃退することができたのです。最後はハッピーエンドでしたが、それまで多くのファンが不安を抱いたまま過ごしていました。

「ちいかわ」の怖いエピソード③は「誰かッッ」です。このお話しはハチワレが討伐の仕事中に深い穴に落ちてしまったところからスタートします。深い穴の中から助けを呼びますが、一向に気付いてくれる人は現れません。その後、ハチワレは自力で穴から出ようとしますが、明るい未来が思い描けず、絶望感だけが残る話となっていました。

「ちいかわ」の怖いエピソード④は「木彫り像」です。この話にはウサギがリサイクルショップで購入した「木彫りの像」が登場します。実はウサギは以前、願いを叶える杖を買い、ちいかわたちを怖がらせたことがありました。そのためちいかわは警戒しますが、ハチワレが平気かもしれないと言い出し、ちいかわに持たせました。すると、突然像から細い触手のようなものが伸び、ちいかわのおでこに刺さってしまうのです。この触手がおでこに刺さるシーンは突然起こるため、ファンからも驚きの声が上がっていました。

「ちいかわ」の怖いエピソード⑤は「三ツ星レストラン」です。これはちいかわとハチワレが入ったレストランで起きた出来事を描いています。ある日報酬をもらった2人は怪しいけれど安くて有名な「三ツ星レストラン」へ入ります。そこは流れ星を壁に貼り付けたレストランで、ちいかわとハチワレもトルティーヤ巻きの材料にされそうになるのです。討伐以外でも危険があることが分かるストーリーとなっていました。

ここまで「ちいかわ」が怖い・苦手と言われる理由や、怖さが分かるエピソードを紹介してきました。ここからは逆に「ちいかわ」がどうして人気になったのか、3つの理由を基に考察していきます。

「ちいかわ」が人気の理由①は「キャラがかわいい」です。ちいかわに登場するキャラクターはほとんどがふんわりとしたタッチで描かれています。また、体型も丸みがあり、行動や言動も優しく、かわいいものとなっています。この「可愛さ」が人気の理由の1つとなっていました。

「ちいかわ」が人気の理由②は「過酷な世界観」です。人気の理由①で紹介した通り、ちいかわに登場するキャラクターは可愛いものが多いです。しかし、キャラが住む世界は、危険な仕事をして報酬を得たり、理不尽な目に遭うことが多かったりと、現実世界と同じような過酷なものとなっています。このキャラの見た目と過酷な世界観のギャプが人気を後押ししていると考察できます。

「ちいかわ」が人気の理由③は「驚きのストーリー展開」です。ちいかわの物語は驚くような結末を迎えることが多いのが特徴です。一見ほのぼのとしたストーリーでも、最後の最後で残酷なオチがついていたり、怖いストーリーでも最後は幸せを感じられるような終わり方だったりと、一筋縄ではいかないストーリー展開が人気となっていました。

「ちいかわ」が嫌い・苦手という人たちの中で、特に嫌われてしまっているキャラクターが2人います。それは「うさぎ」と「モモンガ」です。この2人はどうして嫌いと言われてしまうのか、それぞれの理由を考察していきます。

まず紹介するのは「うさぎ」が嫌いといわれる理由です。うさぎが嫌いというファンの声をSNSで探してみると、大きく分けて3つの理由があったため、それぞれ詳しく紹介していきます。

「うさぎ」が嫌いといわれる理由①は「容姿」です。SNSで容姿や見た目が嫌いと言っているファンの声で特に多かったのが、「口は笑っているのに目が笑っていないため、サイコパスに見える」というものでした。キャラクターとしては可愛いはずなのに、目が笑っていないせいで怖く見えてしまっていると推測できます。

「うさぎ」が嫌いといわれる理由②は「ちいかわに意地悪」です。うさぎはいじめっ子のような性格を持っているため、ちいかわに対してよく意地悪な態度を取ります。そのため、ちいかわが涙目になったり、嫌がっていたりするのですが、うさぎ自身は意地悪をしている自覚がないため、やめようとしないのです。そのため、ちいかわが好きというファンから特に嫌われてしまっていると考察できます。

「うさぎ」が嫌いといわれる理由③は「常にハイテンション」です。うさぎの行動は、他のキャラクターに比べて、度を越したものであることが多いです。常にテンションが高く、行動パターンも読めないため、「何をするかわからない」という怖さを抱くファンが多く、嫌いといわれていると推測されます。

続いて紹介するのは「モモンガ」が嫌いといわれる理由です。これにはうさぎと同じように「ちいかわに意地悪をする」という理由も見受けられましたが、「暴力的な行動が怖い」というものもありました。また、モモンガには「入れ替わり説」というものがあり、それも怖さに拍車をかけ、嫌いといわれていると推測されます。

こちらはちいかわが怖いと感じているファンの声です。ちいかわのストーリーには現実的な怖さももちろん含まれていますが、それに非現実的な怖さを上手く重ねることで唯一無二の怖さを演出しているという声が多く見られました。

こちらは「ちいかわ」の物語の中では討伐報酬がきちんと支払われたり、能力によっての評価制度が整っていたりすることに安心するという声です。物語では理不尽な目に遭うことも多いですが、仕事の評価をしっかりと受けているちいかわ達をみると応援したくなるという声も見られました。

こちらは「ちいかわ」が好きすぎるが故に、作品の中で酷い目に遭ってしまうのが嫌で作品自体を嫌いになってしまうという声です。中には作者のナガノさんが一番ちいかわが嫌いなのでは？と疑心暗鬼に陥ってしまっているファンもいました。

今回は「ちいかわ」が嫌いといわれてしまう理由について紹介してきました。その世界観やキャラクターの見た目だけでなく、コラボの多さなどメディアミックスの方法に嫌悪感を持ってしまう人も存在することが分かりましたが、同じくらい人気も高いものとなっていました。現在も連載が続いているため、今後の展開にも注目してお楽しみください。