【ちいかわ】キメラ化する原因を追究！条件やちいかわもキメラ化するのか調査

キメラとは、もともとギリシャ神話の中に出てくる怪獣のことでした。いくつもの動物の遺伝子が混ざりあった状態の生き物で、嵌合体（かんごうたい）とよばれることもあります。小説や漫画などに多く登場する生物で、『ちいかわ』の作中にもたびたび登場します。ちいかわに登場するキメラは何種類かいますが、どれも「討伐対象」となっています。

『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』は、Twitterで連載されている漫画です。イラストレーターのナガノさんによる作品で、2020年から連載が始まりました。2021年には単行本化され、2022年10月現在の累計発行部数は100万部を突破しています。ちいかわはテレビアニメにもなり、2022年4月4日からフジテレビ系列のめざましテレビ内で放送されました。

ちいかわは、友達のハチワレやうさぎと毎日楽しく暮らしています。草むしりや討伐でお金を稼ぎ、その報酬で生計を立てていました。いきなり襲ってくる危険な生物もいますが、ちいかわたちは負けずに立ち向かいます。個性豊かな仲間たちとともに、思い思いの毎日を過ごすのでした。

キメラ化の原因や条件として考えられる説のひとつ目は、魔女による魂の入れ替えです。ちいかわに登場した魔女は、ちいかわたちを人形に変えてしまいました。そして、魂の入っていないちいかわたちの体をさらっていこうとします。そのとき魔女は、「なりたいやつがいるんじゃ、こういう風に」と呟いていました。このセリフからは、ちいかわたちのように可愛くなりたがっている存在がいると推察できます。

その存在がキメラであったとすると、魔女によって魂を入れ替えられることでキメラ化してしまうことになります。ちいかわたちはペットボトルの蓋で魔女を転ばせることによって元に戻り、なんとか逃げることができました。そのため、魔女がちいかわたちの体をどうしようとしていたかは、謎のままです。しかし、魔女のセリフからも、魂の入れ替えが行われている可能性は高いといえるでしょう。

ちいかわたちはある日、小さいカブトムシと友達になります。カブトムシのおもてなし力を見た鎧さんは、カブトムシは擬態型ではなく友好型だと判断しました。しかし、カブトムシは急に成長し、ちいかわたちに襲いかかってきます。はっきりしたことはいえませんが、カブトムシは成長によって擬態型に変化したのではないかと考察することができます。ちいかわたちもいずれ成長することで、キメラ化してしまうという可能性もあるでしょう。

キメラ化する原因や条件のひとつに、リサイクルショップの杖の影響が上げられます。リサイクルショップの杖は、うさぎが買ってきた呪いの杖です。この杖を使ったうさぎとハチワレは、それぞれ自分が欲しかったものを手に入れることができました。しかし、その代償として、キメラになってしまったのです。ちいかわが杖を折ることで2人は元に戻りましたが、この杖がキメラ化の原因のひとつであることは間違いなさそうです。

ちいかわの作中で、突然変異によりキメラ化したと推測できるキャラは2人います。1人目は、「こんなになっちゃった」のセリフで有名なピンクのキメラです。ピンクのキメラは泣き笑いの表情で、「こんなになっちゃった」と言いながらちいわかの前に現れます。そして、「こんなになっちゃったからにはもう」と諦めのような言葉を口にして、ちいかわに襲いかかるのでした。このピンクキメラは、おそらく自分でも知らないうちに突然変異でキメラ化してしまったのでしょう。

突然変異でキメラ化したキャラの2人目は、喫茶店の店員です。シーサーが喫茶店でお茶を飲んでいると、突如としてキメラが現れました。このキメラをよく見ると、今までジュースを運んでいた店員と同じピンクのエプロンをしています。この描写からも、喫茶店の店員が突然変異によってキメラ化したと考察できます。なぜ突然変異するかは定かではありませんが、ちいかわたちが突然変異することもあり得ます。

ちいかわの世界には、「鎧さん」と呼ばれる存在がいます。鎧さんはちいかわたちに「討伐」や「草むしり」などの仕事を斡旋をしたり、ラーメン屋を営んだりしています。ちいかわたちと関わることが多いため、必要以上に仲良くなってしまう鎧さんもいました。しかし、ちいかわたちと仲良くしていた鎧さんは、上司と見られる鎧さんから「仲良くしすぎだ」と注意されてしまいます。

では、鎧さんはなぜちいかわたちと仲良くしてはいけないのでしょうか？それは、ちいかわたちもいずれ討伐対象になるからだと考えるのが自然です。鎧さんたちはちいかわたちがいつかキメラ化することを知っていて、情が移らないように気をつけていると考察できます。つまり、現在敵として登場しているキメラも、元はちいかわたちの仲間だった可能性が高いといえます。

「こんなになっちゃった」と泣くピンクのキメラは、そのセリフから元は違う姿だったことがわかります。おそらく、以前はちいかわたちと同じ無害な存在だったのでしょう。このピンクのキメラのエピソードにより、キメラは元々ちいかわたちの仲間だった可能性が高くなりました。「こんなになっちゃった」のセリフからは、なりたくてキメラになったわけでないことがわかります。

ちいかわには、「あの子」と呼ばれている大型キメラが存在します。ある日、ハチワレは「おっきい討伐」にちいかわとうさぎを誘い、3人で森へ討伐に向かいます。そこで出会ったのが、大きな猫のようなキメラでした。大型キメラは尻尾でハチワレを振り払いますが、それ以上は攻撃してこようとしませんでした。そして、通りかかったカエルを指差し、何やら言いたげな目でちいかわを見ます。ちいかわはキメラが何を言いたいのかわからず、不思議そうな顔をしていました。

結局このエピソードではカエルの意味は明らかになりませんでしたが、以前のエピソードと繋がりがある可能性が高いです。大型キメラの討伐に行くより前、ちいかわはシール貼りの仕事をしていたことがあります。そのとき、隣で作業していた同僚が、カエルの貯金箱にお金を入れてお菓子を買っていました。ちいかわは自分もお菓子を買ってみたいと思い、ドキドキしながらカエルの貯金箱にお金を入れます。ちいかわが無事にお菓子を買って食べていると、同僚が自分のお菓子を差し出してきました。

2人はお菓子を交換しあい、これをきっかけに友達となりました。その後、同僚はちいかわとおそろいのピンクパジャマを着て仕事に現れ、ちいかわとさらに仲良くなります。このとき仲良くなった友達が、「あの子」と呼ばれている大型キメラであると考察されています。大型キメラはカエルを指差すことで、ちいかわにカエルの貯金箱を思い出してほしかったのでしょう。

キメラになってもちいかわのことは友達だと思っていたため、攻撃をしてこなかったと推察できます。また、作中で大型キメラが昔の自分を回想するシーンがあり、ここで大型キメラも昔はちいかわ族であったことがわかります。その回想シーンには、ちいかわと思われる友達とお菓子を食べる姿や、ちいかわとおそろいのパジャマを着ている姿が描かれていました。この回想シーンにより、大型キメラはちいかわの元友達であった可能性が非常に高まりました。

ちいかわのアニメでは、第16話の「キメラ/イヤ」に「こんなになっちゃった」のセリフを言うキメラが登場します。ほんのわずかしかセリフがないキャラですが、声がとても可愛いと評判でした。このピンクのキメラの声を演じたのは、声優の國府田マリ子さんです。國府田マリ子さんとはどのような声優か、詳しいプロフィールや主な出演作を見ていきましょう。

キメラ役の國府田マリ子さんは、1969年9月5日生まれの声優です。出身地は埼玉県南埼玉郡宮代町で、青二プロダクションに所属しています。大学受験に失敗して将来を考え直した際、役者になろうと決意して青二塾へ入りました。書道は2段の腕前で、モータースポーツの国内B級ライセンスを所持しています。

國府田マリ子さんは、『きんぎょ注意報』の朱子役で初めてレギュラーを獲得しました。その後、『GS美神』のおキヌ、『ママレード・ボーイ』の小石川光希などを演じて知名度を上げます。それ以降は、『まもって守護月天！』の守護月天シャオリン、『ONE PIECE』のカヤ、『かぎなど』の水瀬名雪など、多くの人気キャラを演じています。

ちいかわのキメラ回は、原作の中でも人気が高いエピソードです。ちいかわの中ではキメラ回が一番好きだという感想や、キメラ回を見てちいかわが好きになったという感想が寄せられていました。アニメが始まってからは、早くキメラ回を放送してほしいというコメントも上がっていました。

大型キメラの「あの子」は、ちいかわの中でも人気が高いキャラです。あの子はちいかわの元友達だと推察されており、ちいかわとの再会があるかどうかが話題となっています。ちいかわとの再会に不穏な予感を抱く人もいれば、再会して良好な関係を築いてほしいと願う人もいました。

ちいかわの漫画には、カニ耳の新たなキャラが登場しました。それまでは顔がないただのモブだったにも関わらず、カニ耳をつけたことで顔が現れました。この描写には、「新たなレギュラーキャラの誕生だ」という声と、「キメラ化だ」という声の両方が上がっています。このカニ耳キャラが今後どうなっていくか、この先の展開に目が離せません。

ちいかわたちがキメラ化する原因や条件などをまとめました。ちいかわの世界では呪いの杖や突然変異でキメラ化することがありますが、直接的な原因は現時点では不明のままです。ただ、キメラ化した場合は元に戻ることがなく、討伐される運命にあるようです。予想外の展開が起きるちいかわでは、この先何が起きてもおかしくありません。キメラ化の原因や条件を探りながら、ちいかわたちの今後を見守りましょう。