【チェンソーマン】マキマの能力や正体を徹底考察!完全に倒す方法はない?
『チェンソーマン』に登場するマキマは、デンジの所属する公安対魔特異4課のリーダーで、その職に相応しい能力の持ち主です。しかし、マキマはただのデビルハンターではありませんでした。本記事では、マキマの正体を明らかにし、能力を徹底考察します。
マキマとは?
『チェンソーマン』の主人公デンジは、公安対魔特異4課に所属しています。その4課のリーダーがマキマです。『チェンソーマン』第1部の「公安編」はデンジとマキマとの関係を軸に描かれており、最後はラスボスとして君臨することになります。マキマの能力と強さは並大抵のものではなく、チェンソーマンをもってしてもなかなか倒すことができませんでした。しかし、最後はデンジの作戦が功を奏し、マキマは死亡することになります。その様子を考察する前に、プロフィールから見ていきます。
マキマのプロフィール
マキマは公安対魔特異4課のリーダーで、内閣官房長官直属のデビルハンターです。身長・体重・年齢・誕生日などの基本データはどれも明らかになっていません。しかし、身長に関しては、部下の男性と並んで立つとやや低いくらいなので、150cm台後半ではないかといわれています。ネーミングに関しては、作者の藤本タツキは『チェンソーは木を切るものであり、「マキマ」から「キ」を抜くと「ママ」になる』と語っています。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は、藤本タツキの漫画作品です。第1部「公安編」は2019年1号から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、現在は「少年ジャンプ+」で第2部「学園編」が進行しています。悪魔が日常にはびこっている世界で、悪魔を退治するデビルハンターの戦いがストーリーの中心になっています。過激な描写が多い本作ですが、2022年10月にはコミックスが累計1800万部に達し、同月からテレビアニメも放送が開始されました。
チェンソーマンのあらすじ
デンジは、「チェンソーの悪魔」ポチタをパートナーに民間のデビルハンターをしていました。しかし、生活レベルは低く、夢は普通の生活をすることでしたが、雇い主であるヤクザにだまされ、ゾンビの悪魔に殺されてしまいました。しかし、ポチタがデンジの心臓になる契約をし、生き返ったデンジはゾンビの悪魔たちを一掃します。そこに、マキマが駆けつけ、デンジはマキマがリーダーを務める公安対魔特異4課のデビルハンターになりました。
マキマの能力や正体を考察
『チェンソーマン』の公安対魔特異4課でリーダーを務めるマキマは、人間離れした破格の強さを持っています。この強さはいったいどこから来るのでしょうか。ここでは、マキマの能力と正体を考察します。
マキマの正体は支配の悪魔
原作75話でマキマの正体は「支配の悪魔」であることが判明しました。アメリカ大統領が誰かに電話をかけ、アメリカ国民の寿命を1年与える代わりに、マキマの正体である支配の悪魔を殺して欲しいという契約をしました。ここで初めて、マキマの正体が明らかになりました。
マキマの能力や強さを考察
マキマの正体は、支配の悪魔です。「自分より程度が低いと思う者を支配する」ことができるのが支配の悪魔ですが、その対象は悪魔や人間だけではありません。また、支配した人間が契約している悪魔も使役できるなど、その能力は破格です。ここでは、マキマの能力と強さを具体的に考察します。
マキマの能力①不死身
マキマの能力①は、不死身であることです。マキマは内閣総理大臣と契約しています。それは、マキマヘの攻撃は、適当な日本国民への病気や事故へと変換されるという契約でした。原作22話で京都へ向かう新幹線の車内でマキマは銃撃に遭い、明らかに死亡しました。しかし、京都駅で公安職員の前にマキマが現れます。マキマは「私は撃たれなかった」と説明しましたが、これは嘘でした。このことからも、マキマを殺しても国民の誰かがその身代わりとなり、マキマが死ぬことはないということが分かります。
マキマの能力②対象を圧死させる
マキマの能力②は、対象の圧死です。原作27話ではマキマの衝撃的な強さが明らかになりました。公安襲撃事件が起こり、公安のデビルハンターのほとんどが銃撃の犠牲になりました。マキマ自身、京都へ向かう新幹線車中で銃撃に遭いましたが、マキマは京都公安の黒瀬・天童に、終身刑以上の囚人30名ほどを標高の高い神社に集めさせます。そして、そこから囚人を生け贄として、襲撃犯を一人ずつ押しつぶして殺害しました。ただし、この能力は京都公安の2名が契約している罰の悪魔の力を借りたのではないかとの指摘も出ています。
マキマの能力③盗聴する
マキマの能力③は、盗聴です。マキマは、カラスやネズミのような下等動物を使って、離れた所にいる人の声や音などを聞くことができます。京都から東京にいる襲撃犯を始末した時も、襲撃犯の近くにいるカラスがマキマの耳代わりになっていました。
マキマの能力④指鉄砲
マキマの能力④は、指鉄砲です。自分の右手を銃の形にして、「ぱん」と言うとそこから衝撃波のようなものが発生して対象を粉砕します。マキマは自宅にデンジを誘い、そこにパワーも呼んでいましたが、デンジが玄関のドアを開けると指鉄砲を発射し、パワーは即死してしまいました。
マキマの能力⑤記憶の改竄
マキマの能力⑤は、記憶の改ざんです。原作74話で、アキは天使の悪魔と海辺にいるマキマの元を訪れます。道中に天使の悪魔からマキマのことを好きだろと言われ、肯定するアキでしたが、なぜマキマを好きになったのか思い出せず、自分でも不思議に思っていました。これは、アキの記憶がマキマに改ざんされたのではないかと考察されています。また、デンジとの最終決戦でマキマは武器人間を引き連れていましたが、彼らも記憶を改ざんされたと考えられています。
マキマの真の目的
原作84話で、マキマの口から真の目的が語られました。銃口を構える岸辺と向かい合ったマキマは、チェンソーマンには食べた悪魔の名前の存在がこの世から消滅してしまう能力があると明かしました。そして、チェンソーマンに勝って自分の支配下に置き、この能力を使ってより良い社会を作ることが目的であると明言します。岸辺から、チェンソーマンに負けて食べられることは考えないのかと尋ねられると、それも望みだとも答えています。
マキマを完全に倒す方法はない?最後を考察
マキマの耐久力はあまり高くなく、人間と同程度と見なされています。しかし、総理大臣との契約で、自分への攻撃は日本国民が身代わりすることになっているため、何回殺しても死亡してしまうことはありません。そのようなマキマを倒すためにはどのような手段があるのでしょうか。ここからは、マキマの最後の場面を見ていきます。
マキマとチェンソーマンの戦いの行方
原作93話で、デンジはマキマと最終決戦に挑みました。墓地で待つデンジの前に、武器人間を引き連れたマキマがやってきます。手始めにゾンビの悪魔の力を借り、墓地の死体を蘇らせますが、デンジは次々になぎ倒します。そして、サムライソード、クァンシ等も倒したもののデンジ自身も倒れてしまいました。そこで、マキマは自分の血でデンジを起き上がらせ、紐を引っ張って目覚めさせます。すかさずデンジはマキマの首を切断しましたが、すぐに身代わりの首が飛んで復活しました。
2人の死闘は続きますが、ついにマキマがデンジから心臓を取り出しました。マキマは、「邪魔をするなら死んで」と言って、心臓を引き剥がします。戦いに勝利したマキマは、「これで貴方は私のモノ」「幸せな生活をしましょう」と言いながら、慣れないタバコを吸って余韻に浸っていました。しかし、死体の山から1人の人間が立ち上がりチェンソーを持ってマキマに襲いかかります。その人間こそデンジでした。デンジはマキマに致命傷を負わせます。チェンソーはパワーの血でできており、傷口から入ったパワーの血もマキマの体内で暴れていました。
デンジがマキマとの戦いで勝利できた理由
マキマは不死身のはずですが、原作97話でマキマの死亡した理由が明かされました。マキマが結んだ契約は、マキマへの「攻撃」が日本国民へと変換されるというものでした。デンジは、「攻撃」ではなく「愛」だと言います。さらに、マキマに気付かれずに攻撃できた理由を岸辺から尋ねられると、これまでの会話などから気付いた点を説明しました。それは、マキマは対象を顔ではなくて匂いで覚えているということと、デンジのことは全く興味がなく、チェンソーマンしか見ていないということでした。そのため、マキマは迫ってくるデンジに気が付かなかったのです。
マキマはデンジに「マキマ定食」として食べられる
マキマを倒したデンジでしたが、まだ終わりではありません。マキマが復活することのないように、マキマを食べればいいというアイデアが思い浮かびました。デンジは最後までマキマのことが好きでした。そこで、マキマと一つになるため、愛情を込めてマキマを調理することにしたのです。そのため、総理大臣との契約が発動することはありませんでした。
マキマは死亡しナユタとして転生する
マキマを食べ終わってから、デンジは犬を連れて、公園へ岸辺に会いに行きます。岸辺に報告していると、一人の少女がデンジの連れている犬とじゃれていました。デンジは、追い払おうとしましたが、いきなり指を噛みつかれました。その噛む力がマキマそのものだったので驚くデンジに対し、岸部はマキマではないが支配の悪魔であると明かします。そして、中国で発見されたのを盗んできたが、自分は忙しくなるので、デンジが面倒を見るようにと伝えて姿を消してしまいました。
マキマの怖い名言やシーン
ここまでマキマの正体や能力を見てきました。マキマの正体は支配の悪魔であり、その能力は計り知れないものがあります。また、公安対魔特異4課のリーダーという立場からも数々の名言があります。その中でも、ここではマキマの怖い名言をシーンとともに紹介します。
マキマの怖い名言①「死体が喋って…」
死体が喋っている
出典: yuyauver98.me
原作70話で、クァンシと岸辺・吉田は対峙することになりました。しかし、なぜか岸辺と吉田は目隠しをします。そして、背後からマキマが現れました。マキマの姿を見た途端、クァンシは両手を挙げて「降参する」とマキマに伝えます。しかし、舌の根の乾かぬうちにマキマはクァンシと配下の魔人の首を切り落としてしまいました。怖い名言①はこの時の言葉です。しかし、これには元ネタがあって、クァンシらがデパートでデビルハンターたちの顔を斬った時に魔人が中国語で発した言葉でした。それをマキマは盗聴していたのです。
マキマの怖い名言②「忘れたの?キミは私に…」
忘れたの?キミは私に飼われてるんだよ 返事は「はい」か「ワン」だけ いいえなんて言う犬はいらない
出典: alu.jp
原作2話で、マキマ一行はデンジを車に乗せて東京に向かいます。その車中でマキマがデンジに言ったのが、マキマの怖い名言②でした。デンジはマキマに初めて声をかけられた時に、優しい人だと思って少し好きになりましたが、犬扱いに少し悔しい気持ちになりました。
マキマの怖い名言③「使えない…」
使えないうちの犬は、安楽死させられるんだって
出典: animemanga33.com
原作2話で、デンジを乗せたマキマ一行は、デンジがおなかをすかせたのでパーキングエリアに寄りました。そこへ血だらけの男が「娘が悪魔にさらわれた」と助けを求めてきました。マキマは注文したうどんが伸びてしまうからという理由で、デンジに助けに行くように言います。しかし、デンジも乗り気ではありませんでした。そこで、マキマがデンジに言ったのがこの怖い名言③でした。この言葉を聞いてデンジは女の子の救出に向かいました。
マキマの能力や正体に対する世間での評判や人気
公安対魔特異4課のリーダーであるマキマの正体は支配の悪魔でした。その能力と強さは圧倒的です。そのようなマキマは漫画の読者やアニメの視聴者からどのように見られているのでしょうか。SNSの投稿から探ります。
マキマの能力の中でも一番ビジュアル的にインパクトがあるのが圧死です。そのシーンがアニメ化されましたが、放送前には「楽しみだ」という投稿や、放送後には予想以上に良かったことを伝える投稿も多数見られました。
マキマの能力では、盗聴に関しても数多くの投稿が見られます。盗聴であるだけにネタにもしやすいのですが、パワーが可愛がっている猫のニャーコもマキマの盗聴に利用されているのではないかと心配している投稿もあります。マキマは下等動物を使って盗聴すると言われていますが、猫は下等動物なのかといった議論や、そもそもマキマからしたら人間も下等動物ではないかという考察までさまざまな意見が飛び交っています。
マキマの能力で、もともと恋仲だった姫野先輩と早川アキの記憶が改ざんされたという説が最近SNS上で浮上しています。記憶の改ざんなので、初めから付き合ってなかったことになっています。その代わりに、アキはマキマを命の恩人と言っていましたが、そこが詳しく語られたことはありません。この点も記憶の改ざんが関連しているのではという考察も見られます。
マキマの能力や正体は恐ろしいものだった
『チェンソーマン』第1部のラスボスであるマキマは公安対魔特異4課のリーダーでしたが、支配の悪魔という他を寄せ付けない能力と強さを持った悪魔でした。総理大臣との契約から死亡しても、適当な日本国民が身代わりになるだけなので、事実上不死身と思われていましたが、デンジの作戦が功を奏してマキマを倒すことに成功しました。しかし、マキマは死亡しても、支配の悪魔がこの世から消え去ったわけではなく、ナユタとして復活しています。今後、ナユタがどの様にストーリーに絡んでくるのか注目です。
この記事のライター
makkun402
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