【ブルーピリオド】世田介は天才でかわいい?母親との関係性も考察
作者・山口つばさが手掛けるブルーピリオドは美術に目覚めた八虎を中心に物語が描かれており、ヒロインとして登場した世田介がかわいいと評判です。本記事ではブルーピリオドに描かれている天才ヒロイン世田介のかわいい魅力や名言、母親との関係などについて解説していきます。
目次
【ブルーピリオド】世田介とは?
作者・山口つばさ先生が手掛けるブルーピリオドは美術の面白さに目覚めた主人公・八虎がクセの強い登場キャラと共に美術部での日常を送る物語が描かれており、世田介はファンの間でヒロインと評されるほどの人気を集めています。ここでは世田介のプロフィールをまとめ、ブルーピリオドの作品概要と作者、あらすじについておさらいしていきます。
世田介のプロフィール
- 本名:高橋世田介(たかはしよたすけ)
- 誕生日:9月19日
- 身長:163cm
- 家族:一人っ子
- 描くときに着るヤツ:エプロン
本名・高橋世田介は美大専門予備校・東京美術学院に通っていた天才少年です。童顔で子どものような見た目が特徴的で、八虎と同い年で独学で東京藝術大学に合格するほどの才能を持っていますが、コミュニケーションが非常に苦手で友達がいない孤高な人生を送っています。八虎の前向きな性格を疎んでいますが彼の努力は認めておりライバル関係として描かれています。
ブルーピリオドの概要
ブルーピリオドは作者の山口つばさによって月間アフタヌーンに連載されている漫画作品です。美術の楽しさと苦悩をテーマにした青春群像劇が描かれており、個性的な美術大生キャラや美術の道を進む難しさをリアルに描いた作風が人気を集めています。2022年10月時点で累計発行部数550万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開されています。
ブルーピリオドの作者
ブルーピリオドの作者は山口つばさ先生です。作者は東京芸術大学出身の女性漫画家であり、大学時代の経験を本作のストーリーやキャラ設定に反映させています。新海誠監督の制作アニメ『彼女と彼女の猫』の漫画版作者としても知られており、その他にも読切漫画を幾つか刊行しています。
ブルーピリオドのあらすじ
徹夜で酒を飲みタバコも嗜む不良児の矢口八虎は、与えられたノルマをこなすように人付き合いや勉強に励み平凡な生活を送っていました。おかげで成績トップの優等生を維持していましたが、一方で何をやっても達成感を感じられず日常を空虚に感じていました。そんなある日、美術室に飾られていた一枚の絵に魅了されると、美術部に入部し美術大学に入ることを決意するのでした。
【ブルーピリオド】世田介は天才でかわいい?魅力を紹介
ブルーピリオドには正当なヒロインが描かれていませんが、その中で大勢の読者は世田介がヒロインと語っています。世田介は少年と言われている通り性別が男なのですが、それでも彼がヒロインと言われる理由はかわいい魅力が溢れているからです。ここではブルーピリオドにおける世田介の天才でかわいい魅力についてまとめていきます。
世田介のかわいい魅力
世田介は孤高の天才と称されるキャラをしており、実際に独学で美大に合格したり国語の模試で全国7位を取るなど非常に優秀な頭脳を持っています。それなのに彼は読者の間でかわいいと言われている理由は、後述する意外な弱点が愛らしく感じられるからでしょう。
かわいい魅力①天才だけどコミュニケーションが下手
世田介は成績優秀な優等生ですが、その一方でコミュニケーションが致命的に苦手であり友達を作ることができません。彼が孤高の天才と呼ばれている理由は誰も彼に近づけないからではなく、そもそも世田介が誰とも話すことができないからです。
かわいい魅力②変わっているところが多い
天才肌な世田介ですが変わり者として知られています。例えば、ご飯を食べる時は2本両方の箸を逆手で握るように持って食べており、鉛筆の握り方もかなり独特です。確かな能力を持っているのにところどころ非常識な部分があることが愛嬌に繋がっています。
かわいい魅力③八虎に絵を評価されて涙する
普段は自信を持って絵を描いている世田介ですが、母親との関係や教授に言われたことで悩んでしまう時期が訪れ精神的に辛くなった世田介はうさぎの絵を描いてそれをイマジナリーフレンドにしていました。そこで八虎が世田介の絵を見て「このうさぎ、めっちゃ世田介くんのこと好きじゃん」と言うと世田介は涙を流して感動しました。この場面は普段の世田介から想像がつかないギャップを感じられるブルーピリオド屈指の名シーンです。
世田介はヒロインだと言われる理由
世田介がヒロイン扱いされる理由は中性的でかわいい容姿をしており、八虎に執着している様子が描かれているからです。2人の関係は魅力的で、絵の才能に憧れライバル視している八虎と、絵以外のこともそつなくこなせることに憧れている世田介と、互いに尊敬し合っているという不思議な構図で成り立っています。
【ブルーピリオド】世田介と母親の関係性
世田介は高橋家の一人息子で母親に育てられてきましたが、その母親とは少し歪な関係になっています。世田介の性格とも関連している部分もあるため、母親との関係性を知ることで世田介の人物像をより詳しく知ることができることでしょう。ここではブルーピリオドにおける世田介と母親の関係性についてまとめていきます。
世田介の母親は「世田介には絵しかない」と言う
世田介の母親は世田介の絵の才能を認めていますが、本人を前に「世田介には絵の才能以外何もないから」と口にしたことがあります。このセリフの裏には『世田介に絵しかないから私が面倒を見なくちゃ』という意味も込められており、世田介のことを過保護に世話している様子が窺えます。
世田介の母親は世田介が「セカイで1番の宝物」と言う
世田介がキレてしまった時、母親はすぐに謝罪をし「セカイで1番の宝物」と伝えました。このセリフから母親は世田介に依存している様子が窺えられ、家庭内の付き合いも教育というよりかは自分の意見を押し付けて支配しているように見えてきます。
世田介の母親は箸の持ち方を教えなかった?
子どもが1人で食事ができるようになる頃に親が箸の持ち方を教えることが基本ですが、世田介の箸の持ち方は正しくないどころか杜撰過ぎるものです。母親が持ち方を教えていないことは明白で、必要最低限生活できる程度の世話しかしていなかったのかもしれません。
世田介も母親から親離れできていない?
世田介が普段身に着けている服は全て母親が買っているものです。その事実に八虎が驚くシーンも描かれていましたが、大学生にもなって服すら自分で買わないところは親離れできていない証拠と言えるでしょう。その裏には母親の過保護や世田介の自己主張が苦手な部分が繋がっていると推察されます。
世田介と母親の今後はどうなる?
世田介と母親の関係は複雑で表立って問題点があるわけではないところが話を難しくしています。急激に関係性が変わる可能性は非常に低いでしょう。しかし、ブルーピリオド第42話にて世田介が玄関に飾られていた自分の絵を全部剝がした時、母親は「今年で20歳だもんね」と言ってそれを止めようとしませんでした。世田介が自己主張をするようになり、それを母親が受け止めてくれれば良好な関係になるかもしれません。
【ブルーピリオド】世田介の名言
世田介は正真正銘の天才ですが、本人はそれを誇っておらず他の部分で他人に劣っていることを気にしています。そんな彼だからこそ苦悩することがあり、答えを見出せず葛藤している様子が窺えるセリフは多くの読者の心を揺さぶっています。ここではブルーピリオドにおける世田介の名言についてまとめていきます。
世田介の名言①「なんでも持ってる人が…」
なんでも持ってる人が美術にくんなよ 美術じゃなくてもよかったクセに……!
出典: manga-tantei.com
八虎が初めて世田介と出会った時、天才的な才能を持つ彼に憧れを抱き彼をライバル視するようになりました。その一方で世田介は何でもそつなくこなせる八虎のことを尊敬しており、次第に劣等感を抱くようになりました。そうして八虎に対して上記のように直接本音をぶつけると、八虎はショックを受けて泣き出してしまいました。しかし、この悔しさが八虎の美術への熱意を加速させました。
世田介の名言②「むかつく…」
むかつく ちょっと見ない間に上手くなりやがって
出典: manga-tantei.com
悔し泣きをした八虎は絵の勉強をより熱心に取り組むようになりました。そうして大学受験2次試験の昼休み中に世田介と出くわした時に絵を見せました。それに対して世田介は上記のように感想を呟きました。このセリフに八虎は感激を受け自信をつけるのでした。
世田介の名言③「何者かになる権利は…」
何者かになる権利はあっても 義務はない……と思います……
出典: manga-tantei.com
藝術大学の進級試験にて世田介は猫屋敷教授から「そのままじゃ君は何者にもなれないよ」と言われてしまいます。それまで教授から言われていたことを気にしていた世田介でしたが、八虎からうさぎの絵を評価されたことに自信を抱いていると上記のセリフをしっかり口にしました。絵の才能しかないことに悩んでいた世田介が人として成長したのが窺える名言です。
【ブルーピリオド】世田介の声優
ブルーピリオドは着実に連載され人気を集めていくと2021年10月にアニメ版ブルーピリオドが公開されました。アニメ版ブルーピリオドでは八虎たちが描いた絵がカラーとなって再現されたことの他に、美術に打ち込むキャラクターたちの活躍が声優の演技によって彩られました。ここではアニメ版ブルーピリオドにて世田介を演じた声優についてまとめていきます。
世田介の声優は「山下大輝」
アニメ版ブルーピリオドにて高橋世田介を演じた声優は山下大輝(やましただいき)さんです。トーンの高い少年ボイスの持ち主で、ジャンプ漫画の主人公や爽やかな味方キャラなどに定評があります。2021年からは音楽活動を開始しより多くのファンから認知されています。
山下大輝のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:静岡県浜松市
- 生年月日:1989年9月7日
- 血液型:A型
- 事務所:アーツビジョン
- デビュー時期:2012年
山下大輝の主な出演作品
- 小野田坂道(弱虫ペダル)
- 緑谷出久(僕のヒーローアカデミア)
- ハシバ(乱歩奇譚)
- 勝又揚太郎(とんかつDJアゲ太郎)
- フロック(映画ドラえもん のび太の宝島)
【ブルーピリオド】世田介に対する世間での評判や人気
これまで世田介のかわいい魅力や名言などについてまとめてきましたが、彼の存在は読者の間でどのように評価されているのでしょうか。ここではブルーピリオドファンが思う世田介の印象について、実際に寄せられているコメントを参照しながら明らかにしていきます。
世田介の評判を調べてみると、男性であるのに彼をかわいいと評する人がとても多くいました。中性的な見た目や箸の持ち方などが特に人気のようで、本作の正ヒロインと語っている意見なども見受けられました。
世田介の母親に対しては毒親という意見が多く寄せられていました。母親に支配されるような教育をされてきた世田介が可哀想というコメントなども一緒に寄せられており、今後この関係が良き方向に進んでほしいという切実な願いもありました。
世田介と八虎の関係性はブルーピリオドのどのコンビよりも人気がありました。美術という同じ題材に対して登場キャラそれぞれが別々の思想を持っており、そんな彼らが関わることで生まれる関係性こそがブルーピリオドの魅力と言えるでしょう。
【ブルーピリオド】世田介は天才でかわいいキャラだった
ブルーピリオドに登場する世田介は天才的な才能を持っていながら弱点を多く抱えたかわいいキャラクターでした。天才がゆえに抱く葛藤や八虎との関係などは多くの読者から魅力的に思われたことでしょう。今後も世田介の活躍や母親との関係に注目していきましょう。
この記事のライター
zeile
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