【ベルセルク】スランとガッツはどのような関係性?登場シーンも合わせて紹介
『ベルセルク』に登場するゴッドハンドの紅一点スランと主人公ガッツの関係性を解説します。またスランの過去や強さ、登場シーン、髑髏の騎士との関係についても考察し、アニメでスランとガッツを演じている声優、世間での評判や人気についても紹介しています。
目次
【ベルセルク】スランがかわいい
『ベルセルク』のスランは、ガッツにとって敵です。しかしスランは初めて見た時からガッツのことが気に入っていました。強くて恐ろしいスランですが、ファンの間では「かわいい」という声もあります。またスランにとってガッツもかわいい存在かもしれません。まずはスランがどういうキャラなのか、『ベルセルク』の概要とあらすじも紹介します。
スランのプロフィール
『ベルセルク』のスランとは、ゴッドハンドの一人です。ゴッドハンドとは、ベヘリット(卵型の物体)により転生した元人間です。ゴッドハンドの中では紅一点の美女です。ギリシャ神話に登場するメドゥーサのような髪の毛をしており、背中にはコウモリのような羽が生えていますが、人間に近い容姿をしています。
ベルセルクの概要
『ベルセルク』は三浦建太郎によるダーク・ファンタジー作品で、「ヤングアニマル」にて連載中です。舞台は中世ヨーロッパを基に、剣と魔法の世界を描いています。『ベルセルク』は重厚なストーリー、緻密な作画、個性的なキャラクターが登場し、世界中で支持を集めています。2002年には「手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞」受賞しており、1997年と2016年に声優を変えてアニメ化もされています。
ベルセルクのあらすじ
自身の身長を超える大剣を担ぎ、左手の義手には大砲を仕込んでいるガッツは、かわいい妖精のパックと共に魔物や怪物と戦いながら旅をしていました。ガッツはかつて傭兵団 「鷹の団」の団長のグリフィスの目に留まり、鷹の団に所属していました。しかしグリフィスに従う日々に疑問を持ち、ガッツは鷹の団を抜けます。そしてグリフィスはゴッドハンドを召喚し、鷹の団のメンバーはガッツとキャスカ以外犠牲となりました。ガッツはグリフィスに復讐するため、旅を続けます。
【ベルセルク】スランとガッツの関係性
スランはゴッドハンドの一人で、ガッツとは敵対する関係です。しかしスランはガッツのことを気に入っており、「かわいい」とさえ思っていそうです。ここからはスランとガッツの出会いはいつだったのか、なぜスランはガッツのことを気に入っていると言われているのか、そしてスランとガッツとの戦いについて考察していきます。
スランとガッツの出会い
スランとガッツの出会いは、「蝕」が行われる時でした。蝕とは、人間からゴッドハンドへと生まれ変わる儀式のことです。グリフィスはガッツが鷹の団を去ったショックから自暴自棄になり、王の娘と一線を越えてしまいました。それに激怒した王は、グリフィスを拷問にかけました。ガッツと鷹の団のメンバーはグリフィスを救出します。しかしグリフィスは精神が崩壊してしまい、蝕を行ってしまいます。その時スランは、使徒と必死に戦うガッツを見ていたのです。
スランはガッツがお気に入り?
スランは仲間を助けようと死に物狂いで戦うガッツに、興味を抱きました。ガッツのことを「坊や」と呼んでいるため、必死に戦っているガッツを「かわいい」とさえ思っていたかもしれません。スランはガッツが仲間になることを望んでいたようです。それは恋愛感情ではなく、人間としてガッツに興味を持ったからでした。スランはその後もガッツの前に現れることになります。
スランとガッツの一騎討ち
トロールに連れ去られたキャスカとファルネーゼを取り戻すため、ガッツは幽界(かくりよ)の奈落の底である「クリフォト」に入ります。その時スランが現れます。スランはトロールの臓物で顕現しました。ガッツを鎧ごと切り裂きます。しかしそこに髑髏の騎士が乱入します。スランはガッツの義手に仕込んである大砲で腹に穴を開けられてしまいます。スランはすぐに再生しますが、今度はドラゴン殺しで腹を刺され完敗しました。しかし顕現した状態だったのでダメージはなく、ガッツに口づけして去って行きました。
【ベルセルク】スランの登場シーンや過去
スランの性格、ガッツとの出会いと戦い、そして関係性について考察してきました。ここからはスランについてもっと深く掘り下げていきます。スランの過去や強さ、そして謎の髑髏の騎士とはどのような関係性なのか解説していきます。
スランの登場シーン
スランが登場したのは、蝕が行われた時です。使徒に襲われ、絶望しながら死んでいく鷹の団のメンバーを、楽しそうに見ていました。その中で圧倒的な強さで戦うガッツが目に留まりました。スランにはまるでガッツが子供のように必死にもがいているように見えたかもしれません。そこで懸命に運命に抗うガッツに興味を持つことになるのです。
スランの過去
スランの過去は、原作でも明らかにされていません。しかし髑髏の騎士に「胎海の娼姫」と呼ばれていたので、スランは人間だった頃には王族だったかもしれません。またゴッドハンドには、転生する前の姿が反映している可能性があります。その理由は、フェムトが転生する前のグリフィスだった頃に纏っていた鎧を着ていたからです。スランは首輪とコルセットを身につけています。コルセットは上流階級が身につける物だったため、スランは王族などの身分の高い人物だったのではないかと思われます。
スランのゴッドハンドとしての強さ
スランはゴッドハンドの一人なので、強いことは確実です。しかし本気で戦っている場面がないので、どれほどの強さかは分かりません。ガッツと一騎打ちの戦いをした時も、トロールの身体を使っていたので、敗北してもダメージはありませんでした。スランにとってはガッツとの戦いも、遊び程度のものだったのかもしれません。今後、スランが本気で戦うシーンが描かれるかもしれません。
スランと髑髏の騎士の関係
髑髏の騎士は、ガッツと同じくゴッドハンドと敵対する関係です。ガッツに助言したり、 ガッツがピンチの時には助けてくれることもあります。そんな髑髏の騎士とスランも、何か関係があるようです。スランは髑髏の騎士を「王様」と呼び、髑髏の騎士はスランを「胎海の娼姫( はらわだのしょうき )」と呼んでいます。しかしこの二人がどんな関係かは、はっきりとはしていません。
【ベルセルク】スランとガッツの声優
『ベルセルク』は2回アニメ化されています。1回目と2回目では演じている声優も変わっています。スランとガッツを演じた4人の声優は、難しい役を見事に演じていました。ここからはスランとガッツを演じた声優について解説していきます。
スランの声優
スランは誰もが認める美しさですが、人間の苦しむ姿を見るのが大好きです。スランが初めて登場した蝕のシーンでは、スランがそこにいるだけで恐怖を感じました。そんな美しさと残酷さを併せ持つスランを演じた声優を紹介します。
スランの声優①田中敦子
『ベルセルク』のアニメの第1期でスランを演じた声優は、田中敦子さんです。田中さんはアニメだけではなく、多くの映画の吹き替えも行っており、ニコール・キッドマンも田中さんが担当しています。田中さんは低めで色っぽい声が特徴的です。頭が良く、強い女性を演じることが多いです。かわいい役よりは、美人でスマートな役を演じている印象を受けます。スラン役はまさにぴったりです。美しさと残忍さを持つスランを見事に演じています。
スランの声優②沢城みゆき
『ベルセルク』のアニメの第2期でスランを演じた声優は、沢城みゆきさんです。沢城さんは『ルパン三世』の峰不二子役をはじめ、『鬼滅の刃』の堕姫(だき)など、美しく色っぽい役が多いです。しかし『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役など少年を演じたり、かわいい女の子を演じることもあり、演技の幅がとても広いです。また沢城さんは『ベルセルク』で娼婦のルカも演じています。ルカも色気のある女性ですが、面倒見が良くキャスカを気遣う優しいキャラです。『ベルセルク』で2役を演じている沢城さんの演技にも注目です。
ガッツの声優
ガッツは過酷な幼少期を過ごし、戦いながら各地を放浪しています。自分と鷹の団のメンバーを生贄に捧げたグリフィスに復讐するために生きています。そんな闇を抱えたガッツは無口な分、セリフに重みがあります。そんなガッツを演じた声優を紹介します。
ガッツの声優①神奈延年
『ベルセルク』のアニメの第1期でガッツを演じた声優は、神奈延年さんです。神奈さんは『マクロス7』の熱気バサラのような熱いキャラから、『NARUTO-ナルト-』の薬師カブトのようなクールなキャラ、『アンジェリーク』の風の守護聖ランディのような爽やかなキャラなど幅広く演じています。『ベルセルク』のガッツは、神奈さんが演じたキャラで最も低い声のキャラです。またここまで無口でクールなキャラを演じるのも珍しい印象です。しかしガッツは神奈さん以外考えられないと思うくらい、見事に演じていました。
ガッツの声優②岩永洋昭
『ベルセルク』のアニメの第2期でガッツを演じた声優は、岩永洋昭さんです。岩永さんはテレビドラマや舞台などで活躍しており、2022年9月には純烈にも加入しています。 『僕のヒーローアカデミア』の舞台では、オールマイト(マッスルフォーム)を演じています。声優としてアニメに参加したのは、『ベルセルク』が初めてです。ガッツ役はオーディションで決まりましたが、自分のオーディション時間が短くて落ちたと思ったら受かったそうです。監督は「そこにガッツがいた」と言っていたそうです。
【ベルセルク】スランとガッツに対する世間での評判や人気
スランは初めて見た時からガッツのことが気に入ります。スランがガッツに口づけしたシーンもありました。スランとガッツの組み合わせが好きという方も多いです。スランとガッツに対する意見をSNSからまとめてみました。
スランはガッツが仲間になればいいと呟いていたことがありました。しかしガッツはゴッドハンドを憎んでいるので、その可能性はないでしょう。しかしスランとガッツが仲間になる展開を望んでいるファンは多いかもしれません。ガッツがゴッドハンド側になることは考えられないので、二人が仲間になるとしたら、スランがガッツ側につくことになるでしょう。
ガッツが鷹の団に所属していた頃は、ガッツとグリフィスが最も輝いていた時代です。グリフィスはこのままガッツと一緒に国を作ることを夢見ていたでしょう。ガッツが鷹の団を去ってしまい、全てが崩れ去ってしまいました。残酷で美しいスランはガッツのことが気に入り、たびたび姿を現します。そんなスランはファンに人気があります。
ゴッドハンドの中では、スランは紅一点です。個性的なゴッドハンドの中で、スランの美しさは目を引きます。そして使徒と懸命に戦うガッツのことを気に入り、ガッツがクリフォトに足を踏み入れた時には、姿を現しました。
【ベルセルク】スランはガッツを気に入っていた
スランはグリフィスが蝕を行った時に、登場しました。使徒に襲われ鷹の団のメンバーが次々に死んでいく悪夢のような場面を、楽しそうに眺めていました。そして使徒と懸命に戦うガッツの事を「仲間になればいいのに」と呟くほど気に入ります。その後ガッツと戦うシーンもあり、ガッツが勝ったように思われましたが、スランはダメージを受けていませんでした。今後、スランがどのようにガッツと関わっていくのか注目です。
この記事のライター
ささめ
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