【ベルセルク】パックは人気でかわいい妖精!ギャグ担当キャラの声優も紹介
『ベルセルク』に登場するガッツの相棒・パックについてまとめました。パックは、妖精郷出身のエルフで、幼い少年のような姿をした『ベルセルク』の人気のキャラです。本記事では、『ベルセルク』で活躍するパックの能力やギャグキャラとされる理由、死亡説について紹介します。
目次
【ベルセルク】パックとは?
パックは、『ベルセルク』に登場する少年のような姿をしたエルフで、「羽精(ピスキー)」と呼ばれる精霊です。『ベルセルク』の主人公であるガッツの旅の相棒ですが、妖精の為、体は非常に小さく、ガッツの鞄を住処としています。パックの魅力や作中で見せた能力について紹介する前に、まずはパックのプロフィールと『ベルセルク』の作品概要、あらすじをおさらいしましょう。
パックのプロフィール
- 名前:パック
- 誕生日:不明
- 身長:15cm
- 体重:不明
- 種族:羽精(ピスキー)
パックは、妖精郷の出身で、「羽精(ピスキー)」と呼ばれるエルフです。背中に透き通った綺麗な羽が生えていて、空中を自在に飛行する能力を持っています。性格は非常に好奇心旺盛で無邪気の為、ガッツも振り回されがちです。『ベルセルク』における数少ないギャグキャラで、場合によっては、「栗パック」と呼ばれる容姿に変身もします。
パックとガッツとの出会い
物語の序盤で、パックはコカ城という場所を本拠地とする盗賊団のペットとして登場します。元は旅芸人の一座にいましたが、盗賊団の襲撃に遭い捕まっていたのでした。ナイフ投げの的にされるなど、不遇な扱いを受けていたパックを救ったのが、主人公のガッツです。パックは、そんなガッツを気に入り、ガッツの鞄に住みついてしまいました。最初は鬱陶しいと感じていたガッツも、次第にパックを気に入り、2人は相棒となりました。
ベルセルクの概要
パックが登場する『ベルセルク』は、『ヤングアニマル』にて連載中の青年漫画です。中世のヨーロッパをモデルにしたダーク・ファンタジーで、1989年から連載されています。原作者である漫画家の三浦建太郎先生は、2021年に急性大動脈解離の為、物語の完結を待たずしてこの世を去りました。しかし、三浦建太郎先生の親友でもあった漫画家・森恒二先生に最終回までのシナリオを伝えていた為、2022年から森恒二先生監修の下で漫画の連載が再スタートしました。
ベルセルクのあらすじ
『ベルセルク』は、主人公のガッツが「使徒」と呼ばれる人々を苦しめる怪物を倒して回る物語です。自分の体程の大きさを持つ巨大な剣と、左腕に取り付けられた大砲などの仕掛けが施された義手を武器に戦います。元々、「鷹の団」という傭兵団に所属していたガッツでしたが、自分を不幸に陥れた元凶であるゴット・ハンドを追って、妖精のパックと共に旅をしています。
【ベルセルク】パックは人気でかわいい妖精!魅力を紹介
ガッツの相棒である妖精のパックは、読者から人気のある主要キャラの1人です。ハードボイルドな内容でシリアスな展開の多い『ベルセルク』の中で、数少ないギャグ要素であり、読者の癒しとされています。ここからは、パックのかわいい魅力と、ギャグ担当と言われる理由について紹介します。
かわいい魅力①正統派の妖精
パックは、妖精郷(エルフヘルム)と呼ばれる妖精達が暮らす島の出身で、羽精(ピスキー)という精霊です。少年のような姿をしていますが、体は小さく背中に羽が生えています。飛ぶだけでなく、他者の怪我を癒したり相手の感情を読み取ったりすることができる風を司る正統派の妖精なのです。
かわいい魅力②栗パック
パックは普段少年の様な姿をしていますが、場合によってはフォルムチェンジが可能で、その時の姿は「栗パック」と呼ばれています。栗パックに変身する時は、主にギャグシーンで、丸々としたフォルムで『ベルセルク』のマスコット的存在です。ファンの間では、栗パックが非常に人気で、グッズなども多く作られています。
かわいい魅力③優しい性格
無邪気でイタズラ好きなパックですが、他者の感情を読み取る能力を持っています。その為、作中には、パックが相手の感情を読み取って適切な行動や言葉をかけるシーンがしばしば登場します。相手が例え敵であっても、境遇や感情を考えて優しい言葉をかけています。
かわいい魅力④ギャグ担当
陰鬱な雰囲気であることが多い『ベルセルク』の作中で、パックは貴重なギャグ担当キャラです。普段は少年のようなあどけないのパックですが、ギャグシーンになると栗パック姿になり、一気にコミカル度が増します。パックによるギャグシーンは、『ベルセルク』の作風とは真逆の雰囲気であり、原作者の三浦建太郎先生本人もパックの扱いに悩んでいたようです。
かわいい魅力⑤12巻からさらにかわいくなる
1巻から登場するパックですが、物語の序盤では妖精らしさを出す為か目の描き方が人間とは異なり、瞳が異様に大きいデザインでした。コミックス3巻からガッツの過去の話が始まると、パックはしばらく登場しません。そして、12巻で過去編が終わりパックが再登場するようになると、以前とは違い、人間の少年のような姿で描かれるようになりました。
かわいい魅力⑥性別は不明
パックは、衣服などは身に付けておらず常に裸の状態です。しかし、性別が判断できる部分は非常に曖昧な描かれ方をしていて、判別がつかないようになっています。パックは妖精の為、人間とは違う体の構造をしていると考えられていて、性別は不明です。
かわいい魅力⑦パックのつけたニックネーム
パックは、作中で登場人物達に様々なニックネームを付けています。そのネーミングセンスは非常に独特で、イシドロを「コソドロ」と呼んだりベヘリットを「ベッチー」と呼んでいて、相手の名前の一部を使ってニックネームを付けています。パックの付けたニックネームは、読者の間でも親しまれています。
【ベルセルク】パックの声優
『ベルセルク』に登場するパックは、好奇心旺盛で少々生意気な雰囲気の妖精キャラです。終始シリアスな展開の多い『ベルセルク』において、数少ないギャグ担当キャラでもあり、視聴者の癒し的な存在にもなっています。ここからは、『ベルセルク』でパックの声を演じた新旧声優について紹介していきます。
パックの声優①渕崎ゆり子
『ベルセルク』で、パックの声を演じた初代声優は、渕崎ゆり子さんです。渕崎ゆり子さんは、1999年に発売されたドリームキャスト用ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章』と2004年に発売されたPlayStation2用ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』で声優を担当しました。独特の高めの声で無邪気な雰囲気で演じていました。
渕崎ゆり子のプロフィール
- 名前:渕崎 ゆり子(ふちざき ゆりこ)
- 生年月日:1968年12月5日
- 血液型:O型
- 所属事務所:リマックス
10歳の頃から子役として芸能活動をしていた渕崎ゆり子さんは、洋画の吹き替えを経験した後、高校生の時にアニメ声優としてデビューしました。渕崎ゆり子さんは、高めで明るい声色が特徴の声優で、30年以上も演じ続けているキャラがいる程の大ベテランです。
渕崎ゆり子の主な出演作品
- 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』星馬烈
- 『おじゃる丸』田村カズマ
- 『サクラ大戦』李紅蘭
- 『魔探偵ロキRAGNAROK』ロキ
渕崎ゆり子さんは、デビュー当時から10代の少年少女役を多く演じていた声優です。声優としては30年以上第一線で活躍していて、50歳を過ぎても幼い少年役をアニメやゲームで多く演じています。特に渕崎ゆり子さん声優としての知名度を上げたのが、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の星馬烈役で、渕崎ゆり子さん本人も思い入れのあるキャラだと語っています。
パックの声優②水原薫
『ベルセルク』で、パックの声を演じた2代目声優は、水原薫さんです。水原薫さんは、2016年に放送されたテレビアニメ『ベルセルク』で声優を担当しました。同年に発売されたゲーム『ベルセルク無双』でも同様にパックの声を担当しています。パックの声を明るく元気な雰囲気で演じていました。
水原薫のプロフィール
- 名前:水原 薫(みずはら かおる)
- 生年月日:6月26日
- 血液型:O型
- 所属事務所:フリー
水原薫さんは、デパートで店内放送の仕事をしていた母親の影響を受け、声を使った仕事に興味を持つようになります。アニメも好きだったことから声優という職業を選び、デビューしました。水原薫さん本人は、滑舌に少々癖があり、早口言葉が苦手なことを気にしているようです。
水原薫の主な出演作品
- 『らき☆すた』日下部みさお
- 『gdgd妖精s』シルシル
- 『ほんとにあった!霊媒先生』木林呪理
- 『絶対迷宮グリム 〜七つの鍵と楽園の乙女〜』いばら姫
水原薫は、主に年ごとの少女役を演じることが多い声優です。『らき☆すた』の日下部みさお役で知名度が上がり、独特の舌足らずのセリフが人気となりました。その後も演じる役は幼い子供役や中高生の役が多いですが、大人の女性役を演じる際は声の雰囲気が変わり視聴者を驚かせることもあります。
【ベルセルク】パックがラスボスといわれる理由や能力
ガッツの相棒として旅をする妖精のパックですが、ファンの間では、パックがラスボスではないかと考察している人がいます。過酷な戦いを共にしているパックが、何故ラスボスと言われるようになってしまったのでしょうか。ここからは、パックの作中で見せた能力や強さを紹介するとともに、ラスボスと言われる理由について解説していきます。
パックがラスボスといわれる理由
ガッツの相棒であるパックですが、ファンの間ではラスボス説が囁かれています。その理由は、ガッツが所持しているベヘリットという呪物を「ベッチー」と名付けて私有化している為です。ベヘリットは、ゴット・ハンドを召喚する為に必要となる重要なアイテムなのですが、パックはそれを気に入り自分の物と言い張っています。ベヘリットが発動し、パックがその影響を受ければ強力な使徒になる可能性があり、ガッツ最大の敵として現れるのではないかと考察されています。
パックの死亡説の理由
パックが作中で死亡したという説が読者の間に広まったことがあります。その理由としては、パックの出身地である妖精郷の崩壊したことによるものでした。ガッツ達はキャスカを守る為に一時的に妖精郷に身を寄せます。しかし、そこで敵の襲撃を受けてしまい、妖精郷は崩壊してしまいます。人間ではないパックは、故郷の崩壊とともに存在自体も消滅してしまうのではないかと考えられていたようです。
しかし、実際にはパックは死亡しておらず、変わらずガッツの相棒として旅を続けています。
パックの能力や強さ
パックは、妖精で背中には羽が生えています。その為、飛ぶことが可能です。羽には特殊な鱗粉があり、傷口に振りかけると傷や痛みを和らげる効果があります。また、人間の感情を読み取ることや人間以外の動物とも心を通わせることも可能です。さらに、「エルフ次元流剣術」という名の自己流の剣術使いで、イガグリを刃先に付けた「妖刀ざっくり丸」という武器を使って攻撃することもあります。
【ベルセルク】パックに対する世間での評判や人気
『ベルセルク』は非常にシリアスな展開が多く、線の細かい画風でキャラをリアルに描いているのが特徴的です。しかし、パックだけは異例で、かわいい容姿をした少年のように描かれています。特にギャグシーンで見せる栗パックは、ファンの間で大人気でした。
普段のあどけない少年の姿のパックとデフォルメされた栗パックのギャップが好きだと声を挙げるファンもいました。
また、アニメ版『ベルセルク』では、声優を務めた水原薫さんの声がパックにぴったりだと賞賛されていました。幼い少女役や少年役を演じる機会が多い水原薫さんは、パックの無邪気な雰囲気を上手に表現しています。アニメを見てパックを好きになったという視聴者もいました。
パックは、妖精として人の傷を癒す能力があり、ガッツ達の冒険にはいなくてはならない貴重な存在です。そして、シリアスな展開が続く『ベルセルク』にとって、パックは読者にとっても癒しの存在となっていました。
【ベルセルク】パックはかわいい妖精だった
ハードボイルドな作風で有名な『ベルセルク』に登場するパックは、非常にかわいい姿をした妖精でガッツの相棒でした。特にギャグシーンで見せる栗パック姿が人気で、マスコット化までしていました。シリアスな展開が続く『ベルセルク』の中で、パックのようなギャグキャラは読者の癒しとなっていて、貴重なキャラとなっています。今後も、パックの活躍に期待しましょう。
この記事のライター
ルキナ
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