【化物語】羽川翼は魅力的で人気のヒロイン！人物像から恋愛面まで解説

『化物語』に登場した羽川翼は、魅力のある人気のヒロインです。阿良々木暦をいつも助けてくれる羽川翼のプロフィールや『化物語』の概要とあらすじを紹介します。

『化物語』に登場する羽川翼は、主人公の阿良々木暦と同じ直江津高校に通っています。羽川翼は、先生や生徒も認める超優等生で委員長を勤めています。2つに結んだ髪を三つ編みにして、メガネをかけており、スタイル抜群です。「偽物語」のストーリー以降は、髪をショートヘアにし、コンタクトをしています。とても物知りで何でも知っていますが、羽川翼は「知っていることしか知らない」という謙虚な性格も魅力の1つです。

『化物語』は、作者の西尾維新さんによる「物語」シリーズです。講談社により刊行され、イラストはVOFANさんが担当しています。「物語」シリーズは、2023年5月までに30巻が刊行され、2009年にはテレビアニメが放送されました。ゲームやパチンコ、劇場版なども人気の作品です。

直江津高校に通う阿良々木暦は、ある日吸血鬼になってしまい、他人と距離をおくようになります。阿良々木暦が学校の階段を歩いていると上からクラスメイトの戦場ヶ原ひたぎが落ちてきました。阿良々木暦は、助けようと落ちてきた戦場ヶ原ひたぎを受け止めますが、怪異によって体重がほとんどないことを知ります。戦場ヶ原ひたぎの秘密を知った阿良々木暦は、羽川翼と一緒に忍野メメの元を訪れます。怪異によってさまざまな事件が起きる、ファンタジー小説です。

『化物語』に登場する羽川翼の、人物や恋愛を考察します。羽川翼はどのような性格でどんな家庭環境で育ったのでしょうか。また、阿良々木暦との恋愛についてや恋敵である戦場ヶ原ひたぎとの関係も解説します。

『化物語』に登場する羽川翼は品行方正な優等生ですが、異常なほど規則などに厳しい人物です。正しいことを優先しすぎる羽川翼は、例え自分が命を落としても相手を助ける行動をします。行動力が強く強い信念を持っているため、怪異を調べている忍野メメや、詐欺師で怪異の専門家である貝木泥船が警戒心を持つほど、羽川翼は天才的な素質があります。

『化物語』に登場する羽川翼の家庭環境は最悪です。実の父親は不明で、母親は出産後に再婚します。しかし、母親は自殺をしてしまい義理の父親が育てることになりました。義理の父親は再婚をしますが、過労死してしまいます。その後、義理の母親に引き取られ、義理の母親も再婚をして、「羽川」の性を名乗ることとなりました。家族の関係は悪く、義理の父親に殴られることもある羽川翼は、自分の部屋も与えられない状態で生活します。

『化物語』に登場する羽川翼の恋愛を考察します。羽川翼と阿良々木暦はお互い好きあっていましたが、すれ違いによって付き合うことはありませんでした。付き合えなかった理由などを紹介します。

羽川翼は、阿良々木暦が好きです。しかし、羽川翼の異常なまでの正しさや強がりのせいで自分には関わるなと言ってしまいます。また、阿良々木暦が戦場ヶ原ひたぎと付き合い始めたと知った際は、嫉妬によって怪異に再度取りつかれてしまいました。羽川翼は、阿良々木暦に告白したことがありますが、振られています。

阿良々木暦は、羽川翼のことが好きでした。相思相愛の2人でしたが、すれ違いが原因で付き合うことはありません。阿良々木暦は、羽川翼が怪異の障り猫に取りつかれた際に、言われたことを拒絶と受け取ってしまいます。拒絶された阿良々木暦は、この時羽川翼への恋心を自覚します。優等生の羽川翼が嘘を言うことはないと誤解し、友達だから助けると羽川翼に言います。羽川翼は、その言葉で一線を引かれたと思い、すれ違いによって2人の恋愛はうまくいきませんでした。

羽川翼と戦場ヶ原ひたぎの関係は親友同士です。羽川翼は阿良々木暦に恋心を持っていることから、恋のライバルのように思いますが、とても大切な親友として良好な関係を保っています。蟹の怪異に取りつかれた戦場ヶ原ひたぎの一件を解決した後、羽川翼と同じように本来の性格を取り戻します。戦場ヶ原ひたぎは、羽川翼のことを大切な親友として認識し、羽川翼も同じ思いから、2人の関係は良好になりました。

『化物語』に登場する羽川翼の、活躍している物語を8つ紹介します。メインヒロインとして羽川翼が怪異に憑りつかれたり、サブヒロインとして阿良々木暦やファイヤーシスターズを助けたりしています。魅力の詰まった羽川翼の活躍シーンを見ていきましょう。

『傷物語』での羽川翼の活躍は、阿良々木暦を助けるために、命をかけて戦ったことです。阿良々木暦は、吸血鬼キスショットを助けたことで吸血鬼になりました。人間に戻る方法があると知った羽川翼は、阿良々木暦を助けるために全力で協力しました。羽川翼は、吸血鬼のハーフ・エピソードと戦闘中に致命傷を追ってしまい、人質として捕まって殺されてしまいました。しかし、阿良々木暦の吸血鬼の不死身の血を使い、羽川翼を生き返らせることに成功します。

『猫物語（黒）』での羽川翼の活躍は、怪異の障り猫によってブラック羽川になってしまったことです。羽川翼は、道端にいた猫の死骸を見つけ、猫の死骸を埋めました。その際、羽川翼は障り猫に憑りつかれます。羽川翼は、家庭環境のストレスが原因で、障り猫によって夜中に出歩き悪さを行います。障り猫になったが、半分は羽川翼の意思が働いていおり、ブラック羽川と呼ばれていました。阿良々木暦と忍野忍によって事件は解決します。

『化物語』での羽川翼の活躍は、阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎが付き合い始めたとで、再び障り猫となったことです。今回は人間を襲うことなく、ブラック羽川は、障り猫を封印するため行方不明になった忍野忍の捜索を手伝ってくれます。ブラック羽川は、自身を消すために阿良々木暦を殺そうとしますが、忍野忍が現れてブラック羽川の力を吸い取りました。

『偽物語』での羽川翼の活躍は、貝木泥船を見つけ出したことです。中学生の間では呪いが流行っていました。事件を解決するために、阿良々木暦の妹たち「ファイヤーシスターズ」が奮闘しています。羽川翼は、ファイヤーシスターズを手助けし、呪いを流行らせた貝木泥船を突き止めました。貝木泥船は、中学生たちからお金を取る代わりに、呪いの方法を教えていたのです。「偽物語」で登場した羽川翼は、髪をショートカットにしてコンタクトをした姿をしています。

『猫物語（白）』での羽川翼の活躍は、虎の怪異に憑りつかれたことです。「苛虎（かこ）」と呼ばれる新種の怪異は、羽川翼の嫉妬や妬みの感情から生まれました。義理の両親の仲が最近になり良好になってきたことで、嫉妬心が大きくなります。目の前に白い虎が現れた後、家に戻ると自宅が燃えていました。寝床を探し、学習塾跡地で寝泊まりしていましたが、学習塾跡地が燃えてしまいました。

戦場ヶ原ひたぎの自宅に連れてこられた羽川翼は、「苛虎（かこ）」の力で戦場ヶ原ひたぎの自宅も燃やしてしまうところでした。戦場ヶ原ひたぎの家で1泊した後、阿良々木暦の自宅に泊まります。火事の原因である「苛虎（かこ）」が羽川に憑りついた怪異だと突き止めた際に、羽川翼の中にいたブラック羽川と阿良々木暦によって解決しました。羽川翼は、障り猫と苛虎を融合した結果、髪の毛がメッシュとなってしまいます。

『終物語』での羽川翼の活躍は、10秒で老倉育の母親が失踪した理由を突き止めたことです。羽川翼と阿良々木暦は、老倉育の家へ尋ねた際に、戦場ヶ原ひたぎと仲直りをして欲しいと伝えます。老倉育は、母親を探したら仲直りすると言い、阿良々木暦と羽川翼が試案します。突然、忍野扇が現れ、羽川翼に挑戦的なことを言います。また、物語の後半では、忍野メメを探すために、南極へ行きます。忍野メメを帰国させ、忍野扇と阿良々木暦を助けることができました。

『業物語』での羽川翼の活躍は、忍野メメの説得に成功したことです。「つばさスリーピング」で登場しており、『終物語』で羽川翼が忍野メメを探しに南極へ行き見つけ出した時の物語です。羽川翼は、阿良々木暦を助けるために日本に帰国して欲しいと頼んだところ、忍野メメから条件を言われます。条件とは、羽川翼が世界を回っている間の出来事を話すことでした。羽川翼は、バンパイアハンターであるドラマツルギーとドイツで出会ったことを話し出します。

『結物語』での羽川翼の活躍は、数々の国から「危険人物」と呼ばれるような存在になったことです。高校を卒業してから5年後の物語で、羽川翼は、世界中の戦争をなくすために活動していました。戦争がおこっている地域で調停をしたり、戦争の原因である国境線をなくす活動をしたり、さまざまな国で活動していくうちに「危険人物」と認定されてしまいます。

羽川翼が日本に帰国すると日本政府は混乱に陥りました。警察官になっていた阿良々木暦は、羽川翼との接触禁止を命じられます。しかし、羽川翼が阿良々木暦の家を訪れてきます。羽川翼は、阿良々木暦が持っていた、自分の痕跡となる物を消すために来たのです。

『化物語』に登場する羽川翼の魅力あふれる名言を4つ紹介します。ファンの間でも大人気の名言や、心に刺さる名言が多いです。

羽川翼と言えばこの名言です。阿良々木暦は、羽川翼の知識を頼りにしているほどで、「何でも知っている」とよく言っています。しかし、羽川翼は、この名言で返答します。謙虚で真面目な性格だと分かる名言です。

羽川翼の2つ目の名言も、心に響いてきます。「優しい」という言葉は、時にはマイナスに見られていることもあるということを、この名言で気付かせてくれると多くのファンも感じているでしょう。

羽川翼のこの名言は、阿良々木暦に言ったものです。阿良々木暦も一緒じゃないのかと言っているように、一見同じ意味のように思えます。しかし、羽川翼が言っているように違う意味を持っています。ファンの間でも、この名言を聞いて、心に響いた方が多くいました。

知識量が豊富だから自分で解決してしまうため、人に助けを求めることが出来なくなってしまった羽川翼らしい名言です。猫物語（白）では、家が燃えてしまったのに、誰にも相談せずに学習塾跡で寝泊まりしてしまうなど、親友の戦場ヶ原ひたぎにでさえ助けを求めることをしていませんでした。

『化物語』に登場する羽川翼の声優やキャラソンを紹介します。物語シリーズでは、シリーズによってキャラソンをオープニングテーマとして使用しています。羽川翼のキャラソンも人気です。

『化物語』に登場する羽川翼の声優は、堀江由衣さんです。堀江由衣さんは、声優以外にも、女優や声優としても活躍しています。事務所はヴィムス、音楽活動としてレーベルにも所属しています。声優ユニットのメンバーとしても活躍中です。

声優の堀江由衣さんは、短大生の頃に声優専門雑誌「ボイスアニメージュ」のオーディションを受けました。特待生の1人として抜擢された堀江由衣さんは、日本ナレーション演技研究所に入所します。1997年にゲームで声優デビューをし、ドラマCDの『フォント』でアウン・フレイヤ役を勤め、エンディングテーマも担当しました。

声優の堀江由衣さんの主な出演作品は『ラブひな』の成瀬川なる役、『シスター・プリンセスシリーズ』の咲耶役、『シャーマンキング』のアイアンメイデン・ジャンヌ役、『フルーツバスケット』の本田透役、『ゼロの使い魔』のシエスタ役などです。透明感のある声が特徴で、女性の役を多く演じています。

羽川翼のキャラソンを3つ紹介します。どの曲も羽川翼らしさの出ている歌で、心の変化が表れています。特に1つ目に紹介する曲は、羽川翼ファンや声優の堀江由衣さんファンのどちらにも人気の曲です。

羽川翼のキャラソンの1つ目は、「sugar sweet nightmare」です。『化物語』の14話と15話のオープニングテーマとして使用されました。恋愛のことや、知っていることしか知らないなど、羽川翼の心情や魅力が表現されています。恋愛しているときに聞きたいとファンの間でも人気のキャラソンです。

羽川翼のキャラソンの2つ目は、「chocolate insomnia」です。『猫物語（白）』つばさタイガーで使用されています。羽川翼がメインヒロインになった話で、恋愛のおとぎ話から目覚めて飛び出して行くという、1歩成長した羽川翼の様子が分かる歌です。

羽川翼のキャラソンの3つ目は、「perfect slumbers」です。『暦物語』のこよみストーンで使用されました。他人に頼ることができない羽川翼に一筋の光が見え始めたが、まだ恋愛が良く分からないという思いが込められています。少し悲しく寂しい羽川翼のキャラソンです。

羽川翼のこの名言はファンからも大人気です。知識量が多い羽川翼だからこそファンに響く言葉なのでしょう。羽川翼の謙虚な対応に共感でき、「一度はこの名言を使ってみたい」と思っているファンも多くいました。

物語の途中から羽川翼が好きになったファンもいました。羽川翼は、物語シリーズでサブヒロインの位置で阿良々木暦が困っているときに登場したり、メインヒロインで物語を進めたりしています。羽川翼は、知れば知るほど魅力あふれるキャラクターなのでしょう。

推し替えするほど羽川翼が好きなファンもいました。羽川翼の、真面目で謙虚な性格や、膨大な知識を使っていつも助けてくれるところなどが人気の秘密なのでしょう。ロングヘア―の三つ編みと眼鏡を、ショートカットにしてコンタクトにして雰囲気が変わったというのも、好きになる理由の1つかもしれません。

『化物語』に登場する羽川翼は、魅力的でかわいいヒロインです。羽川翼は、優等生で異常なまでに正しいことを行う性格をしています。しかし、恋愛や家庭環境でのストレスや嫉妬で怪異が3回現れてしまいました。何でも知っていると思わせるくらい知識の量が多く、阿良々木暦を命がけで助けてくれます。羽川翼は、とても謙虚で、心に刺さる名言を言っていました。真面目な性格や活躍場面もシリーズを通して多い羽川翼の魅力的な姿をぜひチェックしてください。