【化物語】阿良々木月火は主人公の暦の妹!正体は?髪型や声優も徹底紹介
『化物語』シリーズに登場する阿良々木月火は、主人公の阿良々木暦の妹です。和服と頻繁に変わる髪型が特徴で、『偽物語』において本格的にその正体などにスポットが当てられました。本記事では、『化物語』シリーズの阿良々木月火の正体や名言、髪型や声優について紹介します。
目次
【化物語】阿良々木月火は主人公の暦の妹
阿良々木月火のプロフィール
- 本名:阿良々木月火(あららぎつきひ)
- 身長:156cm
- 血液型:B型
- 誕生日:4月
- 部活:茶道部
- 年齢・学年:中学2年(初登場時)
阿良々木月火は阿良々木暦(あららぎこよみ)の妹です。たれ目とおっとりした表情が特徴で、暦は彼女をたれぱんだに例えています。大の和服好きで、自宅でも着物を着ています。見た目や雰囲気こそお淑やかですが、実際の性格はラディカルです。短気で凶悪、状況によってはヒステリーやヤンデレの兆候も見せます。そんな月火の危険性は近隣でも有名で、暦や姉の火憐(かれん)すら恐れるほどです。それでも中学生たちの間では、火憐と共に顔役のような存在として慕われています。「プラチナむかつく」が口癖です。
化物語の概要
『化物語』は西尾維新さんの小説であり、2006年から刊行されています。大暮維人さんによってコミカライズもされ、2018年から2023年まで『週刊少年マガジン』で連載されていました。『化物語』には続編の『偽物語』や前日譚の『傷物語』をはじめ複数のシリーズ作品が存在しており『物語』シリーズとして人気を博しています。2009年からは、シリーズの各エピソードごとに何度もアニメ化されています。
化物語のあらすじ
『化物語』シリーズは、主人公の阿良々木暦が様々な少女たちと関わっていく中で、怪異の事件に巻き込まれていく物語です。このシリーズは群像劇の様相を呈し、時系列も錯綜していて、枝葉のエピソードも膨大です。物語の主軸、ないし主人公・暦の転機となったエピソードとしては、シリーズ最初の『化物語』「ひたぎクラブ」においてメインヒロイン戦場ヶ原ひたぎを怪異から助けた事件、その前日譚である『傷物語』「こよみヴァンプ」において吸血鬼のキスショット(忍野忍)と出会った事件が挙げられます。
【化物語】阿良々木月火の正体
阿良々木月火の正体は怪異?
阿良々木月火の正体は、不死鳥(ないしホトトギス)の怪異です。怪異に襲われたとか憑かれたとかではなく、本人が人間ではなく怪異ということです。ただし月火本人はこのことを自覚していません。この怪異は名前を「しでの鳥」と言い、その主な特徴は不死性と托卵にあります。後者の托卵とは、しでの鳥が人間の母体に憑依することで托卵=転生を行い、人間に擬態して生き続けることです。しでの鳥は不死ではあるものの、不老ではなく、寿命を迎えたら再び別の母体に托卵=憑依することで転生を繰り返します。
阿良々木月火の怪我はすぐ治る
阿良々木月火は正体がしでの鳥という不死の怪異であるため、その特徴として不死の能力を得ています。その結果、いかなる怪我もすぐ治ります。特に命にかかわるような致命傷を受けた場合には、直ちに怪我が治癒されるようです。
阿良々木月火の髪型がよく変わる理由
阿良々木月火の髪型がコロコロ変わる理由もまた、彼女の正体が怪異であることに関係しています。正体が怪異の不死鳥である月火は新陳代謝が激しく、そのため髪が伸びるのも異常なほど速くなっています。その速さは、前髪を切っても1ヶ月で肩くらいまで伸びる程です。こうして髪が伸びるのが極めて速いゆえに、月火の髪型もそれに応じて頻繁に変化しています。
【化物語】阿良々木月火のかわいい髪型
『化物語』シリーズでは、阿良々木月火の髪型が各エピソードごとに変化することがひとつの見所となっています。そもそも『化物語』シリーズはキャラの髪型が変わることが比較的よくある作品ですが、その中でも月火の髪型のバリエーションは断トツです。ただ、どれほど髪型が変わっても左側頭部に目玉焼きの髪飾りをつけているのは共通しています。ここでは、阿良々木月火が披露した髪型を紹介していきます。
髪型①七三分け
阿良々木月火の1つ目の髪型は七三分けです。これは『偽物語』の「つきひフェニックス」で披露されたものです。髪はストレートで、長さはボブくらいです。全体の髪の長さに着目すれば、ワンレンとも呼べる髪型になっています。
髪型②おかっぱショート
阿良々木月火の髪型2つ目はおかっぱショートです。これは『偽物語』の「かれんビー」で披露されています。耳にかかるくらいのショートで、前髪も目にかかるくらいの長さです。月火の他の髪型に比べれば、幼さを感じさせる髪型です。
髪型③前髪ぱっつん
阿良々木月火の髪型3つ目は前髪ぱっつんです。これは『化物語』の「ひたぎクラブ」に登場した際の髪型です。前髪が眉付近で切り揃えられ、横と後ろは腰くらいの長さまで伸ばされています。
髪型④ポニーテール
阿良々木月火の髪型4つ目はポニーテールです。披露された場面が短くわかりづらいところもありますが、『化物語』の「するがモンキー」では、ボブのポニーテール姿の月火が見られます。他にも「つきひフェニックス」のOP「白金ディスコ」などでは、前髪ぱっつんでミディアムのサイドポニー(らしきもの)も披露されています。
髪型⑤ツインテール
阿良々木月火の髪型5つ目はツインテールです。これは『暦物語』に登場した際の髪型です。前髪は真ん中分けで短めですが、後ろ髪が腰に届くくらいのロングです。
髪型⑥三つ編み
阿良々木月火の髪型6つ目は三つ編みです。これは『猫物語(白)』の「つばさタイガー」の時の髪型です。三つ編みにした髪を首から通して胸の上で巻き付けるようにしています。前髪は長めで七三分けにして流しています。
【化物語】阿良々木月火の声優
阿良々木月火の声優は「井口裕香」
『化物語』シリーズにおいて、阿良々木月火の声優を担当しているのは井口裕香(いぐちゆか)さんです。かなり若い頃から声優活動を始めており、数多くの作品でメインキャラを演じてきた中堅の人気女性声優です。
井口裕香のプロフィール
井口裕香さんは、1988年7月11日生まれ、東京都出身の女性声優です。所属事務所は大沢事務所、声優としてデビューしたのは2002年です。元気な少女から無口キャラ、大人の女性、少年役まで幅広く演じ分ける、人気と実力を兼ね備えた声優です。歌手活動もしており、多くのアニメで主題歌を担当しています。ラジオパーソナリティとしての評価も高く、2012年には第6回声優アワードにおいてパーソナリティ賞を受賞しています。
井口裕香の主な出演作品
井口裕香さんの出演作品は、『アイドルマスターXENOGLOSSIA』の天海春香、『とある魔術の禁書目録』のインデックス、『FAIRY TAIL』のシェリーとシェリア、『まよチキ!』の近衛スバル、『僕は友達が少ない』の高山マリア、『戦姫絶唱シンフォギア』の小日向未来、『ガールズ&パンツァー』の冷泉麻子、『To LOVEる ダークネス』の黒咲芽亜、『ヤマノススメ』の雪村あおい、『艦隊これくしょん』の加賀、『本好きの下剋上』のマイン、『転生したらスライムだった件』のヴェルザードなどです。
【化物語】阿良々木月火の人物像や名言
阿良々木月火の性格
阿良々木月火は、見た目とは真逆の性格をしています。大人しく穏やかそうな見た目と和服のせいで一見お淑やかな令嬢のように見えますが、その性格はむしろ姉の火憐よりも過激で、なおかつヒステリックでもあります。その狂暴さは、兄の暦のセクハラに対して凶器を持ち出すほどです。他方で、激情を表に出さず冷徹に振る舞うこともあるため、ヤンデレ気質とも言われています。阿良々木兄妹の中では、最も怒らせたら一番怖い存在として認知されています。
阿良々木月火と阿良々木火憐の関係
阿良々木月火は姉の阿良々木火憐と常に一緒にいるくらい仲が良く、2人は「栂の木二中のファイヤーシスターズ」として有名な姉妹となっています。実戦担当の火憐が正義の味方を自称して、近隣の中学生を助けるという活動をしているからです。月火の方は、正義をあくまで趣味と語る参謀役で、火憐が掲げる正義を信じて支えるのが役割です。ちなみにこの姉妹の正義活動を兄の暦は「偽物」と斜めから捉えていました。後に1学年上の火憐が中学を卒業してから、月火は「ムーンファイヤー」を名乗るようになりました。
阿良々木月火はブラコン?
阿良々木月火はブラコンです。セクハラ行為がひどい兄の暦に対してひどく過激な抵抗をする月火ですが、実は暦に対する想いや執着にはかなりのものがあります。その証左となるようなエピソードとしては、暦の布団に潜り込んで添い寝をする、暦を理由にして男子からの告白を断る、などいくつも挙げることができます。対する暦の方も月火を大事に想っており、彼女の正体が怪異であり人間ではないと知っても、変わらず妹として守り続けました。
阿良々木月火の彼氏
阿良々木月火には、蠟燭沢くんという年上の彼氏がいます。月火曰く、関係は順調でラブラブ、ただしピュアな交際をしているそうです。ただし作中に登場したことはありません。そのため、そもそも実在しているのか疑われてもいます。ちなみにその蠟燭沢くんは、兄の阿良々木暦に似ているとのことです。ここからも月火のブラコンの根が深いことが推察できます。
阿良々木月火の名言
阿良々木月火には、いくつもの名言があります。そもそも『化物語』シリーズは、キャラ同士の会話が中心となっているため、キャラそれぞれが特徴的なセリフや名言を残しています。ここでは、阿良々木月火の名言を3つほど紹介していきます。
阿良々木月火の名言①「着物を馬鹿に…」
着物を馬鹿にしちゃだめだよ
出典: bibi-star.jp
着物が好きで、自宅でもいつも着物を着ている阿良々木月火らしいセリフです。月火は、和服を着れるからという理由だけで茶道部に入部するほどの和服狂いです。だからこそ和服、着物や浴衣への悪口は看過できないというわけです。とはいえ服装に極端に固執しているわけではないようで、月火はスカートなどの洋服を着ることもあります。
阿良々木月火の名言②「勝手にひとりで…」
勝手にひとりで大人になんないでよね
つまんないからさ出典: bibi-star.jp
これは阿良々木暦に対して向けた名言です。ブラコンをこじらせている阿良々木月火が、暦がどこかへ離れて行ってしまうように思い寂しさを感じていることがわかるセリフです。
阿良々木月火の名言③「自分の責任は…」
自分の責任は自分で取る奴ってことでしょ?
出典: bibi-star.jp
これは、マッチポンプについての阿良々木月火の見解を表した名言です。通常は否定的なものと捉えられがちなマッチポンプを肯定的に捉えているところに、月火の独特な思想の在り方が見て取れます。
【化物語】阿良々木月火に対する世間での評判や人気
阿良々木月火といえば髪型のバリエーションと思える程、彼女の髪型に関する話題がTwitterではたくさん見つかりました。どのエピソードで披露されたどの髪型が特に好みかといった主張が頻繁に語られています。
阿良々木月火はシリーズ1作目の『化物語』から一応登場はしていますが、本格的にメインとして掘り下げられたのは『偽物語』でした。そのため、『偽物語』の感想のひとつとしては、月火がかわいいという意見が多く、その一方で月火の印象としては、『偽物語』でかわいかったという意見が多く見つかりました。『偽物語』では火憐の歯磨きエピソードなども話題になっていますが、詰まるところ、阿良々木月火の人気と『偽物語』の評判は、かなりの程度で連動しているということです。
『偽物語』が阿良々木月火の人気に火をつけた回だとしたら、『暦物語』や『終物語』は、彼女の新たな一面や魅力に気づかせる回として評判のようです。メインとしてスポットが当てられていない回でも、ファンは目ざとく注目していました。
謎解きや超展開に満ち溢れた『化物語』シリーズの中でも、阿良々木月火の正体は特に話題になっているひとつのようです。事実、『偽物語』で発覚した月火の正体には驚いたという声がたくさん見つかりました。
【化物語】阿良々木月火は暦のかわいい妹だった
阿良々木月火は、主人公・阿良々木暦のかわいい妹です。月火はその印象的な見た目とは真逆の過激なキャラですが、兄の暦を心から慕うブラコンキャラでもあります。何より、月火は存在そのものが怪異であり、不死という特性を持っています。ただ、それでも暦にとってかわいい妹ということは変わりませんでした。そして阿良々木月火は、『偽物語』や『暦物語』、『終物語』など、登場が増えるごとに新たな魅力が見つかる人気キャラでもあります。
この記事のライター
Otokita Toma
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