【ワールドトリガー】太刀川隊は本部最強部隊！メンバーを一覧で解説

ワールドトリガーは異世界から現れた侵略者のネイバーと彼らから世界を守る防衛組織のボーダーの戦いが描かれており、太刀川隊はボーダーに所属する部隊の中でもトップクラスの強さを誇る部隊として登場しました。ここでは太刀川隊の特徴や結成までの経緯などをまとめ、ワールドトリガーの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

太刀川隊はボーダー本部に所属しているA級1位の部隊です。特例であるS級を除けば最強格の部隊とされています。原作漫画3巻にて遠征から帰還したチームとして登場し、部隊としての戦いは描かれていないものの、ナンバー1アタッカーと呼び声が高い太刀川慶を筆頭に1人ひとりの戦闘力が高いことが明かされています。

太刀川隊が結成した経緯は、当時A級首位に君臨していた旧東隊を超えたいと太刀川が思ったところから始まりました。最初に声をかけたのは国近と烏丸の2人で、彼らをダシに出水がスカウトされました。しかし、太刀川隊結成直後に旧東隊が解散となり彼らと勝負することは叶いませんでした。現在は烏丸が部隊を脱退し入れ替わりで唯我が加入しています。

隊服は黒のロングコートで両肩や襟口など至るところに短いベルトがついているのが特徴的です。全体的に中二感が強いですが太刀川の師匠・忍田をモチーフにしているそうで、太刀川隊の隊員たちは嬉々として着用しています。エンブレムは三日月をバックに3本の刀が描かれており、刀それぞれが太刀川、出水、烏丸を、三日月が国近を表しています。

ワールドトリガーは葦原大介によって週刊少年ジャンプ及びジャンプスクエアに連載されている漫画作品です。異世界からの侵略者と戦うボーダーたちの物語が描かれており、近未来な世界観とファンタジー要素の融合が人気を集めました。2016年2月時点での累計発行部数は350万部を突破しており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスも多数展開されています。

三門市に突然異世界への門が開くとネイバーという侵略者が街を襲いました。そこに謎の防衛組織・ボーダーが現れると短い期間で基地を建築し防衛網を整えました。それから4年が過ぎると門が開いているにもかかわらず人々はネイバーの脅威を忘れていくのでした。そんな時に空閑遊真が三門市に訪れると、ボーダーのC級である三雲修と出会い物語が始まりました。

ボーダーでは部隊の強さを表す指標としてC級～S級までの階級分けがされています。その中で太刀川隊はA級の1位につけており、特例で選ばれるS級を除けば最上級の強さを持っていることになります。ここではワールドトリガーにおける太刀川隊が最強部隊である理由や活躍についてまとめていきます。

太刀川隊のリーダーを務めている太刀川慶はナンバー1アタッカーと評価されており、出水は天才シューターとして名を馳せています。個人技の高さによって部隊のランキングが高いのは事実ですが、それ以上に対応力に秀でているとされており、戦場で的確に敵の能力や戦術を見抜き即座に対応できる部隊とされています。太刀川隊の強さは個人技を押し付けるよりも隙が無いチーム連携と言えるでしょう。ただし、太刀川隊のチームでの戦闘描写はワールドトリガー25巻時点で未だ描かれておらず、実際の強さは不明です。

太刀川隊による活躍は現状描かれていませんが、メンバーそれぞれがある作戦や任務に参加し功績を残すシーンが描かれています。ここでは太刀川隊メンバーが登場した場面と活躍した内容について解説していきます。ネタバレを含みますので閲覧する際はご注意ください。

異世界の近界遠征に向かった太刀川隊は風間隊と冬島隊と共に、未知のトリガー4本を持ち帰りました。遠征から帰還後は城戸から遊真の黒トリガー争奪を命じられ、玉狛支部に向かい任務を開始しました。しかし、太刀川は迅の待ち伏せに遭って手間取り、嵐山隊も介入したことで黒トリガー奪取に失敗してしまいました。

第二次大規模侵攻（アフトクラトル）では、部隊で動くことはせずそれぞれ個別に行動して功績を残しました。太刀川は本部に自爆攻撃を仕掛けたイルガーと戦い、討伐した後にはトリオン兵・ラービットと交戦しました。出水は米屋と緑川と共に対人型近界民（ランバネイン・ハイレイン）と戦い、出水が主力となって2体を討ち取りました。国近はオペレーターとして支援を担当し唯我のみ登場していません。

大規模侵攻の後に論功行賞が与えられると、太刀川は新型トリオン兵を撃破し単独でラービットを11体、その他敵戦力を削ったことから報奨金150万と1500ポイントを獲得しました。出水も米屋と緑川と共に対人型近界民を撃破したことや避難援護をしたことが称えられ、報奨金80万と800ポイントを獲得しました。

第二次大規模侵攻追（ガロプラ）では太刀川が風間と小南、村上と共に本部地下の遠征艇を防衛し、ガトリンとラタリコフの迎撃に貢献しました。なお、出水はランク戦の解説が重なっていたためガロプラに参戦しておらず、唯我は前回のアフトクラトル同様未登場です。

ここからはワールドトリガーにおける太刀川隊のメンバーの特徴を一覧で紹介していきます。ワールドトリガーに描かれているキャラクターはイケメンと美女が揃っていますが、太刀川隊には作者も公認しているイケメンが存在しています。また、A級1位という実力者ならではの戦闘技術と普段の日常で意外な趣味を持っているギャップにも注目です。

太刀川慶（たちかわけい）は太刀川隊の隊長とアタッカーを務めています。灰がかった癖のある茶髪と眠たげな目つき、顎鬚を生やしているのが特徴的です。飄々とした性格をしており適当な人間に見られたり胡散臭さが漂っていますが、個人ランク戦では攻撃手で1位を誇る実力者で趣味にランク戦で勝つことと答えるほど生粋の戦闘バカです。顎髭を生やしている理由も頭を良く見せたいからという単純な理由で、日常生活では抜けている部分が多く残念がエピソードが多々描かれています。

出水公平（いずみこうへい）は太刀川隊のシューターを務めています。男子高校生らしい軽いノリを持ち主で悩み事と無縁そうな人柄が特徴的ですが、その一方で常に考えながら戦うシューターと評されており状況に応じて最適な判断ができる天才でもあります。周囲からは私服のセンスがイマイチであることを指摘されており、『千発百中』と書かれたTシャツを持っていたり隊服のロングコートを「超かっけぇ！」と絶賛していました。

唯我尊（ゆいがたける）は太刀川隊のガンナーを務めています。太刀川隊に途中から加入したメンバーで、ボーダーの大手スポンサー企業の御曹司であることをコネに使って加入した経緯を持ちます。そのため実力は他のA級に比べて大きく劣っており出水から「お荷物くん」呼ばわりされているほどです。唯我自身は自分が弱いという自覚を持っておきながらも、A級1位であることを鼻にかけている態度が目立っています。

国近柚宇（くにちかゆう）は太刀川隊のオペレーターを務めています。タレ目とロングな髪型が特徴的で、ワールドトリガー登場キャラの中でも屈指のバストサイズの持ち主でもあります。絵に描いたようなふわふわ系な人柄をしていますが、ボーダー1のゲーマーと称されており食う、寝る、ゲームするのサイクルを繰り返している残念な美少女とされています。また、太刀川隊の隊室には彼女が持ち込んだゲーム機が大量にあるそうです。

烏丸京介（からすまきょうすけ）は元々太刀川隊に所属していたメンバーで、現在はA級の木崎隊（玉狛第一）のオールラウンダーを務めています。もさもさした黒髪と公式にイケメン認定されている顔つきが特徴的で、ボーダー内で彼に好意を持つ女性も何人か描かれています。戦闘では弧月と突撃銃を使い分ける万能タイプで烏丸専用トリガーのガイストは5種類のパラメーターを操作してあらゆる状況に対応できる特殊能力を秘めています。なお、烏丸がどういった経緯で太刀川隊を抜けたのかは明らかにされていません。

三雲が太刀川隊の隊室を訪れた時に部屋の中で国近と太刀川が楽しそうにゲームをしている様子が描かれていました。元々国近が重度のゲーマーとして知られていますが、彼女のゲームに他のメンバーが付き合うこともあるようです。また、隊室の中には国近が徹夜でゲームする専用の仮眠室が用意されており、ゲームで負けが込んでいくと涙ながら相手の首を絞めて怒るそうです。

ワールドトリガーはアニメ作品としても好評で人気があり、その要因の1つとして声優の演技が魅力的とされています。A級最強の部隊として名高い太刀川隊にも有名な声優がキャスティングされており、メンバーそれぞれの特徴をより魅力的なものに演じています。ここではワールドトリガーにおける太刀川隊メンバーの声優についてそれぞれ紹介していきます。

太刀川慶を演じた声優は浪川大輔（なみかわだいすけ）さんです。小学生の頃に海外テレビドラマの子供役の吹き替えでデビューしており、熱心な仕事ぶりから『天才』と評され人気作の吹き替えを担当し続けた経緯を持ちます。大人になった現在ではハスキーなバリトンボイスを活かして様々な作品に出演しています。

出水公平を演じた声優は石川界人（いしかわかいと）さんです。自分と声質が被る声優がいないプロ・フィットを選んだというデビューまでの経緯を明かしており、学生の頃から声優に強い憧れを抱いていたとされています。代表作品には『ハイキュー‼』の影山飛雄、『イナズマイレブンGOギャラクシー』の瞬木隼人などが挙げられます。

唯我尊を演じた声優は柿原徹也（かきはらてつや）さんです。ドイツ生まれの帰国子女であり日本のアニメ文化に関わる仕事がしたいという信念の元声優デビューを果たしました。熱血漢から冷徹なクール系までを演じ分けられる演技力を持っており、日本語以外を喋る役を担当することも多いです。

国近柚宇を演じている声優は庄司宇芽香（しょうじうめか）さんです。2018年に放送開始した『ゲゲゲの鬼太郎（第6作）』のメインヒロインであるねこ娘を演じたことで人気を集め、その他様々な人気作に出演しています。また、過去には欅坂46の冠番組『欅って、書けない？』のナレーションを務めています。

太刀川隊が最強である理由や結成の経緯などをまとめてきましたが、ボーダーの中でも有数の強さを誇る太刀川隊に対してワールドトリガーファンはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではワールドトリガーファンが思う太刀川隊の印象を、SNS上に寄せられているコメントを参照して内容を確認していきます。

太刀川隊のことが好きというコメントは比較的多く寄せられており、他の部隊と比べて太刀川隊が高い人気を集めていました。人気の理由は所属メンバーが個性的であることや隊服のコートを当然のように着ていることなどが挙げられており、旧メンバーの烏丸や新メンバーの唯我にも人気が集まっていました。

太刀川隊が最強であることはワールドトリガーファンの間でも共通認識のようでした。ボーダーには様々な部隊が所属しランク戦などでそれぞれの特徴が現れた戦法などが描かれていますが、その中でも太刀川隊が隙の無い強さを持っているということに感心する人が多くいました。

一部のファンからは太刀川隊が最強になった経緯や烏丸が脱退した経緯を明かしてほしいという声が寄せられていました。太刀川隊が結成したところからA級1位になるまでのエピソードは面白そうと言われており、本編で描かれることを期待している人が多くいるようです。

ワールドトリガーに登場する太刀川隊はボーダー本部最強格の部隊で、隊長の太刀川慶を始めメンバーそれぞれが目覚ましい活躍を残していました。戦闘では最強の部隊として頼られる存在でありながら、日常生活では少し残念に思われる個性的なところが太刀川隊の特徴であり魅力と言えるでしょう。今後のワールドトリガーにて烏丸が脱退した経緯や太刀川隊4人での活躍が描かれることを期待しておきましょう。