【ワールドトリガー】二宮匡貴の強さを徹底考察!人物像や魅力も紹介
『ワールドトリガー』の二宮匡貴について解説します。傑作SFアクション漫画『ワールドトリガー』で高い人気を誇る二宮隊隊長・二宮匡貴の強さや能力についてまとめました。また、彼の性格や意外に天然な魅力、作中で見せた活躍などについても詳しく紹介します。
目次
【ワールドトリガー】二宮匡貴とは?
『ワールドトリガー』に登場する多種多様なキャラクターの中で、二宮匡貴はクールかつ卓越した能力の持ち主として強烈な存在感を放っています。強さもさることながら、意外に天然な性格も魅力で、ファンからの人気は相当のものとなっています。そんな二宮匡貴の活躍について見る前に、まずは基本的な情報からおさらいしておきましょう。
二宮匡貴のプロフィール
『ワールドトリガー』に登場する二宮匡貴(にのみやまさたか)は、ボーダー本部所属B級1位である二宮隊の隊長です。ポジションはシューターになります。ランクは個人総合2位、射手1位となっています。年齢20歳の大学生で、身長184㎝、誕生日は10月27日で、血液型はA型です。ボーダー中トップクラスのトリオン量を誇り、隊服として黒スーツを着用するという特徴があります。
ワールドトリガーの概要
二宮匡貴が登場する『ワールドトリガー』は、葦原大介原作のSFアクション漫画です。2013年から連載が始まり、現在も継続中となっています。当初は「週刊少年ジャンプ」に掲載されていましたが、その後「ジャンプスクエア」に発表の場所を移しました。コミックスは既刊26巻(2023年8月現在)で、累計発行部数は350万部を超えています。2014年からはテレビアニメの制作も始まり、現在3rdシーズンまで放送されています。
ワールドトリガーのあらすじ
『ワールドトリガー』の物語は、突然異界への門が開いた街「三門市」を主な舞台として展開されます。門から現れる怪物(近界民)とその防衛組織「ボーダー」との戦いが続いているものの、三門市では一応日常が保たれていました。その中で中学生の三雲修は、ひそかにボーダー隊員として活動していましたが、ある日彼のクラスに空閑遊真という少年が転入してきます。ひょんなことで遊真と関わった修は、彼が門の向こう側からやってきたという事実を知るのでした。
【ワールドトリガー】二宮匡貴の強さやトリガー
『ワールドトリガー』に出てくる二宮匡貴は、クールかつ天然な性格とともに、その突出した強さを最大の特徴としています。ここでは彼の能力面に着目して、トリガーセットや使用する合成弾を紹介していきましょう。
二宮匡貴の強さや能力
『ワールドトリガー』の二宮匡貴は、前述のように二宮隊の隊長を務める人物です。二宮隊はB級ですが、実質的にA級の実力を備えています。二宮自身の能力もずば抜けており、ランクは個人総合2位、シューター1位と、ボーダー内屈指の成績を誇ります。トリオン量もボーダー中でトップクラスと、強さは非の打ちどころがありません。それに加え、戦術面においても高い能力を有しています。
二宮匡貴のトリガー
二宮匡貴の場合、シールドとバッグワームという大抵の隊員に共通するものを除けば、すべて弾トリガーで揃えるというシューターの典型例のような構成となっています。恵まれたトリオン能力から放たれる弾は、いずれも突出した強さを誇ります。1対1の局面において、数と威力重視の弾で有無をいわさず制圧するという戦法を得意とするほか、合成弾や奇襲なども状況に応じて使い分けることができます。
トリガー①アステロイド
二宮匡貴のトリガーセットで、メインとサブの両方にセットされているのがアステロイドです。シューターが最も基本とする標準的な通常弾にあたるトリガーで、トリガーキューブを自由に分割することで放ちます。立方体に分割する隊員が多い中、二宮の場合は主に四角錘や三角錐を用いています。
トリガー②ハウンド
こちらもメインとサブの双方にセットされているトリガーです。発射すると目標を自動的に追尾する機能を持ち、トリオン体に反応する誘導弾と、視線で誘導する追尾弾の2つに分かれます。また、ハウンド2つから成るホーネット、メテオラとの合成から成るサラマンダーという2種類の合成弾も使われます。追尾性能を調整したホーネットを使用したB級ランク戦ROUND8では、敵を追い込んで最終的に討ち取らせる活躍を見せました。
トリガー③メテオラ
メテオラは、二宮匡貴のメイントリガーにセットされています。着弾すると爆発する性質を持ったトリガーで、キューブ状態のまま設置したものを撃ち出し、爆弾として使ったり、スパイダーとの組み合わせでトラップとして機能させることもできます。また前述のように、二宮はハウンドと合成する形で、誘導弾として使用するという手法も見せました。
トリガー④シールド
シールドは防御用のトリガーで、固定シールドや両防御(フルガード)といった使い方ができます。前述のように多くの隊員が装備しており、二宮匡貴もメイントリガー、サブトリガーにセットしています。彼の場合トリオン能力が高いことからシールドも堅固で、威力最強の狙撃銃アイビスの攻撃も防ぐことができます。
トリガー⑤バッグワーム
バッグワームはステルス機能を持ったトリガーで、着用することでレーダーに映らなくなります。居場所の特定を避けたい狙撃手が常用するほか、奇襲用の備えとして攻撃手が使うこともあります。二宮匡貴もサブトリガーにセットしていますが、着用時襟を立てるのが二宮隊の特徴となっています。
二宮匡貴の合成弾
二宮匡貴の使う合成弾としては、「徹甲弾(ギムレット)」「強化誘導弾(ホーネット)」「誘導炸裂弾(サラマンダー)」があります。徹甲弾は2つのアステロイドから成るもので、優れた強さの貫通力を誇ります。続く強化誘導弾は前述のようにハウンド2つから成り、優秀な追尾力と微調整が効く点が特徴です。最後の誘導炸裂弾はハウンド+メテオラの合成弾で、対象を追尾し、着弾と同時に爆発する性質を持ちます。ROUND8の開始時において、レーダー上の遊真らを攻撃するのに用いられました。
【ワールドトリガー】二宮匡貴の人物像や魅力
上では『ワールドトリガー』における二宮匡貴の強さ・能力の側面を紹介しました。ここからは視点を変えて、二宮の性格や魅力面について紹介していきましょう。クールな見た目からは想像できない、意外な人物像が見えてくるはずです。
魅力①二宮隊の隊服がスーツになった理由
ボーダー隊員は、隊ごとにそれぞれ固有の隊服を身に着けています。多くの隊が動きやすさ重視でジャージのようなものを採用する中、二宮匡貴が隊服として選んだのは「黒スーツ」でした。理由は「コスプレ感を出したくない」というものでしたが、本人の意図とは異なり、余計にコスプレ感が際立つ結果となっています。
魅力②戦闘中はほぼポケットに手を入れて戦う
『ワールドトリガー』における二宮匡貴の性格と魅力について解説していますが、彼の特徴として、「戦闘中は基本的にポケットに手を入れている」というものもあります。漫画的にかっこよくはありますが、客観的には微妙に中ニ病感が漂うのも事実で、こうした点も作者や読者からいじられ愛されるポイントとなっています。
魅力③試合中に雪だるまを作っていた
続いて紹介する『ワールドトリガー』二宮匡貴の性格と魅力ですが、作中では戦闘中雪だるまを作るという謎の行動に出ています。これはB級ランク戦ROUND4終了時の描写で、二宮の足元に雪だるまが林立している(後で本人が作ったと確認されました)様子が確認できます。膠着状態の暇つぶしだったのかもしれませんが、二宮のシュールな性格の一端をよく伝えています。
【ワールドトリガー】二宮匡貴の活躍
上で紹介したように、意外にも天然で愛すべき性格の持ち主である『ワールドトリガー』の二宮匡貴ですが、彼の作中での活躍ぶりについても知りたいところです。ここからは、作中屈指の魅力的なキャラである二宮の主な見せ場を紹介していきます。
二宮匡貴の活躍
『ワールドトリガー』作中において二宮匡貴が見せた活躍は、主に以下のようなものとなっています。それぞれの場面で能力面での強さや性格的な魅力が描かれますが、具体的に見ていきましょう。
活躍①B級ランク戦ROUND3を観戦する
『ワールドトリガー』での二宮匡貴の活躍、まずはB級ランク戦ROUND3時のものについてです。出水とともに玉狛第二(三雲隊)vs那須隊vs鈴鳴第一(来間隊)を観戦した二宮は、勝ちを得た玉狛第二とその隊長・修について「雑魚」と言い切りました。同時に、千佳が人を撃てないことについても気づいています。
活躍②玉狛支部を訪れる
続いての『ワールドトリガー』作中における二宮匡貴の活躍は、玉狛支部訪問時のものです。鳩原未来の失踪について調べていた二宮は、事件の重要人物である雨鳥麟児の妹・千佳を訪ねて単身で支部を訪れました。修も二宮に雨鳥麟児についての情報提供を求めますが、二宮は情報は遠征部隊に選ばれてこそ価値を持つとして断っています。
活躍③B級ランク戦ROUND4
続いては、B級ランク戦ROUND4でのものです。ここで二宮隊は影浦隊・玉狛第二(三雲隊)・東隊と対戦し、勝利を得ました。二宮は絵馬と北添を撃破したほか、遊真もハウンドによる奇襲などの手を使って仕留める活躍を見せています。
活躍④ガロプラ侵攻
二宮匡貴の活躍紹介を続けます。ガロプラ襲来に際して二宮は、ガンナー・シューター部隊の一員としてトリオン兵と交戦しました。地上部隊の要を担ったほか実質的なリーダー役も務め、的確な指示を出して能力をいかんなく発揮しています。終わってみれば、(自発的なもの以外は)誰もベイルアウトさせないという見事な防衛を達成しています。
活躍⑤B級ランク戦ROUND8
『ワールドトリガー』のB級ランク戦ROUND8において二宮匡貴は、三雲隊・生駒隊・弓場隊と対戦しています。千佳を誘導炸裂弾で攻撃したり、弓場を1対1で下すなど、序盤から積極的に仕掛けます。最後は修の策にはまる形でダメージを負い、遊真にとどめを刺されますが、結局は1位で試合終了という活躍でした。
活躍⑥遠征選抜試験
活躍場面の最後は、遠征選抜試験でのものです。ここで二宮匡貴は、8番隊の隊長に選出されます。隊員決めのドラフトでは、第一プールで東を、第二プールでは千佳を選びます。第三プールでは、千佳と仲が良いということでユズルを選びました。結果的に、部隊のほとんどが狙撃手という偏った編成になっています。
二宮匡貴の名言
『ワールドトリガー』の二宮匡貴についていろいろ紹介していますが、本編中の活躍に続いては、印象的なセリフを取り上げてみましょう。作中で彼が発した名言は以下のようなもので、いずれも彼の人となりがよくわかるものとなっています。
二宮匡貴の名言①「ぬるい解説…」
ぬるい解説しやがって……
出典: renote.net
こちらは二宮匡貴の初登場シーンで発されたセリフです。B級ランク戦ROUND2の解説で玉狛第二を褒める太刀川に対し、上記の言葉を放ちました。二宮はここで玉狛第二の欠点をいくつか指摘し、その後その指摘が当を得ていたことが判明します。彼の眼力の高さや遠慮のなさを示す名言となっています。
二宮匡貴の名言②「座れよ…」
座れよ 三雲
出典: renote.net
『ワールドトリガー』における二宮匡貴の名言、続いては玉狛支部訪問時に彼が発したものです。この時は、玉狛支部に帰ってきた修たちの前に二宮がいきなり表れ、上記の言葉を投げかけました。二宮の方が年齢も立場も上ではあるものの、客とは思えない態度の大きさを感じさせる彼らしいセリフとなっています。
二宮匡貴の名言③「残念だが…」
……残念だが 三雲じゃ到底二宮隊(うち)の脅威にはならないな
出典: renote.net
『ワールドトリガー』二宮匡貴の名言、続いてはB級ランク戦ROUND8の時に発されたものを紹介しましょう。こちらは遊真の「あんた(二宮)を倒すのはオサム」という発言を受けてのものです。これは真意ではなく、遊真にもそれを指摘されています。実際、結果的に修の策略で玉狛第二に敗れることとなりました。
二宮匡貴の名言④「太刀川はだめだ…」
太刀川はだめだ 俺の部隊(チーム)に太刀川は要らない
出典: renote.net
最後に紹介するのは、遠征選抜試験中の戦闘シミュレーション時のセリフです。ヘルプユニットでどのメンバーを加えるかという話題で、二宮匡貴は上記のように断言しました。一応部隊編成上の理屈としては通るのですが、どう見ても私情がにじみ出ているところが妙におかしい名言です。
【ワールドトリガー】二宮匡貴の声優
『ワールドトリガー』の人気キャラ・二宮匡貴について紹介していますが、続いてはアニメ版における担当声優に焦点を当ててみましょう。癖の強いキャラだけに誰が演じているか気になるところですが、『ワールドトリガー』のアニメで二宮匡貴の声を当てているのは、次の人物になります。
二宮匡貴の声優は「諏訪部順一」
アニメ版『ワールドトリガー』で二宮匡貴を演じているのは、諏訪部順一です。ベテラン声優として数々の人気作品に出演しており、渋い低音の声質でクールなキャラを演じることが多くなっています。声優のほか、音楽の分野でも活躍しています。
諏訪部順一のプロフィール
諏訪部順一は1972年生まれの現在51歳で、出身地は東京都になります。大学卒業後いくつかの職業を経験した後、東京俳優生活協同組合に所属します。最初はナレーターやラジオDJなどの仕事が中心でしたが、『テニスの王子様』への出演をきっかけに声優としてもブレイクを果たしました。前述のように音楽活動も積極的に行っており、多数の作品をリリースしています。
諏訪部順一の主な出演作品
諏訪部順一の『ワールドトリガー』以外の主な出演作品は、上記の『テニスの王子様』(跡部景吾)や『黒子のバスケ』(青峰大輝)、『BLEACH』(グリムジョー・ジャガージャック)、『文豪ストレイドッグス』(織田作之助)、『呪術廻戦』(両面宿儺)などとなっています。
【ワールドトリガー】二宮匡貴に対する世間での評判や人気
クールで無表情の二枚目キャラながら、意外に天然な面を持つ曲者・二宮匡貴ですが、世の中の受け止めはどのようなものなのでしょうか。ここからは、二宮に対する世間の人気ぶりに焦点を当てて考察していきます。
最初に紹介するのは、「二宮匡貴を好きで誇らしい」という意見です。二宮は一見冷淡でとっつきにくい性格ながら、優しさも思いやりもあり、元部下の鳩原についてもかなり気にかけています。そうした彼の評価は、物語が進むにつれ急上昇しているもようです。
こちらは二宮匡貴に対し評価が上がったと告白するツイートです。前述のように二宮は、表向き冷淡な態度をとりながら、しっかり部下を気にかける優しさを持っています。本編ではそうした素の顔が徐々に明らかになってきており、二宮ファンが急増しています。
最後は、二宮匡貴と二宮隊への幸運を祈るツイートになります。上記のような隠された側面に触れれば、こうした感想が出るのも納得というところでしょう。二宮隊の面々への愛情の深さが伝わってきます。
【ワールドトリガー】二宮匡貴はお茶目な性格の強いキャラだった
『ワールドトリガー』の二宮匡貴について紹介してきました。このように、二宮匡貴は恵まれた能力や強さを持つエリート隊員であり、ボーダーで屈指の実力者となっています。性格は一見冷たく辛辣なだけのようですが、その一方で天然ボケな一面があり、さらに彼なりの優しさや思いやりもしっかり持っています。こうした魅力は回を追うごとに強く打ち出されるようになっており、これからも彼の言動から目が離せません。
この記事のライター
だいじろう
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