【ワールドトリガー】村上鋼は高い戦闘能力を持っている?強さや魅力を解説
ワールドトリガー内でも高い戦闘能力を持つ村上鋼は、サイドエフェクト持ちの優秀なボーダー隊員です。ここでは、その能力や強さ、戦術をもとに、彼の魅力について解説します。アニメ版ワールドトリガーの声優も紹介するので、村上鋼について深く知りたい方も必見です。
目次
【ワールドトリガー】村上鋼とは?
村上鋼はワールドトリガーに登場する、サイドエフェクト持ちの攻撃手(アタッカー)です。ここでは、村上鋼の基本情報をチェックしていきましょう。
村上鋼のプロフィール
村上鋼はボーダー隊員の中でもNo.4を誇る優秀なアタッカー(攻撃手)です。強化睡眠記憶というサイドエフェクトを持っており、能力を生かした冷静かつ実直なプレイスタイルが武器となっています。実力のある隊員ですが、来馬隊長率いるチームランクBの鈴鳴第一隊に所属し、同隊にはドジっ子系スナイパー別役太一と同い年のオペレーター今結花がいます。
ワールドトリガーの概要
ワールドトリガーは現在ジャンプSQ.で連載中のSFバトル漫画です。一般的なバトル漫画は1対1の闘いがメインなのに対し、チームで戦略を練る知力を使った戦闘がワールドトリガーの特徴となっています。
ワールドトリガーのあらすじ
人口28万人の三門市(みかどし)は、ある日突然異世界からやってきた近界民(ネイバー)から大規模攻撃を受けます。地球で作られた武器では倒せない近界民に手も足も出ない状況の中、ボーダーと名乗る組織が登場し敵を撃退します。同市に住む三雲修は、転校生空閑遊真が近界民であることを知り、そこから運命が大きく動き出していきます。
【ワールドトリガー】村上鋼の強さや戦闘能力
ここでは、村上鋼の強さや戦闘能力を見ていきましょう。彼の持つサイドエフェクトについても詳しく紹介します。
村上鋼の戦闘スタイルや戦術
戦闘スタイルは弧月(こげつ)とレイガストを使った攻守一体型です。ボーダー内でもNo.4のアタッカーであり、戦闘能力が極めて高く空閑遊真でも苦戦を強いられる隊員でもあります。村上鋼が属する鈴鳴第一の戦闘術は、村上鋼を前衛とした攻撃を、来馬隊長(ガンナー)と別役太一(スナイパー)が援護する陣形をとっています。
村上鋼のサイドエフェクト「強化睡眠記憶」
村上鋼のサイドエフェクトは強化睡眠記憶というものです。人間の脳は、睡眠をとっているとき記憶の定着や整理をしていると言われています。彼はその能力が人よりかなり極端で、何かを学び理解した後に睡眠をとることで、学んだ内容を記憶することができます。ただ、このサイドエフェクトはただ眠れば記憶してしまうというわけではなく、経験して理解することが重要です。村上鋼は、学習能力や理解力においても、人より優れた才能を持った隊員なのです。
村上鋼は荒船隊隊長を超えられる?
荒船隊隊長の荒船哲次は、元々優秀なアタッカーとして活躍していました。しかし、村上鋼というサイドエフェクト持ちのアタッカーの登場によって、アタッカーを辞めたのでは?と隊員の間で噂されていたのです。鋼と荒船は同い年の18歳ですが、荒船の方がかなり前からボーダーに入隊していました。鋼が入隊してからは同い年ということもあり二人は仲良くなり、荒船がアタッカーとしての闘い方を教えていたのです。
話は戻り、鋼は噂をかなり気にしており、涙を流しながら「みんなからいろいろ教えてもらって、オレが楽しくなってくると…だんだん最初からいた人間はいなくなってく」と鈴鳴第一のメンバーに話します。しかし実際は、荒船にはオールラウンダーになるという夢を抱いており、アタッカーとしてはマスタークラスになってしまったため、辞めて別の技術を磨くという理由があったのです。
ポイントだけを見ると鋼の方が強いのですが、荒船はアタッカーもスナイパーもでき、さらには荒船隊の隊長というリーダーの組織も兼ね備えています。ボーダー界隈では村上鋼の方が強いと思っている人も多いですが、二人のうちどちらが強いのかは時と場合によると推測されます。
【ワールドトリガー】村上鋼の登場シーン
次に、ワールドトリガーでの村上鋼の登場シーンをチェックしていきましょう。彼の戦闘能力の高さが分かるシーンを厳選して紹介します。
登場シーン①大規模侵攻
ワールドトリガーの序盤では、異世界(ネイバーフット)にある軍事国家アフトクラトルからの大規模侵攻を受けます。ここでボーダーは、これまで戦ったことのない高い戦闘力を持つラービットという近界民に苦戦を強いられるのです。B級隊員が次々と倒されていく中、村上鋼は一人で4体のラービットを相手に戦い、負傷をしながらも足止めに成功します。太刀川慶が駆けつけることでラービットは撃退でき、内2体は村上鋼が相当なダメージを負わせていることから二級戦功を得ることにつながりました。
登場シーン②B級ランク戦 Round3
B級ランク戦Round3では、鈴鳴第一と那須隊、三雲修率いる玉狛第二が激突します。天候やワープ地点に恵まれなかった玉狛第二は、開始早々砲撃によって橋を破壊しチームを分断させます。村上鋼がいるエリアには空閑遊真と那須隊の熊谷友子の3人が残り、鋼の冷静かつ堅い戦闘スタイルによって熊谷は倒されてしまいます。練習試合で空閑の闘い方を記憶していた鋼でしたが、空閑の機転で水中戦に持ち込まれ、うまく動けないところをスコーピオンで刺されてしまい敗北しました。
登場シーン③ガロプラとの戦い
B級ランク戦の最中、アフトクラトルの従属国家ガロプラによってボーダー本部が攻撃を受けてしまいます。ここで村上鋼は、No.4のアタッカーとして、太刀川慶、風間蒼也、小南桐絵、とともに遠征兵2人組と闘うことになるのです。ガロプラは少数精鋭の手練が揃っており、ボーダーを代表するトップアタッカー4人をもってしても苦戦を強いられます。
村上鋼は初めての敵に対しても冷静に対処し、敵が狙っているボーダーの遠征艇を破壊されないようレイガストで守り続けます。片腕をなくしつつも、二度も大砲をガードすることに成功し、ボーダーの勝利に大きく貢献しました。
登場シーン④B級ランク戦 Round7
B級ランク戦Round7は、鈴鳴第一、影浦隊、東隊、ヒュースが加入した玉狛第二の四つ巴となりました。ショッピングモールの中での戦闘がメインとなりましたが、鈴鳴第一は別役太一のスイッチョフ作戦により電気を付けたり消したりしながら敵の目をくらまし戦います。村上鋼の新武器である黒い弧月(色が黒くなっただけ)との相性も良い作戦です。この作戦によって鋼は影浦雅人に大きなダメージを負わせることができ、自身の得点にもつなげています。
登場シーン⑤閉鎖環境試験
遠征選抜第一試験は、遠征艇を想定した閉鎖空間の中で行われる閉鎖環境試験です。本部が決めたリーダーが、メンバーを指名しオペレーター含む5人チームで衣食住をともにしながら課題に挑みます。村上鋼はリーダーに選ばれ、堤、熊谷、倉内、氷見(オペレーター)で「村上10番隊」をつくります。このメンバーは波風立てない穏やか気質が共通しており、及第点は取れるが尖っていない人格者チームとなっています。
村上鋼は隊員としての能力こそ高いものの、リーダーとして指示するのがあまり得意ではありません。本部も鋼がどこまでリーダーシップを発揮できるのか試しており、村上鋼の真価が問われる展開となっています。
【ワールドトリガー】村上鋼の魅力や他キャラとの関係
ここでは、ワールドトリガー村上鋼の魅力や他キャラとの関係性について紹介します。彼の魅力は一言で言うと「ギャップ」と言われています。
村上鋼の魅力
強化睡眠記憶という強力なサイドエフェクトを持ちながらも、決してワンマンにならず自分に与えられた任務を確実にこなしていくのが村上鋼の魅力の1つです。自分より戦闘力が劣る隊長に対しても、人格を認めて尊敬できるところや、ドジっ子な後輩を温かく見守ることができるところも彼の人柄の良さを表しています。また、友人のこととなると涙を流してしまうところも彼の魅力です。盤石の強さを持ちながらも泣いてしまうのは、ファンにはたまらないギャップです。
魅力①ストイックな性格
強化睡眠記憶は学習と理解、それを体現する力がなければその能力を最大限に発揮することはできません。村上鋼がサイドエフェクトを活かしている背景には、日々の学びや鍛錬が欠かせないのです。実際、彼が弧月を使えるようになったのは荒船の教えがあったからですし、同時に二人を切れる旋空弧月は彼の身体能力あってこその大技でした。
魅力②来馬隊長への信頼
鈴鳴第一の隊長である来馬は、能力的に村上鋼より劣る隊員です。ボーダーでも指折りの温厚さを備えた穏やかな性格の持ち主で、同隊別役太一のドジっ子すぎる言動にも怒らず誠実に向き合っています。荒船とのことで泣いていた村上鋼のために、雨の中荒船に会いに行き、荒船にその真意を確認するシーンは、ファンの中でもかなり印象的なシーンでもあります。チームを大きな優しさで包み込みながらも、仲間のために即座に行動できるのが、鈴鳴第一来馬隊長なのです。
ランク戦では実況の太刀川慶が「村上と太一はどんな状況でも来馬を庇うよ、鈴鳴第一ってのはそういうチームだ」と話しています。村上鋼も別役太一も来馬隊長という人物そのものを尊敬しており、他のチームから見ても固い信頼関係で結ばれているのが鈴鳴第一というわけです。
村上鋼と荒船哲次の関係
荒船哲次と村上鋼は同い年の18歳で、荒船の方が先にボーダーに入隊しています。鋼が入隊してからはすぐに意気投合し、荒船が弧月の師となり戦い方を教えていました。荒船がアタッカーを辞めた際には、鋼は涙を流して自分が技を盗んだ(記憶した)せいで辞めてしまったと後悔します。ところが、荒船は「他人の努力を盗んでるだあ?俺の教え方がうまいんだよ!自惚れんな!」と一蹴し、鋼のせいではなかったことを伝えます。
村上鋼と影浦の関係
影浦隊隊長の影浦雅人は感情受信体質というサイドエフェクトを持っており、自分に向けられている感情が肌に刺さるように感じてしまいます。特に敵意に敏感なのですが、穏やかな性格の村上鋼とは一緒にいることが多く、待ち合わせをして実家のお好み焼き屋で食事をするほど良好な関係を築いています。
村上鋼と空閑の関係
空閑遊真と村上鋼は、B級ランク戦Round3の前に個人戦をしてからの関係です。お互い強さを認め合っており、彼自身もランク戦では空閑が自分を狙ってくると予想していました。空閑も影浦に気に入られているので、鋼も含めたメンバーでお好み焼き屋にも行っています。空閑は鋼の隣でお好み焼きを作って食べるのですが、鋼が微笑みながら「ヤケドするなよ」と言っているところから友人としても良い関係であることが分かります。
村上鋼と太刀川の関係
A級太刀川隊の隊長である太刀川慶は、飄々(ひょうひょう)としている性格ながら「趣味はランク戦」という戦闘バカと言われています。総合・攻撃手(アタッカー)ともにボーダーNo.1の隊員ですが、村上鋼はそんな太刀川からも一目置かれる存在です。実際、ガロプラによる攻撃を受けた際には、チームを組んで敵を撃退しました。鋼が敵の大砲を止めた際には「さすが」と評しており、彼の腕を認めているのが分かります。
【ワールドトリガー】村上鋼の声優
ここでは、アニメ版ワールドトリガーの村上鋼の声優を紹介します。巷では「声が良い」「鋼に合ってる!」と好評です。
村上鋼の声優は「野島裕史」
アニメ版ワールドトリガーの村上鋼の声優は、野島裕史(のじまひろふみ)さんです。弟に声優の野島健児、作家の野島智司がおり、まとめて野島兄弟と言われています。
野島裕史のプロフィール
野島裕史さんは東京都杉並区出身、1973年4月16日生まれの49歳(2023年2月時点)です。元々放送制作会社の会社員でしたが、人手不足でやったナレーションの仕事がきっかけで他社からもオファーが来るようになり、声優を志すようになります。演劇学校を卒業後は事務所に所属し、NHKのナレーションをレギュラーで担当していました。大の自転車好きで、仕事の移動だけでなくレースにも参加しています。自転車を題材とした『弱虫ペダル』では石垣光太郎役をつとめています。
野島裕史の主な出演作品
野島裕史は多くの人気アニメ作品で声優を担当しています。ワールドトリガーの村上鋼以外にも、『イナズマイレブン(豪炎寺修也)』『黒子のバスケ(伊月俊)』『メジャー(沢村涼太)』『キングダム(蒙恬)』『灼眼のシャナ(池速人)』などに出演しており、Webアニメやゲームでも声優をつとめています。
【ワールドトリガー】村上鋼に対する世間での評判や人気
ここでは、ワールドトリガーでの村上鋼の評判や人気について紹介します。村上鋼はワールドトリガーの中でも、人気の高いキャラクターです。
村上鋼のサイドエフェクト強化睡眠記憶について「欲しい!」というツイートが多く見られました。確かに、眠っただけで学んだことが記憶できるのはうらやましいですが、この能力はしっかり理解することが前提です。村上鋼ほど使いこなせるかどうかは微妙なところです。
村上鋼の強さを評価する意見も多数見られました。村上鋼の武器はサイドエフェクトですが、初見の戦闘であってもしっかり闘える強さも兼ね備えています。サイドエフェクトなしでも強いのですから、遠征組に選ばれる可能性も大いにあります。
村上鋼はNo.4アタッカーという強さを持ちながらも、友人のことになると泣いてしまうというギャップの持ち主でもあります。友人と話す際には笑ったり柔らかい表情になったりするので、そこが可愛いという意見もあります。
【ワールドトリガー】村上鋼は高い戦闘能力のキャラだった
今回は、鈴鳴第一のエースでありボーダーNo.4アタッカーである村上鋼について紹介しました。村上鋼は強化睡眠記憶というサイドエフェクトを持っていますが、能力を使わずとも戦闘力が高いということが分かりました。アニメ版ワールドトリガーでは村上鋼のかっこいい戦闘シーンが目立ちますが、漫画ではリーダーシップが問われている展開です。これまでとは違った村上鋼が見られるのか、今後の展開を楽しみに待ちましょう。
この記事のライター
うたこ
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。