【ワールドトリガー】ヒュースがボーダーに入隊した理由は?強さや声優も紹介
『ワールドトリガー』でも人気上位であるヒュース。元はボーダーと敵対する組織にいた彼が、いかなる経緯でボーダー入隊に至ったのか、組織に置き去りにされた理由を解説します。また、ヒュースの強さやアニメ版『ワールドトリガー』の声優、陽太郎との意外な関係も紹介します。
目次
【ワールドトリガー】ヒュースとは?
ワールドトリガーの人気キャラクターであるヒュースは、元はボーダーと敵対する組織の近界民(ネイバー)です。ここでは、ヒュースの基本的なプロフィールや性格、ワールドトリガーのあらすじを紹介します。
ヒュースのプロフィール
ヒュースは、近界最大級の軍事国家『アフトクラトル』出身の近界民(ネイバー)です。三門市への大規模侵攻の際に遠征部隊の一人としてやってきました。
ヒュースの性格
ヒュースはワールドトリガーに登場するキャラクターの中でも、極めて真面目で忠誠心が強い性格をしています。捕虜としてボーダーに捕まった際にも「こちらの情報は一切教える気はない」と強気の姿勢でした。一方でオフの時間は、マイペースで抜けているところがあり、ファンの間では「ギャップが可愛い!」と言われています。
ワールドトリガーの概要
ワールドトリガーとは、異世界からの侵略者である近界民(ネイバー)と防衛組織ボーダーとの闘いを描いたSFバトル漫画です。一対一のバトル漫画とは違い、集団で戦うことで侵略者を撃退していく点が特徴です。
ワールドトリガーのあらすじ
人口28万人の三門市(みかどし)に、ある日突然異世界からの侵略者「近界民(ネイバー)」がやってきます。地球の武器が効かない近界民への対抗として、防衛組織ボーダーが現れ、近界民を見事撃退します。三門市に住む正義感の強い中学生三雲修(みくもおさむ)は、転校生である空閑悠馬(くがゆうま)と出会うことで運命が大きく動き出しました。
【ワールドトリガー】ヒュースのボーダー入隊や置き去りの理由
ヒュースは軍事国家アフトクラトルの戦闘部隊として三門市へやってきましたが、仲間に置き去りにされてしまったのでしょうか。ここでは、置き去りにされた理由やボーダー入隊にいたる経緯を紹介します。
ヒュースが置き去りにされた理由
ヒュースが仲間に置き去りにされた理由は、ずばり「ヒュースの存在が邪魔だったから」です。そもそもアフトクラトルは、国を維持している核「神(マザー)」の寿命がつきそうな状態でした。国を維持するためには、神への生贄(いけにえ)が必要です。アフトクラトルの戦闘部隊隊長であるハイレインは、生贄として配下にある「エリン家」の当主を差し出す計画を立てていました。
ヒュースはエリン家の出身で当主に高い忠誠を誓っており、当主が生贄にされることを知ったら反発することが予想されます。内輪もめを避けるために、ハイレインはヒュースを置き去りにしたというわけです。
ヒュースのボーダー入隊の経緯
ワールドトリガー序盤では敵対する組織の一員であったヒュースが、なぜボーダー入隊に至ったのでしょうか?ここでは、ヒュースがボーダー入隊に至った経緯を紹介します。
ヒュースはその後玉狛支部で過ごすことに
アフトクラトルの大規模侵攻後、ヒュースはボーダーの捕虜となります。玉狛支部の迅悠一の助言によって、捕虜ながら玉狛支部で過ごすことになります。
ヒュースのガロプラ遠征兵への交渉は失敗
捕虜として玉狛支部で過ごす間に、乱星国家ガロプラからボーダーの本部への攻撃があります。A級の隊員の活躍によってガロプラの遠征部隊を撃退しましたが、ヒュースはガロプラの遠征艇に乗せてもらい本国を帰還することを企てます。ガロプラ遠征兵レギンデッツと会うことができましたが、ガロプラはアフトクラトルの従属国家であり、過去にアフトクラトルからの大規模侵攻を受けていました。
レギンデッツにはアフトクラトルへ大きな恨みがあり、ヒュースの角を見た途端に顔色を変えてしまいます。レギンデッツは、アフトクラトルからの指示によって、「捕虜を見つけても助けなくて良い、いざとなったら始末していいって通達がきている」「お前は国に捨てられた」と伝えました。ガロプラを介しての帰還が難しいと判断したヒュースはレギンデッツを倒します。
ヒュースの迅への交渉
ヒュース・迅悠一・陽太郎とともに玉狛支部のB級ランク戦を観戦していたことがありました。3人で勝敗を賭けていましたが、ヒュースはその賭けに勝利し迅悠一から「何でも言うことをきく」権利を勝ち取ります。すぐには回答しなかったヒュースでしたが、ガロプラ遠征兵への交渉が失敗したことにより「俺をアフトクラトルへ送り届けろ」と迅悠一に伝えます。迅悠一はそれに応えるように玉狛第2への入隊を提案します。
ヒュースはボーダーに入隊することになった
上層部は敵国の捕虜を組織に入れることについて、当初反対の姿勢でした。しかし、膨大なトリオン量を持つ雨取千佳を遠征艇に乗せることを交換条件としてヒュースの入隊を認めます。また、遠征の案内役として使える点も上層部への交渉の材料となりました。
ヒュースはすぐにB級隊員まで昇格
ヒュースは入隊初日にB級隊員へ昇格します。C級隊員がB級へ上がるには、4000ポイントが必要であり、入隊初日はほとんどの隊員が1000ポイントからスタートします。ヒュースも1000ポイントからスタートしましたが、初日の戦力テストで圧倒的な強さを見せつけ、あっという間に4000ポイントに到達してしまいます。これはボーダー創設以来の最短記録となりました。
ヒュースは玉狛第二に正式加入
入隊初日にB級隊員まで昇格したヒュースは、さっそく玉狛第二に正式加入します。オペレーターである宇佐美栞はすでにヒュースの隊服を用意しており、ここで初めてヒュースの隊服姿がお目見えします。
ヒュースのボーダー入隊の主な理由は陽太郎?
ヒュースのボーダー入隊のきっかけとして、欠かせないのが陽太郎の存在です。捕虜として玉狛支部に身を寄せることになってから、陽太郎と2人でいるシーンが度々描かれています。陽太郎自身も「ヒュースにはおれがいろいろしこみました」と言うシーンがあり、親しみを込めて関わっているように見えます。さらには、ヒュースが帰還を企てていることを察知した陽太郎が「しんぱいするな、いつかちゃんとうちにかえれる」と声を掛けてあげるシーンがあります。
一方で、ヒュースも陽太郎に心を許しているところもあり、帰還をしようと玉狛支部を出る際に「…世話になったな…先輩」と言うシーンもあります。ガロプラ遠征兵であるレギンデッツとの交渉の際には、アイコンタクトだけで「刺したふりスコーピオン」という技も繰り出しており、二人の息の合ったコンビネーションが見られる名場面とも言われています。
【ワールドトリガー】ヒュースの強さ
ここからは、ワールドトリガーの人気キャラクターであるヒュースの持つトリオン量や他キャラとの強さ比較を紹介します。ヒュースが使っていた黒トリガーや、ノーマルトリガーについても解説します。
ヒュースの角とトリオン量
ヒュースの頭には角(ホーン)が埋め込まれており、これによってトリオン量がかなり多くなっています。アフトクラトルの戦士は、子どものうちにトリガー受容体である角を埋め込まれました。角を埋め込むことによって後天的にトリオン能力の高い人間を造り出しています。ヒュースのトリオン量は18と言われており、これはボーダー最大トリオン量を誇る雨取千佳の38に次ぐ2位の数値となっています。
ヒュースの黒トリガー「蝶の盾(ランビリス)」
「蝶の盾(ランビリス)」は、アフトクラトルでも最新技術を搭載したトリガーで、アフトクラトルによる大規模侵攻の際にヒュースが使用していたトリガーです。磁力を帯びた欠片を無数に放ち攻撃やカードをします。玉狛へ入隊してからは使用しておらず、「蝶の盾(ランビリス)」は玉狛支部が保管をしています。
ヒュースのノーマルトリガー
ヒュースが使用するトリガーは、主に「弧月(こげつ)」「バイパー」「エスクード」です。チームの弱点を補強するために、玉狛第二が使っていなかったトリガーを自ら選んでいました。ヒュースは大規模侵攻の際に、迅悠一と烏丸京介と戦っており、バイパーとエスクードに苦戦を強いられたことから取り入れたのではないかと言われています。
ヒュースの強さを他キャラと比較
ヒュースはトリオン量がボーダー2位と膨大な上に、アフトクラトルでも最年少で遠征部隊に選ばれた逸材です。ここでは、ヒュースの強さを他のキャラと比較しながら紹介します。
強さ比較①遊真
ワールドトリガーで準主役とも言える遊真は、ヒュースと同じ近界民(ネイバー)です。ヒュースはボーダーへ入隊してすぐ、自分が使うトリガーを選ぶために遊真と手合わせをしました。その際、エンジニアであるクローニンから「現時点だとまだ遊真の方が上だね」と言われています。ただ、この時点ではボーダーのトリガーに慣れていないだけであり、遊真と互角の強さを持っているとも考えられます。
強さ比較②迅
迅はワールドトリガー主役である三雲修が、ボーダーに入隊するきっかけともなったボーダーでも屈指の強さを誇る隊員です。ワールドトリガー序盤では、黒トリガー使いとしてS級隊員という立場でした。ヒュースと迅はアフトクラトルの大規模侵攻の際に、一対一で戦っています。ヒュースの「蝶の盾(ランビリス)」に苦戦しつつも、迅のサイドエフェクト「予知」によってヒュースが置き去りにされる未来を伝えることで、ヒュースの冷静さを奪い捕縛に至りました。
一見すると迅の方が強いようにも見えますが、迅がヒュースよりも強いとしたら捕縛ではなく倒すこともできたのでは?という意見もあります。もしかすると、ヒュースをボーダーに入れるという未来の他に、ヒュースに負ける未来が見えていたのでは?という考察もされています。
【ワールドトリガー】ヒュースの声優
ここでは、アニメ版ワールドトリガーのヒュースの声優を紹介します。ワールドトリガー以外の出演作品なども登場するので、ぜひ参考にしてみてください。
ヒュースの声優は「島﨑信長」
アニメ版ワールドトリガーでは、島﨑信長さんが声優をつとめています。アニメ声優の他、ゲームの声優や歌い手としても活躍しています。
島﨑信長のプロフィール
愛称「ノッブ」「信長」で親しまれている島﨑信長さんは、宮城県出身の34歳(2023年2月時点)です。身長174cm、体重54kgとスマートな体系で、笑顔が可愛い爽やか系イケメンと言われています。『テニスの王子様』に憧れテニス部に入部したり、声優界きっての「ラブライバー」として有名だったりなど、島﨑信長さん自身もアニメやゲームをこよなく愛しています。同期に人気声優の松岡禎丞(まつおかよしつぐ)さんがおり、「親友であり良きライバル」と公言しています。
島﨑信長の主な出演作品
ワールドトリガーではヒュースを演じている島﨑信長さんですが、他のアニメでは『ブルーロック(凪誠士郎)』『呪術廻戦(真人)』『ハイキュー(角名倫太郎)』『Free!(七瀬遙)』『ソードアートオンラインアリシゼーション(ユージオ)』など、多数の人気作品に出演しています。キャラクターソングも多数歌っており、中でも男性二人組バーチャルユニット「LIP×LIP」の柴崎 愛蔵としてもCDを出しています。
【ワールドトリガー】ヒュースに対する世間での評判や人気
戦闘力が高く真面目なヒュースですが、マイペースな上に困っても自分から人に助けを求めることをしない性格もあり、小南桐絵から「甘えんボーイ」と言われています。世間では「ギャップが良い!」「かわいい」という声が多数あがっています。
近界民ながら箸を使って上手に麺を食べているところが印象的なシーンです。箸の持ち方が間違っていますが、そこが可愛いというツイートが後を後を絶たず、本誌発売当日のTwitterトレンド入りを果たしています。
ヒュースは他の隊員に比べて食べるシーンが多いキャラでもあります。大きな口を開けて地球の食べ物をもぐもぐと食べる姿が「可愛い!」とアニメ版でも多くのファンを魅了しています。
自転車については、ワールドトリガーのストーリーの序盤で遊真が千佳に教わるシーンがあり、ヒュースでも同じシーンが描かれていることに感動した読者も多かったようです。小南桐絵に馬鹿にされるのが嫌で乗ってみるところも、無表情で転んでしまうところも両方可愛いシーンになっています。
【ワールドトリガー】ヒュースのボーダー入隊の理由はおそらく陽太郎
今回は、ワールドトリガーでも人気のキャラクターであるヒュースのプロフィールや強さ、敵国出身ながらボーダーに入隊する経緯などを紹介してきました。ヒュースがボーダーへ入隊する理由には、アフトクラトルへの帰還はもちろんですが、陽太郎が関わっているということが分かりました。ヒュースは常に冷静かつ強気な姿勢を崩しませんでしたが、未知の星で捕虜になる状況については多少の不安はあったと予想されます。
そんな中でも常にフランクに寄り添ってくれた陽太郎は、ヒュースにとって特別な存在になっていたと推測されます。また、「世話になったな…先輩…」という言葉からも、陽太郎に対して心から感謝している様子がうかがえます。玉狛第二に入隊して間もないヒュースですが、隊員としての活躍も楽しみにしながら見守っていきましょう。
この記事のライター
うたこ
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