【ワールドトリガー】ハイレインは最大の敵となる?人物像や強さを解説
ハイレインは漫画「ワールドトリガー」に登場するキャラクターです。四大領主の中でも最大派閥を率いている人物で、作中屈指の実力者として描かれています。「ワールドトリガー」に登場するハイレインの人物像やその強さ、他のキャラとの関係性について見ていきます。
目次
【ワールドトリガー】ハイレインとは?
ハイレインは漫画「ワールドトリガー」の作中に登場するキャラクターの一人です。主人公達が所属する「ボーダー」とは敵対関係となっている近界民の一人でもあり、作中屈指の実力者として描かれています。ハイレインの素性と、「ワールドトリガー」の作品概要について見ていきます。
ハイレインのプロフィール
- 出身:アフトクラトル
- 身長:180cm
- 年齢:29歳
- トリガー(黒):卵の冠(アレクトール)
- 好きなもの:優秀な駒・陽動・分断・家族・穏やかな暮らし
ハイレインは軍事国家・アフトクラトルを統べている「四大領主」の一角で、その中でも最大派閥となるベルティストン家の当主も務めています。近界の人々によって起こされた「大規模侵攻」にてハイレインは隊長として部隊を指揮していました。このため「ワールドトリガー」の作中でも非常に重要なポジションの敵キャラクターと言えます。指揮官としての高い能力に加え、彼の持つ特殊能力「黒トリガー」の強さも、他のキャラクターとは一線を画す性能となっています。
ワールドトリガーの概要
「ワールドトリガー」は漫画家の葦原大介さんによって連載されている少年漫画です。「週刊少年ジャンプ」にて2013年~2018年まで連載された後、2019年からは月刊誌である「ジャンプスクエア」に移籍し、連載を続けています。近界民(ネイバー)と呼ばれる異世界からの侵略者と、防衛組織・ボーダーの戦いを描くSFアクション作品となっています。「ワールドトリガー」はその高い人気からアニメ化も果たしています。
ワールドトリガーのあらすじ
28万人の住民が暮らす日本の都市・三門市に、ある日突然、異世界へ通じる「門(ゲート)」が開き、「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物達が現れ世界への侵攻を開始します。一切の兵器が通じない存在に誰しもが恐怖しますが、突如現れた界境防衛機関「ボーダー」によって怪物は退けられ、世界は平穏を取り戻しました。その4年後、三門市にやってきた空閑遊真と三雲修という二人の少年が出会うことで、物語は大きく動き出していきます。
【ワールドトリガー】ハイレインは最大の敵となる?人物像を考察
「ワールドトリガー」に登場するハイレインは近界民として主人公らと敵対して、多数の軍勢を率いてこちらの世界への侵攻を企てているキャラクターです。ここからはミラやランバネインといった他の登場人物の関係性なども交え、彼が「ワールドトリガー」の作中で最大の敵となるのかどうかについて考察していきます。
ハイレインは冷徹な性格?
ハイレインは非常に冷静沈着な人物で、「ワールドトリガー」の作中でもとにかく慎重な立ち回りを見せています。作戦を立てる際も常に失敗を想定して二の手、三の手を考えて動くなど、指揮官としての実力の高さがうかがえます。また、目的のためにならば手段を選ばない冷徹さも兼ね備えており、作戦や任務を遂行することを第一に考え行動しています。この徹底した効率主義的な考え方や姿勢も、彼の強さの一因となっています。
ハイレインの結婚相手の候補はミラ?
ハイレインは「ワールドトリガー」の作中では結婚していませんが、大規模侵攻の遠征メンバーの一人・ミラの人物紹介の中で、政略的にハイレインと結婚する可能性が示唆されました。作者の葦原大介さん曰く、ハイレインだけでなくミラの結婚候補となっている男性は彼女の存在を内心ではビビっているらしく、作中では語られないハイレインとミラの関係性が読み取れます。
ハイレインの弟はランバネイン?
アフトクラトル遠征部隊の隊員の一人であるランバネインは、隊長であるハイレインの弟にあたります。兄のハイレインは冷静沈着な性格をしていますが、弟のランバネインは豪快かついつも笑顔を浮かべているなど、どこか対照的な存在として描かれています。
ハイレインは隊長として大規模侵攻を指揮
「ワールドトリガー」の作中では近界民達による「大規模侵攻」が二度発生していますが、その中でもハイレインは二度目に発生した「第二次大規模侵攻」にて、近界民達の軍を統制する隊長を務めていました。その高い戦略眼を活かし、ハイレインは軍を率いてボーダー達と対峙します。
ハイレインの表向きの目的
「ワールドトリガー」のコミックス6巻からハイレイン達による「大規模侵攻」が仕掛けられますが、彼らがこちらの世界に侵攻を行ったのは、大国・アフトクラトルを支えるための新たな「神」の候補を見つけるためでした。アフトクラトルは「マザートリガー」によって構成されている星でしたが、これを動かすためには「神」と呼ばれる優秀なトリオン能力者が必要となり、この次代の「神」たりえる存在を探しにやってきたのです。
ハイレインの本当の目的
ハイレインは新たな「神」を探すために「大規模侵攻」を仕掛けてきましたが、それには真の目的がありました。実はハイレインは「神」の候補として、エリン家の当主に狙いを定めていました。当主を「神」にすることができれば、彼に仕えているヒュースを排除することができ、ハイレインとしても好都合だったのです。さらにその過程でトリガー角の影響により人格に問題の出ていたエネドラを処分するなど、自分にとって邪魔となる存在をまとめて排除することが彼の目的でした。
ハイレインは四大領主の一人だった?
ハイレインが所属する国家・アフトクラトルは徹底した階級社会ですが、そのトップに君臨する名門こそが「四大領主」と呼ばれる存在です。アフトクラトルでは常に領主同士の権力闘争が繰り広げられていますが、ハイレインはこの中でも最大派閥とされる「ベルティストン家」の当主を務めています。
ハイレインは最大の敵になる?
ハイレインは近界民として、現実世界である「玄界」への侵攻を企てています。アフトクラトルを守るためという表向きの理由と、自身の邪魔になる存在を排除するための策のために行動するハイレインは、「ワールドトリガー」に登場する数々のキャラクターの中でも、最大の敵となる可能性が非常に大きいと言われています。
【ワールドトリガー】ハイレインの強さや実力
ハイレインは、「ワールドトリガー」の作中ではボーダー達と敵対する近界民として登場しますが、「大規模侵攻」によって作中の登場人物達と敵対します。指揮官としても優秀なハイレインですが、個人としての強さも群を抜いています。ここからはハイレインが持つ強さや実力について詳しく見ていきます。
ハイレインの指揮能力
ハイレインはアフトクラトルの玄界遠征部隊の隊長を務めていますが、その冷静沈着かつあらゆる手段を投じる冷徹さは、隊長としての高い指揮能力として発揮されています。ハイレインは特に陽動作戦を得意としており、目的のためにあえて犠牲を顧みないなど、時に苛烈な手法でボーダー達を苦しめました。
ハイレインの黒トリガーは「卵の冠(アレクト―ル)」
ハイレインは「卵の冠(アレクト―ル)」と呼ばれる黒トリガーを持っており、これはトリオンを卵生生物の形をした弾として射出、操作するという能力になっています。この弾丸がトリオン体に触れるとキューブに変換されて行動不能になってしまい、相手を無効化することができます。さらにそのキューブからトリオンを補充、修復するといった芸当も可能で、トリガーによる戦闘における「掟破り」とも言える強力な能力です。
ハイレインの黒トリガーの弱点
ハイレインの黒トリガーは非常に強力な性能を持っていますが、一方でいくつかの弱点も存在しています。まずはキューブ化の効果はトリオンにしか作用せず、物理的な攻撃力は一切持っていません。また、射程距離がそれほど長くないことから、狙撃などの戦術に弱い点も挙げられます。とはいえ、これらの弱点を補って余りある性能から、彼の能力を突破することは容易ではありません。
【ワールドトリガー】ハイレインの声優
「ワールドトリガー」はその高い人気から、2014年よりアニメ化されており、ハイレインもアニメの中に登場します。ここからはアニメ版の「ワールドトリガー」にてハイレインを演じた声優について紹介していきます。
ハイレインの声優は「佐々木望」
アニメ版の「ワールドトリガー」にて、ハイレインを演じたのは声優の佐々木望さんです。佐々木望さんは声優以外にも歌手としても活躍しており、現在はインスパイアに所属しています。アニメやゲームの吹き替えだけでなく、朗読劇など幅広い活躍を見せています。
佐々木望のプロフィール
- 出身:広島県広島市
- 生年月日:1967年1月25日
- 血液型:O型
- 身長:160cm
- 体重:50kg
佐々木望さんは新人育成オーディションを友人に誘われ受験したことをきっかけに、声優の世界に足を踏み入れました。1986年に「ドテラマン」への出演で声優デビューを果たし、以降、様々な有名作品にてキャラクターを演じてきました。一時期は喉への負担から声質が変わってしまったものの、新たな発声法を身に着け声優業を続けるといったストイックな一面も持っています。
佐々木望の主な出演作品
佐々木望さんは数多くの有名キャラクターを演じており、「幽☆遊☆白書」の主人公・浦飯幽助や、「AKIRA」の島鉄雄といった主要キャラクターはもちろん、「DEATHNOTE」のメロ、「シグルイ」の伊良子清玄といった、年代や性格も異なる幅広いキャラクター達を担当しています。
【ワールドトリガー】ハイレインに対する世間での評判や人気
「ワールドトリガー」の作中には数々の実力者が登場しますが、それらを意図もたやすく相手取ってしまうハイレインの高い実力に、驚きにも近い感動を覚えているファンも少なくはありません。ハイレインの持つ黒トリガーの能力は他者のそれとは一線を画しており、彼のもつ底なしの実力を予感させます。
ハイレインは作中でもどこか冷徹な一面を見せ、結果的に部下であったエネドラをも殺害してしまいますが、こういった彼の行動の裏になにか別の思惑があるのでは、と考察するファンもいるようです。ハイレインが非道に見える一方で、ミラやエネドラといった面々との関係性により深く、複雑な背景があるのではと、読者や視聴者は考えています。
また、「ワールドトリガー」の単行本内で作者がハイレインとミラの間に「政略結婚」の可能性があると記載した影響で、彼らの結婚生活や恋愛関係について様々な考察を巡らせているファンもいるようです。一見、冷静沈着なハイレインですが、一方でミラのことをどこか恐れているといった人間味溢れる一面を見ることもできます。
【ワールドトリガー】ハイレインは最大の敵になる可能性があった
ハイレインは「ワールドトリガー」の作中で、こちらの世界への侵攻を企てる近界民の指揮者として、作中最大の敵となる可能性をおおいに秘めたキャラクターでした。指揮官としての冷静沈着な性格と、時には犠牲をもいとわない冷徹な姿勢、そして手にした圧倒的な黒トリガーの強さは、世界を守るボーダー達にとっても脅威となり得る存在です。
この記事のライター
創也慎介
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