トイストーリー3にトトロが登場していた？シーンは？出演した理由も

ディズニー作品でも人気のトイストーリー3に、ジブリの代表作ともいえるとなりのトトロのトトロが登場しています。この記事では、トイストーリーにトトロが出演した理由やシーンを紹介していきます。まずは、トイストーリー3の詳細を見ていきましょう。

『トイストーリー』はディズニーピクサー映画の初めての作品になり、現時点で4まで物語が続いています。トイストーリー3は2010年に公開された映画になり、シリーズ初の3D映画作品になったことでも有名です。リー・アンクリッチが単独で監督を務めた作品で、トイストーリー3がシーズンの最終章となる予定でした。しかし、人気映画であることから続編を求める声が止むことはなく、スピンオフ作品も多数公開されています。

トイストーリーはこれまで、ジョン・ラセターが監督を務めていました。しかし、トイストーリー3はリー・アンクリッチが単独で初めて監督を務め、トイストーリーとトイストーリー2に並ぶ人気の映画として評価されることになりました。

トトロが出演した映画は『トイストーリー3』になり、ウッディやバズの持ち主であるアンディが大学生になります。そこで、大切にしていたおもちゃたちを保管することに決めますが、事件が起きて寄付することになってしまいました。シーズン3から新たなキャラも登場して、おもちゃたちのドタバタ劇に一層拍車がかかります。

となりのトトロは、宮崎駿監督の4作品目となる長編映画です。ジブリを代表するキャラとしても人気のトトロは、作品の中に出てくるグレーの大きな身体が特徴的です。本作に登場する幼い少女のメイが、名前を聞いた際に「トトロ」と聞き取ったことでトトロと呼ばれるようになります。

ここからは、トトロがトイストーリー3のどのシーンで出演しているのか見ていきましょう。トトロが出演するシーンを3箇所紹介していきます。

トトロはボニーが持っているおもちゃの一つとして、トイストーリー3に登場しています。そのため、ボニーの家のおもちゃたちが登場するシーンで、多く出演しているのが確認できるでしょう。まず、トトロが初めて登場するのが、ボニーの家でウッディの周りに集まるおもちゃたちの中に居ます。他のおもちゃと比較すると、少し大きめの身体が特徴的でしょう。

トイストーリー3に登場するトトロは、セリフがないため話すことはありません。トトロの声優が亡くなっていることもあり、トトロにはセリフが無いといわれています。トトロはボニーの家でのシーンでは、至る所で映るためすぐに見つけることができるでしょう。

トトロはエンディング前にも出演しています。エンディング前、アンディが自分の大切なおもちゃたちを、ボニーの家に届けるシーンがあります。ボニーが自分のおもちゃを使って庭で遊んでいるシーンがあり、そこにボニーのおもちゃとして登場しています。ウッディがボニーのおもちゃたちに、バズや仲間を紹介しているときも、右端にトトロの姿を見ることができるでしょう。

クロージングクレジットとは、作品の最後に出演者などが羅列されて流れていくものです。トイストーリー3では、クロージングクレジットに出演しているキャラたちの裏側が見られるように構成されていました。その中で、他のおもちゃたちと楽しそうに遊んでいるトトロのシーンを見ることができます。

クロージングクレジットでのトトロの出演シーンは、まずバズが踊っている後ろで笑いながら楽しそうにしているところです。二つ目は、リトルグリーンメンたちを両手に持って、ジャグリングをしている様子を見せていました。作中ではあまり活躍の場を見せませんでしたが、クロージングクレジットではおもちゃと楽しく過ごしている様子を見せています。

トイストーリー3ととなりのトトロは、ピクサーとジブリというあまり交わらない印象を受ける会社同士です。そのため、なぜトトロがトイストーリー3に登場したのか、疑問に思う人も少なくないでしょう。ここからは、トトロがトイストーリー3に出演した理由について調査していきます。

トイストーリー3で監督となったジョン・ラセターは、宮崎駿監督の作品を大きくリスペクトしていたといいます。宮崎駿監督の作品でまず影響を受けたのが、『ルパン三世 カリオストロの城』でした。ジョン・ラセターは、ルパン三世 カリオストロの城を見て、「自分のやりたいことはこれだ」と思ったと語ります。そのため、ジョン・ラセターの作品では、宮崎駿監督の作品が大きく影響していると言っても過言ではないでしょう。

ジョン・ラセターと宮崎駿が初めて対面したのは、まだとなりのトトロを制作している途中のことでした。スタジオジブリに訪れたジョン・ラセターは、となりのトトロに登場する猫バスの絵コンテを見て驚く様子を見せました。ジョン・ラセターは、猫をバスとして描き上げた宮崎駿を高く評価します。そして、ジョン・ラセターはとなりのトトロを愛する作品の一つとして掲げました。

ジョン・ラセターと宮崎駿の友情は、それっきりではなく30年以上も続くことになります。ジョン・ラセターは日本に来日するたび、宮崎駿の元に足を運んでいたことも明かしています。

そして、宮崎駿の代表作ともいえる『千と千尋の神隠し』が海外で公開される際、手助けをしたのがジョン・ラセターであるといわれているのは有名でしょう。第75回アカデミー長編アニメ賞受賞という快挙を見せた千と千尋の神隠しの裏には、ジョン・ラセターと宮崎駿の友情がありました。

トイストーリー3にトトロを登場させる際、宮崎駿は条件を付けて快諾します。トイストーリー3でのトトロの役回りとして、おもちゃという設定であれば登場可能という条件でした。ジョン・ラセターは条件を飲み、ボニーの家に居るおもちゃとしてトトロを登場させます。

メインのおもちゃではないものの、見覚えのあるトトロの姿に、トイストーリー3を見た人は驚く様子を見せました。しっかりとした交友関係を深めていたからこそ、ピクサー映画のトイストーリー3にジブリ映画のトトロが出演できたといえるでしょう。

ジブリ作品にはおもちゃになりそうなキャラクターが多く居ますが、なぜジョン・ラセターはトトロを自分の作品に出演させたのでしょうか。その理由は明らかで、ジョン・ラセターが宮崎駿と初めて対面を果たしたときに作っていた作品であるとなりのトトロに感銘を受けたからでしょう。

トトロはスタジオジブリのイメージキャラクターにもなっており、日本のみならず海外でも人気のあるキャラです。そのため、登場させるとともに感動を呼んだという声も少なくありませんでした。

トイストーリー3は子ども向けの映画に思われがちですが、トイストーリーやトイストーリー2と比較すると、大人に向けた内容になっています。トイストーリーやトイストーリー2では子どもだったアンディが大人になり、自分の遊んでいたおもちゃを手放していきます。

その情景に、20～30代の人は心に刺さるものを感じることでしょう。自分自身に置き換えたとき、何がウッディやバズといった大切なものに当てはまるのか、考えさせられる作品です。

トイストーリー3には悪役となる、ロッツォというピンクのクマが登場します。ロッツォはディズニー史上最強の悪役ともいわれており、最後の最後まで悪役として登場します。悪役の多くは最後に改心を見せたりしますが、ロッツォにそのような心はありませんでした。

そのため、ストーリーの中でロッツォに対して、それぞれのキャラクターが戦う姿が描かれています。一つの目的に向かって成し遂げたからこそ、エンディングでは大きな感動を呼びました。

物語の基本として、起承転結が分かりやすいかどうかにも注目が集まります。トイストーリー3は起承転結がしっかりしています。起では、おもちゃたちが捨てられてしまうのかと悩むところです。その後は保育園に行き、楽しい場所であると思い始めるのが承になります。悪役ロッツォの存在を知って逃げ出さないとと思う気持ちが転、新しい持ち主のボニーの元へ辿り着くことで結を迎えます。

トイストーリー3に登場するトトロは、ジブリ作品のとなりのトトロに出ている感じとは異なります。ぬいぐるみになっているトトロは可愛らしく、「かわいい」という感想が多くあがっています。

ディズニーとジブリの関係性を知っている人は多く、その代表といえるのがトイストーリー3に登場したトトロです。今後も、ディズニーとジブリの関係性から目が離せないでしょう。

トイストーリー3にトトロが出てくるのを知らない人は、トトロが出てきて驚いたという感想をあげています。ピクサーとジブリの関係を知らない人は、トトロを真似たぬいぐるみではないかという考察もあがりました。

ディズニーのピクサー映画であるトイストーリー3には、トトロと思われるぬいぐるみが登場していました。そのぬいぐるみは、まぎれもなくスタジオジブリのとなりのトトロに登場するトトロそのものでした。トトロがトイストーリー3に登場するまでは、数々の歴史があったでしょう。再度、トイストーリー3のトトロの出演シーンを振り返ってみてください。