トトロ(大・中・小)の年齢と正体について徹底考察!
本記事では『となりのトトロ』の主要キャラである「トトロ」の年齢と正体について徹底考察します。『となりのトトロ』に登場する大トトロ(ミミンズク)、中トトロ(ズク)、小トトロ(ミン)のそれぞれの年齢を考察し、謎に包まれたその正体についても解説していきます。
トトロたちの年齢
宮崎駿監督による長編アニメ映画の第4弾である『となりのトトロ』は1988年に公開され、昭和30年代前半の日本を背景としたファンタジー作品としてさまざまな世代に愛され続けています。『となりのトトロ』を視聴したことがある人はご存じのように、トトロには「大トトロ、中トトロ、小トトロ」の3種類のトトロがいます。今回は子供にしか見えない不思議な生き物トトロの年齢は何歳なのか、そしてその正体は何なのかということに焦点を当てて『となりのトトロ』の謎に迫っていきます。
大トトロ(ミミンズク)の年齢
まずは『となりのトトロ』で主人公であるサツキやメイと一番交流の多かった大トトロ(ミミンズク)から紹介していきましょう。トトロという名前は作中でメイがトトロの発した言葉を聞き間違えて「トトロ」と命名しましたが、本名は「ミミンズク」、身長は2mあり、年齢は1302歳であると宮崎駿監督が絵本用に書いた初期のイメージボードで明かされています。
しかし、他の監督記載の絵コンテには年齢1300歳という記載もあり、どの設定が正しいのか判断できないところもあります。また映画化の際のインタビューで宮崎駿監督は「トトロは3000年生きている」とも発言しています。初期のイメージボードや絵コンテでは年齢は1300歳くらい、映画化の際のインタビューでは3000歳と発言していることから、大トトロ(ミミンズク)の正しい年齢は謎のままで、宮崎駿監督にしか正解は分からないのかもしれません。
中トトロ(ズク)の年齢
次に紹介するのは中トトロ(ズク)で、こちらも初期のイメージボードによると本名は「ズク」、年齢は679歳と記載されています。身長の記載はないので不明ですが、4歳であるメイの平均身長が100cmほどでそれよりも低かったことから80cmくらいだと推測できます。この中トトロ(ズク)の年齢はイメージボードも絵コンテも年齢679歳との記載があるので、中トトロ(ズク)の年齢は679歳でほぼ間違いないでしょう。
小トトロ(ミン)の年齢
最後は小トトロ(ミン)についてです。小トトロは本名が「ミン」、年齢は109歳でこちらも初期のイメージボードに記載がありました。小トトロ(ミン)も残念ながら身長の記載はないのですが、同じくメイとの身長差から40~50cmほどと予想できます。そしてこちらも、初期のイメージボード、絵コンテ共に年齢109歳とブレがないことから、小トトロ(ミン)の年齢は109歳ということになるでしょう。
トトロの正体
ここからはトトロの正体について迫っていきます。大、中、小とさまざまな大きさのトトロがいて年齢も違うことから、この3匹は親子や兄弟なのではないかという考察もあるようですが、実際は違うようです。では子供にしか見えない不思議な生き物トトロ正体は一体何なのでしょうか。トトロの正体についてはさまざまな考察がありますが、今回その中でも興味深い2つの考察を紹介していきます。
トトロの正体は死神だという説
まず1つ目の考察は「トトロの正体は死神だ」という説です。これは全くもってデタラメの都市伝説であり、『となりのトトロ』の製作会社であるスタジオジブリの広報部が正式に否定しています。この都市伝説的な考察では、「トトロは死者を導く存在で、トトロを目にすることができるのは死者もしくは、死期が迫っている者だけである」というものです。またそれに付随して、トトロが死神であるのであれば、ネコバスは死者の国に繋がる乗り物であるという考察もあります。
更には、メイは行方不明になった時に既に亡くなっているという考察まであり、メイは死期が迫っていたのでトトロに会えて、最後はネコバスに乗って死者の国に飛び立ったという一連のエピソードを都市伝説的に考察しているのです。この都市伝説は作品のファンタジー性によるものと考えられ、子供の目線で見た自然の不思議がトトロが死神という考察に繋がってしまったのかもしれません。
トトロの正体はコダマだという説
そしてもう一つの考察は「トトロの正体はコダマ」という説です。こちらは先程のスタジオジブリが公式に否定した考察とは違い、宮崎駿監督自身が公認している裏設定と言えます。コダマとは豊な森に住む一種の精霊のようなもので、「コダマに耳が生えてトトロに変化したという設定はどうだろうか」と『「もののけ姫」はこうして生まれた』というインタビューで宮崎駿監督自身が明かしているようです。
つまり、コダマが成長するとトトロになるという裏設定です。これはあくまで『もののけ姫』の製作をする上での後付けの設定ですが、宮崎駿監督自身も認めており、ファンタジー作品にぴったりの夢のある設定と言えるでしょう。このように『となりのトトロ』ではトトロの正体についてさまざまな考察があり、トトロファンにとっては、トトロの正体を考察することも一つの楽しみ方と言えるのではないでしょうか。
この記事のライター
ゆさは
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