【テニスの王子様】作者の許斐剛まとめ!経歴は?師匠やアシスタントも調査
『テニスの王子様』の作者は許斐剛といいます。この記事では人気漫画『テニスの王子様』を生み出した許斐剛がどのような経歴を持っているのか、またアシスタント時代の情報などを紹介します。 その他にも許斐剛の関連コンテンツなどもまとめています。
目次
【テニスの王子様】許斐剛(このみたけし)とは
許斐剛は『テニスの王子様』の作者として知られている人物です。ここでは許斐剛の詳しい経歴を紹介する前に、まずは基本情報をまとめています。
許斐剛のプロフィール
許斐剛は1970年6月26日生まれの漫画家です。1993年に漫画家としてデビューしました。既婚者です。積極的に露出をしており、自身が描いた漫画の単行本のカバー折返し部分に自分の写真を載せていることもあります。
許斐剛は漫画『テニスの王子様』の原作者
許斐剛は、『テニスの王子様』という漫画の作者です。『テニスの王子様』は1999年に連載されました。許斐剛にとっては2回目の連載作品です。
漫画『テニスの王子様』とは
『テニスの王子様』は、中学一年生の越前リョーマが青春学園に入学し、テニス部で全国を目指すストーリーです。連載初期は普通のテニスが描写されていましたが、ストーリーが進むにつれて選手たちが超人的な能力を使うようになります。現実離れした技が多いので、ファンからはテニスではなく「テニヌ」といわれています。
アニメ版やミュージカル版などにも注目が
『テニスの王子様』は2001年にアニメ化され、2003年にはミュージカル化されました。特にミュージカル(通称:テニミュ)はとても有名で、2.5次元ミュージカルの人気に火を着けたのもテニミュです。テニミュは観客動員数170万人を突破するなど、現在でも2.5次元ミュージカルの中では圧倒的な人気を誇ります。
【テニスの王子様】許斐剛の漫画家としての経歴
許斐剛は、デビュー作でいきなりブレイクした漫画家ではありません。実は『テニスの王子様』が連載される以前にも、何本か漫画を描いています。ここでは、許斐剛の漫画家としての経歴を詳しくまとめています。
経歴:デビュー作品は『鉄人〜世界一固い男〜』
許斐剛の漫画家としての経歴は、デビュー作『鉄人〜世界一固い男〜』から始まります。『鉄人〜世界一固い男〜』は、1993年に週刊少年ジャンプに掲載された読み切り作品です。甲斐鉄人という17歳の男の子が主人公の漫画です。この時は現在とは画風が全く異なり、今よりも柔らかいタッチで描かれていました。
ただ『鉄人〜世界一固い男〜』には、『テニスの王子様』との繋がりを感じる部分もあります。ファンの間では、『鉄人〜世界一固い男〜』の劇中の「豆腐の王子様冷奴だぁ〜っ!!」というセリフが、『テニスの王子様』の原点になったのではないかといわれているのです。ちなみに『鉄人〜世界一固い男〜』は『COOL』の2巻に収録されています。
経歴:週刊少年ジャンプ初連載作品は『COOL - RENTAL BODY GUARD -』
許斐剛の週刊少年ジャンプでの初連載作品は『COOL-RENTAL BODY GUARD-』です。1997年から1998年まで連載されました。ファンの間では『COOL-RENTAL BODY GUARD-』がデビュー作だと思っている方が多いようです。ただ許斐剛の経歴を見ると、この前に読み切りの『鉄人〜世界一固い男〜』が掲載されているので実質2作目です。
『COOL-RENTAL BODY GUARD-』は、COOLと呼ばれるレンタルボディーガードが主人公の漫画です。COOLはその名の通り、クールすぎて一言も喋ることはありません。物語は女の子がレンタルボディーガードに、自分の身を守って欲しいと依頼するところから始まります。
しかし実際にやって来たボディーガードは、クールすぎて喋らないかわりにラジカセで事前に録音した音声を再生して会話するという変わった人物でした。喋らないかと思えばバイクに乗りながら「COOL COOL」と叫ぶので、連載当時週刊少年ジャンプを読んでいた人は、その斬新な設定やキャラに驚いた方も多かったようです。
ちなみに、『COOL-RENTAL BODY GUARD-』の主人公は林田健司がモデルだといわれています。短期連載で終わってしまった作品でしたが根強い人気があり、漫画家山本さほのエッセイ漫画にも、『るろうに剣心』がブームだった子供時代に、『COOL-RENTAL BODY GUARD-』が好きで主人公の真似をしたというエピソードが描かれています。
そして2013年には『LADY COOL』というタイトルで、ジャンプLIVEで再連載されました。『COOL-RENTAL BODY GUARD-』の単行本は、ビッグボリューム版が『COOL』というタイトルで全2巻、『LADY COOL』はフルカラー版全2巻刊行されました。ちなみにこの頃から絵柄が段々と『テニスの王子様』の初期の絵柄に近づいています。
経歴:『テニスの王子様』が大ヒット
経歴では許斐剛にとって初の長期連載になったのが『テニスの王子様』です。『テニスの王子様』は、1999年から2008年まで週刊少年ジャンプで連載されました。前作の『COOL-RENTAL BODY GUARD-』とは全く違ったタイプのスポーツ漫画で、2001年には早くもアニメ化が決定しました。
ちなみに作者は一度当時の担当者から、アニメ化しないといわれたことがあったそうです。『テニスの王子様』のアニメに出演した声優と許斐剛は、とても仲が良いことでも知られています。また許斐剛自身も『テニスの王子様』のアニメ・ゲームに、ファミレスのウェイター役や、許斐コーチ(作者をモデルにしたキャラ)役の声優として出演しています。
それに加え、2006年に公開された『テニスの王子様』の実写映画でもモブ役で出演しました。このように『テニスの王子様』の連載で人気を得たことで、許斐剛は作品に演者としても関わるようになりました。そして『テニスの王子様』といえば、ファンからキャラクターへ贈られてくるバレンタインチョコレートが有名です。
チョコレートの個数がランキング化され、イベントも行われるようになりました。アニメ化された2001年には総数313個でしたが、その後さらに『テニスの王子様』人気が高まると、2018年にはついに45万個を突破しました。バレンタイン獲得ランキングは、年度によっては許斐剛もランクインしていることがあります。
続編となる『新テニスの王子様』も人気
『テニスの王子様』は人気絶頂のなか全42巻で完結してしまいましたが、2009年からはジャンプスクエアで『新テニスの王子様』が連載されています。その人気は衰えることはなく、2021年6月時点で既に33巻刊行されている長期連載作品となっています。
『新テニスの王子様』は、全国大会決勝後のストーリーが描かれており、全国大会後にアメリカに行っていた越前リョーマが日本に戻るところから始まります。越前リョーマが日本に帰ってきた頃、高校日本代表候補達が集まるU-17の合宿に中学生が特別に50人選抜されていました。
その選抜メンバーの中には青学のレギュラー達や、これまでに戦ってきた猛者達が集まっていました。そして選抜メンバーは、より上を目指して入れ替え戦に参加することになります。『テニスの王子様』では中学生同士の試合がメインでしたが、『新テニスの王子様』ではさらなる強敵との試合が描かれています。
ちなみに許斐剛は『新テニスの王子様』の連載をしながら、2013年には『LADY COOL』、2010年・2013年には短編シリーズの『Moon Walker LTD』、2017年には読み切り『頭突け!!横浜謳歌高校XXxX部』を週刊少年ジャンプもしくはジャンプスクエアに掲載しています。
それに加えてスピンオフ『放課後の王子様』の監修も務めるなど、これまでの経歴を見ても分かる通り『テニスの王子様』や『新テニスの王子様』の連載中も多方面で精力的に活動しています。
『リョーマ!新生劇場版テニスの王子様』も話題に
2021年9月3日に『テニスの王子様』の新作映画『リョーマ!新生劇場版テニスの王子様』が公開予定です。この映画は3DCGで制作されており、原作・制作総指揮は原作者である許斐剛が担当しています。実は、以前行われたワンマンライブがきっかけでこの映画の制作が決定したそうです。
ワンマンライブではキャラクターがCGで登場し、まるで生きているかのような演出が話題になりました。『リョーマ!新生劇場版テニスの王子様』は、全国大会後から『新テニスの王子様』が始まるまで、越前リョーマがアメリカに滞在していた頃のストーリーが描かれるようです。
【テニスの王子様】許斐剛と銀魂の関係
許斐剛の『テニスの王子様』と『銀魂』は何かと接点があります。別の作者が描いている全く違うジャンルの漫画なのになぜ接点があるのか、ここでは二つの作品の関係について詳しくまとめています。
漫画『銀魂』とは
『銀魂』とは、江戸時代末期を舞台にした侍達のストーリーです。週刊少年ジャンプで、2004年から2018年まで連載されていましたが、なかなか予定通りに最終回を迎える事ができず、GIGAへの移籍を経て2019年に専用アプリで完結しました。『テニスの王子様』のようなスポーツを題材にした漫画ではなく、SFギャグ・コメディです。
漫画『銀魂』原作者の空知英秋も調査
『銀魂』の作者空知英秋は1979年5月25日生まれの漫画家です。2002年に漫画家デビューし、2004年に『銀魂』の連載が始まりました。『銀魂』は初の連載作品で、約15年間連載されました。長期連載作品は『銀魂』のみですが、『銀魂』連載中に何度も読み切りを掲載しています。
『テニスの王子様』のパロディ回が銀魂で話題に
なぜ『テニスの王子様』と『銀魂』に接点があるのかというと、『銀魂』の劇中でよく『テニスの王子様』パロディが描かれているからです。『銀魂』には山崎退というキャラクターが登場します。山崎退の趣味はテニスで、よくテニスの素振りをしていることがあります。
そんな山崎退が坂田銀時の素行調査を命じられた時に、『テニスの王子様』の青学ユニフォーム風の格好をしてテニスをする場面があるのです。しかも山崎退のチームメイトには、手塚国光・大石秀一郎・菊丸英二・乾貞治・海堂薫らしきキャラクターが登場します。
さらに相手チームは氷帝のようなユニフォームを着ており、跡部景吾・宍戸亮・忍足侑士・鳳長太郎らしきキャラクターが登場しました。キャラクター達の細部が異なりますが、ひと目見て『テニスの王子様』のキャラだと分かるほどギリギリを攻めたパロディになっています。しかも山崎退は、青学もどきのユニフォームを着たまま調査へと向かいます。
このように『銀魂』では、ガッツリ『テニスの王子様』のパロディが描かれています。しかもこのパロディで山崎退は「ミントンの王子様」と呼ばれるようになり、「ミントンの王子様」を『テニスの王子様』のロゴ風に書いたタオルがくじの景品にもなりました。
また『銀魂』の最終回では、最終決戦でターミナルに向かう坂田銀時達を応援するために、寺門通が『テニプリっていいな』を歌うシーンがあります。ちょうど週刊少年ジャンプでの連載最後のエピソードで『テニスの王子様』のパロディが描かれたので、これには驚いたというファンも多かったようです。
許斐剛が銀魂に関するツイートも!
『テニスの王子様』と『銀魂』の関係を見ると、空知英秋が一方的に『テニスの王子様』をネタにしているように見えます。しかし実は許斐剛も『銀魂』に関するツイートをしたことがあります。なんと「ジャンプフェスタ2019」の『銀魂』ステージのために、許斐剛がテニスラケットを持った坂田銀時を描き下ろしたのです。
実は「ジャンプフェスタ2019」の『銀魂』ステージのオープニングでは、劇中でパロディが描かれた許斐剛の『テニプリっていいな』という曲で始まりました。許斐剛はイベント開催にあわせて「銀魂っていいな♫」というコメントと共に、Twitter上に描き下ろしイラストを載せました。このように、最後には本格的なコラボまで実現しました。
【テニスの王子様】許斐剛のワンマンライブが話題!
許斐剛は漫画家ですが、「ハッピーメディアクリエイター」でもあります。そのため活動は多岐に渡り、ワンマンライブなどファンが楽しめるイベントも積極的に開催しています。
許斐剛が一人テニプリ?
許斐剛は2016年に初のワンマンライブを行いました。通常漫画などのイベントでは、その作品のアニメに出演している声優が登場し、原作者は登場しません。しかし許斐剛はあくまでも自分メインのライブを開催し、そこで『テニスの王子様』のコンテンツを展開したり、ゲストとして越前リョーマを演じる声優の皆川純子が出演しました。
ワンマンライブ「許斐剛サプライズLIVE~一人テニプリフェスタ~」を開催
許斐剛のワンマンライブ「許斐剛サプライズLIVE〜一人テニプリフェスタ〜」は、2016年1月16日に開催されました。漫画家の許斐剛ファンや『テニスの王子様』ファンが楽しめる内容となっていました。実はこのイベントは、作者の許斐剛自身が企画・演出・プロデュースを担当しました。
「許斐剛サプライズLIVE〜一人テニプリフェスタ〜」では、ライブ限定グッズも販売されました。許斐剛のフォトセットや描き下ろしイラストのグッズなどファンにとっては嬉いものばかりです。さらに真冬で行われたライブで、朝方から並んで入場を待っていたファンに、許斐剛は自腹でサイン入りカイロを配るなどその気配りも話題になりました。
テニスの王子様キャラも登場で話題に
許斐剛のワンマンライブでは、キャラクターがCG映像で登場しました。キャラクターと許斐剛が喋ったりと、まるでそこにいるかのような演出がありました。テニミュとはまた違う新しい2.5次元ライブが楽しめたそうです。
【テニスの王子様】許斐剛の師匠は誰?
許斐剛はよくTwitterなどで『新テニスの王子様』のアシスタント募集をしています。しかしそんな許斐剛も『テニスの王子様』を連載する以前、アシスタントをしていた時期があり、漫画家の師匠がいます。
師匠なしでは今の許斐剛を語れない
許斐剛はデビュー前に、三人の漫画家のアシスタントを務めました。許斐剛がアシスタントとして関わった漫画家は、人気作品を生み出した人物ばかりです。
漫画家として独立前は師匠のアシスタント
許斐剛がアシスタントをしていた時期は不明ですが、アシスタントを経て漫画家としてデビューしたという経歴があります。ここでは、どの漫画家のアシスタントを担当したのか、師匠の作品とともに紹介します。
師匠①桐山光侍
許斐剛がアシスタントを担当した一人目の漫画家は桐山光侍です。許斐剛の他にも、『シャーマンキング』の連載や『カードファイト!!ヴァンガード』のキャラクターデザインで知られる武井宏之も、桐山光侍のアシスタントをしていました。
桐山光侍とは
桐山光侍は1968年生まれの漫画家です。1989年に漫画家デビューし、週刊少年ジャンプで連載開始した『NINKU -忍空-』で人気を博しました。しかし人気絶頂のなか連載が中断し、漫画家としての活動も休止しました。その後2004年から連載再開して2011年に完結しました。現在も、読み切り作品などを掲載することがあります。
桐山光侍の代表作品
桐山光侍の代表作品は『NINKU-忍空-』です。『NINKU-忍空-』は、忍術と空手を組み合わせた武術「忍空」を使って戦うバトル漫画です。主人公の風助が、忍空組の残党による悪事を目撃し、戦いに巻き込まれていくストーリーです。アニメ化・映画化も果たした人気作品です。
師匠②浅美裕子
許斐剛がアシスタントを担当した二人目の漫画家は浅美裕子です。浅美裕子は、『アウターゾーン』の連載で知られる光原伸の妻でもあります。
浅美裕子とは
浅美裕子は1966年12月22日生まれの漫画家です。1987年に第34回手塚賞準入選を受賞し、1991年には『天より高く!』が初連載されました。その後、『WILD HALF』を週刊少年ジャンプで連載し、人気を博しました。現在は同人作家へ転身しています。ちなみに『地獄先生ぬ〜べ〜』には、作画アシスタントとして協力していたことも有名です。
浅美裕子の代表作品
浅美裕子の代表作品は『WILD HALF』です。『WILD HALF』は主人公のタケトが、危機に面した兄を救うために、ワイルドハーフ呼ばれる探偵と事件を追うストーリーです。連載終了後は赤マルジャンプで続編が描かれました。2014年・2015年には舞台化された人気作品です。
師匠③かずはじめ
許斐剛がアシスタントを担当した三人目の漫画家はかずはじめです。許斐剛の他にも、『ツギハギ漂流作家』を連載していた西公平もかずはじめのアシスタントをしていました。
かずはじめとは
かずはじめは1971年9月19日生まれの漫画家です。1994年に『MIND ASSASSIN』で漫画家デビューしました。主に週刊少年ジャンプやジャンプスクエアで作品を連載しています。
『Luck Stealer』が2007年から2012年まで連載されていましたが、その後新しい作品は発表されていません。ただ2018年には、少年ジャンプ+で新作を準備しているとコメントがありました。
かずはじめの代表作品
かずはじめの代表作品は『MIND ASSASSIN』『明稜帝梧桐勢十郎』『Luck Stealer』です。『MIND ASSASSIN』は精神崩壊の超能力者の末裔であり医師でもある奥森かずいが、人々の心を救う物語です。特に『MIND ASSASSIN』は人気で、小説化・ドラマCD化を果たしています。
ちなみに『明稜帝梧桐勢十郎』は、横暴でありながらも慕われている生徒会長・梧桐勢十郎の周りで起きる事件が描かれています。『Luck Stealer』は運を奪う特殊能力を持つ来栖悠聖が、生まれつき運を生成できない娘のために運泥棒をするストーリーです。
【テニスの王子様】許斐剛のシングル一覧
許斐剛は、「ハッピーメディアクリエイター」としても活動しており、『テニスの王子様』のキャラソンの作詞作曲や歌手活動なども行っています。
1stシングル『テニプリっていいな/Smile』
1stシングル『テニプリっていいな/Smile』は、2009年8月19日に発売されました。ファンの間では神曲と呼ばれている曲です。『銀魂』では、698話でこの曲をアイドルの寺門通が歌うシーンがあります。また「アニソンプラス」というテレビ東京系の番組では、オープニングテーマに選ばれました。
2ndシングル『テニプリを支えてくれてありがとう』
2ndシングル『テニプリを支えてくれてありがとう』は、2015年6月26日に発売されました。『テニプリを支えてくれてありがとう』は、CD+DVDと通常盤があり、DVDにはミュージックビデオが収録されています。特典は、『テニスの王子様』のキャラクターとサインが書かれたクリアジャケットです。
3rdシングル『悲しいね・・・キミが近すぎて』
3rdシングル『悲しいね…キミが近すぎて』は、2016年6月15日に発売されました。『悲しいね…キミが近すぎて』は、CD+DVDと通常盤があり、DVDにはミュージックビデオが収録されています。
ちなみに2020年2月26日には、手塚国光・不二周助・忍足侑士・幸村精市・丸井ブン太・木手永四郎の6人が歌った『悲しいね…キミが近すぎて』が収録された『Lovin'you-29 Song Selection-』というCDが発売されました。
4thシングル『ハッピーサマーバレンタイン』
4thシングル『ハッピーサマーバレンタイン』は、2017年6月14日に発売されました。毎年『テニスの王子様』のキャラにファンからバレンタインチョコが贈られるのですが、8月14日にそのお返しをする日として「ハッピーサマーバレンタインデー」が制定されました。ちなみに「ハッピーサマーバレンタインデー」は正式に記念日として登録されています。
そして2017年以降「ハッピーサマーバレンタインデー」には、毎年キャラクターが『ハッピーサマーバレンタイン』を歌ったCDが発売されています。2017年は作者の許斐剛、2018年は幸村精市、2019年は不二周助・佐伯虎次郎、2020年は桃城武・忍足侑士が歌ったCDが発売されました。
【テニスの王子様】許斐剛の世間での評判や人気
『テニスの王子様』は完結し、その後『新テニスの王子様』が連載されていますが、未だ人気は衰えていません。ずっと面白い作品を描き続けているので、ファンの中には「許斐剛は漫画が上手すぎる」と感嘆している方もました。
『銀魂』で『テニプリっていいな』のネタが描かれた時は、SNSで許斐剛の名前がトレンド入りしました。なぜか「許斐剛の高感度が上がった」というコメントも多数寄せられました。また、どちらの作品も知っているファンの間では、許斐剛と空知英秋が手を組んで新しい曲を作るのではないかと予想している方もいました。
『テニスの王子様』のバレンタインチョコ獲得数ランキングは有名ですが、人気キャラを抑えて作者の許斐剛が上位にランクインすることがあります。それだけ読者にも愛されてる作者であることが分かります。
【テニスの王子様】許斐剛と山本鈴美香を比較
許斐剛は元々テニス経験者ではありますが、実は漫画家の山本鈴美香の作品がきっかけで『テニスの王子様』を描きました。ここでは、許斐剛と山本鈴美香にどのような共通点があるのか、山本鈴美香の経歴とあわせて紹介します。
山本鈴美香(漫画家)とは
山本鈴美香は1949年6月17日生まれの漫画家です。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業後の翌年に漫画家デビューしました。主に集英社・小学館・学研プラスなどで連載・寄稿していました。現在は漫画の執筆を中断しています。
山本鈴美香は漫画『エースをねらえ!』原作者
山本鈴美香は、週刊マーガレットで連載されていた『エースをねらえ!』という漫画の作者です。『エースをねらえ!』で一躍有名になり、この作品によってテニスブームを巻き起こすなど社会的に大きな影響を与えました。また、テレビアニメ化・映画化・実写ドラマ化も果たしています。
許斐剛と山本鈴美香の作品の共通点はテニス?
山本鈴美香の『エースをねらえ!』は、主人公の岡ひろみがテニス部に入部し、突然代表選手に抜擢されるところから始まります。コーチによる厳しい練習や部内のいじめを乗り越えながらも一流選手を目指すストーリーです。そして許斐剛の『テニスの王子様』もまたテニスを題材にした物語です。
このようにテニスという共通点はありますが、実は許斐剛が『テニスの王子様』を描いたのは『エースをねらえ!』がきっかけです。『エースをねらえ!』は少女漫画なので、テニスはそれまで女性による上品なスポーツという印象がありました。許斐剛はもっと男性的なイメージを持たせたいと考え、『テニスの王子様』という作品を描いたのです。
許斐剛と山本鈴美香の私生活も比較
『エースをねらえ!』の作者である山本鈴美香は、現在漫画家として活動していません。『エースをねらえ!』完結後も『7つの黄金郷』などを連載していましたが、未完のまま宗教家へと転身しました。神山会という宗教を立ち上げて暫く教祖を努めていたようですが、現在は体調不良のため自宅療養中です。
一方許斐剛は『テニスの王子様』連載終了後も、『新テニスの王子様』を連載するだけでなく、「ハッピーメディアクリエイター」としても活動しています。そのため、集英社では唯一漫画家ではなく実演家として契約しています。ただ私生活に関してはほとんど明かしていないので、プライベートについては不明です。
【テニスの王子様】許斐剛は露出も話題の人気漫画家
許斐剛の経歴を見ると、漫画家の常識を超える人物だということが分かります。当初は「漫画家なのに歌うの?」といった驚きの声もあったようですが、ファンの間ではそれも当たり前になっています。むしろ「ハッピーメディアクリエイター」として、今度は何を見せてくれるのか期待している方もいました。
また経歴では、『テニスの王子様』以前に全く別ジャンルの漫画を描いていたことが分かりました。現在は月刊誌で連載を抱えながらも、たびたび読み切り作品や短編シリーズを掲載しています。今後も許斐剛は、漫画家としてだけでなく「ハッピーメディアクリエイター」としても注目です。
この記事のライター
rg4yd
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