【テニスの王子様】神尾アキラの強さや魅力は？声優や俳優なども紹介！

『テニスの王子様』には、神尾アキラという登場キャラクターがいます。まずは神尾アキラのプロフィールを紹介すると共に、『テニスの王子様』の内容をおさらいしていきましょう。

神尾アキラは不動峰中2年生で、テニス部の副部長を務めています。身長165cm、体重52kg、誕生日は8月26日のO型です。家族構成は父、母の他に姉が1人います。得意科目は体育と音楽で、50m走のタイムは5秒9という記録を持っています。好きな食べ物はポトフとほうれん草のおひたしで、趣味はリズムに乗れる音楽探しとカラオケ、特技はタップダンスです。

神尾アキラは50mを5秒台で走る俊足で、そのスピードは自転車と並走ができるほどです。伊武深司（いぶしんじ）と2人で不動峰二大エースと呼ばれていることと、および驚異的な脚力から「スピードのエース」の異名を持っています。試合ではそのスピードを生かして相手を翻弄する技を使い、リズムに乗るプレイスタイルを取ります。

『テニスの王子様』は許斐剛（このみたけし）による中学部活動テニスを題材にした漫画です。1999年～2008年まで、週刊少年ジャンプで連載されました。主人公の天才テニス少年・越前リョーマは青学テニス部に入部し、仲間たちと全国制覇を目指しながら、様々な対戦校や魅力あるライバルとの試合を経て成長していきます。

『テニスの王子様』はテレビアニメ化され、2001年10月～2005年3月まで放送されました。アニメ版の声優がパーソナリティを務める番組は、2021年7月現在も続いており、声優ユニットやキャラクターソングも多数リリースされています。2003年にはミュージカル『テニスの王子様』として舞台化され、2.5次元ミュージカルの元祖とされるほどの人気と魅力があります。

『新テニスの王子様』は2009年からジャンプスクエアで連載されている漫画で、『テニスの王子様』の続編です。こちらもテレビアニメ化され、2012年1月～3月まで放送されました。

『テニスの王子様』作中では、神尾アキラは他のキャラクターとどのように関わっているのでしょうか。今回は橘桔平、切原赤也、金色小春の3人との関係を紹介します。

橘桔平（たちばなきっぺい）と神尾アキラは、不動峰中学テニス部の部長と副部長で先輩と後輩という関係です。

橘桔平は不動峰中学3年生で、テニス部の部長と監督を兼ねベンチコーチも務めています。身長179cm、体重67kg、誕生日は8月15日のO型です。家族構成は曾祖母、祖母、父、母と妹・杏がいます。趣味は料理で、大根のかつらむきを特技とするほどの腕前です。本編開始の一年前は全国ベスト4の熊本の獅子楽中に所属しており、『九州二翼』と呼ばれていた全国区の選手でした。そのため本気になると熊本弁で喋ります。アニメの担当声優は川原慶久（かわはらよしひさ）です。

元々不動峰は地区予選でも名前が知られていない弱小校で、本編開始の前年は部内の暴力行為で出場停止となっていました。監督や3年生は横柄な態度で下級生を虐げており、2年生の神尾アキラもその被害に合っています。しかし転校してきた橘桔平が、神尾アキラをはじめとする2年生を中心に顧問に反発したことで、現部員以外は顧問も含め全員退部しました。一新されたメンバーで、新生テニス部を設立することになったのです。

他校の生徒である切原赤也（きりはらあかや）と神尾アキラは、どのような関係なのでしょうか。切原赤也のプロフィールとともに、2人のエピソードを紹介します。

切原赤也は、神奈川県所在の立海大付属中学テニス部唯一の2年生レギュラーで、エースでもあります。身長170cm、体重58kg、誕生日は9月25日のO型です。家族構成は父、母、姉で趣味はゲーム、好きな食べ物は焼肉と寿司です。癖のある黒髪が特徴で、勝つために手段を選ばないプレイスタイルは徹底的に冷酷で狂気的なため『悪魔』と評されています。アニメの担当声優は森久保祥太郎です。

関東大会準決勝で、切原赤也は不動峰中の橘桔平と対戦し勝利しています。アニメ版ではこの試合で、切原赤也はナックルサーブ等で執拗に体をぶつけるラフプレーで橘桔平に靭帯断裂の大怪我を負わせました。橘桔平を信頼する神尾アキラとはこのことで揉めており、ジュニア選抜合宿では非常に険悪でした。しかし神尾アキラは切原赤也がラフプレーを反省していることを知り、和解しています。

他校の生徒である金色小春（こんじきこはる）と神尾アキラの関係はどのようなものなのでしょうか。金色小春のプロフィールと共に紹介します。

金色小春は、大阪の強豪校である四天宝寺中学テニス部の3年生レギュラーです。身長170cm、体重60kg、誕生日は11月9日のB型です。坊主頭にメガネをかけた老け顔の外見ですが、仕草はとても女らしくオネェ口調で話します。一氏ユウジとダブルスを組んでおり、視覚的アプローチで相手を笑わせたり隙を作らせたりする『お笑いテニス』を得意としています。

IQ200の天才児で、対戦相手のデータやプレイスタイル等は全て頭の中にインプットされています。そのデータ量は、青学の乾貞治を上回るレベルです。試合中に男性を気にかけるような言動を取っていますが、それは演技とされています。しかし私生活でも同様な発言を繰り返すため、どこまでが本気なのかとらえどころのない人物です。アニメの担当声優は内藤玲（ないとうりょう）です。

四天宝寺中学は、全国大会の準々決勝で不動峰中と試合しました。神尾アキラは石田鉄とペアを組んでダブルスで出場し、忍足謙也（おしたりけんや）・石田銀（いしだぎん）ペアと対戦します。互角の勝負をしますが、四天宝寺ペアがパワーショルダーとパワーアンクルを外して本気を出し、結果不動峰ペアは負けてしまいます。金色小春は試合後の神尾アキラを見て、「カワイイ」と評しお気に入りにしました。

ここでは神尾アキラが所属する不動峰中についてや、プレイスタイルについて紹介していきます。

現在の不動峰中学校テニス部は、成り立ちの経緯から部長の橘桔平以外に3年生はいません。そのため2年生でエースの神尾アキラが副部長を務めています。

神尾アキラのプレイスタイルは『カウンターパンチャー』です。カウンターパンチャーは防御主体のプレーで、力強さやスピードのあるボールではなく、ストロークの正確性やコースを狙う技を重視します。ボールを拾い繋ぎ続けることで、相手に防御力を見せつけ体制を崩します。コートのリズムを捉え俊足の神尾アキラにとって、相性の良いプレイスタイルと言えるでしょう。

 神尾アキラが愛用しているテニスラケットは、DUNLOP（XL MEGA IMPEDANCE TITANIUM）です。手首・肘・肩に負担がかかりにくく、打球感が優しいのが特徴です。そのためボレーもぶれにくいため、 思いっきり踏み込んで決めに行きやすいとされています。

愛用のシューズは、NEW BALANCE（WCT 800）です。履きごこちの良さを追求したスニーカーの定番で、ランニングシューズとしても優れています。

ここからは神尾アキラの作中での強さ、また実際に使用した得意技について紹介していきます。

『ソニックブリッド』は、神尾アキラの俊足で走り込んだ勢いを活かした高速スライスショットです。ランニングショットにアンダースピンをかけることで、バウンド後もボールの速度が増しているように見えます。橘桔平に「まさに音速弾のようだ」と言われたことが名前の由来で、関東大会の山吹戦で千石清純との試合で使用された技です。

『クイックサーブ』はトスをあえて低めに打ち上げ、通常より早いタイミングで打ち込むサーブです。この技を打ち込まれた相手は不意を突かれ、プレーのリズムを外します。初登場時の地区予選大会での青学戦で、海堂薫との試合で披露し苦しめた技です。

神尾アキラの能力として1番にあげられるのは驚異的な脚力で、そのスピードは自転車と並走できる程です。テニスの試合においてもその俊足は武器となり、対戦相手を翻弄します。反面、パワーに関してはあまり得意ではないようです。『新テニスの王子様』ではU-17日本代表選抜合宿に選び抜かれた50人の1人として参加しており、高い実力を持っていることがわかります。

ここからは神尾アキラの内面的な魅力や、性格について深く掘り下げていきます。

神尾アキラは負けず嫌いで、そのため向上心も強い性格です。また非常に仲間思いで、ノリが良い所があります。しかしその一方で、好戦的で喧嘩っ早い面もあります。試合前に相手を挑発したり、逆に相手の挑発にすぐ乗ってしまうことがありました。

 橘桔平の妹・橘杏（たちばなあん）に対し、神尾アキラは恋心を抱いています。橘杏は大きなツリ目と切り揃えられたオカッパ頭が特徴の美少女で、氷帝学園の跡部景吾からアプローチされる程です。前髪を真ん中で左右に分けて額を出しており、勝ち気で正義感が強い性格をしています。ストリートテニスでナンパされていた橘杏を、神尾アキラが守ろうとするシーンがありました。

『テニスの王子様』はキャラクターソングが多数リリースされていますが、神尾アキラのキャラソンはカッコイイと好意的な意見が多く見られました。ここからは、そんな神尾アキラのキャラソンを紹介していきます。

神尾アキラのキャラソン『ACE of ACES』は、2008年に発売された橘桔平と神尾アキラの連盟シングル『プリズム』に収録されている神尾アキラのソロ曲です。歌詞は『自分のスピードに高いプライドを持っている』内容であり、とてもかっこいい曲という意見がファンからは多くあがっていました。

神尾アキラのキャラソン『PERFECT GAME』は、2003年に発売された『テニスの王子様 THE BEST OF RIVAL PLAYERS Ⅲ ～ PERFECT GAME』に収録されています。神尾アキラのキャラソンでは最も有名な曲であり、高いキーによる「リズムに乗るぜ!」というフレーズが印象的です。

2004年に発売されたPS2用ソフト、ミュージッククリップゲーム『テニスの王子様 Love Of Prince -Bitter-』で神尾アキラが歌っている曲が『Get Rhythm』です。キャラクターとの会話と歌を楽しむ仕様のゲームであり、ゲーム内で歌われている曲はCD化されていません。

2003年に発売されたPS2用ソフト、『テニスの王子様 Kiss Of Prince -ice-』で神尾アキラが歌っている曲が『月夜の誘惑』です。こちらもキャラクターとの会話と歌を楽しむミュージッククリップゲームで、ゲーム内の曲はCD化されていません。

神尾アキラの有名な口癖に、「リズムにのるぜ」があります。これは神尾アキラ自身がスピードに乗ったり、変えたりするときに使う自己暗示のようなものです。他にも「リズムを上げるぜ」「リズムを変えるぜ」「リズムにHigh」等のバリエーションがありますが、いずれもチームメイトからはやや不評なようです。

「橘さんと…一緒に…」という神尾アキラの名セリフがあります。全国大会の四天宝寺中学との対戦で、神尾アキラは石田鉄とペアを組んで忍足謙也・石田銀ペアと試合をしますが、相手の強さに圧倒されてしまいます。それでもなんとか食らいつこうとする2人はボロボロになり、ついに限界を感じた橘桔平は棄権させました。そのときのシーンで神尾アキラが言ったセリフで、神尾アキラが橘桔平をどれほど慕っているか伝わります。

ここからはテレビアニメで神尾アキラの声を担当した声優や、ミュージカルで神尾アキラを演じた俳優について紹介します。

アニメで神尾アキラを演じた声優は、鈴木千尋（すずきちひろ）です。ファンや声優仲間からは『ちーちゃん』の愛称で呼ばれていますが、これは高校時代からの愛称だそうです。地声はやや高めの声質ですが、低音のトーンも使い幅広い役柄を演じている実力派の声優です。

鈴木千尋は山形県出身で、1977年2月17日生まれのA型です。1998年にデビューし、2003年3月までアイムエンタープライズという声優事務所に所属していました。以降2010年1月まではアーツビジョンに所属し、現在はフリーランスで活動していますがオフィスモノリスと業務提携を結んでいます。趣味は温泉、旅行、映画鑑賞で、幸（ユキ）と福（フク）という2匹の犬を飼っています。

鈴木千尋の出演作品は、『彼氏彼女の事情』の有馬総一朗、『とっとこハム太郎』のめがねくん、『テイルズオブジアビス』のルーク・フォン・ファブレと鮮血のアッシュの2役、『忍たま乱太郎』の食満留三郎（けまとめさぶろう）、『おおきく振りかぶって』の栄口勇人（さかえぐちゆうと）、『デ・ジ・キャラット』のカイ=シュヴァイツァーがあげられます。

ミュージカル『テニスの王子様』で、2003年～2010年までの1stシーズンで神尾アキラを演じた俳優は2人います。ここからは順に見ていきましょう。

1stシーズンで2003年まで神尾アキラを演じた俳優は、松井靖幸（まついやすゆき）です。熊本県出身で、誕生日は1982年7月7日のA型です。ワタナベエンターテインメントに所属していましたが2004年に芸能界を引退し、現在は故郷の熊本で行政書士として活動しています。趣味は入浴だそうです。

1stシーズンで2004年から神尾アキラを演じた俳優は、藤原祐規（ふじわらゆうき）です。三重県出身で誕生日は1981年4月24日のA型、身長176cm、体重65kg、舞台俳優としての活動が多いですが、声優としても活躍しています。趣味・特技はゲーム、スキー、マッサージで、『新世紀エヴァンゲリオン』がきっかけで役者を志したそうです。

2011年～2014年までの『ミュージカル テニスの王子様』2ndシーズンでは、それまでのキャストが一新されました。では2ndシーズンで神尾アキラを演じた俳優は誰なのか、見ていきましょう。

2ndシーズンで神尾アキラを演じた俳優は、平埜生成（ひらのきなり）です。東京都出身で誕生日は1993年2月17日のB型、身長173cm、現在はアルファエージェンシーという事務所に所属しています。主な活動は舞台ですが、テレビドラマや映画にも出演しています。ももいろクローバーZのファンで、ライブやイベントにはグッズを装備して参戦しているそうです。

2015年～2019年の『ミュージカル テニスの王子様』3rdシーズンにおいては、神尾アキラを演じた俳優は誰だったのか見ていきましょう。

3rdシーズンで神尾アキラを演じた俳優は、伊崎龍次郎（いざきりゅうじろう）です。大阪府出身で誕生日は1994年1月17日のA型、身長167cm、所属事務所はキャストコーポレーションです。舞台での活動が多いですが、テレビドラマやCMにも出演しています。甘党でフルーツが好きで、特にいちごは食べ方にこだわるほど大好物だそうです。

2021年7月から『ミュージカル テニスの王子様』4thシーズンが開幕しました。最新の神尾アキラを演じる俳優は誰なのか、見ていきましょう。

4thシーズンで神尾アキラを演じた俳優は、毎熊宏介（まいぐまこうすけ）です。神奈川県出身で誕生日は1996年9月6日のA型、身長174cm、現在の所属事務所はDe-LIGHTです。主に舞台で活躍する俳優で、2017年から活動しています。趣味はランニングで、特技はラグビーと野球だそうです。

1stで神尾アキラを演じた藤原祐規は、声優としても活躍しているため声が魅力的だという意見がありました。舞台での演技も高評価を得ており、演技力の高さに惹きつけられた人は多かったです。

2ndで神尾アキラ役だった平埜生成は、2017年に放送された大河ドラマ『おんな城主直虎』に徳川家康の長男・徳川信康役で出演しました。特に涙の演技は魅力的で、高い評価をされています。

3rdで神尾アキラを演じた伊崎龍次郎は、日々成長を感じさせる演技力が高く評価されていました。またトーク力や人柄も魅力たあり、多くの人を惹きつけているようです。

4thで神尾アキラ役の毎熊宏介は、表情の演技力が高く評価されています。そのため舞台上でも存在感が抜群に強く、観る人を惹きつける魅力があるという意見がありました。

神尾アキラの魅力として、向上心溢れる努力家な姿という意見が多く見られました。自転車と並走できるほどの脚力やその俊足を活かした技を持っていますが、それらは神尾アキラが努力して磨いて得たものです。その信念の強さが尊敬できる、との声があがっていました。

また神尾アキラはキャラソンの人気がとても高く、リズムがのっていてカッコイイと魅了された人は多くいました。

もし神尾アキラが現実にいたとしたら、どのようなことが考えられるでしょうか。今回はダンサー、ロック歌手、彼女の3通りについて考察してみました。

ノリが良くリズム感に優れている神尾アキラは、もしもダンサーだったらトップクラスの実力者になっていると考えられます。テニス以外の趣味はタップダンスですが、どんなジャンルのダンスも難なく踊れてしまいそうです。

神尾アキラは趣味がカラオケなため、歌うことは好きだと思われます。また好きな音楽はロックとあるので、よく歌うジャンルなのでしょう。そんな神尾アキラがもしもロック歌手になったとしたら、高い歌唱力を期待できそうです。楽器演奏の腕前は不明ですが音楽雑誌を好んで読んでいること、また向上心が高く努力家であることから、上達するまで時間はかからないでしょう。

もし神尾アキラが彼氏だったら、CDショップで曲を探したりカラオケに行く等の音楽関係のデートが楽しくなりそうです。また宇宙の本が好きなので、プラネタリウムに行ったり天体観測を一緒にやってくれることも考えられます。しかし神尾アキラは思い人に橘杏がいるため、彼氏にすることがまず難しそうではあります。

神尾アキラは橘桔平が創設した新生テニス部の副部長で、口癖やプレイスタイルにもリズムを重要視するキャラクターです。またキャラクターソングはとても人気で、多くの人を惹きつける魅力があります。ダークホース不動峰の『スピードのエース』、気になった方はぜひその活躍を実際にご覧になってみてはいかがでしょうか。