【シャーマンキング】オパチョの正体とは?強さや最後・その後も解説
シャーマンキングにてハオの隣にくっつき歩いていたオパチョ。かわいい見た目をした彼ですがその正体が謎に包まれていると果たして何者なのかと話題になっています。本記事ではオパチョの正体についてやハオとの関係、また強さやアニメ版での声優についてまとめていきます。
目次
オパチョとは
オパチョの正体について探っていく前にまずはシャーマンキングに登場するオパチョがどんな人物なのかについておさらいしていきます。読者の間からマスコットのようでかわいいと言われているオパチョは、物語の中でどういった存在として描かれていたのでしょうか。
オパチョのプロフィール
明確な生年月日と血液型は不明で出身地もアフリカの名もなき村。趣味は洗うこと、好物はとうもろこし。背丈が小さくアフロな髪に黒い肌、幼い顔つきをしており、産まれたばかりの頃死にかかっていた状態だったのをハオに助けられそれ以来ハオの部下として常に行動を共にしています。ちなみにオパチョの声優である林原めぐみの口からオパチョは男の子と明言されたのに対し、ハオ役の高山みなみからは女の子と呼んでいたことからはっきりとした性別は判明していません。
オパチョの性格
素直でまっすぐな性格をしておりなんの打算もなくハオを敬愛しています。ハオの部下の中で最も幼い歳でありながら最もハオを純粋に慕っている忠臣です。ハオがオパチョを拾った時は『オハチヨ』という名前だったそうですがまだ滑舌が悪かったオパチョが『オパチョ』と発音したため、周囲からも自然とオパチョと呼ばれるようになりました。
シャーマンキングをおさらい
シャーマンキングは武井宏之先生によって週刊少年ジャンプにて連載されたファンタジー漫画です。1998年から開始された麻倉葉たちの物語は人気の低迷により一度は打ち切りを余儀なくされましたが、作者の熱意と残っていたファンからの声もあると出版社を変え再連載。アニメ化やゲーム化などのメディアミックスも展開されるほどの人気になると2021年3月時点では累計3800万部の発行部数を突破しました。
シャーマンキングのあらすじ
霊能力者として霊の力を受け継いだ存在シャーマン。ある日小山田まん太は麻倉葉と出会うと彼がシャーマンであることを知ります。葉にはシャーマンキングになる夢があるとすべてのシャーマンの中から頂点、つまりシャーマンキングをを決めるシャーマンファイトが開催。そこから葉の挑戦が始まるとまん太も彼らの戦いを目にしていきます。
オパチョの正体は?
ここからはオパチョの正体について本格的にまとめていきます。初登場時は恐ろしい存在として噂されていたハオの、その隣にポツンとついていたかわいい存在だったオパチョ。シャーマンキングの物語が進んでいくと次第に読者の間からオパチョはなぜいつもハオの傍にいるのか疑問が沸き上がり、いつしか注目の的になっていました。
正体考察①正体は不明
シャーマンキングの原作漫画は既に完結まで描かれていますがそこにオパチョの正体に関する内容は描かれていませんでした。つまりオパチョの正体は不明のまま終わったのです。これが単なるハオの部下であれば特段気になることはありませんが、冷酷無比で知られているハオがオパチョを助けたという事実があるとそこに引っ掛かる点があり、一部の読者は今でも正体について考察を続けています。
正体考察②冷酷無慈悲なハオを唯一安心させることができる存在
ハオは圧倒的な力を持っているがゆえに周囲の人を見下す傾向にありました。誰もたてつくことができないほど高圧的な性格だったハオですが、そんな彼でもオパチョの前に立つと非常に穏やかな顔を見せたりしていました。ハオにとってのオパチョは唯一心を許せる関係であり傍にいても安心できる存在だったのかもしれません。
ハオとは
ハオの本名は麻倉葉王。1985年5月12日生まれでシャーマンとしての精神の強さは人類への怒りと悲しみとしています。作中では葉たちと敵対する絶対的なラスボスとして描かれています。普段は穏やかで声を荒げることの性格ですが内なる炎は本物で、歯向かう人が彼の前に現れると残虐無慈悲な顔を露わにします。
ハオとの関係性
オパチョは生まれたばかりの0歳の頃に死にかけていたところをハオに拾われ命を救われました。以来、ハオを親代わりに思って一緒についていく関係になった経緯があります。ハオとは命の恩人という関係にあたっているわけで、もしも当時ハオがオパチョを助けなければオパチョはハオとの関係が生まれず存在しないキャラクターとなっていました。
正体考察③マスコット的な存在
オパチョの正体として考えられている中でマスコット的存在が必要だったのではという説があります。シャーマンキングでは譲れない思いを持ったシャーマン同士が熾烈に戦うことが多く、ファウストがまん太を解剖したりと少々グロテスクなシーンも含まれています。その雰囲気を緩和するためにオパチョがマスコット的キャラクターとして用意されたのではという読者もいます。
正体考察④ハオの心を具現化した者
オパチョは純粋は心の持ち主でありますがハオも幼い頃は綺麗な心を持っていました。あくまで母親が亡くなったことで悪に堕ちたわけですが、そのことから1つの考察が浮き彫りにされるとハオの心を具現化した存在がオパチョなのでは?という話が上がりました。もちろん明確な記述がないので断言はできませんが、ハオにもそんな一面があるんだと匂わせるためにオパチョが常にセットで描かれていたのかもしれません。
オパチョの強さや能力
オパチョの正体については以上で終了とし、ここからはオパチョの強さや能力についてまとめていきます。オパチョはそのかわいい見た目の通り戦闘シーンとはあまり所縁がないキャラクターではありますが、そんなオパチョでもシャーマンとしての能力が備わっていました。
強さ・能力①巫力
オパチョはれっきとしたシャーマンであり巫力を持っています。作品初登場時の巫力は800でしたが、最終的にはなんと80万というおぞましい数値まで増幅しています。他のキャラと比較してみてもハオの125万には届かなくとも、ガンダーラのサティの75万、アイアンメイデン・ジャンヌの68万より上回っており、実際にも木刀の竜に重症を負わせています。
巫力とは
シャーマンが巫術を使う際に必要となる力です。作中で巫力の強さは数値で表記されており巫力が多いほど強力な術が使えます。数字はその人の精神力に比例しており精神的に成長すればその力も自然と増幅します。また、心から生まれた力でもあるためシャーマンの思想や心の在り方によって特性が生まれるという特殊効果もあります。
強さ・能力②人の心を読める能力
オパチョは人の心を読みその声を聞くことができる能力があります。この能力はハオと恐山アンナも全く同じ能力を持っています。ちなみにハオがその能力をオパチョに使い、オパチョの思考を読もうとするとさすがのオパチョの嫌な顔を見せていました。能力を持っていながらあまりいいものではないと理解していたのかもしれません。
強さ・能力③霊視能力
オパチョには霊視能力も備わっています。霊を見る能力により霊とのコミュニケーションも可能なのですが、この能力が作中で目立ってはおらず、使用した瞬間も特別描かれていません。
強さ・能力④遠隔透視能力
遠くのものでも透視できる能力でありその力でハオやその仲間たちのサポートを担当していましたが、能力を使い何気なく見えたものを口にしていた様子から本人が意識的に能力を使用していたというより自分も知らずにその能力を使っていたようでした。
オパチョの最後やその後は?
ここからはオパチョの最後やその後についてまとめていきます。物語の完結まで描かれているシャーマンキングには最終話などで登場人物たちそれぞれの最後が綴られていますが、メインキャラ以外はあまり細かく描写されていませんでした。ここではその内の1人であるオパチョの最後を事細かく見ていきます。
オパチョの最後は?
ハオとの最終決戦に挑む葉とその仲間たち。それまでの間に大幅に成長した彼らでもハオのブラックホールの発動によりピンチに。そんな時小山田まん太など、それまで葉たちと関係を深めた人たちが電車でやってくるとその中にもオパチョが混じっており「ハオさまといっしょにいる。ほしになる」と言うと電車から飛び降りようとしました。ブラックホールに消えていこうとするオパチョを見てハオも愛情があったのか思わず発動を解除すると、ハオの暴走を止める大役をオパチョは果たしたのです。
シャーマンキングになる
シャーマンキングの物語の終盤はハオとの戦いが描かれています。シャーマンファイトの裏で暗躍していた十祭司の協力によりハオはシャーマンキングの座につき、グレートスピリッツをその手にするという誰もが望んでいなかったシナリオ。それを覆そうと葉たちが五人の戦士として奮い立つとガンダーラの狙いの元ハオを改心させようとします。
オパチョのその後は?
オパチョのその後についてですが実は原作漫画とアニメとで内容が大きく異なります。アニメ版ではシャーマンキングの世界観や設定はそのままに、キャラクターの取った行動やストーリーがオリジナルに改変されているためまるで違うエンディングがそれぞれにありました。
その後①完全版
原作漫画版では前述した通りハオの暴走を止めるため電車からブラックホールに飛び込みその身をもってハオの目を覚まさせました。オパチョの一緒にいたいという純粋な思いに心を突き動かされとうとうハオの改心に成功。その後ハオの元を離れるとオパチョは遊牧民になっていました。具体的な経緯や理由は描かれていませんが人類が自然と共に暮らしているのか見て回るためではないかとなど考察がされています。
その後②アニメ版
アニメ版ではオパチョはどこかへ逃亡してしまい、その後アニメ最終回が終わるまで一切登場しません。ハオが葉たちと戦うさなか、苦戦を強いられる瞬間が訪れますが、その時にオパチョが「あんなヤツらにムキになるなんてらしくないよ」と話すとそれが彼の逆鱗に触れ鬼の形相で怒鳴られます。その圧力に恐怖を感じるとオパチョはハオの元から逃げていったのです。
その後③FLOWERS
シャーマンキングのその後の世界を描いたシャーマンキングFLOWERS。そこに7年後の姿のオパチョも登場すると日本語、英語、中国語、フランス語を話せるマルチリンガルになっていました。遊牧民を続けているのが関係しこれほどの言語を習得できたのだと予想ができます。
オパチョのかわいい魅力を徹底調査
オパチョはよくかわいいキャラクターだと思われている傾向にあります。オパチョに関する感想を一瞥するだけでもかわいいという文字が常にセットで置かれているように思えるほどです。ここではオパチョがかわいいと言われている理由や魅力を調査していきます。
魅力①見た目がかわいい
オパチョは黒人系の肌色に丸っこい形をしたアフロヘアとまん丸な瞳。そして何よりハオたちの腰ほどしかない小さな背丈がキュートでかわいいと言われています。ぬいぐるみが歩いているようなかわいらしさであり、物心ついたばかりの子どもに抱くような感情に近いかもしれません。
魅力②言葉づかいがかわいい
オパチョはまだ言葉遣いが上手とは言えずたどたどしい使い方をします。実際に見てみるとハオに向けて「がんばれ」ではなく「ばんがれ」となっていたり、「おほしさまなる」と一語抜けていたりしていて完璧ではありません。ですがそれでも言葉にして伝えようとしている姿が健気に見えてかわいいと言われているのでしょう。
魅力③オーバーソウルがかわいい
オパチョはハオに伝言を頼まれそこでいわゆるはじめてのおつかいをすることに。伝える相手である葉の元まで行くと木刀の竜がオパチョを人質にしようとしましたが、それを逃れようとしたオパチョが初めてオーバーソウルを披露しました。オパチョの持霊はMAMA。アフロヘアを媒介にオーバーソウルしたその姿はまるっきり羊であり、幼い見た目とは裏腹の強さを見せつけたりもしました。
オパチョの声優は?
ここからはアニメ版シャーマンキングに話題を移しオパチョの声を担当した声優について情報を見ていきます。ハオの側にいながらかわいいと一躍話題をかっさらったオパチョ。そんな彼を演じた人は誰なのか、その人の経歴なども一緒にまとめていきます。
オパチョの声優を担当したのは「林原めぐみ」
オパチョの担当声優は林原めぐみさんです。日本の女性声優を代表する1人であり実力、人気共にトップクラスの声優さんです。長きにわたって声優業を続けているベテランであり高い声、低い声の使い分けは当然で、活発な役や寡黙な役、少年や動物といった役も完璧に演じてみせます。歌唱力も高い評価を受けており、声優アーティストの一人者となった人でもあります。
林原めぐみのプロフィール
1967年3月30日東京生まれ。血液型はO型で身長は156cm。ウッドパークオフィス事務所を個人設立し現在も在籍しています。非常に前向きかつ勤勉な性格で知られており声優以外にも歌手やラジオパーソナリティ、作詞家など多方面での活躍実績もあります。
林原めぐみの主な出演作品
代表作は『名探偵コナン』の灰原哀など。それ以外にも多くの出演作品があると『アイドル天使ようこそようこ』の山杜サキ、『アキハバラ電脳組』の大鳥居つばめ、『うしおととら』の斗和子と白面の者、『ポケットモンスターシリーズ』のムサシなどを担当。また、『シャーマンキング』の恐山アンナも担当しています。
オパチョの強さに対する世間での評判や人気
これまでオパチョの正体から強さ、物語完結したその後の状態にかわいいと言われる魅力まですべてをまとめることができました。ここでは上記でまとめたオパチョという人物について読者やアニメファンがどういった感想や評価をしているのか。オパチョの人気がどれほどのものかについて見ていきます。
オパチョの強さについてですが実は作中で戦闘シーンが一度しかなく、それもギャグテイストで描かれていたため本当に強いのかどうか疑っている読者が多かったです。マスコット的に思っていた人にとってはあまりに突然過ぎた流れでもあったため、オパチョが80万もの巫力を持っていてもあまり実感が湧かなかったようです。
オパチョに対しての感想としてはやはりかわいいという率直なものが大多数でした。戦う力やサポートに向いた能力を持っていても、それらすべてがかわいさ1つに霞んでしまっているのでしょう。それほどかわいさが全面に出ているキャラで大変人気がありました。
シャーマンキングではシャーマンと持霊のセットで好きだというファンがとても多いですが、オパチョの場合はハオとセットで好きだという感想が幾つか見られました。普段は非人道的なハオでもオパチョとの絡みになると優しい一面を見せるようになり、その瞬間がたまらなく好きだというファンがいます。
オパチョがもしも〇〇だったら
ここからはオパチョがもしも〇〇だったらについてまとめていきます。シャーマンキングではハオの側近であり彼が唯一心を許せるほど純粋な性格だったオパチョは、もしも私たちのいる世界に実在していたらどのような存在になっていたのでしょうか?もしも妹、部活の後輩、カフェの店員だったらの3パターンを作中での言動を参考に予想していきます。
オパチョ「妹篇」
原作では性別がはっきししなかったオパチョですがもしも妹だった場合、兄もしくは姉にずっとついて回るような可愛らしい妹になっているのではないかと思います。この行動はハオにしていたことをまるで一緒で、オパチョは気に入った人物には心から慕って嫌われる心配もせずついてくるはずです。オパチョとならいい兄弟関係を築くのはそう難しくなさそうです。
オパチョ「部活の後輩篇」
もしも部活の後輩だったらそのかわいい見た目に最初は甘やかしがちになるかもしれませんが、オパチョの内側には膨大なポテンシャルが秘められているはずです。これは原作で巫力が80万だったこと、マルチリンガルになっていたことから解析できることで雰囲気を支える存在の他にその部を引っ張れるほどのエースになり得ると思います。
オパチョ「カフェの店員篇」
カフェというのは穏やかなゆったり時間を過ごせる場所で、そこにオパチョの存在はピッタリ当てはまるように思えます。かわいい見た目に仕事にも真面目で健気な姿勢を見せるはず。仮に仕事でミスをしたとしても店の雰囲気を壊すような光景はあまり想像ができず、もしかしたらマスコット的キャラなのが定着して話題になるかもしれません。
オパチョは正体不明なかわいいキャラ
オパチョの正体は原作では描かれず調査してみても結局分からずじまいでした。ですがハオとの関係性や潜めていた能力値の高さ、そして何よりみんなから愛される魅力が詰まったキャラクターであったことが判明しました。これからもオパチョの愛されキャラはファンから支持され続けることでしょう。
この記事のライター
zeile
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