【シャドーハウス】ケイトの正体や秘密を調査！名前の由来や過去についても

『シャドーハウス』の主人公の一人であるケイトは、エミリコの主人です。ケイトは気品のある雰囲気を持ったシャドーですが、過去に秘密を抱えており、シャドーハウスに疑念を抱いています。ここでは、『シャドーハウス』のケイトのプロフィールや、『シャドーハウス』がどのような物語なのか紹介していきましょう。

『シャドーハウス』のケイトは、思慮深く気品のあるシャドーの少女です。髪の毛はロングケアをツーサイドアップにしており、赤いドレスを身に付けています。生き人形であり自分の顔であるエミリコのことを大切に思っており、通常であれば生き人形には自分の名前の愛称を名前として与えますが、ケイトはエミリコを個として尊重し、特別な名前を与えました。ケイトは感情を表に出すことが苦手なため、普段はクールに見えますが、意外に猪突猛進型でもあります。

『シャドーハウス』は、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画です。2018年の40号から連載をスタートしました。不思議な洋館で貴族の真似事をする顔のないシャドー一族と、シャドーに仕える「顔」である生き人形達の姿を描いています。ジャンルとしてミステリーファンタジーですが、サスペンスやホラー、コメディといった要素も含まれています。原作コミックスは現在14巻まで発売しており、累計発行部数は240万部を突破しています。

不思議な洋館「シャドーハウス」には、シャドー家が貴族の真似事をして住んでいました。顔がない彼らは、生き人形を顔として従えています。生き人形のエミリコは、自分の主人であるケイトの役に立つために毎日奮闘中です。エミリコはケイトから文字をはじめとした多くのことを教えてもらい、成長していきます。また、ケイトも前向きで元気なエミリコに影響されて、変化していくのでした。試練を乗り越えてお披露目をクリアしたケイト達ですが、同時に館の異質さも明らかになっていきます。

『シャドーハウス』に登場するケイトは、他のシャドーと違って出生に秘密があります。他のシャドー達は人間ではなく、もとは「モーフ」と呼ばれる妖精が人間を擬態し、人の姿の真似をしたものです。しかしケイトの正体はモーフではありません。ここでは『シャドーハウス』のケイトの正体や、出生の秘密を解説していきましょう。

『シャドーハウス』のケイトの秘密の一つとして、ケイトは元人間であるという点が挙げられます。シャドーハウスに暮らすシャドーは、モーフという人間の真似をする妖精であり、シャドーに仕えている生き人形達はシャドーハウスにさらわれた人間の子供達です。生き人形達は記憶を消され、自分のことを生き人形であると思い込まされています。しかしケイトだけは元々人間であり、シャドーハウスが人間の子供をさらっていることを知っていました。

ケイトの母親であるキャサリンは、当時「ミラーハウス」と呼ばれていた現在のシャドーハウスに暮らす令嬢でした。キャサリンの懐妊のお祝いとして、ミラーハウスにモーフという不思議な妖精がペットとして献上されます。ミラーハウスに暮らしていた人々は珍しいペットに興味を持ちますが、モーフがミラーハウスに入り込んできたことで、キャサリンの運命を狂わせるのでした。

ミラーハウスにモーフが献上されてから、館では原因不明の病が流行することになります。この病によって、ミラーハウスに暮らしていた人々が何人も亡くなることになりました。さらに、いつの間にか増殖していたモーフが人間を襲うようになったため、危険を察したキャサリンの侍女であるエミリーがキャサリンを連れてミラーハウスから逃げ出したのでした。

馬車でエミリーの実家のある村へと逃げるエミリーとキャサリンですが、追いついてきたモーフにキャサリンが襲われ、繭の姿になってしまいます。エミリーはすぐに繭を引きちぎって繭の中からキャサリンを助け出しますが、集落に到着する頃にはキャサリンはまるでモーフのような真っ黒な姿になってしまっていました。キャサリンは生きていましたが、意識を失っており、エミリーは空き家にキャサリンの身体を運びます。

シャドーの姿になったキャサリンは、そのまま長い間眠り続けていました。眠ったままのキャサリンのお腹は徐々に大きくなっていき、エミリーはモーフが生まれるのではと不安を覚えます。しかし生まれたのは人間の女の子でした。キャサリンは出産後に死亡してしまいますが、エミリーは生まれた女の子に「ケイト」と名前を付けて、自分の孫として育てることにします。この時、ミラーハウスがモーフに襲われてから、50年もの時が経っていたのでした。

『シャドーハウス』のケイトの名前は、母親であるキャサリンに由来しています。ケイトとは、キャサリンの愛称です。エミリーは自身が仕えていたキャサリンの忘れ形見に「ケイト」と名付け、自分の孫として大切に育てました。

『シャドーハウス』のケイトは、過去には人間として誕生しました。その後、ケイトは祖母であるエミリーに育てられ、人間の女の子として成長していきます。しかし作中のケイトは、他のシャドーと同じ姿になっています。ここからは、『シャドーハウス』のケイトの過去や、エミリコとの関係について紹介していきましょう。

祖母であるエミリーに大切に育てられたケイトは、普通の人間の少女として成長していきます。しかしケイトが12歳になった頃、身体に異変が生じます。最初に指先が黒くなり、徐々に身体全体が真っ黒に変化していったのでした。さらに顔まで真っ黒になったケイトは、すすを吹き出すようになってしまいます。シャドーの姿になってしまったケイトは友達とも会えなくなり、家に引きこもるようになります。

全身真っ黒になってしまったケイトは、祖母のエミリーからついに自分の出生の秘密を聞かされます。そしてこれ以上エミリーと暮らすことはできないと考えたケイトは、自分の正体が何者なのかを知るために、13歳の誕生日に家を出ます。そしてミラーハウスの領地であるミラーサイドのある島を目指したケイトですが、島に到着すると、かつてのミラーハウスはシャドー達に乗っ取られており、「シャドーハウス」と呼ばれていました。

また、島では妙な支配体制が構築されており、館の住人が島を支配していました。さらにミラーサイドの村人たちが洗脳され、奇妙な振る舞いをしているのを目の当たりにしたケイトは、衝撃を受けます。

ケイトが自分の出生の秘密や正体を知るためにミラーサイドを訪れたとき、エミリコもサーカス団員としてミラーサイドにいました。当時のエミリコには名前はなく、「雑用」や「綱渡り」といった名前で呼ばれ、雑用として扱われていました。しかしサーカスで失敗してしまい、クビにされてしまいます。そしてミラーサイドに住んでいたショーンやルゥ、ラムたちに出会い、シャドーハウスのことを聞き、一緒にシャドーハウスへ行って幸せになることを決意するのでした。

ミラーサイドでは子ども達をシャドーハウスに献上しており、館へ行った子供たちは幸せになれると信じられています。ケイトもショーンやルゥと共にシャドーハウスへ行くことを決めますが、サーカス団のテントの影に隠れていたケイトと偶然出会ってしまいました。最初は警戒するケイトでしたが、2人は自然に仲良くなります。そしてケイトはエミリコからもらった黒い布をかぶり、モーフに紛れて、一緒にシャドーハウスへ向かうことにしました。

『シャドーハウス』では、シャドーは自分の生き人形に自分の名前に近い名前を呼び名として与えています。ジョンであればショーン、ルイーズであればルゥというように、愛称を名前にすることが一般的です。しかしケイトがエミリコに「エミリコ」と名付けたのは、エミリコのことを個として尊重したいという気持ちがあったためです。

シャドーハウスへとやってきたエミリコですが、館でケイトと再会する頃には洗脳されてしまっていました。シャドーハウスでは生き人形に定期的に「特別な珈琲」が支給されています。このコーヒーを飲むと、子供達は過去の記憶を失い、洗脳されてしまいます。エミリコもコーヒーによって過去の記憶を失い、自分のことを生き人形だと思い込んでいました。

ケイトはシャドーハウスで再会したエミリコが「はじめまして」と挨拶をしたことから、過去の記憶を消され洗脳されていることを察します。そのため、最初の頃はエミリコの事を信用していませんでした。しかしケイトが徐々にシャドーハウスの秘密に迫ることで、エミリコの洗脳も解けていきます。さらに「特別な珈琲」を飲むことを回避することで記憶が戻っていくこともわかり、ケイトは過去の記憶を取り戻したエミリコと再会することができたのでした。

ケイトは元人間であり、シャドーや生き人形の正体、シャドーハウスのあり方の歪みを知っています。ケイトの最終的な目的は、洗脳されている生き人形達や支配されているシャドー達のために、「偉大なるおじい様」に対抗することです。ケイトはシャドーハウスのいびつさを正すために、エミリコや仲間達と共に戦う決意を固めたのでした。

『シャドーハウス』に登場するジョンは、ケイトにとっては同期の間柄です。しかしジョンにとってケイトは単なる同期ではなく、婚約を申し込んでいる相手です。作中ではジョンがケイトに猛アタックをかけているため、ファンの中には2人の関係はこれからどうなるのか楽しみにしているという人もいます。ここでは『シャドーハウス』のケイトとジョンの関係について紹介していきましょう。

ケイトに一目惚れしたジョンは、ケイトに対して婚約を申し込んでいます。しかし婚約を申し込んだのは、お披露目でさまざまな試練を乗り越えている最中でした。ジョンは鳥かごのような鉄籠に閉じ込められているケイトに対して、「俺の婚約者になれ」と婚約を申し込んでいます。さらに、お披露目を済ませた後も、ジョンは何度もケイトに対して婚約の話を持ちかけています。

ジョンとケイトが正式に出会ったのはお披露目のタイミングですが、ジョンがケイトに一目惚れしたのはお披露目よりも前です。作中では、パンちゃんを守るためにエミリコが窓から落ちるシーンがあります。落ちたエミリコの元へ駆けつけたケイトの姿を、通りがかったジョンが偶然目撃したのでした。ジョンがケイトの姿を見たのはほんの一瞬でしたが、ジョンはケイトに一目惚れしてしまいました。

ジョンに何度も婚約を申し込まれながらも、ケイトは毎回ジョンの事をあしらっています。猛アタックを掛けてくるジョンに対して、ケイトは恋愛感情を持っているようには見えないため、2人の仲は順調に進んでいるようには見えません。ただ、館の秘密を知る信頼できる仲間のシャドーとして、ジョンのことを大切に想ってはいるようです。

アニメ『シャドーハウス』では、主人であるシャドーと生き人形の声は同じ声優が担当しています。しかしケイトとエミリコの2人に関しては、違う声優が担当しています。ここでは、テレビアニメ『シャドーハウス』でケイトを演じている声優を紹介していきましょう。

アニメ『シャドーハウス』のケイトを演じているのは、声優の「鬼頭明里（きとうあかり）」さんです。『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役をはじめとした人気キャラクターを演じている人気声優です。

鬼頭明里さんの主な出演作品としては、『鬼滅の刃（竈門禰豆子）』、『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会（近江彼方）』、『安達としまむら（安達）』、『ようこそ実力至上主義の教室へ（堀北鈴音）』、『ウマ娘 プリティーダービー（セイウンスカイ）』、『虚構推理（岩永琴子）』、『ブレンド・S（日向夏帆）』、『僕だけがいない街（ヒロミ）』、『私に天使が舞い降りた！（姫坂乃愛）』、『カッコウの許嫁（天野エリカ）』などが挙げられます。

『シャドーハウス』のアニメを見始めたばかりの人のツイートとして、「ケイトとエミリコの声が違うのが気になる」、「ケイト様かっこいい」とコメントしている人がいました。また、「OPとEDが好き」、「ストーリー気になる」ともコメントしており、シャドーハウスのアニメに期待していることがわかります。

ツイッター上には、「シャドーハウス面白いしケイト様かっこいいし同期組みんなかわいくて癒される」とコメントしている人がいました。ケイトに関しては「かっこいい」と表現する人も多いです。

シャドーハウスのアニメを見始めたという人の中には、「エミリコの素直な優しさとケイトの深みのある優しさが良い」とツイートしている人もいました。また、「ケイトとエミリコ、ジョンとショーンが好き」など、キャラクターに対するポジティブなコメントをしていました。

『シャドーハウス』に登場するケイトの正体は人間です。ケイトは過去に人間として生まれましたが、成長するにつれて身体が黒くなり、シャドーのようになってしまったという秘密を持っています。ケイトの過去が気になった人は、『シャドーハウス』をチェックしてみてはいかがでしょうか。